【飛行機】ベビーカーは機内持ち込みOK?預けると料金かかる?ANA、JALと比較
2019/02/15
歩けるようになる前はもちろん、歩けるようになってもしばらくは重宝するベビーカー。お買い物やお出かけなどにベビーカーをよく使っているという方は多いのではないのでしょうか。
しかし飛行機に乗って遠方へ行くとなると、その扱いに困ります。旅先でも使いたいとき、飛行機に持ち込むことは可能なのでしょうか?空港内での移動はどうすればいいのでしょう?
そこで飛行機を利用する際のベビーカーの扱いについてまとめました。
このページの目次
飛行機内にベビーカーは持ち込めるの?
ANAとJALを例にしてご紹介します。利用する空港や航空会社・機種によって細かく異なる場合があるので、搭乗する前に個別に確認しましょう。
飛行機内で使用することはできる?
国内線 | 国際線 | |
ANA | 機内利用できません | 機内利用できません |
JAL | 機内利用できません | 機内利用できません |
2社ともに、スペースの関係上機内での利用はできません。ベビーベッドの貸出しサービスがあるので、赤ちゃんを寝かしたい場合などはそのサービスを受けるとよいでしょう。
では持ち込むことはできるのでしょうか。
指定サイズ以内なら飛行機内に持ち込むことはできる!
国内線 | 国際線 | |
ANA | 規定サイズ内であれば可能 | 持ち込みできない |
JAL | 規定サイズ内であれば可能 | 原則貨物室でお預かり |
2社ともに国際線での持込はできず、国内線では規定サイズ内であれば可能となっています。具体的にはどういうルールなのでしょうか?
飛行機内に持込可能なサイズ
100席以上の飛行機 | 3辺の和が115cm以内(幅55cm X 高さ40cm X 奥行25cm以内) |
100席未満の飛行機 | 3辺の和が100cm以内(幅45cm X 高さ35cm X 奥行20cm以内) |
2社ともにルールは同じで、規定サイズ内であれば持込可能です。幅55cm X 高さ40cm X 奥行25cm以内となると小型のスーツケースのサイズです。このサイズまでコンパクトにたためるベビーカーは限られます。
そしてもう一つ機内持込手荷物にはルールがあるのです。
ベビーカーを持ち込むと、他の荷物が持ち込めない!
2社ともに、機内持ち込みできる手荷物について、下記のルールがあるのです。
機内持ち込み手荷物はお一人様1個までのため、ベビーカーをお持ち込みになる場合、
身の回り品(ハンドバッグ、カメラ、傘など)の他に機内に手荷物はお持ち込みになれません。引用元:ANAホームページ
つまり、お財布などを入れたハンドバッグ以外に持ち込める手荷物は一つ。子連れでの飛行機となると、機内で万が一必要になるかもしれないオムツや着替え、おやつやおもちゃを入れたマザーズバッグも持ち込みたいところですよね。
ところが、ベビーカーを持ち込んでしまうとそれが手荷物としてカウントされてしまうので、マザーズバッグが持ち込みできなくなってしまうのです!大人ひとりなら、マザーズバッグの方を優先したいですよね。
大人がふたり以上いれば、ひとりがベビーカー・もうひとりがマザーズバッグを持つなど分担することで、両方持ち込むことができます。飛行機から降りてすぐ自分のベビーカーを使いたいなど、どうしても持ち込みたい理由がある場合は大人が複数のときにしましょう。
コンパクトな折りたたみできるベビーカーであれば持ち込むことはできるようですが、持ち込むことのできないベビーカーの方がほとんどです。
ではベビーカーを預ける場合はどうなのでしょうか。
ベビーカーを預ける場合のルールや料金は?
ベビーカーは無料で預けることができる
ANA、JALともに無料で預けることができます。会社によりまた国内線か国際線かによりルールが異なります。
国内線の場合
ANA | 手荷物許容量に含めず折りたたみ式ベビーカー・ゆりかご・チャイルドシートは無料で預かる |
JAL | 以下条件に当てはまれば預かり可能。サイズ(50cm×60cm×120cm以内)重量(預ける手荷物と合わせて20kg以内)※ファーストクラス利用は45kg以内 |
JALではサイズ制限がありますが、持ち込む場合と比べてかなり制限が緩和されています。アップリカ・コンビのHPで確認した範囲では、どのベビーカーも折りたためばこのサイズ内に当てはまりました。
国際線の場合
ANA | 手荷物許容量に含めず折りたたみ式ベビーカー・ゆりかご・チャイルドシートは無料で預かる |
JAL | 手荷物許容量に含めずベビーカー・ゆりかご・チャイルドシートは無料で預かる |
2社ともに手荷物許容量に含めず預けることが可能です。ただどちらも、「お客様が使用するものであれば」という条件がついています。例えば、自分が使うベビーカーではなくプレゼントで購入したベビーカーを運ぶ目的だけで飛行機に持ち込む場合は、無料の適用はないということです。
では次に預ける場合の具体的な注意点についてみていきましょう。
ベビーカーを預ける手順は?準備しておくといいことは?
ベビーカーを預ける手続きは他の荷物と同様に出発ロビーの手荷物カウンターで行います。ここでは事前に準備しておくといい3つのポイントをご紹介します。
ベビーカーを預けるときの注意ポイント3つ
- おもちゃやアクセサリなど付属品は外しておく
- 収納バッグがあればしまっておく
- ベビーカー貸出しの有無を確認しておく
1. おもちゃやアクセサリなど付属品は外しておく
ベビーカーに赤ちゃんがお気に入りのおもちゃをつけたり、荷物をかけるためのフックなどの付属品をつけたりしていませんか?破損や紛失の原因になるので、事前に外しておきましょう。
使用するものは手荷物のバッグに入れ、不要なものは預ける荷物に収納してしまえば身軽ですね。
2. 収納バッグがあればしまっておく
画像出典元:パラーニョフォーマルスタイル
写真のようなベビーカー用のトラベルバッグなど持ち運び用の収納ケースを持っていれば収納しておきましょう。
収納ケースを持っていなくてもほとんどの航空会社でベビーカーが入る大きなビニル袋が無料で用意されています。予約時に確認しておくといいですね。
画像出典元:Car Watch
ただどんな場合にも破損や多少の傷がついたりする可能性はゼロではありません。大切に扱っているベビーカーでどうしても傷などが気になるという場合は、旅行への持参をどうするかという点をもう一度検討してみましょう。
3. ベビーカー貸出しサービスを確認しておく
ベビーカー貸出しサービスのある航空会社や空港では、自分のベビーカーを手荷物カウンターに預けてから搭乗するまでの間、無料でレンタルすることができます。
時期や航空会社などにもより数に限りがある場合もあるので、事前に確認しておくといいでしょう。
ベビーカー貸出しサービスを受けられれば、荷物を預けた後もゆっくり空港内を散策したり買い物したりできます。逆に貸出しサービスがないようであれば、自分のベビーカーを預ける前に買い物などをすませて預けた後はなるべく身軽にしておくなど、備えることができます。
また、到着先の空港でもベビーカーを借りたい場合も、搭乗手続き時に申し込んでおきましょう。
まとめ
子どもと一緒の外出はいろいろと気を使うことが多いものですよね。
飛行機での旅行の場合、持ち込み荷物のサイズや量に制限があったりルールがあるので、面倒に感じる方もいるかもしれません。しかし、ベビーカーを機内に持ち込めない一方で、ベビーカーを預けたり貸し出しを利用したりすることもできるなど、サービスも充実しています。
心配なことは事前に航空会社に相談するなどして、楽しい時間を過ごしてくださいね!