おひなまきの巻き方!赤ちゃんがよく寝てくれる「おひなまき」とは何だろう?
2018/05/03
生まれたばかりの赤ちゃんは抱っこでは寝てくれるけど、ベッドに降ろした瞬間に号泣したり、ベッドではなかなか寝なかったりと少しデリケートな場合があります。
ママが1日中抱っこ、なんてこともあるでしょう。それではママは疲れてしまいますよね。「おひなまき」はそんなママの救世主です。
おひなまきとは赤ちゃんが抱っこされていなくても安心してベッドで寝ることができる、おくるみの巻き方です。おくるみでおひなまきをすれば1日中抱っこにではなく、赤ちゃんが寝てくれるかもしれません。そんな赤ちゃんがすやすやと寝てくれるおひなまきについてお話しします。
このページの目次
おひなまきとは
「おひなまき」とは赤ちゃんをおくるみでぴったりと包む巻き方のことを言います。赤ちゃんはママの胎内にいたときは子宮壁にぴったり囲まれ、心地よく過ごしてきました。しかし生まれてから環境が変わりそのように囲まれて過ごすことがなくなるので、少し不安になってしまうのです。
そこで、おくるみを使って赤ちゃんをぴったりと囲んであげると、ママのお腹の中にいたときのように感じ安心し、泣きやんだりすんなり寝ることができたりすると言われています。上記写真はおくるみを使ったおひなまきの一つの例です。巻き方を学んでいきましょう。
おひなまきの効果
1.ぐっすり眠ることができる
赤ちゃんはおひなまきによって、ママの胎内にいるようにしっかりホールドされます。そのため、安心することができるので、ぐっすり寝ることができるようになります。
特に新生児は昼夜問わずになんども起き、ママも細切れ睡眠に疲れを感じることでしょう。赤ちゃんが少しでも寝てくれるとママにとっても嬉しいですよね。
2.モロー反射を防ぐ
モロー反射とは、生後間もない赤ちゃんに見られる原始反応で手をあげたり体が動いたりとビクッと体を動かすことをいいます。赤ちゃんはモロー反射によってびっくりして起きてしまい泣き出すことがあります。しかしおひなまきをすると、モロー反射による体の動きがないので、睡眠を妨げられることがなくなるようになります。
モロー反射を制限することは、成長を妨げることにはなりません。ただし、もし赤ちゃんがおくるみの中で苦しそうにしていたり、もぞもぞ動いている時は嫌がっている可能性があるので、おひなまきはやめましょう。
おひなまきの巻き方
おひなまきの手順は以下の通りです。
- おくるみをひき、おくるみの端の部分が赤ちゃんの首にあたるように寝かせる
- おくるみの上の角と角を結ぶ(このとき肘はいれたままで、手は出しておく)
- おくるみの下の一つの角を結び目の下から通す
- 3を赤ちゃんの足に合わせるように引き上げる(赤ちゃんの足は自由にさせておく)
- 反対側の下の角を4と結び合わせる
- 赤ちゃんの背中や足をゆっくりさすり、おくるみを体に合わせるようにする(このとき足をMの形にする)
- 赤ちゃんの体がほぐれると少しおくるみに余裕がでるので、また結び直す
トコちゃんベルトの青葉 おひなまきの使い方
上記はトコちゃんベルトの青葉から参考にした巻き方ですが、他にも結び合わせない方法もあります。どの巻き方がママにとって楽なのかは試していって探しましょう。
おひなまきをするときの注意点
1.嫌がったらやめる
おくるみで赤ちゃんの体を巻くとき、嫌がるようであればすぐにやめましょう。赤ちゃん全員がおひなまきに心地よさを感じるわけではありません。個人個人によって反応は異なりますので、嫌そうにしていたらやめましょう。
2.温度に気をつける
おひなまきをすると赤ちゃんはおくるみに包まれるため、体感温度が高くなります。そのため、室温をいつもと同じようにしていたのでは、赤ちゃんにとって暑すぎるかもしれません。適度な温度を保ちつつ、おひなまきをするときは赤ちゃんの洋服を1枚脱がせるなど体温調節できるようにしましょう。
3.おひなまきをした赤ちゃんから離れない
赤ちゃんがぐっすり寝ているからといって離れるのはいけません。突然寝返りをするなど、体を動かすかもしれません。寝返りをした赤ちゃんはおくるみにくるまれた状態では自分で元にもどることができません。事故防止のためにも赤ちゃんから目を話さないようにしましょう。
4.足はM字の状態もしくは折り曲げた状態で
赤ちゃんが一番気持ち良く寝られる体勢は、足をM字のようにしている状態です。ママの胎内では器用に体を折り曲げていました。おくるみの中でもそのように保ちましょう。また無理に足を伸ばしたり、斜めに足を置いたりすると股関節脱臼の恐れがあります。赤ちゃんの自然の動きにそうようにMのように折り曲げましょう。
いつまでおひなまきができるの?
おひなまきは赤ちゃんの首がすわって寝返り等で動き出す前ぐらいまでの生後3〜4ヶ月まで有効だとされています。自分で手足をバタバタ動かせるようになると、おくるみに包まれているのが嫌なときはおくるみを解くようになります。しかし、月齢が上がった赤ちゃんでもおひなまきで寝るのが好きな子もいるので、赤ちゃんの様子を見て続けたりやめたりしましょう。
おひなまきに適しているおくるみは?
おひなまきで有名なのはトコちゃんベルトの青葉のおひなまきですが、専用のおくるみを用意する必要はありません。通気性のいい軽いおくるみであれば、おくるみをされた赤ちゃんが暑くなりすぎないのでいいですし、ご自宅にあるバスタオルでの代用もできます。この際、赤ちゃんの肌に触れるものですので、綿100%のものを選ぶようにしましょう。
また、伸縮性のあるものだと巻きやすいので適しています。夏はさらにメッシュ素材やガーゼ素材を使用するなど、暑くなりすぎません。このように季節に合わせたものを選ぶといいですね。
まとめ
ママの救世主になり得るおひなまきについてお話ししました。見た目は窮屈そうに感じますが、おひなまきは赤ちゃんがママの胎内にいたときを再現し、赤ちゃんを安心させるものです。
赤ちゃんがぐっすり寝られれば、ママも少しは楽になりますよね。ぜひおひなまきを試してみてください。