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外出時、離乳食はどうする?何を準備したらいい?

      2017/09/21

離乳食が始まると、外出する時間帯を気にするママも多いですよね。できれば離乳食を食べさせてから外出したいけど、離乳食が2回食・3回食になると、離乳食の時間と外出の時間が重なってしまうこともあります。

赤ちゃんとの楽しい外出…でも、いざ外出先で離乳食を与えるとなると、何を準備して、何を持っていったらいいか悩みませんか?今回は、外出先で離乳食を与える場合の準備物や手作りとレトルトの離乳食はどちらがいいのか、そして、気になる食中毒予防についても解説します。

外出するとき、離乳食はどうする??

外出するとき、赤ちゃんの離乳食の時間と重なると、外出先で何を食べさせたらいいか悩みますよね。ここでは、外出するときに準備するものや、手作りとレトルトの離乳食のメリット・デメリットについて解説します。

外出するときに準備するものは?

手作りまたはレトルトの離乳食を外出先で与えるときに、そろえておきたいものは以下の通りです。

これがあれば外出先で離乳食を与えるときに困らない

  • 使い慣れたスプーン、スプーンをいれるビニール袋またはケース
  • 食事用の防水加工されたエプロン
  • 手作りやレトルトの離乳食
  • 汚れたエプロンやゴミを入れるゴミ袋
  • 汚れた手や口を拭くためのウェットティッシュ
  • 赤ちゃん用の着替えの服

ウェットティッシュは離乳食を食べる前に赤ちゃんの手を拭いたり、周囲にこぼれた離乳食を拭き取るときにも活躍します。また、離乳食をこぼして服が汚れてしまったときに備えて、赤ちゃん用の着替えがあると便利です。

持っていく離乳食は手作り?それともレトルト?

離乳食を準備するとき、手作りかレトルトどちらがいいか悩みますよね。手作りとレトルトの離乳食のメリット・デメリットは以下のとおりです。

手作りの離乳食のメリット・デメリット

メリット

  • 普段から食べ慣れている
  • 旬の食材や新鮮な食材を使うことができる
  • 食品添加物が入っていない
  • 赤ちゃんの食べる量に合わせてもっていくことができる
  • 彩りや栄養バランスを考えたものを与えることができる

デメリット

  • 離乳食を作るために時間がかかる
  • 夏場や長時間持ち歩くと、離乳食に菌が繁殖し食中毒を起こすことがある
  • 水分が多い離乳食の場合、容器から汁がもれることがある
  • 食べ終えた離乳食の容器を帰って洗う必要がある

レトルトの離乳食のメリット・デメリット

メリット
  • 離乳食を作る手間が省ける
  • 滅菌処理されているため、腐ったり食中毒を起こす可能性が低い
  • 月齢に合わせた固さや大きさで調理してある
  • 普段は食べない食材や味を体験することができる
  • 汁がもれる心配がない
  • 容器が使い捨てのため、帰ってから容器を洗う必要がない
デメリット
  • 塩分が多く、味が濃い
  • 食品添加物が含まれている
  • 量が多かったり少なかったりと赤ちゃんに合う量ではないことがある
  • 市販されている離乳食は種類に限りがあるため、メニューがワンパターンになる

“外出するときはレトルトの離乳食”と決めてしまってもいいですし、赤ちゃんとママの負担が少なく外出を楽しめるよう、手作りかレトルトの離乳食を選んでくださいね。

でも、外出先でレトルトの離乳食ばかりでは赤ちゃんに悪いなと思うママもいますよね。そんなときは、手作りとレトルトの離乳食を両方を持っていくこともオススメです。レトルトの離乳食の活用方法を以下にまとめました。

レトルトの離乳食、こんな使い方もあり!

  • ごはんかおかずのどちらかは手作りで、どちらかはレトルトの離乳食にする
  • 手作りの離乳食を与え、量が足りなければレトルトの離乳食を与える
  • ごはんは家から持っていき、レトルト離乳食のカレーをかけてカレーライスにしたり、レトルト離乳食のおかずをかけて、あんかけごはんにする

外出先で、レトルトの離乳食は食べてくれないかも…と心配なときは?

普段、手作りの離乳食を食べ慣れていると、外出先でレトルトの離乳食を食べてくれるか心配になることもありますよね。そんな時は、外出時に持っていく予定のレトルトの離乳食を、前もって家で試してみることをオススメします。

前もってレトルトの離乳食を家で試す理由

  • 赤ちゃんがレトルトの離乳食の味や固さに慣れることができる
  • 赤ちゃんの好みの味や固さを知ることができる
  • 赤ちゃんにアレルギー反応が出ないか確かめることができる

もし、用意したレトルトの離乳食を嫌がって食べない場合は、別の種類のレトルトの離乳食を試してみてください。それでもレトルトの離乳食を食べない場合は、普段から食べ慣れている手作りの離乳食を外出時に持っていきましょう。

赤ちゃんの食中毒に注意!!

梅雨の季節や夏場は、手作りの離乳食を持ち歩いている間に雑菌が繁殖しやすいため、食中毒に注意が必要です。赤ちゃんは抵抗力が弱いため、食中毒にかかったときは下痢や嘔吐などの症状が急に進み、重症になりやすいです。そのため、食中毒を予防することが大切です。

食中毒の原因は?

ここでは、食中毒の主な原因となる菌を6つ紹介します。

食中毒の原因菌 何から感染するのか
1.サルモネラ ・加熱不足の卵・肉・魚料理

・生肉を切った包丁を洗わず他の食品に使う

・犬や猫などのペット

・ゴキブリなどの害虫

2.黄色ブドウ球菌 ・おにぎり、お弁当、サンドイッチ

(人間の鼻や口の中、傷口、髪の毛に菌がいるため、調理するときに食品にうつる)

3.腸炎ビブリオ ・刺身、寿司など生の魚介類が使われている食品

・生肉を切った包丁を洗わず他の食品に使う

4.カンピロバクター ・加熱不足の肉料理(鶏肉)

・井戸水

・生肉を切った包丁を洗わず他の食品に使う

・犬や猫などのペット

5.腸管出血性大腸炎 ・加熱不足の肉料理

・井戸水

・生野菜

6.ウェルシュ菌 ・肉・魚の煮込み料理

(大量に作り、室温で放っておくと菌が増殖する)

食中毒をおこす主な細菌とウイルスの特徴(とくちょう)

サルモネラ菌

十分に加熱していない卵・肉・魚などが原因となります。 (中略)乾燥(かんそう)に強く、熱に弱い特徴があります。
食後、6時間~48時間で、はきけ、腹痛、げり、発熱、頭痛などの症状が出ます。

黄色(おうしょく)ブドウ球菌

ヒトのひふ、鼻や口の中にいる菌です。傷やニキビを触った手で食べ物を触ると菌が付きやすくなります。そのため、加熱した後に手作業をする食べ物が原因となります。

(中略)この菌が作る毒素は熱に強く、一度毒素ができてしまうと、加熱しても食中毒を防ぐことはできません。
食後30分~6時間で、はきけ、腹痛などの症状が出ます。

腸炎(ちょうえん)ビブリオ菌

生の魚や貝などの魚介類(ぎょかいるい)が原因となります。(中略)塩分のあるところで増える菌で、真水や熱に弱い特徴があります。
食後4時間~96時間で、激しいげりや腹痛などの症状が出ます。

カンピロバクター

十分に加熱されていない肉(特にとり肉)や、飲料水、生野菜などが原因となります。また、ペットから感染することもあります。(中略)乾燥に弱く、加熱すれば菌は死滅します。
食後2~7日で、げり、発熱、はきけ、腹痛、筋肉痛などの症状が出ます。

腸管出血性大腸菌(ちょうかんしゅっけつせいだいちょうきん)(O157、O111など)

十分に加熱されていない肉や生野菜などが原因となります。(中略)菌には、O157やO111などの種類がありますが、十分に加熱すればふせげます。
食後12~60時間で、はげしい腹痛、げり、血が多くまざったげりなどの症状が出ます。
症状が重くなると、死ぬこともあります。

引用先:食中毒の原因と種類:農林水産省

ウェルシュ菌(細菌)[Clostridium perfringens]

症状は?

  • 食後8~20時間で、お腹が張り、腹痛、下痢などをおこします。
  • おう吐や発熱はほとんどおこさず、通常は1日程度で回復します。

原因になりやすい食品は?

  • 加熱調理した後、室温で冷まして放置し、再び加熱することを繰り返した食品が原因になりやすいです。具体的には、煮物、カレー、シチュー、スープ、麺つゆなどがあります。
  • 特に給食など、一度に大量に調理した食品が原因になることが多いです。 

食中毒予防のためにできること

食中毒を予防するためには、食中毒の原因になる菌を離乳食につけないことが大切です。離乳食を作るときの注意点を以下にまとめました。

離乳食を作るときの注意点

  • 調理前は薬用石けんで手洗いをする
  • 卵・肉・魚は十分に加熱し、中心部分まで火が通っていることを確認する
  • 生の卵・肉・魚、野菜は赤ちゃんには与えない(加熱したものを与える)
  • 生肉を使った包丁とまな板は、次に使う前に食器用洗剤で洗う
  • 調理のときに井戸水は使わない
  • 調理中に顔や髪の毛を触ったり、ペットや害虫に触れたときは、薬用石けんで手洗いをし、アルコール手指消毒剤で除菌する
  • 手に傷があるときは、清潔な使い捨てのビニール手袋をはめて調理する
  • 作った離乳食は冷ましてから容器につめる
  • 離乳食を持ち歩くとき、保冷剤やクーラーボックスを使う
  • 水分が多い離乳食は長時間持ち歩かない

調理するときの加熱時間については以下のとおりです。

家庭での食中毒予防は、食品を購入してから、調理して、食べるまでの過程で、どのように、細菌を「つけない」「増やさない」「やっつける」を実践していくかにあります。(中略)

(4)調理
  • 肉や魚は十分に加熱。中心部を75℃で1分間以上の加熱が目安。

引用先:政府広報オンライン「食中毒を防ぐ3つの原則・6つのポイント」http://www.gov-online.go.jp/featured/201106_02/index.html

離乳食が何回食かによって、外出先で離乳食を与えるかを考えよう

外出先で離乳食を与えることはママにとっても大変なことですよね。ここでは、赤ちゃんの離乳食が1回食・2回食・3回食の3つの場合について、外出先で離乳食を与えたほうがよいのかについて解説していきます。

1.離乳食が1回食の場合

離乳食が1回食の場合は、赤ちゃんが離乳食にまだ慣れていないため、普段と違う環境で落ち着いて食べることができなかったり、ママも外出先で離乳食を与えることに慣れず、戸惑うことがあります。

その場合、無理に外出先で離乳食を与えるよりも、家で離乳食を与えてから外出したり、帰ってから離乳食を与えるといいでしょう。外出中は母乳やミルクを与え、赤ちゃんがお腹を空かせないように気をつけましょう。

2.離乳食が2回食の場合

離乳食に慣れ、2回食になった場合は、普段離乳食を与えている時間をふまえて、外出先で離乳食を与えるか考えましょう。

例えば、離乳食を午前1回、午後1回与えている場合は、午前の離乳食が終わってから午後の離乳食までの時間に外出すると、外出先に離乳食を持っていく手間や離乳食を与える時間を省くことができます。

生活リズムを整えるために、離乳食を与える時間は毎日同じ時間が望ましいですが、離乳食の時間が1〜2時間早いまたは遅くなっても赤ちゃんにとって大きな影響はありませんので、外出が長引いたとしても心配しなくて大丈夫です。

2回食の場合も、外出中は母乳やミルクを与え、赤ちゃんがお腹を空かせないように気をつけましょう。

3.離乳食が3回食の場合

離乳食が3回食の場合は、朝・昼・晩と離乳食を与えているため、離乳食の時間に外出するときは外出先で離乳食を与えましょう。

普段と違う環境であるため、食事に集中できず、離乳食を残してしまう赤ちゃんもいます。その場合は、1歳までなら離乳食後に母乳やミルクを与え、1歳以降なら15時頃に、小さいおにぎりや果物などの栄養を補給するおやつを与え、栄養を補給してあげましょう。

快適に離乳食を食べることができる環境か確認しよう

普段とは環境が違う外出先で赤ちゃんが落ち着いて離乳食を食べるために、外出前に以下のことを確認しておくと安心です。

外出前に確認すること

飲食店以外の場所で離乳食を与える場合

  • 赤ちゃんに離乳食を与える場所はあるか
  • 離乳食を温めたり調理するための電子レンジ・ポットの設備はあるか

飲食店で離乳食を与える場合

  • テーブル席の場合、ベビーチェアはあるか
  • 離乳食の持ち込みはOKか
  • 離乳食を温めることはできるか
  • 赤ちゃん用の食器やスプーンはあるか

まとめ

外出先で離乳食を与える時は、使い慣れたスプーン、離乳食、エプロン、ゴミ袋、ウェットティッシュ、着替えの服がそろっていれば困りません。また、手作りの離乳食とレトルトの離乳食のメリット・デメリットをふまえ、赤ちゃんとママの負担が大きくならないように離乳食の内容を選んでくださいね。

特に梅雨の季節や夏場は、手作りの離乳食を持ち歩いている間に雑菌が繁殖しやすいため、食中毒に注意が必要です。調理時の手洗いや離乳食を持ち運ぶ時に保冷剤を使用するなどして、食中毒を予防しましょう。

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