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【3歳まで】年齢別 インフルエンザにかかってしまったときの対処法まとめ

      2016/04/05

2016年もインフルエンザの流行のピークは過ぎましたが、インフルエンザは夏場を除いて、通年感染する可能性があります。

11月頃からはやり始め、僅かながら5月頃でも感染する人もいます。また、2009年に猛威をふるった新型インフルエンザは、9月頃から感染がみられました。

まだまだ不安なインフルエンザ。

赤ちゃんの場合は、薬を飲んでよいのか、病気の人が多くいる病院に連れて行って大丈夫なのかなど特に心配事が尽きません。

ここでは、赤ちゃんがインフルエンザになってしまった時の対処法を年齢別にお伝えします。

この症状、もしかしてインフルエンザ?

Checking temperature to a cute baby with a digital thermometer

大人の場合は、インフルエンザにかかると全身の痛みや寒気、倦怠感で、すぐにいつもの風邪とは違うとわかりますね。

でも寒い、痛いと言えない赤ちゃんの場合は普段の風邪と区別をつけづらいもの。

この症状が当てはまったらインフルエンザを疑って!

  • 普段の風邪より「ぐったり感」が強い
  • 急に高熱が出る
  • けいれんを起こすことがある
  • 嘔吐や下痢などがある

病院には行ったほうがいい?

インフルエンザがはやっている季節、病院もインフルエンザの患者でいっぱい。

もし、インフルエンザではなかったら、逆に病院でもらってくることにならないか…と、病院に行くことを躊躇するママもいるでしょう。

しかし、インフルエンザが疑われたら必ず病院に行きましょう。

重症化すると、重い合併症にかかるリスクもあります。

インフルエンザの合併症

  • 急性気管支炎
  • 肺炎
  • クループ症候群(喉頭に炎症を起こし、呼吸がしづらくなる。犬の遠吠えのような咳が出る)
  • 中耳炎
  • インフルエンザ脳症

特に「インフルエンザ脳症」は脳へのダメージが大きく、重篤化すると後遺症が出たり、命にかかわる危険性もあります。

2016年2月には、6歳の女児がインフルエンザ脳症で脳死状態に陥ったというニュースもありました。

インフルエンザの対処法:0歳

赤ちゃんはママから免疫をもらって生まれてくるので、生後6カ月頃までは感染症にかかりにくいのですが、6カ月を過ぎると免疫がなくなって感染症にかかる赤ちゃんが増えてきます

生後6カ月を過ぎると、インフルエンザワクチンを接種することができますが、この頃の赤ちゃんにはあまり効果が見られません。

病院では迅速検査により確定診断が行われ、症状によって以下の薬が処方されます。

インフルエンザで処方される薬

  • 抗ウイルス薬(タミフルドライシロップ)病院の方針により処方されないケース、推奨されないケースも多くあります
  • 去痰剤
  • 解熱鎮痛薬
  • ラピアクタ(点滴。入院する場合に投与)

解熱剤は使ってもいい?

  • 「熱が出ている時は体がウイルスと戦っているから解熱剤は飲んじゃダメ!」
  • 「インフルエンザの時に解熱剤を投与するとインフルエンザ脳症になる」

などという話を聞いたことはありませんか?

 

しかし、発熱している時に我慢をさせすぎて赤ちゃんが体力を消耗してしまうのも考えもの。

必ずしも、解熱剤を使わないほうがいいというのではなく、一定時間体を楽にさせてあげるほうが早く回復する場合もあります。

 

解熱剤とインフルエンザ脳症の関係が問題になったのは、インフルエンザにかかった小さい子どもに、ロキソニンなどの強い解熱鎮痛剤を使った場合にインフルエンザ脳症を発症する割合が高まったというのが正確なところです。

赤ちゃんにも安心して使えるアセトアミノフェン製剤であれば、このような問題は起こりません。

インフルエンザの対処法:1歳

1歳からは、タミフルドライシロップを投与しても大丈夫と考えるお医者さんが多いようです。

というのは、1歳の赤ちゃんに対してはタミフルドライシロップの臨床試験が行われており、その安全性が確立しているためです。

しかし、タミフルドライシロップの治験は体重8.1キロ未満の赤ちゃんには行われておらず、その安全性は確立されていない点には注意をしましょう。

※「安全性が確立されていない」という文言は、「安全ではない」という意味ではなく、あくまで安全が保証される程度の調査が行われていない、という意味で使われています。

その他、0歳の対処法に記載したものと同様の薬が処方される可能性があります。

インフルエンザの対処法:2歳~3歳

2歳~3歳においても、抗ウイルス薬の第一選択肢はタミフルドライシロップになります。

しかし、2歳以上で上手に吸入ができるようになったお子さんであれば、吸入薬の「イナビル」が勧められる場合もあります。

イナビルの場合は、吸入を1回行えば投薬が終了します。

 

しかし、イナビルについては2013年に服用した患者がアナフィラキシーショックで死亡する例があり、アレルギーをお持ちのお子さんへの投与は注意が必要です。

2015年8月に、厚生労働省はリレンザとイナビルについて、重大な副作用としてこのことを明記するよう指示を出しています。

リレンザ・イナビルによってアナフィラキシーショックを起こした患者のアレルギーは、「乳製品」へのアレルギーでした。

ミルクアレルギーのあるお子さんは、必ず既往歴を主治医に伝えるようにしましょう。

インフルエンザにかからないためにどの年齢であってもしなければいけないこと

ここまで、主に年齢別に投与してよい薬について解説しましたが、どの年齢であっても「水分補給」と「安静」は必須です。

母乳でしか水分をとれない赤ちゃんは、ママはしっかりマスクをして感染しないように気を付けて母乳を与えましょう。

しかし、一番大切なのはしっかりと予防をすることです。

2歳未満の赤ちゃんには予防接種の効果がそれほど期待できません。

しかし、インフルエンザにかかると重症化しやすいのもこの頃です。

家族がしっかりと予防接種をし、家庭に持ち込まない。

また、流行の時期には人ごみに行かないなどして、赤ちゃんをインフルエンザにかからせないように気を付けましょう。

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