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赤ちゃんに歩行器はよくないと言われるゆえんとデメリットは?

      2019/02/19

生後6カ月を過ぎたあたりの赤ちゃんは寝返りでころころと家の中を動き回ったり、色々なものに手を伸ばすようになります。

そんな好奇心旺盛で活発な赤ちゃんの動きをみていると気になりはじめるのが、赤ちゃんの歩行器ではないでしょうか。また、おじいちゃんやおばあちゃんなどから歩行器のプレゼントの話が出てくることもあるでしょう。

しかし、雑誌やインターネットでは歩行器についての意見は賛否両論です。

ここでは、赤ちゃんに歩行器が必要かどうか歩行器のメリットとデメリットと合わせてお話します。

 


赤ちゃんに歩行器はよくないの?

歩行器が赤ちゃんによくないと言われるのはなぜ?

歩行器が赤ちゃんによくないという意見を耳にしたことがあるお母さんも多いのではないでしょうか。どのような理由で赤ちゃんに歩行器がよくないと言われているのでしょうか。

歩行器が赤ちゃんに良くないと言われる理由

  • 歩行器による事故やケガの危険性があるため
  • 歩行器を使うことで発達に影響がある可能性があるため

それぞれについて以下で説明します。

歩行器って事故やケガの危険性があるの?

消費者庁は、歩行器による事故について以下のように警告しています。

消費者庁には、歩行器による階段や玄関などからの転倒・転落などの事故情報が多数寄せられ、中には頭がい骨を骨折してしまった赤ちゃんがいます。また、進行方向におもちゃなどの障害物があると、歩行器は転倒しやすいという、医療機関からの報告もあります。

事故はほんの一瞬のすきに起きてしまいます。常に見守れる環境での使用を心がけ、特に階段や段差のある場所や床に物を置いてあるような場所での使用は避けるようにしましょう。 (出典:消費者庁 子ども安全メール

歩行器に乗った赤ちゃんが、高いところから転倒・転落したり、ものにつまづいて転倒したりすることでケガにつながる危険性があります。歩行器を赤ちゃんに乗せる時は、周囲にものが落ちていないか、段差等がないかを確認したうえで、大人が目を離さないようにすることが大切です。

歩行器を使うと発達に影響があるの?

赤ちゃんは周囲に対する興味や関心から自然と寝返りやハイハイ、つかまり立ちや歩くことができるようになっていきます。歩行器は赤ちゃんの興味関心によってではなく、人工的につかまり立ちや歩くことができる状況を作り出すことになります。

赤ちゃんが高いところからの景色を見たいと立ち上がったり、興味のある方向に進んで興味のあるものをつかみたいと歩きだすのが自然な発達の過程です。しかし、歩行器はそれを妨げる可能性があるのです。

また、歩行器はつま先で軽く蹴るだけで前後左右に動くことができます。しかし、実際に歩く際は足の裏でしっかり地面を踏みしめる必要がありますし、身体全体を上手に使う必要があります。歩行器で歩くことと実際に歩くことは身体の使い方や力のかけ方が違うのです。

これらのことから、歩行器に長時間乗せて遊ばせたり、ハイハイもまだ上手にできない段階から歩行器に乗せて歩く練習をさせたりするのはおすすめできません

歩行器はどのように活用すればいいの?

しかし、前半でご紹介した通り、歩行器によるメリットもあります。では、歩行器はどのようなタイミングで、どのように活用すればいいのでしょうか。

まず、歩行器を使うタイミングについてご紹介します。赤ちゃんがハイハイをするようになって、自分で立ち上がろうとしはじめた時期が歩行器を使い始めるタイミングとしておすすめです。

また、自分の足で立つ感覚がどのようなものかを赤ちゃんに体験させるために、歩行器を活用させることをおすすめします。大人がそばに行くとよじ登ろうとしたり、低いテーブル等に手をのばして立ち上がろうとするのは、赤ちゃんが立ちあがった景色を見たがっているサインです。

そんな時に、歩行器を使って安全な環境で自分の足で立つ感覚や立った時の景色を体験してもらうとよいでしょう。

つかまり立ちが上手になってきたら、赤ちゃんは興味の範囲が広がり、自然と自分で歩き出そうとします。先ほど述べた通り、歩行器を使って歩くのと実際に歩くのは身体の使い方や感覚が異なります。

歩く練習をする際は、歩行器に全てを任せるのではなく、基本的にお父さんやお母さんがスキンシップを兼ねて赤ちゃんの手をとりながら行うことをおすすめします。歩行器は赤ちゃんを短時間遊ばせる遊び道具、または離乳食を食べさせるテーブルとして活用したほうがよいでしょう。

 

歩行器を使うデメリット3つ

 

デメリット1:行動がより活発になったときに転倒する危険性がある

機嫌良く座っているからと安心していても、ちょっとしたことで機嫌が悪くなったりするのが赤ちゃんです。歩行器が突然嫌になって反り返ったりしてしまう転倒してしまう危険性があります。

デメリット2:ちょっとした段差で転倒する危険性がある

歩行器は大人などの歩ける人とは違い、車輪で動くものです。家の中のコードやフローリングと絨毯との境目などのちょっとした段差転倒してしまう危険性があります。

デメリット3:長時間座らせると、体に負担がかかる

歩行器に限ったことではありませんが、長時間同じ体勢をとるということは体に負担がかかります。腰が据わった赤ちゃんとは言えどもまだまだ赤ちゃんは成長段階ですので、長時間座った姿勢が続くと体への負担は大きいです。

また、無理に座らせることによって股関節の脱臼になってしまったり、筋肉の発達に影響を及ぼすこともあります

赤ちゃんの歩行器を使う5つのメリット

 

視点が変わるため機嫌がよくなる

赤ちゃんが歩行器を気に入れば、機嫌が悪い時にあやす道具として重宝する

赤ちゃんは産まれてからこれまでずっと横になっている状態でしたが、それが歩行器に座ることによって起き上がった状態になることで今までと変わった視点になります。

好奇心旺盛な赤ちゃんは色々なものに目を向けるようになり、機嫌がよくなります。

歩行器には手元に音が鳴ったりハンドルが付いていたりと仕掛けがついているものが多いです。自分で移動して周囲の景色の変化を楽しんだり、手元の仕掛けを触ったりと、赤ちゃんがご機嫌になる要素がたくさんあるのもメリットの一つです。

筆者の娘も生後7か月過ぎから、歩行器を利用していました。娘は歩行器が大好きで、ぐずったときに歩行器に乗せるとご機嫌で遊んでくれました。娘が泣いてどうしようもない時に、歩行器に助けられたことが何度もあります。

ただし、歩行器による事故の危険性や、発達面からみて歩行器は使用すべきでない等、歩行器の使用については様々な意見が出ています。

赤ちゃんの視線が高くなったり行動範囲が広くなったりすることで、好奇心を刺激することができる

今まではリビングだけが行動範囲だった赤ちゃんが、隣の部屋に移動できるようになったりと今までよりも行動範囲が広がります。

行動範囲が広がった赤ちゃんは好奇心が増して機嫌がよくなり、周りの大人たちも子どもの成長を感じて嬉しい気持ちになります

歩行器を使うことでこれまでハイハイやズリバイをしていた赤ちゃんは視線が高くなり、行動範囲も広がります。赤ちゃんは好奇心旺盛です。歩行器によって自分の行動範囲がどんどん広がりますので、好奇心を刺激することができます。

狭いところに入り込む危険性が低くなる

寝返りをころころしはじめたりずりばいやハイハイをしはじめると、部屋の中の思わぬ隙間に入り込んでしまう危険性を伴います。歩行器はある程度の大きさがありますので、狭い所に入り込んで体が挟まってしまうなどの危険性が低くなります。

テーブル付きは食事ができる

テーブルが付いているタイプの歩行器はそのまま食事をとることができ、ちょっとしたおやつの時間にも便利です。

しかし、動きながら食べることは喉に食べ物が詰まったりと危険です。動きながら食べたりできないように車輪にストッパーがついているものもあります

最近の歩行器はストッパーがついているものが多いです。しかし、中にはストッパーがついていないものもあります。ストッパーがない場合、赤ちゃんが寄りかかって転倒してしまう危険性もあります。

安全面では車輪にストッパーがあるものを選ぶようにすると良いです。プレゼントやおさがりなどで歩行器をいただく際にも、ストッパーがついていることの確認をしましょう。

安全な環境でつかまり立ちの練習をすることができる

低いテーブルでつかまり立ちの練習をさせるとなると、赤ちゃんがバランスを崩した際に顔をテーブルで打ってしまったり後ろに倒れてしまったりする可能性があります。

しかし歩行器は中が椅子のようになっていますので、足の力が抜けてしまっても前後に倒れる心配がありません安全な環境でつかまり立ちの練習をすることができるのです。

このような歩行器のメリット、デメリットを参考に、赤ちゃんの一番身近な保護者歩行器が必要かどうか判断をしましょう

赤ちゃんが住んでいる環境も合わせた判断が必要です。こちらを参考に歩行器の使用をよく検討する必要があります。

 

まとめ

赤ちゃんの成長や住んでいる環境によって、赤ちゃんの歩行器が必要かどうかの判断をすることが大切です。

歩行器を使う場合は、デメリットをきちんと理解したうえで歩行器を使いましょう。そうすることで、赤ちゃんの機嫌が少しでもよくなり、育児に疲れている時にはホッとする瞬間もできるでしょう。

赤ちゃんがはやく歩けるようになることを目的とするのではなく、赤ちゃんのペースで歩けるようになることが一番であることは頭に入れておきたいことです。

 

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