発育に影響?0歳から3歳の子どもにおすすめの絵本15選と選び方のコツを教えます!
2016/03/29
お家で子供と楽しく過ごす時に利用する物の中に「絵本」があると思います。
本屋さんにも幼児用の可愛らしい絵本が沢山並んでありますよね。
しかし、まだ言葉も理解できない赤ちゃんや子供でも絵本を読んであげる意味はあるのでしょうか。
そして赤ちゃん自身は楽しめているのでしょうか。答えは”イエス”です。
赤ちゃんは生後3ヶ月を過ぎる頃には目もしっかり見え始め、お母さんやお父さんの声も認識し始めます。
そしてこの時期の子供というのは人生の中で一番沢山の事を吸収出来る時期であり、一番身近な存在であるご両親の行動や言葉を真似して成長していきます。
ではそんな成長期にどうして絵本が大切なのでしょうか。実は成長段階に合わせて絵本の必要性や必要な本のタイプが変わってきます。
このページの目次
子供にとって絵本の存在とは?年齢ごとにその意義が変わっていくって本当!?
お子さんが小さい内はお母さんやお父さんが本を読み聞かせてあげると思いますが、その本を選ぶ際にどのような観点で決めていますか。
絵が可愛らしいからでしょうか。
それとも文章が短くて分かりやすいからでしょうか。
お子さんにとって今どの様な絵本が一番必要なのかが分かれば選ぶ際にも困りませんよね。
まずは子供にとって絵本とはどういう存在なのか年齢ごとに説明していきましょう。
月齢6ヶ月〜1歳位のお子さん
赤ちゃんは生後半年位から絵本に興味を持ち始め、一緒に楽しめる様になります。
とは言っても、まだまだ言葉を理解することは出来ないでしょう。
しかし、描かれている色や絵を見ることで脳が刺激され感性が豊かになると言われています。
聞きなれたお母さんやお父さんの声でゆっくり読んであげることでリラッスクした時間を過ごすことが出来、情緒が安定したお子さんに育つでしょう。
年齢1歳〜2歳位のお子さん
1歳を過ぎると大分絵本の時間にも慣れてきて、お子さんにとっても楽しみな時間の一つになってきているのではないでしょうか。
言葉の意味も何となく理解し始め、何となく絵本のストーリーと絵の内容が一致してくるでしょう。
あまり新しい本ばかりを読み進めるのではなく、この時期は同じ絵本を繰り返し読んで聞かせてあげることが大切です。
そうしている内に少しずつ言葉を習得していける様になるでしょう。
そして本を読む声に耳を傾けることが習慣になってくると、絵本の読み聞かせの時間以外でもきちんと人の話を聞ける様になるのです。
年齢2歳〜3歳位のお子さん
簡単な文章を理解したり話せたりする様になるこの頃が一番言葉を吸収しやすい時期です。
そして好きな絵本や気になるストーリーが見つかり始める時期でもあるでしょう。
主人公や登場人物、物語の流れなども理解できる様になってきていませんか。
こういった絵本の中から生活習慣なども学べる様になるのではないでしょうか。
また寝る前の習慣として絵本を読んであげる時間を作るとベッドに入るのも好きになり、ぐっすり眠ってくれそうですね。
その絵本の選び方間違っていない!?年齢に合った絵本の選び方とは
絵本と一括りにしても沢山の本がありますよね。
何と日本で出版されている絵本だけでも1万冊近くあると言われています。
こんなに沢山あるとどれを選んでいいのか迷ってしまうのではないでしょうか。
しかし絵本にもいくつかタイプがありその本に適した年齢があります。
勿論3歳のお子さんに読ませるような絵本を生後半年の赤ちゃんに読ませても、きっと複雑すぎて興味を示さないでしょう。
それぞれの年齢に合った内容の絵本を紹介していきますので、ぜひ本屋さんなどでチェックしてみて下さい。
0歳の子でもOKなおすすめ絵本5選
1)じゃあじゃあびりびり
わんわん、にゃんにゃん、ブーブー、と沢山の簡単な擬音語で楽しませてくれるこの絵本は初めての本にぴったりです。
描かれている絵も赤や黄色、白などの分かりやすいはっきりした色を使っているので見るだけでも楽しめるでしょう。
またサイズも赤ちゃんが自分でも持てる位の小さいものになっていますので、触ったり実際に自分でめくったりしても遊べるでしょう。
2)いないいないばぁ
こちらは40年以上も前から発売されているベストセラーです。
絵本は読み聞かせることがほとんどで赤ちゃんと一緒に楽しめる本というのは中々見つからないですよね。
しかしこちらは「いないいない」と声をかけてあげて「ばぁ」とページを開くと可愛らしい動物の顔が出てくる様になっており、赤ちゃんの喜ぶ顔で読んでいるこちらまで楽しくなりそうな絵本です。
3)がたんごとんがたんごとん
この絵本に登場する仲間たちは赤ちゃんの近くに沢山ある物ばかりです。
哺乳瓶やスプーン、りんごやバナナなど赤ちゃんが普段目にする物が出てきますので、安心して楽しめるのではないでしょうか。
またこちらの絵本でも「がたんごとん」といった擬音が気に入るお子さんもいらっしゃるかもしれませんね。
4)くっついた
名前の通り様々な動物や生き物が合図に合わせて色々な場所をくっつけていく本です。
実際に本を読み終えた後に身近な物をくっつけてもいいでしょうし、お子さんのおでことお母さんのおでこをくっつけたりしてスキンシップが楽しめそうですね。
色々な絵本にはお母さんが出てくることが多いのですが、この絵本にはお父さんも出てきますので家族で楽しめるでしょう。
5)あかあかくろくろ
赤、黒、白を基調とした絵本です。実は赤ちゃんの目にはこの3色が一番気になるようで見せた時の反応も良いのだそうです。
色のコントラストのお陰で絵もはっきりと見えやすくなっており、ページをめくるだけでもワクワクさせてくれそうな絵本です。ストーリーを楽しむというよりは目でみて色を楽しむ絵本です。
1歳の子が喜ぶおすすめの絵本5選
1)はらぺこあおむし
カラフルな絵柄でお馴染みのこの絵本はエリック・カールの代表作です。
本屋さんでもよく見かけるのではないでしょうか。
あおむしがお菓子や果物を食べて成長していくお話ですが、丁度離乳食にも慣れてきて食べ物にも興味を持っているお子さんには丁度ぴったりの絵本です。
途中で絵本に穴が空いていたり、目や耳だけでなく手で触っても楽しむことの出来る絵本になっています。
2)しろくまちゃんのほっとけーき
こちらはご存知の方も多いかと想いますが、お母さんと可愛らしいしろくまちゃんが一緒にホットケーキを焼くお話です。
ホットケーキが焼ける様子を擬音を交えて可愛らしく表現しており、出来上がるまでが待ち遠しくなるような絵本です。
美味しく焼きあがったホットケーキをお子さんと一緒に食べる真似などをしてみるのも良いですね。
3)だるまさんが
こちらはいくつかシリーズがあるうちの1つです。だるまさんが「どてっ」と転んだり「ぷしゅー」としぼんでしまったり色々な形に変化します。
変化していく様子にお子さんも喜ぶと想いますが、この変化した時の言葉に抑揚をつけて読んであげると、笑い出すお子さんも多いそうです。
とてもシンプルな絵本ですが、お子さんに大人気の絵本ですので試してみたいですね。
4)きんぎょがにげた
金魚鉢から逃げてしまったきんぎょを探すという絵本です。カーテンの裏やおもちゃの中に紛れたり色々な場所に隠れているきんぎょをお子さんと一緒に探しながら楽しむことができます。
様々な物が描かれていますので、きんぎょだけでなく他の物も一緒に探しながら名前を覚えていくことも出来るでしょう。
5)おつきさまこんばんは
優しいタッチで描かれたお月さまのお話です。夜になり暗くなると寂しくなってしまいがちですが、この絵本を読むと早く夜になってお月さまに会いたいなと思うのではないでしょうか。
夜寝る前にお布団の中で読んであげると寝る時間も楽しくなりそうですね。
2〜3歳の子に最適な絵本5選
1)3びきのやぎのがらがらどん
この本は子供時代に読んでいたという親御さんも多いのではないでしょうか。
3匹のやぎが力を合わせてトロルを退治し無事に美味しい草を食べに行くというお話です。
トロルと戦う時のスリル感や無事に吊り橋を渡りきった時の安心感など様々な感情が入れ替わることで想像する力がつき、感情表現豊かな子にしてくれるでしょう。
2)ぐりとぐら
こちらも懐かしく思う親御さんが多いと思いのではないでしょうか。
50年以上もの間沢山のお子さんに親しまれてきたこの本は今でもなお受け継がれています。
お料理が大好きな「ぐりとぐら」が大きな卵を見つけカステラを焼くというお話ですが、焼きあがると甘い匂いに誘われて森の仲間たちが沢山集まってきます。
そろそろ保育園に入る年頃だと思いますが、こう言った仲間を大切にしたり物を分かち合うという習慣が自然と発揮できそうですね。
3)おふろだいすき
この本を読むと誰でもお風呂が大好きになってしまう様な心温まる絵本です。
お風呂に入っているまこちゃんの元に色々な動物が次から次へとやってきます。
動物たちの身体も洗ってあげるまこちゃんを見てお子さんもお母さんやお父さんの身体を洗ってくれる様になるかもしれませんね。
少し文章も長めの絵本ですので、ゆっくりはっきりとした声で読んであげると良いでしょう。
4)てぶくろ
3歳くらいになるとだいぶ長い文章や大人が使う様な言葉まで真似をして話し始めます。
この頃の年頃のお子さんには繰り返されるストーリーが安心感やその先の想像力を豊かにさせてくれるでしょう。
この「てぶくろ」という本はおじいさんが落としていった手袋の中に森の動物達がどんどん入っていくお話です。
次はどんな動物が来るのかなと一緒に想像しながら楽しめると良いですね。
5)ねずみのかいすいよく
7つ子ねずみのシリーズからの紹介です。
とても可愛いねずみの家族が電車に揺られて海水浴に行くお話です。
途中でお父さんが岩に取り残されてしまい、家族皆んなで助けるというシーンはドキドキはらはらしますよね。
読んでいる親御さんも子育ての大変さを実感しながら一緒に楽しめるのではないでしょうか。
夏が待ち遠しくなる絵本です。
ぜひ揃えて欲しい!絵本選びのポイント
赤ちゃんがある程度の月齢になってくるとそろそろ絵本を読み聞かせてあげたいなと思うお母さんも多いと思いますが、沢山ありすぎてどれが一番良いのかしらと悩むのではないでしょうか。
絵本選びの一つの目安として、絵本に書かれている対象年齢をチェックしてみると良いでしょう。
0歳児〜や3歳児〜などそれぞれの本に適した年齢が書かれていますので分かりやすいですね。
しかしこの適性年齢とはあくまで目安ですので、あまりここにこだわり過ぎずにお子さんと一緒に楽しめる絵本が見つかると良いですね。
シリーズ物は揃えるべき??
上記に紹介した絵本の中にもいくつかシリーズ化されている物がありますが、そういった本はシリーズで揃えるべきなのでしょうか。
お子さんに絵本を楽しんでもらう為にはまずは興味を示してもらうことが大切ですよね。
シリーズで揃えると良い点は登場人物が同じですので、今度はどんなストーリーなんだろうとわくわくしたり、「この子知ってる!」と嬉しくなりもっと絵本が好きになってるくれるところでしょう。
いくつかシリーズで発行されている絵本を紹介してみますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
7つごねずみシリーズ
- ねずみのでんしゃ
- ねずみのかいすいよく
- ねずみのいもほり
- ねずみのさかなつり
こぐまちゃんえほんシリーズ
- しりくまちゃんのほっとけーき
- しろくまちゃんぱんかいに
- こぐまちゃんおはよう
- こぐまちゃんとぼーる
- こぐまちゃんのみずあそび
- こぐまちゃんありがとう
ぐりとぐらシリーズ
- ぐりとぐらのおきゃくさま
- ぐりとぐらのかいすいよく
- ぐりとぐらのえんそく
- ぐりとぐらとくるりくら
- ぐりとぐらとすみれちゃん
- ぐりとぐらのおおそうじ
絵本は買う?借りる?どちらが良いの??
お子さんに出来るだけ沢山の絵本を読んであげたい場合、絵本は買ってあげる方が良いのでしょうか。
それとも借りる方が良いのでしょうか。
それぞれのメリット、デメリットをまとめてみましたのでご家庭にあった方法を選んでみると良いでしょう。
買う場合のメリット、デメリット
メリット
好きなシリーズを好きなだけ揃えることが出来、もし子供が汚してしまったり破いてしまっても気にならない点でしょう。
また、お子さんが好きな時に好きなだけ読んであげることが出来ます。
デメリット
1冊大体600円〜1000円程度しますので、色々な種類の絵本を揃えてあげるとそれなりの金額になってしまいます。
またどんどん買い足していくと収納場所も確保しなければなりません。
借りる場合のメリット、デメリット
メリット
読んでみてお子さんが気にいるかどうか試すことが出来ます。
もしあまり興味がない様であれば、違うものを試すこともできます。
新しい本を借りる際には古い本を返却しますので場所もとりません。
デメリット
読み終えれば返さなければいけないので、すぐにお子さんが読みたいと思っても手元にありません。
汚してしまったり破ってしまうと弁償しなければならない場合もあるでしょう。
またシリーズが全て揃っていない場合もあるでしょう。