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なかなか治らない赤ちゃんの下痢・・・もしかして母乳が原因かも!?

      2017/04/15

赤ちゃんの下痢が続くと、ママはとっても心配ですよね。おむつかぶれが痛そう、脱水症状にならないかしら…。

病院でお薬をもらっても、離乳食に気を付けてもなかなか治らない、という場合、その下痢はもしかしたら、母乳が原因かもしれません。

ここでは、母乳が原因で起こる赤ちゃんの下痢について解説します。

母乳を消化・吸収するには消化酵素が必須

母乳に含まれる「乳糖」は、小腸で分泌される酵素によって分解され、消化・吸収されますが、その酵素の分泌が少なくなってしまうと、乳糖が分解されずに腸に負担がかかり、下痢になってしまいます。

大人でもよく、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロするという人がいますね。

乳糖を分解する酵素は、赤ちゃんの時には多く分泌され、成長とともに減っていくのものなので牛乳を飲むとお腹が痛くなる大人は多いのです。

でも赤ちゃんでも酵素の分泌が少なくなってしまう場合があります。

それは、胃腸風邪をひいたり感染性の胃腸炎になった時です。このような時は腸の機能が低下し、乳糖を分解する酵素の分泌も減ってしまうのです。そうした症状を「乳糖不耐症」といいます。

乳糖不耐症は治る?母乳はやめなくちゃダメ?

乳糖不耐症は、先天的に発症する場合と、感染性胃腸炎にかかることによって腸の機能が低下し発症する場合がありますが、後者の場合であれば腸の機能が回復すれば乳糖不耐症も治ります。

先天的に発症している場合、乳糖不耐症は年齢があがると発症しやすくなる病気なので、成長とともに軽快することは難しく、無乳糖ミルクや乳糖を分解するお薬と共に付き合っていくことになるでしょう。

母乳に含まれる乳糖が原因で下痢になってしまうということは、母乳はやめなくてはいけないの?と心配なママも多いでしょう。

母乳は、やめる必要はありません。病院を受診し、乳糖不耐症と診断されれば乳糖を分解するお薬を処方してもらえるので、授乳の前か授乳中に赤ちゃんに飲んでもらえばこれまで通り母乳育児を続けることができます。

下痢の時は水分補給が重要ですから、母乳を飲むと下痢をするからと授乳を減らすなどということはしないようにしてくださいね。

ミルクの場合はどうする?

ミルク育児の場合は、無乳糖ミルクという商品が販売されています。その名のとおり、下痢の原因となる乳糖が含まれていないミルクです。

このミルクを飲むときは必ず医師の指示に従ってください。自己判断で乳糖を除去することは赤ちゃんにとってデメリットが大きいです。

乳糖は、身体に吸収されやすく、赤ちゃんの成長に必要な栄養素ですから、除去してしまうと身体の発達に悪影響を及ぼす危険性があります。

いつになったら下痢は治まる?

赤ちゃんの下痢は長引くケースが多くみられます。赤ちゃんは大人と比べて消化・吸収の機能が発達していないため、少しでも胃腸に負担がかかるものを食べるとすぐ下痢をしてしまいがち。

また、下痢の時には腸にとって大切な菌も一緒に排出されてしまっているので、なかなか腸の調子も整いません。

乳糖不耐症による下痢は、短くても2週間、長いと数ヶ月治らないという赤ちゃんもいますので、気長に治療しましょう。

病院を受診すると、乱れてしまった腸内環境を整えるために整腸剤が処方されることが多いです。また、感染性胃腸炎とは異なり、悪い菌やウイルスを排出している下痢ではないので、下痢止めを処方されることもあります。

下痢が長引くときに注意すること

下痢が長引いている時は、赤ちゃんにとってつらい症状が出てくるので注意して観察してあげましょう。

おむつかぶれ

下痢で何度もお尻をふき、オムツを替えていると必ずと言っていいほどおむつかぶれを起こします。

悪化すると、かぶれたところからカンジダ菌に感染してしまうこともあります。肌が赤くなってブツブツができ、皮膚がめくれてきたらカンジダ皮膚炎を発症している可能性があります。

カンジダ菌に感染すると、ホームケアではなかなか治らないので皮膚科を受診し、抗真菌薬が配合された塗り薬で治療します。

注意しなくてはいけないのが、以前に皮膚科でもらったステロイド軟膏が余っているからと、自己判断でステロイド軟膏を塗布してはいけません。ステロイド入り軟膏は、カンジダ皮膚炎に使用すると悪化してしまいます。

脱水症状

下痢では多くの水分が失われるため、脱水症状に注意が必要です。乳糖不耐症の場合は、頻繁に薬を飲ませながら母乳をあげるのも大変ですから、通常の授乳の時間以外は麦茶や湯冷ましをこまめに与えましょう。

経口補水液を与えるのもおすすめです。ただし、経口補水液は塩分・糖分の濃度が高いためむやみに与えず、必ず注意書きをよく読んで既定の通りに与えましょう。

例えば、大塚製薬工場のOS-1では、1日あたりの摂取量を体重1キロ当たり30ミリリットル~50ミリリットルと定めています。

体重の減少

下痢が続くと、栄養を充分に吸収できていないため体重が減少してしまうこともあります。また、食欲が落ちることもあるので離乳食の食べが悪くなってしまう場合もあります。

体重減少も、脱水症状の一つの兆候ですので、下痢が続いている時は体重も頻繁にチェックしてあげましょう。

まとめ

母乳が原因の赤ちゃんの下痢は、長引くうえにお世話がとっても大変ですね。授乳の度に薬を飲ませたり、1日に何回もオムツ替えをしたり、おむつかぶれのケアをしたり…。

ママも赤ちゃんにも負担がかかる日々が続きます。繰り返すことのないよう、乳糖不耐症を引き起こす感染性の胃腸炎には再びかからないように注意しましょうね。

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