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授乳中のアルコール、赤ちゃんへの影響は?何時間あければいいの?お酒と授乳の関係を詳しくチェック

      2018/04/04

妊娠中、赤ちゃんのために10ヶ月もお酒を我慢してきたママ。授乳中もアルコールはダメと言われているけれど、お酒が好きな人にとっては、いったいいつまで我慢すればいいの?とストレスに思うこともありますよね。

今回は、アルコールを飲むとそもそも赤ちゃんにどんな影響があるの?という素朴な疑問から、アルコールとの上手な付き合い方についてなどを、海外の例も交えてご紹介します。



授乳中のアルコールは本当にダメなの?母乳とアルコールの関係

母乳はママの血液から作られています。ママがアルコールを飲むと30分から60分後に血液中の濃度が最大になると言われ、90%〜95%は母乳に移行します。そのうち赤ちゃんに移行する量はママの飲酒量の平均2%前後です。

参考1:厚生労働省 たばことお酒の害から赤ちゃんを守りましょう

2%と言うととても少ないように感じるかもしれませんが、生まれたばかりの赤ちゃんは肝臓の機能がとても未熟なのでアルコールを上手に分解することができません。

そのためアルコールの影響が大人よりも強く出てしまい、様々な影響を与えてしまいます。

これが授乳中はアルコールを飲まないようにしましょう、とされる理由です。

ただし、70ヶ国で長年母乳育児に関わる活動をしているLLLI(La Leche League GB)という団体は次のように述べています。

Breastfeeding and drinking are not against the law and mothers have enjoyed alcohol in moderation while breastfeeding throughout history. The effect of alcohol on the breastfeeding baby are directly related to the amount the mother ingests.  When the breastfeeding mother drinks occasionally and the limits her consumption, the amount of alcohol her baby receives has not been proven to be harmful.

(筆者訳)母乳育児をしながらお酒を飲むことは法律に反しているわけではなく、ママたちは昔から適度にアルコールを楽しみながら母乳育児をしています。

授乳中の赤ちゃんへのアルコールの影響は、ママが摂取する(アルコールの)量に直接関係しています。 授乳中のママが時々自分のリミットの範囲内で飲むならば、赤ちゃんが受け取るアルコールの量は有害であるとはいえません。

引用元:LLLI 「Alcohol and breastfeeding」

また、イギリスのNHS (National Health Service) も次のように述べています。

There's some evidence that regularly drinking more than two units of alcohol a day while breastfeeding may affect your baby's development. But an occasional drink is unlikely to harm your breastfed baby.

(筆者訳)アルコールを定期的に1日2単位以上飲みながら母乳育児をすることは赤ちゃんの発達に影響を与えるというエビデンスがあります。しかし、時々お酒を飲むことが母乳で育つ赤ちゃんに害を与えるということはまずありません。

引用元:NHS 「Choices Breastfeeding and drinking alcohol」

お酒を飲まないに越したことはありませんが、アルコールの適正量を正しく知り、赤ちゃんに影響を与えない範囲でお酒を楽しむことは可能だということですね。

では、具体的に赤ちゃんに影響を与えないアルコールとの付き合い方はどのようなものでしょうか。

お酒はどのくらいの量ならOK?授乳は何時間あければいいの?飲むときのポイントをチェック

母乳育児中にお酒を飲むときに知っておきたいこと①お酒の量の目安を知る

母乳育児中の飲酒について、ABA(Australian Breastfeeding Association:オーストラリア母乳育児協会)では、1スタンダードを10gのアルコールとして、「1日2スタンダード(20g)まではOK」としています。

AAP(the American Academy of Pediatrics:アメリカ小児学会)の基準では、アルコールの許容量を「母親の体重1kgあたり0.5gまで」としています。

体重50kgの女性であれば、50(kg)×0.5(g/kg)で1日25gまでのアルコールということになりますね。

ただし、アメリカは国際的に見てStandard drink(基準の飲酒量)が多めですので、日本人の女性は最大20g程度を目安にすると良いでしょう。

※Standard drink(基準飲酒量)について

アメリカは14g、オーストラリアは10g、デンマークは12g、イギリスは8gとされます。

日本は「1単位=20g」という基準が長く用いられてきましたが、近年は「1ドリンク=10g」というWHO(世界保健機構)の基準を採用するようになってきています。

参考2:厚生労働省 e-ヘルスネット 「飲酒量の単位」

参考3:ABA 「Alcohol and breastfeeding:A guide for mothers」

参考4:AAP 「Breastfeeding and the Use of Human Milk」

飲めるお酒の量の目安の計算方法

飲みたいお酒のアルコール量(g)は、以下の計算式で出すことができます。

 準アルコール量(g)=

 お酒の量(mL) × [度数または% / 100] ×0.8(アルコールの比重)

例1)ビール1缶

日本のビールはアルコール度数5%前後のことが多いので、1缶(350ml)の場合は

 350(ml)×[5(%)/100]×0.8=14(g)

です。

例2)ワイン1杯

ワインは6%から20%程度まで種類によってアルコール度数は様々ですよね。

一般的にレストランでサーブされるワイン1杯は125ml(1本750mlのボトルで6杯分)とされますから、例えばアルコール度数が15%のワインだと

 125(ml)×[15(%)/100]×0.8=15g

となります。

これを応用すると、飲みたいお酒のアルコール度数から飲める量を計算することができます。

 お酒の量(ml)=20(g)÷0.8÷[度数または% / 100]

例)アルコール7%の缶チューハイであれば、

 20(g)÷0.8÷0.07≒357(ml)

で、約1缶です。

いちいち計算するのが大変!という方は、以下の表を目安にしてみてください。

純アルコール量が20gとなるお酒の量一覧

お酒の種類 アルコール度数 目安の量
ビール 5% 500ml(中瓶1本)
缶酎ハイ 7% 350ml(1缶)
日本酒 15% 180ml(1合)
焼酎 25% 110ml(0.6合)
ワイン 15% 180ml(1/4本)
ウィスキー 43% 60ml(ダブル1杯)

ただし、久しぶりにお酒を飲む場合は酔いやすいので、グラス1杯以下の少量から始めることをおすすめします。

母乳育児中にお酒を飲むときに知っておきたいこと②次の授乳まで時間をあける

アルコールを飲んでから、どのくらいの時間をあけたら授乳できるのでしょうか。

アルコールが母乳からなくなる時間について

アルコールがママの血液中、つまり母乳からなくなるのに必要な時間について、ABA(オーストラリア母乳育児協会)では「1スタンダード(10g)のアルコールを代謝するのに2時間かかる」と明記しています。

アメリカの権威ある病院のひとつ、Mayo Clinicの見解では、5%のビール355ml(アルコール約14g)、11%のワイン144ml(アルコール約13g)などが完全に母乳からなくなるには2〜3時間かかるとしています。

参考5:Mayo Clinic 「I'm breast-feeding. Is it OK to drink alcohol?」

ただし、アルコールの代謝については次の要因が関わってくるため、一概に2時間あければOK、とはなりません。

アルコールの代謝に影響する要因

  • ママの体重
  • 飲んだアルコールの総量
  • アルコールを飲む早さ
  • アルコールを飲んでいる途中に食べた量
◯ママの体重について

アルコールの代謝には肝臓の大きさ、体重が関わっています。

厚生労働省が出しているアルコールを代謝するのに必要な時間は、平均して女性だと1時間に6.5gと言われます。20gのアルコールでは3時間程度かかる計算です。

より厳密に、ママの体重から計算する方法もあります。

 体重(kg) × 0.1 = 1時間に分解できるアルコール量(g)
 純アルコール量 ÷ 1時間に消化できるアルコール量 = 飲んだアルコールの消化時間(hour)

この計算式に基づくと、

例)体重50kgの女性が缶チューハイ1缶(350ml、アルコール20g)を飲んだ場合

 20(g)÷(50(kg)×0.1)(g)=4時間

となります。

一般的に体重が重いほど肝臓が大きく、アルコールを分解できるスピードが速くなると言われます。欧米人と比べて日本人は小柄な人が多いので、アルコール後の授乳は最低でも3〜4時間あけた方が良いといえます。

◯飲んだアルコールの総量について

1時間に代謝できる量は人によって決まっていますから、10gで代謝に3時間かかる人は20gで6時間、もし30g飲んでしまったらアルコールが血液からなくなるのに9時間が必要になります。

◯アルコールを飲む早さについて

アルコールを短時間で飲むと血液中のアルコール濃度が一気に上るため、そのぶん肝臓で分解するアルコールの量が増え、なくなるまでに時間がかかります。

◯アルコールを飲んでいる途中に食べた量について

アルコールは胃と小腸で吸収されますが、小腸の方が吸収のスピードが速いとされます。空腹の場合はアルコールが胃を素通りして小腸で吸収されるため、血液中のアルコール濃度が一気に上がります。

食べ物が胃に入っている場合はアルコールも胃に長くとどまるため、アルコールの吸収がゆるやかになり、血中濃度を低く抑えることができます 。

アルコールを飲むときに注意するポイント5点

これらを踏まえると、アルコールを飲むポイントは以下の5点です。

  1. 1回の純アルコールの量は20g以内にしましょう。
  2. アルコールを飲む直前に授乳をしましょう。
  3. アルコールを飲む前と飲んでいる途中に食べ物を摂りましょう。
  4. アルコールは強い濃度のものを一気に飲まず、弱いものをゆっくり摂るようにしましょう。
  5. アルコールを飲み終わってから最低でも3〜4時間は授乳を控えるようにしましょう。


アルコールを飲んだあとの搾乳は必要?

お酒を飲んだあとの母乳は捨てたほうが良い?

ママがお酒を飲んだあとの母乳にはアルコールが含まれているから、次に母乳を飲ませる前に溜まった母乳は搾乳をして捨てないといけない、と思っている人も多いかもしれません。

しかし、LLLI(La Leche League GB:70ヶ国で長年母乳育児に関わる活動をしている団体)は以下のように、搾乳は必要ないと明記しています。

You do not have to pump and dump after drinking alcohol when you’re breastfeeding, except for comfort.

As alcohol leaves the bloodstream, it leaves the breastmilk. Since alcohol is no “trapped” in breastmilk (it returns to the bloodstream as mother’s blood alcohol level declines), pumping and dumping will not remove it. Pumping and Dumping, drinking a lot of water, resting, or drinking coffee will not speed up the rate of the elimination of alcohol from your body.

(筆者訳)アルコールを飲んだ後に授乳をするときに、快適さを求める場合以外は、搾乳をして破棄をする必要はありません。

アルコールが血流からなくなると、母乳からもなくなります。アルコールは母乳のなかに「閉じ込められている」わけではないので(ママの血流のアルコールレベルが低下するにつれて母乳のアルコールは血流のなかに戻っていきます)、搾乳して破棄することでアルコールが取り除かれることはありません。搾乳と破棄、たくさんの水を飲むこと、休息すること、コーヒーを飲むことで体からアルコールを取り除くスピードを早めることにはなりません。

引用元:LLLI「Alcohol and breastfeeding」

母乳を作る乳房内の毛細血管はからだの血流の一部であり、血液からアルコールがなくなったときには母乳からアルコールもなくなっています。そのため、十分な時間をあければ、母乳をそのまま与えて構いません。

搾乳するとアルコールが早く抜けるの?

アルコールが血液に含まれている時に搾乳をしても、アルコールを早く母乳から取り除くことはできません。アルコールが代謝され、血液のなかからなくなるのを待つ必要があります。

ただ、アルコールが抜けるまでの時間に乳房が張ってつらいときや、母乳の分泌を維持するために搾乳することは効果的です。そのときに搾った母乳は破棄しましょう。

飲み過ぎは禁物!アルコールが与える赤ちゃんやママへの悪影響とは

アルコールが赤ちゃんに良くないというイメージはありますが、具体的にどんな影響があるのでしょうか。

アルコールの飲み過ぎによる赤ちゃんへの影響

ママがアルコールを定期的に摂取している場合の赤ちゃんへの影響は次のように指摘されています。

  • 睡眠のリズムが乱れて浅い眠りを繰り返す、もしくは深い眠りに落ちる。
  • 体重増加がゆっくりになる、もしくは体重が異常に増加する。
  • 落ち着きがなくなる。
  • 運動の発達が遅れることがある。

アルコールそのものの影響によるものや、眠くて適切なときにミルクを飲めないことが発達に影響を与えるという見方があります。

また、アルコール濃度が高い母乳を肝機能が未熟な赤ちゃんが飲んだ場合は、急性アルコール中毒のおそれがあるということも知っておきましょう。

アルコールの飲み過ぎによるママへの影響

  • 母乳の出る量が低下する
  • 酔って判断力や活動が鈍くなり、赤ちゃんのケアを適切にできなくなる

母乳の出る量が低下する

母乳の出る量を低下させる要因として以下の説があります。

  • 母乳を噴出させる働きのあるホルモン(オキシトシン)の分泌がアルコールによって妨げられる。
  • 赤ちゃんが眠りがちだったり、ママが酔って適切な時間に授乳できないことで赤ちゃんが飲む母乳の量が減り、それが繰り返されることにより分泌量が減る。

酔って判断力や活動が鈍くなり、赤ちゃんのケアを適切にできなくなる

こちらはより急激に、かつ直接的に赤ちゃんへ深刻な影響を与えることがあります。

意図的にフラフラになるまで飲むママはいないと思いますが、自分で予想するよりも思考力や運動機能へのお酒の影響は大きいものです。妊娠前はお酒に強かった人も、妊娠中から産後の禁酒期間の間に酔いが回りやすくなっていることがあります。

酔った状態で赤ちゃんを抱っこしたり、赤ちゃんと一緒にお風呂に入ったりすることは重大な事故につながるおそれがあります。

また、LLLIは、お酒を飲んだママは赤ちゃんとベッドをシェアするべきでない、と明記しています。NHS(イギリスのNational Health Service)は過度のアルコール摂取により赤ちゃんのニーズを適切に認識できなくなることや、ベッドをシェアすることとSIDS(乳幼児突然死症候群)との強い関連を指摘しています。

お酒を飲んだ日の赤ちゃんのお世話はパパにお任せしましょう。



お酒の解禁日はいつにする?赤ちゃんの発達との関係

授乳中でもお酒を適度に楽しむことが可能であるとはいうものの、やはり避けるべき時期があります。

新生児(生後1ヶ月以内)のあいだは禁酒しましょう

新生児期は特に肝臓が未熟でアルコールの影響を多く受けやすいのでアルコールは厳禁です。

また、この時期の赤ちゃんは胃がとても小さく、一度にたくさんのミルクを飲むことができないため1時間おき〜2時間おきなど授乳の間隔が短いですよね。すると、ママがお酒を飲んだあとにアルコールを分解する十分な時間を取れないまま次の授乳のタイミングになってしまいます。

アルコールが抜けるまでの間に粉ミルクを代用することも可能ですが、新生児期は母乳の分泌においても重要な時期なので、母乳で育てたいママは赤ちゃんの乳頭への吸い付く刺激を保つことを優先しましょう。

生後3ヶ月をすぎたら生活リズムに注目

生後3ヶ月を過ぎると、大人の半分の割合でアルコールを代謝できるようになります。

しかし、まだ生活リズムが整っていないこの時期はお酒を飲んだあとの次の授乳のタイミングをうまく合わせるのが難しいですよね。

更に、首が据わるか据わらないかの頃なので、赤ちゃんの抱っこや移動に慣れていない人に預けることもまだ慎重になる時期。ママが安心して飲むためにはもう少しお酒をおあずけにしたほうがいいかもしれません。

お酒を解禁する目安として、以下のポイントに注目してみましょう。

お酒を解禁する目安

◯授乳のリズムがついており、授乳の間隔が4〜5時間あくタイミングがある。

例えば、夜に5〜6時間まとまって眠るようになったり(時期は個人差があります)、離乳食が2回食以上(7〜8ヶ月頃以降)になり、昼間の授乳の回数が減るなどのタイミングです。

◯赤ちゃんのお世話を人に任せられるようになる。

生まれてすぐからパパが一緒にお世話している場合は、パパにお任せすることができますね。

また、首がしっかりして抱っこがしやすくなったり(4ヶ月ごろ〜)、腰が据わってひとりでおすわりができるようになるころ(7ヶ月ごろ〜)、または離乳食が進んで食事のお世話がしやすくなるころ(8ヶ月ごろ〜)など、赤ちゃんの成長に応じておばあちゃんやおじいちゃんに赤ちゃんを預けやすくなる時期があるでしょう。

料理に使うお酒は大丈夫なの?アルコールの入ったお菓子は?

お酒は加熱するとアルコールが飛ぶって本当?

アルコールの沸点は約78℃ですので、お料理でアルコールを入れたものを火にかけたらアルコールが飛ぶというイメージがあります。「煮切る」と呼ばれる調理法ですね。でも、どのくらいの時間火にかけたらアルコールが飛ぶのか気になりませんか?

1992年の古い実験ですが、the U.S. Department of Agriculture(USDA:アメリカ農務省)が出した興味深いデータがあります。

アルコールを使用した6つの料理の加熱前と加熱後でアルコールの量がどのように変化したか計算したもので、まとめると以下のようになります。

料理名 使用するアルコール 調理方法 残ったアルコールの割合
Grand Marnier Sauce Grand Marnier 沸騰しているソース(約90.5℃)にお酒を注ぐ 83~85%
Cherries Jubilee Brandy フランベ(強いお酒を加えて火を付ける)48秒 77~78%
Brandy alexander pie Brandy and Creme de Cocoa (一晩寝かせる) 70〜77%
Scalloped Oysters Dry sherry 191℃で25分焼く 41~49%
Orange chicken burgundy Burgundy 85℃で10分煮る 10〜60%
Pot roast Milano Burgundy 85℃で2.5時間煮る  4〜6%

日本には馴染みのないお料理ばかりですが、チェリージュビリーはリキュールでフランベした温かいソースをバニラアイスにかけたデザートで、アレキサンダーパイはグラハムの土台にブランデーやクリームカカオで香り付けをしたババロアなどを入れたデザート。スカラップドオイスターはカキにパンやクラッカーを何層にも重ねて焼いたグラタンのようなお料理のこと。

この結果から、アルコールを短時間で完全に蒸発させることはとても難しいとわかります。

調理方法を参考にすると、190℃のオーブンで25分焼いたお料理やケーキは40〜49%、煮込み料理は2時間半も煮てようやく4〜6%までアルコールを減らすことができるとわかります。

火がついて一気にアルコールを飛ばしそうなフランベは80%近くもアルコールが残っているんですね。

もうひとつ注目したいのが、2種類の煮込み料理については2つの鍋を使用し比較している点です。いずれの料理も、12インチ(≒30cm)の鍋のほうが10インチ(≒25cm)の鍋よりも残ったアルコールが少ないという結果でした。このことから、広い鍋のほうがアルコールが蒸発しやすいと明記しています。

参考:the U.S. Department of Agriculture Alcohol retention in food preparation

お料理やお菓子に使うお酒はママや赤ちゃんに影響を与えるの?

アルコールが加熱しても残るからといって、お酒を授乳中の料理に使ってはいけないということではありません。

USDA(アメリカ農務省)が出したというデータがもうひとつあります。

料理にお酒を混ぜ込んで煮る、もしくは焼くとき  残っているアルコールの割合
15分 調理する 40%
30分 調理する 35%
1時間 調理する 25%
1.5時間 調理する 20%
2 時間 調理する 10%
2.5時間 調理する 5%

参考:Business Insider 「Cooking doesn't actually "burn off" the alcohol in food」

日本の料理酒は概ね13%前後のものが多いですが、たとえば調理酒を大さじ2(30ml)入れた料理を30分煮込んだ場合に残っているアルコールは、純アルコール量約3gの35%、わずか1g程度です。

アルコール度数15%の赤ワインを200ml使ったハッシュドビーフなどのお料理はどうでしょうか。これも、30分煮込むと純アルコール量は24gの35%で8g、1時間煮込むと25%で6gほどになります。ママがその全部の量を食べるわけではありませんから、一人分としては気にしなくてよい程度の量だといえます。

どうしてもアルコールが気になる人は、以下の点に気をつけるとよいでしょう。

お料理に入ったお酒が気になる人は2つのポイントをチェック

  • 口の広いお鍋(12インチ≒30cm程度)で30分〜1時間以上煮込む。
  • アルコール度数が高いお酒(ブランデー:40〜50%やグランマニエ:40%前後)の入ったお料理を避ける。

まとめ

いかがでしたか。授乳中にアルコールを摂らないに越したことはないですが、1日20g以下に抑えることや授乳の間隔を3〜4時間あけるなど、飲み方を工夫することで授乳中のママでも赤ちゃんに影響を与えずにお酒を楽しむことは可能です。

たまには大切な友だちとの食事や家族との時間に、お酒と上手につきあってリフレッシュしてくださいね。

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