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認可と認可外ではどう違う?保育園選びで後悔しないために知っておくべきポイントは?

      2017/10/21

職場復帰を考える親たちにとって保育園探しはとても深刻な問題ですよね。出産前から『保活』を始めるママがいるほど、保育園探しは難しいのです。わが子に合った、保育方針や保育内容に納得できる保育園に出会い、入園許可をもらうまでには長い道のりがあります。

たくさんある保育園の中から、認可保育園か?認可外保育園か?と、保育園選びに悩む共働き家庭のパパやママはきっと多いはず。大切なわが子をあずけることになる保育園です。

子どものための大きな決断ともなる保育園選びの参考となるよう、認可保育園と認可外保育園の違い、それぞれのメリットとデメリットをお知らせします。

認可保育園と認可外保育園の違い

保育園には、認可保育園、認可外保育園、無認可保育園、認証保育園の他にも、企業内保育園、病院内保育園といったいくつかの違った呼ばれ方があります。どのような違いがあるのかよく分かりにくいですよね。

保育園を大きく2つに分けると、認可保育園それ以外の保育園となります。「認可」は、保育園が所在する都道府県知事によって決定されます。

労働厚生省は、都道府県知事によって認可されていない保育園認可外保育園という言葉を使って表しています。これは、「認可かられている保育園」を意味しています。労働厚生省をはじめとする行政機関は認可外保育園という言葉を使う一方で、世間一般では通称として「無認可保育園」という言葉も使われています。これは「認可い保育園」という意味です。

認可外保育園」と無認可保育園」違う言葉ですが、同じように認可されていない保育園のことを意味します。

認可保育園とよく似た「認証保育園」という言葉もよく耳にします。東京都が定めた独自の基準により設置されたのが、認証保育園です。認証保育園は、国の保育所設置基準を満たしていないので認可外保育園となります。認証保育園については、このあと『認可外/無認可保育園』の中で説明していきます。

1.認可保育園とは?

国が定める設置基準を満たし、都道府県知事が許可した保育園のことです。

認可保育所とは、児童福祉法に基づく児童福祉施設で、国が定めた設置基準(施設の広さ、保育士等の職員数、給食設備、防災管理、衛生管理等)をクリアして都道府県知事に認可された施設です。

保護者が仕事や病気などの理由で、0歳~小学校就学前の子どもの保育ができない場合に、子どもを預かって保育します。区市町村が運営する公立保育所と社会福祉法人などが運営する民間保育所(私立)がありますが、認可保育所は公費により運営されています。

引用元: 福ナビ とうきょう福祉ナビゲーション より

2.認可外/無認可保育園とは?

都道府県知事による認可を受けていない保育園と、それ以外の小学校入学前の子どもを保育する施設の総称が、認可外保育園です。

認可外保育施設とは、児童福祉法第35条第3項に基づき区市町村が設置を届け出た、または同条第4項に基づき民間事業者等が都道府県知事の認可を受け設置した「認可保育所」以外の子供を預かる施設(保育者の自宅で行うもの、少人数のものを含む)の総称です。

引用元 : 東京都福祉保健局 より

認可外保育園には、認証保育園とよばれる施設も含まれます。認証保育園は東京都だけの制度で、様々な保育ニーズに応えるための独自の基準がもとになっています。ですので、東京都以外の地方自治体には認証保育園は存在しません。

東京の特性に着目した独自の基準を設定して、多くの企業の参入を促し事業者間の競争を促進することにより、多様化する保育ニーズ応えることができる、新しい方式の保育所、認証保育所制度を創設しました。 A型(駅前基本型)とB型(小規模、家庭的保育所)の2種類があります。

引用元: 福ナビ とうきょう福祉ナビゲーション より

認可保育園の特徴は?

認可外保育園との違い

  1. 設置基準をクリア
  2. 入園の対象となる乳幼児は「保育に欠ける」状態であること
  3. 保育料は世帯収入によって異なる
  4. 認可保育園には公立と私立がある

1、設置基準をクリア

保育所設置基準

  • 施設の広さ・設備
  • 子どもの数に対する保育士の数
  • 防災管理
  • 衛生管理
  • 開園時間・保育時間
  • 給食設備

児童福祉法の規定による最低基準をすべて満たすと、保育園が所在する都道府県知事の認可を受けることにより認可保育園として認められます。園児を巻き込んだ悲しい事故を起こさないために、国が定めた細かな基準をパスしているのが認可保育園です。

保育園を選ぶとき、安全性や望ましい保育環境であるかどうかの決め手は、認可保育園かどうかがポイントです。

2.入園の対象となる乳幼児は「保育に欠ける」状態であること

認可保育園では「保育に欠ける」状態の子どもをあずかって保育を行います。「保育に欠ける」とは、日中両親が仕事のため面倒を見る人がいない、または親が病気のため家庭での保育を受けられない環境におかれた子どもの状態のことです。

また、同居の家族の介護のためとか産前産後のため(育児休暇中は含まれない)などの理由も措置の対象となり、入園を申請することができます。

両親のどちらかが家庭で保育ができる場合は、認可保育園への入園の対象とはなりません。「専業主婦だけど子どもを保育園に入れたい」という場合、認可外保育園なら入園することができます。

3.保育料は世帯収入によって異なる

認可保育園の保育料は、保育園が所在する自治体によって決定されます。各世帯の住民税の所得割額によって算定されるので、金額は世帯によって違ってきます。収入が高ければ保育料が高くなるということです。認可保育園の保育料は同じように算定されるので、公立であっても私立であっても変わりはありません。

保育料の算定は年2回行われ、4月から8月分は前年度の住民税で、9月から3月分はその年度の住民税で算定されます。

4.認可保育園には公立と私立がある

認可保育園といっても公立と私立の保育園があり、運営団体もさまざまです。このため私立保育園は特に、それぞれの保育園にそれぞれの特色があります。

特色のある保育方針をうたう保育園では、戸外遊びをたくさん取り入れているとか、食育に力を入れているなどがあります。宗教法人が運営する園では、キリスト教系、仏教系など保育内容の他に独自の内容を含む場合もあります。

公立保育園は自治体が運営しているため、私立保育園ほど独自の保育方針をアピールするところは少なく、職員の人事異動もあります。人事異動により、保育内容に変化が起こる可能性があります。また、保育士との信頼関係を一から築いていくことが必要となることがあります。

認可保育園の運営母体
公立保育園 自治体
私立保育園 社会福祉法人

NPO法人

学校法人

宗教法人

企業

認可外/無認可保育園の特徴は?

認可外/無認可保育園には特徴のあるサービスを提供する様々な保育園があります。(特徴のあるサービスについてはこの後おしらせしていきます。)

国が定める設置基準を満たせないために認可が下りず、「認可外」として運営する保育園もありますが、設置基準を満たしていても、規制にとらわれず独自の保育方針で特色のある保育園を目指し、あえて「認可外」としている保育園もあります。(独自の保育方針についてはこの後お知らせしていきます。)

保育サービスを重視するのであれば、認可外保育園が提供する様々なオプションが便利です。

認可保育園との大きな違い

  • 入園の対象となるのは希望するすべての乳幼児
  • 保育料は一律
  • すべて私立 

認可外保育園へは、両親が仕事等で「保育に欠ける」状態でなくても希望すれば入園することができます。 

保育料については、世帯の収入に関係なく、一律に設定されています。認可外保育園の方が認可保育園より保育料が高いイメージがありますが、世帯収入が高い家庭の場合、認可外保育園の方が保育料が安くなるケースもあります。

子どもの年齢によって金額が違いますが、50,00080,000円くらいが一般的です。自治体によっては補助金が出るところもあるので、市区町村役所(保育課など 市区町村によって違う)に問い合わせてみるのがよいでしょう。

保育園のハード面、ソフト面に関しては、園によって大きな違いがあります。保育士の数が最低基準よりも少ない場合もあれば、多くのスタッフがいても保育士資格をもつスタッフが少ない場合もあります。それに対し、十分な数の保育士で質の高い保育が「売り」の保育園もあります。 

認可外保育園では、おけいこごとを積極的に取り入れて「園の特色」としているところが多いです。英語、リトミック、体操教室など様々で、共働きで送迎が難しい家庭にとって、園でおけいこごとが受けられるサービスはとても魅力的です。

また、東京都独自の「認証保育園」は、開園時間が13時間と長いこと、0~2歳児を多く受け入れています。こうした特徴から、共働き家庭サポート力は抜群というメリットがあります。

認可外保育園のメリットは、共働き家庭でなくても入園できること0歳児からの入園の可能性が高いこと、前述で紹介したような英語、リトミック、体操教室などの様々なサービス・おけいこ受けられることがあります。 

入園希望候補が決まったら園見学の手続きを

認可保育園にするのか、認可外保育園にするのかおおよその意向が決まったら、いくつか入園希望候補の保育園を上げることをお勧めます。都市部はもちろん地方都市でも、第一希望園への入園許可を獲得することは簡単ではありません

市区役所から保育園の入園案内に関する資料をもらったり、インターネットで検索して調べたりして情報を収集することから始めましょう。多くの自治体が12月に入園願書受付を開始します。それまでに希望する保育園候補を決めて願書を準備しておくためには、遅くても秋までに情報取集を終えておく必要があります。

保育園案内資料の入手先

  • 市区役所 保育課など
  • 子育て支援施設
  • 母子保健センター
  • 保育園
  • 児童館
  • ネット検索

保育園についての資料は、小さな子どもを持つ親がよく集まるところに置いてあることが多いです。私立保育園の場合、スーパーや小児科の待合室に資料がおいてあることもあります。市区役所には資料が設置されているだけではなく、保育園の担当課の係の人に質問することができるのもメリットです。

候補が決まったら、直接希望する保育園に問い合わせ、見学をすることをお勧めします。問い合わせの電話をする時間帯は、受け入れや降園で忙しい朝夕を避けるのがよいでしょう。10時ごろからお昼までか、お昼寝時間の1時過ぎから3時頃が園側の都合がいい時間です。

見学時間帯については、園行事や保育時間を考慮して、園側が都合のいい時間を指定する場合があります。また、子どもを連れて見学を希望する場合は、月齢・年齢にあわせて午前睡や離乳食の時間を考慮し、希望の時間を受け入れてくれることもあります。資料を通して得る情報と、直接見聞きして得る情報や、受け取る感じはずい分と違うものです。

認可保育園も認可外保育園も、入園前の見学を受け入れている園がほとんどです。

まとめ

認可保育園を希望する場合、「保育に欠ける」という条件を満しているということがポイントです。認可か認可外かによって保育園の特色もさまざまです。

両親の就労状態や、家庭の教育方針が園の方針・サービスとマッチしているかを判断して、子どもに合った保育園を選びましょう。

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