エルゴでおんぶができるのはいつから?正しいやり方を動画で知りたい!
2017/03/05
エルゴの抱っこひもを使っているよ!というママは多いのではないでしょうか?エルゴでは小さな新生児ちゃんを抱っこする初めのうちは、ママのお腹にぴったりついた対面抱っこが推奨されています。
でも、対面抱っこだとママの前方向がふさがってしまい、赤ちゃんを抱っこしながら何かやろうとしても何もできませんよね。「まだ手がかかる赤ちゃん。でも、しなければいけない家事もたくさんあるし、どうしたらいいの?」と悩んではいませんか?
エルゴの抱っこひもでおんぶができるようになったら楽チンですよね。ここでは、エルゴでおんぶができる時期やその方法について詳しくまとめます。
このページの目次
エルゴでおんぶができるのはいつから?
:http://kuminboblog.com/blog/erugo-adapt
赤ちゃんとの生活に徐々に慣れてくると、そろそろ自分の時間も欲しいし家事もしたい!と、いろいろしたいことが増えていきますよね。できれば早くおんぶをできるようになりたいと願っているママも多いのではないでしょうか。
エルゴの場合、いつからおんぶができるのでしょうか?
エルゴが推奨するおんぶが始められる時期
エルゴの公式ホームページによると、下記の3点を全てクリアしている時におんぶができるようになります。それまでは対面抱っこが推奨されています。首がすわり、両脚がエルゴから出てくれるようになってから安定したおんぶができるようですね。
おんぶができる3つの条件
- 首が完全にすわっている
- 生後6ヶ月以上
- 体重7.8キロ以上
エルゴ公式ホームページ:http://www.ergobaby.jp/support/faq/index2.html
いつまでおんぶはしていいの?
おんぶを始める時期は首がすわった生後6ヶ月以降ということがわかりましたが、一方でいつまでおんぶはできるのでしょうか?エルゴの公式ホームページによると、年齢約4歳・体重約20キロまでのお子さんをおんぶすることができます。
また、2歳を過ぎると大きくなり体重が重くなるので、おんぶをすることが勧められています。
「首すわり」は大切なおんぶOKのサイン
一般的に、首がすわるまではおんぶするのはNGとされています。なぜ、首がすわっているかどうかが重要なのでしょうか。
首すわりは大事な判断ポイント
首はその上にある大きな頭を支えていますが、首がすわっていないと頭はグラグラ揺れます。そうすると、頭の中にある大切な脳まで揺れてしまいます。
「でも、抱っこひもには首を支えるサポーターがあるじゃない!」と思った方もいるでしょうが、あれは頭のぐらつきを完全に固めてくれるものではありません。サポーターは首の周りを囲ってくれているに過ぎず、隙間があればその中で赤ちゃんの頭はぐらつきます。
赤ちゃんの頭がぐらつくと、揺さぶられっこ症候群の危険性があるので注意しましょう。
揺さぶられっこ症候群とは
揺さぶられっこ症候群は、乳幼児を揺することにより、頭頚部が強く振動し、体表には外傷があまりないにも関わらず頭蓋内出血や眼底出血が引きおこされる場合をいいます。軽くみえるような出来事でも、頭部の揺れは案外強く、回転加速度が加わることにより血管が切れ出血を起こすと考えられています。
このように、少しの揺れでも揺さぶられっこ症候群になる可能性があるので、しっかりと首がすわってからおんぶをしたほうが安心ですね。
首がすわっているかどうかの見極めポイント
首が完全にすわった状態とは、赤ちゃんが自分の力で自由に頭を動かすことができるようになることです。個人差がありますが、早い子は3ヶ月頃に遅くても6ヶ月頃までには首がすわります。
3・4ヶ月健診の際に首がすわっているかどうかを小児科の先生がチェックしてくれるので、それを目安にしてもいいと思いますが、お家でもできる方法も2つ紹介します。
赤ちゃんの首に手を添えて縦抱きをしたときに、赤ちゃんが自分の意思で左右に首を動かすようであれば、1番目の方法から首すわりのチェックをしてみてください。これらは、あくまで個人判断になるので少しでも不安な方は医師に相談しましょう。
1. うつ伏せにしてみる
うつ伏せにしてみて、首の力だけで頭を持ち上げることができたら首すわりの証拠です。ただ、腕の力で踏ん張って頭を起こしているときは、まだ完璧に首の筋力がついたとは言い切れないので注意しましょう。
また、赤ちゃんがうつ伏せの状態でいる間は目を離さないように気をつけてください。長時間のうつ伏せもやめましょう。
2. あおむけの状態から両腕をひっぱり起こしてみる
画像引用元:https://www.youtube.com/watch?v=D0YHiH81jYY
お医者さんなどがよく行う「引き起こし反応」というものです。赤ちゃんをあおむけに寝かし、両腕を優しく引っ張りながら赤ちゃんの体を起こしてあげます。体が45度くらいまで起き上がるまでに一緒に首も上がってくれば、首がすわっています。
赤ちゃんの腕関節が抜けてしまわないように、赤ちゃんにママの親指をしっかりと握らせてから優しく引っ張りましょう。強く引っ張ったり、力を入れて握らないように注意してください。
エルゴのおんぶ方法が詳しく知りたい!
これまでしてきた対面抱っこは慣れれば簡単にできますよね。でも、おんぶはどうやってやればいいのでしょうか?また、おんぶしたあとの下ろし方も気になりますよね。動画で正しい方法を確認しながら、コツや注意点などにもふれていきます。
動画で確認しよう!エルゴでおんぶの方法は?
いくつか方法がありますが、ここではエルゴ公式の方法を紹介します。実際におんぶをする場合は、赤ちゃんが落ちないように細心の注意を払いながら行ってください。慣れるまでは、かたい床の上では行わずにベッドの上などで行うか、中腰になって練習するといいですよ。
エルゴ公式のおんぶ方法/下ろし方
まずは、エルゴ公式の正しいおんぶの方法を動画で確認してみましょう。実際にやってみるとわかると思いますが、赤ちゃんを支えながら腰ひもを動かす動作が初心者にはなかなか難しいかもしれません。
慣れてできるようになるまでは、他の大人にサポートをしてもらいながら練習してみましょう。
エルゴおんぶのポイントや注意点
上のエルゴ公式で推奨されている方法でおんぶをする際には、いくつかコツや注意事項があります。
おんぶを上手に4つのポイント
- ママの腰につけるウエストベルトは左右に回しやすい緩さで装着する(装着後に緩過ぎるようであれば長さを調整しましょう)
- 少し前かがみになって行う
- 赤ちゃんがしっかりとした体勢になっているかどうか鏡などで確認する
- 赤ちゃんとママの背中の間に隙間がなくほどよく密着しているかどうか確認する
しっかりと守ろう!注意事項
- おんぶによる圧迫で嘔吐をしないよう、授乳後30分はおんぶはしない
- おんぶの前に、肩ひも・腰ひもなどの長さを調整
- 余った長いひもは必ず丸める
- 赤ちゃんの手足がどこかに引っかかっていないか確認
- 対面抱きに慣れてからおんぶに挑戦
- おんぶしている間は赤ちゃんの頭や手足などが周囲にぶつからないように注意
- 身体が疲れるほどの長時間のおんぶはやめよう(適度なお休みを)
慣れるまでは練習しよう
一人でおんぶができるようになるまでは、何度か練習をすることをお勧めします。まずは他の大人に手伝ってもらいながら練習するのが安心です。一人で行う場合もかたい床の上で行わずに、ベッドやお布団の上などで練習したり、中腰になっておんぶをするといいですよ。
「おんぶ」するといいことがある!?
おんぶの良さって何でしょうか?実は、ただ単に忙しいママたちを手助けしてくれることだけではありません。ついついおんぶの利便性ばかりに目が行きがちですが、こんなメリットもあるんだ!ということを知っていれば、おんぶへの意識も変わりそうですね。
赤ちゃんにとってのおんぶの大切さ
赤ちゃんにとってのおんぶの大切さは、赤ちゃんの知育効果があるということです。知育効果とは何か、具体的に見ていきましょう。
視野が広がり赤ちゃんの好奇心が刺激される
それまでの対面抱っこでは、ママたちの胸で視界が遮られてしまうので、なかなか多くのものを見ることが難しいです。しかし、おんぶをしてあげるとそれまで見ていたものとは全く別の景色を楽しめるようになります。
たくさんのものや景色を見て多くの情報を得ることで、赤ちゃんの脳は刺激されます。
ママたちがしていることを見て学べる
実際にママたちが日常でしていることを疑似体験できる、というのも1つのメリットです。ママたちが毎日している挨拶や家事も、生まれたばかりの赤ちゃんにとっては新鮮な行動です。
それらをママたちと同じ目線で一緒に体験することで、生きていく上でたくさんのことを学習できます。
こんな時こそおんぶを活用してみて!
家事で忙しい時だけではなく、こんな時こそおんぶを活用してみてください。おんぶを上手に活用すれば、赤ちゃんもママもいいことばかりですね。
おんぶ活用のタイミング
- お散歩やちょっとした外出のとき(赤ちゃんの好奇心を刺激できる)
- 夕方などぐずりやすいとき(視界が変わって泣き止みやすい)
- 寝かしつけのとき(抱っこより密着度が高まるおんぶで寝つきがいい)
まとめ
エルゴのおんぶは、首がすわってから生後6ヶ月ごろにできるということがわかりました。しかし、赤ちゃんの成長には個人差がありますので、赤ちゃんの体の状態を見極めた上で正しい方法でおんぶをしてあげましょう。
また、慣れるまでは周囲の手も借りながら練習を行い、赤ちゃんに危険が及ばないよう安全なおんぶを心がけてください。上手にできるようになれば、おんぶはママにも赤ちゃんにも強い味方になってくれますよ。