鍵盤ハーモニカを比較、あなたはヤマハ?スズキ?メーカー別の価格と特徴まとめ
小学校入学時に購入する学用品の一つに鍵盤ハーモニカがあります。使用する期間は短く、大人になると使う機会はほぼないので、どこのメーカーから販売されているのかもよくわからない人が多いことでしょう。
学校側から特に指定がない場合、価格の相場やどんな種類があるのかさっぱり見当がつかない!そんなママのために、鍵盤ハーモニカの特徴や価格をメーカー別にまとめました。
このページの目次
鍵盤ハーモニカの比較項目7つ
鍵盤ハーモニカを購入する際、決め手となる項目をあげてみました。
1.メーカー
楽器と言えば有名なのがヤマハの「ピアニカ」ですね。ヤマハと並んで有名なのがスズキの「メロディオン」です。他にも数社のメーカーがありますが、この2社が定番といってよいでしょう。
ヤマハの特徴
国内で最もシェアが高い製品です。高価ですがその分品質も良く、1年間のメーカー保証がついています。みんなと同じものを使った方が安心、という方はこの製品を選ぶと良いでしょう。
スズキの特徴
スズキの鍵盤ハーモニカは他のメーカーに比べて品数が多いです。アルト32鍵だけでも3種類あり、ハードケースとセミハードケースがあります。セミハードケースがあるのはスズキだけです。
またケースは別売りもあり、壊れた際はケースのみ買い替えることができます。ただしメーカー保証はありません。
その他メーカーの特徴
- キョーリツ…色数が最も多く、1年間のメーカー保証つき。更に価格もリーズナブルです。
- キクタニ…安価でカラーが豊富。音量が大きいのが特徴。
- ゼンオン…安心の国内生産。集合音がきれいにまとまるように意識した作りです。
2.鍵盤数
鍵盤ハーモニカの鍵盤数は25~44鍵まであります。小学校では32鍵を使うことが多いので、特に指定がなければ32鍵のものを購入しましょう。
3.価格
安ければ2000円程度から、高くて6000円ぐらいまでが相場です。値段に幅があるのは以下の理由があります。
価格に差がある理由3つ
1.有名メーカーかそうでないか
似たような商品でも有名ブランドであれば、価格が若干高めに設定されています。
2.素材の質が違う
- ケースがプラスチックか、セミハード(EVA)か
- リードと呼ばれる金属部分の仕上げや材質の違い
3.鍵盤数
鍵盤ハーモニカは24~37鍵あり、鍵盤数が多くなるにつれて価格は高くなります。
4.ケースの素材
鍵盤ハーモニカのケースはハードとセミハードの2種類があります。子供の体格に合わせて選ぶとよいでしょう。小柄で細身な子や幼稚園・保育園児であれば軽量のセミハードケースがおすすです。
物の扱いが乱雑な子であれば、衝撃を受けても割れにくいハードケースの方が良いでしょう。
ハードケース

画像出典元:http://jp.yamaha.com/
ハードケースはプラスチックで出来ており、耐久性に優れています。また付属品をしっかり固定して収納できます。
セミハードケース

画像出典元:http://jp.yamaha.com/
セミハードケースはEVAという、ゴムと変わらない性質を持つ合成樹脂で出来ています。軽量で持ち運びがしやすいです。
5.色

画像出典元:https://www.amazon.co.jp/
定番のピンクや青以外にも、緑や黒などカラーバリエーションが豊富な鍵盤ハーモニカもあります。みなが同じ色だと区別がつきにくいので、ちょっと目立つ色を選ぶのもよいでしょう。
6.音域
鍵盤ハーモニカの音域はアルト、ソプラノ、バスの3種類があります。
アルト・ソプラノ・バスの特徴
- アルト…人間の声に最も近い音域
- ソプラノ…アルトより高い音域
- バス…アルトより低い音域
このうち最も多く使用されているのはアルトです。学校で使うのであればアルトの32鍵が定番です。
7.パーツの替えの有無
鍵盤ハーモニカの付属品として「ホース」と「吹き口」があります。これらは使用するうちに劣化しますし、ハードケースは衝撃で割れてしまうこともあります。そんなときに各付属品は別途購入できるか、確認しておきましょう。
メーカーによって差込口の大きさや、吹き口の形が違うことがあるので、気を付けて下さい。
鍵盤ハーモニカ メーカー別おすすめ商品5選
アルト32鍵の鍵盤ハーモニカで、各メーカーのおすすめ商品をまとめました。参考にして下さい。
1.ピアニカP-32E/P-32EP(ヤマハ)

画像出典元:http://jp.yamaha.com/
ママ世代だと鍵盤ハーモニカを「ピアニカ」といってた人が多いかもしれません。実は「ピアニカ」はヤマハの鍵盤ハーモニカの商品名なのです。さびにくい塗料で金属部分の劣化を防ぎ、クリアな音色を保てます。
こだわりポイント
- 側面にシールスペースがあり、収納時に自分の楽器が見つけやすい
- 差込口にはパイプクリップがついており、立奏中の待機時に便利
製品仕様
メーカー希望小売価格 | 6,600円(税抜) |
カラー | ブルー、ピンク |
寸法(長さ×幅×高さ)㎜ | 本体:425×96×49
ハードケース:456×173×58 |
本体重量 | 600g |
別売付属品 | 演奏用パイプ:500円(税抜)
吹き口:300円(税抜) |
カタログ | ヤマハ ピアニカカタログ(2014年9月版) |
2.メロディオンFA-32B/FA32P(鈴木楽器製作所)

画像出典元:https://www.suzuki-music.co.jp/
とても軽くて持ち運びも楽な、セミハードケースを採用。音の立ち上がりが良く、はりのある澄んだ音色はアンサンブル時に美しく響き合います。
こだわりポイント
- セミハードケースで従来の製品より約10%軽量化
- 机の上に置いたとき、「カタカタ」という音がしないので演奏に集中できる
製品仕様
メーカー希望小売価格 | 6,600円(税抜) |
カラー | ブルー、ピンク |
寸法(長さ×幅×高さ)㎜ | 本体:420×100×45 |
本体重量 | 565g(ケース250g) |
別売付属品 | 立奏唄口:300円(税抜)
卓奏唄口:4500円(税抜) ケース:2200円(税抜) |
カタログ | スズキメロディオンFA-32製品カタログ(2015年9月版) |
3.メロディーピアノP3001-32K(キョーリツコーポレーション)

画像出典元:http://kyoritsu-group.com/
安くてカラーバリエーションが豊富。全12色あるので、定番のブルーやピンクは嫌だ!というお子さんにもきっと気に入る色が見つかるでしょう。軽量なので、小柄なお子さんや幼児も持ち運びしやすいです。
こだわりポイント
- 黒鍵がケースと同色でオシャレ(サクラ、ソラのみ)
- ストラップ取り付け用の穴があり、首掛けスタイルでの演奏が可能
製品仕様
メーカー希望小売価格 | オープン価格
参考価格:2,280円~3,000円(2016年現在) |
カラー | ネイビー、サクラ、ソラ、パープル、ライトグリーン、ライトブルー、レッド、グリーン、イエロー、ピンク、ブラック |
寸法(長さ×幅×高さ)㎜ | 本体:420×105×35 |
本体重量 | 500g |
別売付属品 | 専用交換用ホース:オープン価格
専用交換用吹き口:オープン価格 |
4.鍵盤ハーモニカ MM-32(キクタニ)

画像出典元:http://www.kikutani.co.jp/
一般的なアルト32鍵仕様でお手頃価格。背面につば抜きボタンがついており、ケースを開くと譜面台になります。
こだわりポイント
- ケースの色が他のメーカーに比べて鮮やかで、目を引きやすい
製品仕様
メーカー希望小売価格 | 3,500円(税抜) |
カラー | ブルー、ピンク、グリーン、ブラック |
寸法(長さ×幅×高さ)㎜ | 本体:420×104×48 |
本体重量 | 570g |
別売付属品 | MM-32専用ホース 立奏用座奏用セット:540円(税込) |
5.ピアニー323A(ゼンオン)

画像出典元:https://www.amazon.co.jp/
安心の日本製。合奏のユニゾンがきれいで、他の楽器ともよく溶け込みます。少ない息でも簡単に音が出るよう設計されているため、小さなお子さんでも使いやすいです。
こだわりポイント
- 金属に錆がつきにくい加工を施してあるので、安定した音色を保てる
- ハードケースは中空二重構造で、外部からの衝撃に強い
製品仕様
メーカー希望小売価格 | 6,400円(税抜) |
カラー | グリーン、ブルー、ピンク |
寸法(長さ×幅×高さ)㎜ | 本体:400×105×45 |
本体重量 | 615g |
別売付属品 | 卓奏用唄口パイプセット:432円(税込)
立奏用唄口:350円(税込) |
まとめ
同じ鍵盤ハーモニカでもメーカーによって値段も様々、カラーバリエーションも豊富で迷いますね。性能にこだわるならヤマハ、スズキ、ゼンオン。価格重視であればキョーリツかキクタニがおすすめです。
お気に入りの商品が見つかると、音楽を習うモチベーションも上がることでしょう。予算とも相談の上、お子さんの好みに合った鍵盤ハーモニカを見つけてください。