意外と気になる母乳のにおいの原因と今すぐできる対処法!洗濯の仕方・重曹は効果的?!
2016/09/04
よく赤ちゃんやそのお母さんからは何だか甘くて素敵な香りがすると言われていますが、母乳からそのにおいが出ているとイメージされている方も多いのではないでしょうか。
赤ちゃんも美味しそうに母乳を飲んでいますし、きっと甘くて美味しい味と香りがするはずですよね。
しかし、実際には母乳のにおいに悩まされているお母さんも多くいらっしゃるのです。
それは想像とは懸け離れたにおいがする場合があるからです。では一体どんなにおいがするのでしょうか。
そして何が原因で母乳にこのような違いが出るのでしょうか。その原因と改善方法について見ていきましょう。
このページの目次
母乳って普通は甘い香りじゃないの??
母乳はミルキーのようなほんのり甘い香りがすると言われています。実際に飲んでみると分かりやすいのですが、母乳は味もほんのり甘く香りも良いそうです。
赤ちゃんが毎日飲む物ですから、美味しくなかったり臭かったりすると赤ちゃんも可哀想ですよね。
しかし、これが全ての方に当てはまるわけではありません。無臭の方もいれば違った独特のにおいがすると言う方もいらっしゃいます。
では、実際に母乳のにおいで悩んでいるお母さん方の母乳はどのようなにおいがするのでしょうか。
意外と多い母乳のにおいとは!?
その人によって母乳のにおいの感じ方は様々ですが、臭いと感じている方はどのような母乳のにおいなのでしょうか。
その原因についてもいくつか紹介致します。
- 血の様な鉄臭いにおい 母乳はお母さんの血液から作られており、乳腺の濾過システムは意外と単純にできていますので、そのままの血液のような鉄臭いにおいがする方も多い様です。
- 鯖の様な生魚のにおい 生の魚や鮮度の悪い魚を食べた後に生臭いにおいと感じる方が多い様です。
- 獣のような動物臭 お肉を食べ過ぎるとにおいがキツくなったり獣臭の様な独特のにおいがする様です。
- 発酵した様なすっぱいにおい 母乳パットなどについた状態で放置すると雑菌などが繁殖しやすくなり発酵した様な酸っぱいにおいになってしまいます。
母乳のにおいが好きになれない!どうすればいいの?
甘い香りでしたら普段におったとしてもあまり気にならないと思いますが、上記の様な独特の臭いですと中々好きにはなれないでしょう。
しかしそんなお母さんの都合で母乳を止めるわけにはいきませんよね。
上手く母乳のにおいと付き合う方法をいくつか紹介していきます。
食べ物を見直してみる
母乳はお母さんの食べた物から作られ、臭いもこれに比例すると言われています。
お母さんも授乳の度に不快な思いはしたくないですし、何より赤ちゃんにとっても臭い母乳は可哀想ですよね。
にんにくやスパイスの効いた食事などにおいの強い食事をするともちろん母乳も臭くなってしまいます。
また先ほどもお話ししましたが、生魚などもにおいを悪化させる要因となります。
しかしこれらは少し食べたからといってすぐにおっぱいが臭くなるわけではありません。
何でも過剰に摂取してしまうと母乳にも影響が出ますので、ストレスを溜めない様にたまにはこういった食事も楽しむと良いでしょう。
やっぱり日本人には和食が一番!
お母さんが食べた物が赤ちゃんにも影響していると思うときちんと栄養バランスの整った食事になる様に心がけたいですよね。
それは日本人にとってとても簡単な事ではないでしょうか。
小さいころから慣れ親しんできた「和食」が一番適しているからです。
ヘルシーかつ栄養バランスも整っており、お母さんの健康にも適していますし母乳のにおいも気にならなくなるのではないでしょうか。
母乳パットをこまめに替える
母乳は不思議なもので、赤ちゃんが吸わなくても時間になったり赤ちゃんのことを想うと自然に溢れてきたりするのですが、多くのお母さんはブラジャーに母乳パットを付けていると思います。
こうすることでブラジャーや服に母乳がつくのを防ぐことが出来ます。
大変便利な母乳パットですが、これも臭いの原因に成り得るのです。
母乳がついたままの状態で長時間放置しまうと、蒸れてしまい雑菌や細菌が繁殖しやすい環境になってしまい、酸っぱいにおいを作り出してしまうのです。
母乳パットには紙の使い捨てタイプと布の繰り返し使えるタイプの2種類ありますので、自分に合った物を選ぶと良いでしょう。
1、紙タイプ
2枚セットになっている物が多く、持ち運びにも衛生的で外出先でも手軽に交換することが出来ます。
汚れたらすぐに取り替える事が出来ますので蒸れる心配もなく、臭いも気にならなでしょう。
しかしナプキンと同じで肌に合わなかったり、長時間交換していないとかぶれる事があります。
2、布タイプ
ガーゼやコットンなどで出来ており繰り返し洗って使う事が出来ます。
また、敏感肌の人でも紙タイプに比べると、かぶれが起きにくく痒くなりにくいでしょう。
ただ、使い捨ての様に頻繁に交換が難しくなるので蒸れる可能性が高くなります。
新しい替えをバッグに用意しておくと出先でも安心ですね。
周りに気付かれてない!?下着についた母乳のにおいが気になったら試したい4つのこと
母乳パットを付けていたり授乳の時にガーゼなどでこまめに拭いていても、服や下着に母乳がついてしまう事が結構あるのではないでしょうか。
母乳育児をしていると仕方のない事だとはいえ気になりますよね。
ましてやあまり良い臭いではない場合には、周りの人に不快な思いをさせていないかなと不安になる事もあるでしょう。
そして一番厄介なのが母乳が付いてしまった服や下着は普通に洗っても中々臭いや黄ばみが取れないという事です。
母乳に含まれている脂肪成分は人の体温以下になると凝固する性質があり、繊維の奥に染み込んだ母乳は水で洗っても落ちないのです。
また、母乳の主成分であるタンパク質は時間が経過すると固まってしまい余計に落ちにくくなります。
では母乳がついてしまった衣類にはどの様な洗い方が適しているのでしょうか。効果の期待出来る4つの方法を紹介します。
1、ぬるま湯につけて置いてから洗う
母乳が付いてしまった物はなるべく早く洗濯すると臭いも黄ばみも落ちやすいですが、育児に追われて忙しい時に構っていられませんよね。
しかし時間が経ってしまった物は落ちにくくなっていますので、まずはぬるま湯でタンパク質を分解しやすくしてから洗濯すると落ちやすくなります。
この時に注意が必要なのが熱湯ではなく、ぬるま湯を使うという事です。
2、煮洗いする
お鍋に水と洗剤か粉石鹸を溶かして火にかけます。
沸騰したら弱火にしてコトコト20分程煮て軽く濯いでから普通に洗濯します。
母乳の臭いや黄ばみを綺麗に落としてくれます。
しかし、この方法は生地が傷むおそれもありますので、赤ちゃんの肌着などデリケートな衣類にはあまりお勧めしません。
3、タンパク分解酵素が入った洗剤を使う
タンパク質を分解してくれる酵素の入った洗剤を使うと綺麗に落としてくれるようです。
また、アルカリ性の物もタンパク質の汚れに強く綺麗に落としてくれる効果がありますので、アルカリウォッシュとういう洗剤を使うと更に効果が期待できそうですね。
アマゾンで買うとしたら下記商品(アズマ 『タンパク質分解酵素が血液等の汚れを落とす』)。
これを下着の臭う部分に付けて洗濯機で洗うことでだいぶ軽減されるかと思います。
におう箇所に液を付けて、後は洗濯機に投げるだけなので簡単でストレスフリーです。
4、重曹を使って洗う
重曹は別名「魔法の粉」と呼ばれているほど色々な面で活躍します。
普通に洗濯する時に洗剤と一緒に重曹をカップ1杯入れるだけで母乳の黄ばみや臭いを落としてくれます。
重曹は消臭効果にも優れていますので、衣類に染み付いた母乳の臭いも取り除いてくれるでしょう。
もし臭いが中々取れずに気になるようでしたら、水200mlに小さじ1杯程度の重曹を溶かし、30分程漬けて置いてから洗濯すると頑固な臭いも取る事が出来ます。
母乳は良い事だらけですので色々な方法を試したり工夫し、においに屈せず母乳育児を楽しめると良いですね。