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授乳中にヘアカラーをしても大丈夫なの?母乳への影響はあるの?

      2017/04/02

赤ちゃんを出産して少し落ち着いてきたころ、「そろそろヘアカラーをしておしゃれがしたいな。」と思うことはありませんか?ヘアカラーをしておしゃれをすることは女性にとって気分転換になる方法のひとつです。

しかし、ヘアカラーの液の匂いは、鼻をつまみたくなるほど強いものです。ママが液の匂いを吸うことや、ママの頭皮から液が体に入り込むことで、母乳への影響があるのでは?と心配になってしまいます。

ここでは、授乳中にヘアカラーをしても大丈夫なのか?母乳への影響があるのか?についてをご紹介します。

授乳中のママの状態について知りたい!

出産後のママの体は、お腹の中で赤ちゃんが約10ヶ月かけて成長した体です。すぐに元の体に戻るわけではありません。少しずつ時間をかけて元の体に戻ります。

特に、産褥期(さんじょくき)と呼ばれる出産後6~8週間の期間があります。この産褥期は、ママの体は元の体に戻ろうと急激な変化をします。

産褥期といっても、ママは赤ちゃんに授乳をしなければなりません。ここでは、産褥期のママの状態を含めた、授乳中のママの「体」の状態「心」の状態についてみてみましょう。

授乳中(産褥期を含む)のママの「体」の状態

  • 産褥期には、子宮が元の大きさに戻ろうとして、収縮する痛みが続いている
  • 産褥期には、悪露が続いている
  • 産褥期には、会陰切開や帝王切開による傷がまだ痛んでいる
  • ホルモンの変化によって抜け毛が多くなっている
  • 乳腺炎など、おっぱいに関するトラブルが起きやすくなっている
  • 肌荒れや敏感肌など、肌に関するトラブルが起きやすくなっている
  • 昼も夜も赤ちゃんのお世話で睡眠不足になっている

授乳中のママの「心」の状態

  • 赤ちゃんのお世話に追われてストレスが溜まりやすい
  • 周囲から取り残されたような感覚を持ち、不安になりやすい
  • ちょっとしたことで涙が出たり、情緒不安定になりやすい

授乳中のママは、出産したことによる体の変化だけでなく、心の変化もあらわれる状態となっていることが分かります。

また、授乳中のママは赤ちゃんのお世話に追われて、自分のことが後回しになってしまいがちです。今までのようにおしゃれに気をつかうことも、なかなかできなくなっている時期でもあります。

おしゃれがなかなか出来ないママも、授乳中に結婚式にお呼ばれした時など、ヘアカラーでおしゃれをして参加したいものです。そこで心配なのが、授乳中にヘアカラーをしても大丈夫なの?ということです。 

ヘアカラーの液の成分は?

ヘアカラーの液の主な成分「パラフェニレンジアミン」とは?

ほとんどのヘアカラーの液に含まれる主な成分に「パラフェニレンジアミン」という成分があります。この成分は、皮膚から浸透しやすく、かぶれを起こす原因となることがあります。

染色剤には、一時染毛剤、永久染毛剤、ヘアブリーチの3種類あるが、ここでは中毒事故も多く、毒性の高い永久染毛剤をとりあげる。第1液は、酸化染料(p-フェミレンジアミン0.5~24%含有、p-またはo-アミノフェール0.5%含有)、 (--省略--) からなる。第2液は酸化剤(過酸化水素5~6%含有)からなる。中毒はとくに第 1 液により生じる。

引用元:日本中毒情報センター「染毛剤(ヘアダイ、ヘアカラー) 」より

ここで、ヘアカラーは「永久染毛剤」に分類されます。「パラフェニレンジアミン」は「p-フェミレンジアミン」とも表記されます。

授乳中にヘアカラーをしても大丈夫なの?母乳への影響はあるの?

このように「パラフェニレンジアミン」は、ママにとって心配な成分です。さらには母乳はママの体で作られますので、「パラフェニレンジアミン」が母乳に全く影響がないとは言えません。

授乳中にヘアカラーをしても大丈夫なの?

ヘアカラーの液には「パラフェニレンジアミン」だけでなく、様々な化学物質が含まれています。しかしながら、ヘアカラーの液による化学物質が、母乳にどの程度影響があるのかは正式に報告されていません。

つまり、「授乳中にヘアカラーをしても大丈夫」「母乳への影響はない」とはっきりと言えないことがわかります。なるべくなら、授乳が終わってママの体も完全に元に戻った時にヘアカラーをすることが一番良いといえます。

どうしてもヘアカラーをしたい時はどうしたらいいの?

しかしどうしてもヘアカラーをしたい場合もあります。美容院によっては「パラフェニレンジアミン」などの化学物質を少しでも取り除いたヘアカラーをしてもらえるところもあります。

美容院に授乳中であることを伝えたうえで、ヘアカラーをするとよいでしょう。ただし、授乳中のママの状態をみてわかるように、ママの体や心は元の状態とは違います。

今まではヘアカラー液の匂いで気分が悪くなることがなかった人でも、授乳中のママは突然気分が悪くなってしまうこともあります。また、今までよりも色がつきにくくなってしまっていることもあります。

今までより色がつきにくくなてってしまう理由は、「パラフェニレンジアミン」などの化学物質を少しでも取り除いたヘアカラーを使用した時です。また、出産後の体質の変化が影響することもあります。

市販のヘアカラーは大丈夫?

市販のヘアカラーは、授乳中は使用を控えるように説明書に明記しているものがあります。

これは、美容師など専門の人がいない状況でするヘアカラーであることから、万が一のことを考慮した説明書きとなっていることが多いです。市販のヘアカラーは、説明書に従って使用するかしないかの判断をしましょう。

特にヘアカラーの液に「パラフェニレンジアミン」という成分が入っていないことの確認もしましょう。

ヘアカラーはいつからしてもいいの?

それではヘアカラーをいつからしてもいいのでしょうか?それは、以下の「ヘアカラーをしてもいい3つの条件」をクリアできる時が、その時だといえます。

これをクリアすればヘアカラーをしてもいい!3つの条件

  1. 会陰切開や帝王切開の傷が落ち着き、長時間座っていられるようになった時
  2. 完全母乳の場合、3時間以上授乳間隔が空くようになった時
  3. 肌荒れが起きていないなど、肌に関するトラブルが起きていない

ヘアカラーは時間がかかるものです。ヘアカラーの途中ですぐに授乳をするようなことも簡単にはできません。ママと赤ちゃんが3時間以上は離れていられることが、条件の目安となります。

パートナーなどに赤ちゃんを預けることもあるでしょう。そのような時には、預かってもらった人にミルクをあげてもらうことができると良いでしょう。

本来ならば、ヘアカラーをしている間、ずっと座っていられることが望ましいです。難しい場合は美容院に授乳中であることを伝えて、30分程度の間隔で途中で体勢を変えさせてもらえることができれば良いでしょう。

肌荒れに関しては、今までは大丈夫だったのに突然肌荒れを起こしてしまうことがあります。少しでも肌荒れが気になる場合は、ヘアカラーは避けましょう。

授乳中に美容院でヘアカラーをする時に注意したいこと

授乳中であることを美容院に伝えましょう

まずは授乳中であることを美容院に伝えましょう。そして授乳中のママに合ったヘアカラーをしてもらえるかの相談をしましょう。

授乳中であることを考慮して、匂いの強いヘアカラー液を使う前にひとこと声をかけてくれることもあるでしょう。赤ちゃんを連れている場合には、授乳コーナーを案内してもらえることもあります。

このように、美容院に授乳中であることをひとこと伝えておくと、様々な配慮をしてくれることがあります。

ヘアカラーにかかる時間を美容院に前もって確認しましょう

授乳中であることと同時にヘアカラーにかかる時間を美容院に前もって確認しましょう。

特にパートナーなどに赤ちゃんを預けて美容院に行く場合には、終了時間を確認してパートナーに伝えておくことで、ママもパートナーも安心します。

授乳中はトイレが近くなっていることや突然気分が悪くなることもあります。終了時間を聞くと同時に、さらに休憩時間を所々入れてもらうことができるかを聞いてみるのも良いでしょう。

赤ちゃんを連れて行く場合、そのことを美容院に伝えましょう

赤ちゃんを預かってもらうことができないなどの理由で、赤ちゃんを美容院に連れて行くこともあるでしょう。そんな時には、赤ちゃんを連れて行くことを必ず美容院に伝えておきましょう。

なかには赤ちゃんを連れて行くことができない美容院もあります。いきなり美容院に赤ちゃんを連れて行くことで、他のお客様の迷惑になるかもしれないことをママも考慮しましょう。

赤ちゃんを連れて行く場合、赤ちゃんの体調も確認しましょう

赤ちゃんを連れて行く場合は、ママの体調だけでなく、赤ちゃんの体調の確認が必要です。

便が緩いなどの病気的な症状がある場合はもちろん美容院に行くことを控えたいですが、機嫌が悪いなどといった赤ちゃんと長時間離れることが難しそうな場合は検討が必要です。

赤ちゃんを連れて行く場合、美容院に持って行くといいもの

  • 搾乳した母乳、またはミルク
  • オムツ
  • ビニール袋
  • おしりふき
  • ウェットティッシュ
  • 服の着替え
  • タオル
  • おもちゃ
  • 母子手帳

一般的に赤ちゃんを連れて外出する時の持ち物と同じと考えてよいです。

ただし、美容院は床に髪の毛が落ちていたり、ヘアカラー液などの口に含むと危険なものがたくさんあります。服の着替えやタオル、ウェットティッシュを忘れずに持って行きましょう。

赤ちゃんを美容院に連れて行った場合は、ママの目が行き届かないことがあります。美容院の他のスタッフさんに赤ちゃんを見てもらうこともあるでしょう。

特に赤ちゃんに慣れていないスタッフさんには、赤ちゃんにとって「危険なもの」「危険なこと」を事前に伝えおくことも大切です。

まとめ

ヘアカラーはなるべくなら、授乳が終わってママの体も完全に元に戻った時にすることが一番良いです。ヘアカラーの成分が心配な場合は、美容院に相談することで安心してヘアカラーをしてもらえます。

ママは毎日赤ちゃんのお世話に追われてストレスがたまっていることでしょう。赤ちゃんと離れることに少し不安はあるかもしれませんが、ママも気分転換のひとつとしてヘアカラーを楽しむことができるといいですね。

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