生後2ヶ月の赤ちゃんと外出!気をつけることはある?行き先は?持ち物は?
2016/12/15
常に寝てばかりだった新生児の時期と違い、生後2ヶ月の赤ちゃんは起きている時間も増えてきて徐々に昼と夜の区別もつき始めるので、近場にお出かけをするにはちょうどいい時期と言えます。
でも2ヶ月の赤ちゃんとお出かけってどうすればよいのでしょうか。どこに行けばいいのか、何を持っていけばいいのか・・実際お出かけしようと思うとお母さんの不安や疑問は尽きないことでしょう。
生後2ヶ月の赤ちゃんとお出かけするときの注意点やメリット、持ち物や服装などをご紹介します。ぜひ参考にしてください。
このページの目次
赤ちゃんはいつから外出できる?
画像出典元:https://mamanoko.jp/articles/5634
1ヶ月検診が終わってから
多くの赤ちゃんの生後初めての外出先は産院で行われる1ヶ月検診です。1ヶ月検診とは、赤ちゃんの成長や発達の様子を見たり、産後のお母さんの体調を確認するために行われます。
1ヶ月検診で何も問題がなければ少しずつ外出を始めてみましょう。まずは自宅周辺で5分程度の外気浴から。徐々に外気に慣らしていきます。
外気浴はまず窓を開けて部屋に風を通すことから始めます。慣れてきたらベランダや家の庭などに出てみて外気に慣らしていきましょう。それにも慣れたら次は近所への散歩へ出かけるなどして、徐々にお出かけする範囲や時間を広げていきましょう。
生後2ヶ月の赤ちゃんと外出するときの注意点2つ
画像出典元:http://ladyhappylife.com/babysanpo/
2ヶ月頃になると赤ちゃんは外気にも慣れ、お母さんの身体も徐々に元に戻ってくるので色々な場所に出かけられるようになってきます。でもまだまだ赤ちゃんの免疫力は低く、首も据わっていません。赤ちゃんとのお出かけに不慣れなお母さんの不安も大きいかと思います。生後2ヶ月の赤ちゃんとお出かけする時の注意点を2つご紹介します。
1.出かける時間帯
赤ちゃんの皮膚の厚さは、大人が2、3mほどであるのと比べて2分の1以下しかなく非常に薄いと言われています。そのため紫外線など強い刺激を与えてしまうと肌が赤くなったり肌トラブルの原因になってしまいます。なるべく刺激の少ない時間にお出かけしましょう。
夏の場合
夏は日中は気温が高く、紫外線も強いので日差しが強い時間は避けてお出かけします。朝や夕方など太陽があまり出ていない時間がおすすめです。出かけるときはなるべく赤ちゃんの肌を露出させない、薄い布を掛けるなど日よけや虫除け対策を十分行いましょう。
冬の場合
冬の場合は夏とは逆で暖かい日中にお出かけするとよいでしょう。お昼前後がおすすめです。雪の日や路面が凍っているような日は危ないので外出は控えましょう。
授乳の合間
気温に合わせて出かけるのも大切ですが、授乳時間の合間に出かけるようにすると外出先の負担も少なくてよいでしょう。生後2ヶ月になれば少しずつ授乳のタイミングも分かり始めてくる頃なので、授乳した後に合わせるようにしてお出かけできるように計画してみましょう。
2.外出時間の目安
外出時間はなるべく短時間で済ますようにしましょう。あまり長いと赤ちゃんもお母さんも疲れてしまいます。まだ生後2ヶ月のこの時期は、長くても1時間程度にしておきましょう。
生後2ヶ月で外出するメリット・デメリット
画像出典元:http://先読みトリビア.com/2016/0120/akatyannharunosannpo/
そもそも生後2ヶ月の赤ちゃんと外出する必要があるのでしょうか。実は2ヶ月の赤ちゃんはまだあまり目も見えていません。新生児の視力は0.01くらいしかなくて焦点距離は16〜24cm、認識する色は黒、白、グレーのみです。生後2ヶ月頃になると徐々に色覚が発達して目の前でものを動かすと目で追えるようになってきます。
生後3ヶ月頃でようやく視力は0.04〜0.08くらいになり、人の形がぼんやりと分かるようになってお母さんの笑顔も判別できるようになります。このように景色を楽しむこともまだあまり出来ない赤ちゃん。家でも十分楽しいし、お昼寝や授乳の時間もあるので外出したくないお母さんもいるのではないでしょうか。まずは外出のデメリットを書き出してみます。
お出かけのデメリット4つ
- 風邪や感染症などを移される可能性がある
- 直射日光や気温変化などから守る必要がある
- 行き先や時間帯が限られる
- 荷物が多くて大変
赤ちゃんとの外出には気をつけるべきことが多くてお母さんは大変です。しかし、そんなお出かけのデメリットを分かった上でもやっぱり出かけてみようと思えるようなメリットがあるのです。
お出かけのメリット4つ
- 赤ちゃんの身体の成長が促される
- お母さんのストレス発散
- 生活リズムが整いだす
- 赤ちゃんの気分転換にもなる
ひとつずつ見ていきたいと思います。
1.赤ちゃんの成長を促す効果
太陽の光には赤ちゃんの成長を促す効果があると言われています。成長をもたらす効果があるビタミンD。日光を浴びることによってビタミンDが体内で作られるのです。太陽の光を浴びることは強い骨作りのためにも欠かすことができません。
ビタミンDの主な働きは以下の通りです。ビタミンDは、カルシウムとリンの吸収を手伝って骨を丈夫にしたり、遺伝子の働きを調節したりしています。
- カルシウムとリンの吸収促進
- 骨の形成と成長促進
- 遺伝子の働きを調節(免疫向上・糖尿病予防・発ガンの抑制)
引用元:栄養素の説明 - ビタミン「ビタミンDの働き」より
太陽の光を浴びると言っても、強い紫外線は赤ちゃんには負担が大きく、直接日光に当たる必要はありません。日陰でも十分効果があります。
2.お母さんのストレス発散
家の中にいるばかりではいつの間にかストレスが溜まってしまいます。ちょっとの時間でも外出して外の空気を吸えば気分もリフレッシュされるはず。お出かけすることで気分転換できて、お母さんの生活にもメリハリを与えてくれます。
3.生活リズムが整いだす
外出は大人にとって少しの時間でも、赤ちゃんにとっては刺激が強くてかなり疲れてしまいます。そのため昼間外出をすると夜ぐっすり寝てくれるようになり、生活のリズムも整い始めます。ただし疲れすぎると興奮して寝なくなったり、夜泣きをしたりする場合もあるので注意が必要です。
4.赤ちゃんの気分転換にもなる
赤ちゃんの機嫌が悪くてグズグズしているとき、外出することによって機嫌がよくなる場合があります。赤ちゃんも大人と同じです。外の空気を吸えば気分もリフレッシュされてよい気分転換になります。
生後2ヶ月でおすすめの外出先
外出できるようになるとショッピングモールなど行きたくなりますが、生後2ヶ月の赤ちゃんをいきなり賑やかすぎる場所に連れていくのは避けましょう。ウイルスも怖いですし、赤ちゃんには刺激が強過ぎて夜泣きなどに繋がる可能性があります。ではおすすめの外出先はどこがあるのでしょうか。
公園で日向ぼっこ
家の近所の公園のベンチに座って日向ぼっこはいかがでしょうか。公園で実際に遊べるようになるまでにはまだまだ時間がかかりますが、風や日の光を肌で感じ、遊んでいる子どもたちの声や鳥の鳴き声を耳で聞き・・、赤ちゃんにとって公園はとても刺激的で楽しい場所です。
午後は幼稚園児や小学生などが増えるので未就学時が多い午前中がおすすめです。公園で遊んでいる1〜3歳頃の子どもたちを観察して自分の子どもの将来の姿を想像するのも楽しいですよ。
スーパーなどに買物
新生児のうちは外に連れ出せず、買物も家族に任せたり、インターネットで注文して届けてもらったりしていた方も多いのではないでしょうか。
赤ちゃんと近くのスーパーで買物をすることは、お母さんにとってもよいリフレッシュになると思います。ただし人も多く冷気もあるスーパーは、長い時間いるにはあまりおすすめできません。買う物のメモは忘れず、さっと済ませるようにしましょう。
近所をプラプラお散歩
特に目的地がなくても、近所をプラプラ散歩するだけで赤ちゃんには刺激的な体験です。外には家にはない様々な人やもの、匂いや音であふれています。大通りはなるべく避けて交通量の少ない道を選びましょう。赤ちゃんとのんびり散歩することで、今まで気付かなかったような発見があるかもしれません。
外出するときの持ち物
画像出典元:http://mamari.jp/3078
生後2ヶ月の赤ちゃんとお出かけするとき、いくら近所とは言え何があるか分からないものです。いったい何を持っていけばよいでしょうか。これさえあれば急なトラブルにでも対応できる!という持ち物をご紹介します。
お出かけする場所やどのくらいの長さお出かけするかによって中には持っていかないものもあるかと思います。しかしまだお出かけに慣れていなくて心配なら全部持っていきましょう。
外出時の持ち物
- 母子手帳
- 健康保険証・乳児医療証
- おむつ
- お尻拭き
- ビニール袋
- 着替え
- 口や涙を拭うガーゼなど
- 体温調節できるおくるみや羽織るもの
- 授乳ケープ(母乳の場合)
- 哺乳瓶・お湯・粉ミルク(ミルクの場合)
外出するときの赤ちゃんの服装
画像出典元:https://cookpad-baby.jp/knowledge/baby/238
外出するときの赤ちゃんの服装にも気を付けましょう。基本的には家の中で過ごしていた服装、季節によってはその上に上着やおくるみなどを着せるようにします。
夏の服装
家で過ごしていた服でお出かけして大丈夫です。日よけのおくるみや帽子をお忘れなく。室内へ行く場合は冷房が効いて寒いかもしれないので、おくるみや羽織るもの、レッグウォーマーなど夏用の防寒グッズを持っていくようにしましょう。
冬の服装
家での服装にアウターや分厚いおくるみなどを着用して出かけます。防寒用の帽子もあるといいでしょう。
■おすすめの冬の防寒グッズ
・赤ちゃんをすっぽり入れられるママコート
画像出典元:http://www.sweet-mommy.com/SHOP/sj4019.html?guid=on
・抱っこ紐でもベビーカーでも使えるフットマフ
画像出典元:http://lidek.xsrv.jp/ninki_ranking/%E3%83%95%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%952015.html
春・秋の服装
春や秋は気温の変化が大きく、寒い日も暑い日もあります。気温を見て服装を決めましょう。家の中で着ていた服装に寒い日は一枚上着やおくるみを着せましょう。寒くなくても急に気温が下がる可能性もあるので体温調節できるものを持っていくようにすると安心です。
まとめ
生後2ヶ月の赤ちゃんと出かけるときの注意点や持ち物、服装をご紹介しました。赤ちゃんにもお母さんにも嬉しい外出ですが、風邪を引いてしまったり怪我をしてしまっては大変です。十分注意して安全に外出を楽しんでください。