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産婦人科の選び方は?どのような基準で選べばいいの?注意するポイントは?

      2018/02/16

妊娠が分かったら受診する産婦人科。妊娠中、何度もかかるところですし、お母さんと大切な赤ちゃんをみてもらうところなので、慎重に選びましょう。産婦人科は病院によって様々な特色があります。

自分にあった産婦人科にかかりたいと思っていても、どのような基準で選べばよいのか、特に初めての妊娠の場合は迷うのではないでしょうか。また、実際に通ってみて自分に合わなかった場合どうするのか等の不安もありますよね。

今回は、産婦人科を選ぶ基準や産婦人科選びの時に注意すべきポイントについてご紹介します。



産婦人科の基礎知識

妊娠中の診察は何科?

産婦人科は、産科と婦人科に分けることができます。婦人科は、月経不順や月経痛、不妊、子宮周辺の疾患等に対する治療を行います。産科は妊娠中から産後までの経過をみます。

婦人科にかかった場合、妊娠しているかどうかは確認ができるかもしれませんが、妊娠経過をみることを専門にはしていません。妊娠中の経過をみてくれる病院を探すためには、まず診療科目として産科、または産婦人科となっている病院を探しましょう。

全ての産婦人科で出産できるの?

全ての産婦人科で出産ができるとは限りません。産婦人科の中には、分娩設備を設けずに、妊婦健診のみを扱っているところがあります。その場合、分娩の予約は別で実施する必要があります。出産まで同じ病院でみてほしいと考えている方は、分娩を取り扱っているかどうかが確認ポイントになります。

 どれくらいの期間通院するの?

妊娠週数や妊娠経過にもよりますが、妊娠中は一週間~一か月単位で健診に通うことになります。また、産後一か月で一か月検診を受けて子宮の状態を確認します。妊娠初期から考えると、約10か月~11か月通院することになります。

産婦人科選びのポイント

まずは何を重視したいかを考えてみよう

産婦人科を選ぶにあたって、まずは自分の妊婦生活や出産を想像したときに、何を重視したいかを考えてみましょう。検討ポイントとしては以下があげられます。

産婦人科選びの検討ポイント

  • 立地
  • 診察曜日・診察時間
  • 緊急時の対応
  • 分娩方法
  • 設備の充実度
  • 担当医制かどうか
  • 入院生活
  • 医療技術
  • その他付加サービス
通いやすさを重視したい場合

妊娠中も、産休に入るまでフルタイムで働く予定の方は特に通いやすさを重視するとよいでしょう、会社と自宅のルートの途中に病院があると立地の面でみて通いやすいですよね。また、土曜日に診察している、平日も19時まで受け付けている、といった診察曜日や診察時間も注目してみてください。

また、急に打ち合わせ等の予定が入った場合を想定して、予約制か、予約制の場合、予約の変更がしやすいかも比較ポイントです。基本的に妊婦健診は予約制のところが多いですが、中には予約なしで受け付けているところもあります。

規模の大きな病院になると、診察する人数が多いこともあり、基本的に予約制ですし、予約変更をした場合希望の日時に予約をずらせなかったり、長時間待たされることもあります。

分娩方法にこだわりがある場合

近年、仰向けの姿勢で下から産む経膣分娩のほかにも、フリースタイル分娩や和痛分娩、無痛分娩等様々な分娩をとれるようになってきました。

病院によっては、医療的に必要と認めない限り無痛分娩ができない、等といったころもありますので、「この方法で生みたい!」という強い希望がある場合は、どのような分娩ができるか、という観点で病院選びをしてみましょう。

無痛分娩や和痛分娩を選択すると分娩費用が数万円~20万円程度高くなります。分娩にかける予算を考えている場合は希望する分娩方法と予算の兼ね合いを考える必要がありますね。

一般的に個人病院の方が分娩方法の選択肢は広くなっています。総合病院等は緊急の受け入れを考慮し、一件のお産に十分な人員を割けないため、経膣分娩しかできない、というところが多いです。

医療技術を重視したい場合

生まれてくる赤ちゃんに万が一のことがあったら心配、少しでも安全にお産がしたい、と考える方は、医療技術の面で病院を選んでもよいでしょう。

総合周産期母子医療センターと呼ばれる病院には、産婦人科のほかに、NICUと呼ばれる、生まれたばかりの赤ちゃんの集中治療を行う科や小児科、麻酔科等が併設されています。

お産を取り巻くトラブルに迅速に対応できる体制が整っていて、かつ様々な症例に対する知見があり、安心です。ただし、このような病院は規模が大きく医師も大勢在籍しているので、担当医制をとっていないところが多いです。健診のたびに診察する医師が違う、ということもありえます。

もちろん、個人病院の医療技術が不十分というわけではなく、お産で万が一お母さんや赤ちゃんに何かがあって場合も、適切な対応はしてもらえます。また、必要に応じて周産期センター等の大きな病院へ搬送されるので、個人病院を選択した場合もあまり心配する必要はありません

付加サービスを重視したい場合

付加サービスの例としては以下のようなことがあげられます。

付加サービス例
  • エコー写真や動画のデータをUSBに入れて渡してくれる
  • マタニティヨガを受けられる
  • 入院中の食事が豪華でおいしい、病室がホテルのように綺麗
  • 授乳時や面会時以外は赤ちゃんを預けられる、母子別室の方針をとっている
  • 出産後提携しているエステサロンのエステを受けられる

どの病院でも適切な医療行為を受けることはできますので、受けたい付加サービスで病院を選択してもよいですね。特に入院中の食事や病室は個人病院のほうが豪華で充実している傾向があります。入院中はなるべく身体を休めたい、と考えているお母さんは、母子別室の病院を選択するのもよいでしょう。

どちらが良いかを考えて選択するのもよいですね。また、分娩・入院費用は病院により幅があります。

付加サービスが充実していても費用が抑えられるケースもありますが、逆にサービスが充実している分、費用が高くなる病院もあります。必ず予約をする前に大体の費用を確認するようにしましょう。

病院を選ぶ際の注意ポイントは?

分娩予約はお早めに!

病院によっては、ベッド数や人員の関係で、分娩の受け入れ数に制限を設けているところがあります。分娩の予約は、遅くとも妊娠20週頃までにはするようにしましょう。特に首都圏の人気の病院等は、妊娠がわかったらすぐに分娩予約をしないと予約でいっぱいになってしまうことがあります。

妊婦健診に通っていても分娩予約はできていない

妊婦健診に通っている病院での分娩を考えている場合、自動的にその病院で分娩ができるわけではないので注意が必要です。別で分娩予約は必要になります。予約可能になったら病院側からも案内があるケースがほとんどですが、ご自身でも予約しそびれないように予約可能時期に注意しておきましょう。

どうやって情報収集すればいいの?

病院のホームページを見てみる

まず、病院のホームページを見て情報収集してみましょう。診療時間やアクセスだけではなく、緊急時のことや 分娩設備や入院生活等についても紹介しているところがあります。

先輩ママに聞いてみる

友人や知人に妊婦さんや出産したばかりの方がいたら、その方の生の声を参考にしてみましょう。先輩ママがどのような基準で産婦人科を選んだか、という点も教えてもらうと、病院を選ぶうえで参考になるかもしれませんね。

病院の口コミを見てみる

近年、レストランなどだけでなく、病院の口コミもインターネット上に広まっています。口コミは匿名投稿がほとんどなので信ぴょう性に欠ける部分があるかもしれません。一方で、匿名だからこそ、遠慮のない、辛口の口コミを見ることができると考えることもできます。

特に医師や助産師の雰囲気や混み具合等は、病院のホームページを読んだだけではなかなか知りえない情報なので参考にしてみてください。口コミを見る場合は、よかった点だけでなく、改善点の部分にも目を向けると、よりその病院のことを知ることができますよ。

転院したくなったらどうする?

転院を検討している場合

妊婦健診に通い始めて、転院を考えることがあるかもしれません。転院を検討するケースとしては以下があげられます。

転院を検討するケース

  • 場所や開院時間が合わず通いにくい
  • 病院の雰囲気があっていない
  • 医師との相性が悪い
  • 心配な症状があるのでより環境の整った病院でみてもらいたい

いくら下調べをしても、実際に通い始めてみないとわからないこともあります。また、妊娠中はホルモンバランスの影響でデリケートになりがちなので、普段は気にならないとが心に引っかかったりすることもあります。

妊娠中にストレスがかかりすぎるのもよくないので、我慢できない場合は転院を検討しましょう。胎児に障害がある可能性がある、早産の兆候がある等の診断され、母体と赤ちゃんのためにも、周産期センター等のより安心できるところでみてほしいと転院するケースもあります。

母体や赤ちゃんに問題やリスクがあった場合、病院側の判断で転院となることもありますが、病院に特に転院をすすめられなくても、ご自身で調べてみて「この症状の研究をしている●●先生にみてほしい!」「NICUのある病院へ転院したい!」と思ったら、まずは現在かかっている医師に相談してみましょう。

転院の際は紹介状はあったほうが良い?

病院によっては、紹介状がないと診察を受け付けないところもあります。転院したい病院に初めてかかるときに紹介状が必須かどうかをまず確認しましょう。紹介状が必須ではなくても、紹介状があれば以下のメリットがあります。

紹介状があるメリット

  • 「保険外併用療養費」がかからない
  • 待ち時間の面で優遇される
  • 妊娠の状況を速やかに把握できる
  • 前の病院での検査結果を把握できる

保険外併用療養費は、病院によって異なりますが、だいたい3,000円~5,000円かかります。紹介状を書いてもらうにも同額程度の費用がかかりますので、お金の面ではあまりメリットはありませんが、受け入れる病院としても、妊娠の状況や検査結果を引き継ぐことが可能なので、紹介状をもらったうえでの診察を推奨しているところが多いです。

自己都合の転院だから紹介状をもらいにくい・・・

特に病院の雰囲気や医師との相性が転院の理由となる場合、転院したいこと、紹介状を書いてほしいことを伝えるのは勇気がいるのではないでしょうか。でも、あくまで病院を選ぶのは患者側ですし、医師としても同様の場面は何度も経験しているはずです。

あまり気にしすぎずに健診の時に医師に相談しましょう。理由を尋ねられたことを想定しておくとスムーズですね。

里帰り出産を考えているときは?

里帰り先の分娩予約もお早めに

里帰り出産を検討している場合は、里帰り先の産婦人科をいくつか調べて比較検討しておきましょう。病院によって分娩予約が可能な時期がある可能性があるので、早めに問い合わせておきましょう。

里帰りをしようと思っていたけど帰れなくなった時は?

妊娠経過によっては、里帰り出産をするつもりでいたのに、切迫流産や切迫早産と診断され安静が必要となり、長距離移動ができなくなった、という方もいるのではないでしょうか。その場合は、現在住んでいる地域の病院で分娩予約をする必要があります。

住んでいる地域が都市部の場合は、予約の週数が遅ければ遅いほど、予約ができる病院の選択肢が少なくなります。切迫流産や切迫早産の兆候がある場合は、里帰りをやめる、早めに里帰りをする等、なるべく早めに判断をしましょう。

里帰りをやめる場合は、里帰り先の病院にも事情を説明して予約を解除しましょう。

まとめ

様々な選択基準をご紹介しました。これから約10か月、ご自身が妊婦生活を送り、出産を行う上で、何を大切にしたいか、選択基準はあなた次第です。あなたの選択基準が何かを今一度考えてみましょう。

ご家族ともよく話し合って、自分に合った産婦人科が選択できるといいですね。また、希望の病院で健診を受けたり分娩できるよう、早め早めの行動を心がけてくださいね。

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