液体調味料をおしゃれにキレイに収納する方法とは?収納場所、おすすめの保存容器や収納アイディアを紹介!
2018/06/02
料理に欠かせないものといえば調味料ですよね。毎日使うものだからこそ、調味料の見た目を美しく、使いやすくしたい!と思ったことはありませんか?
最近ではTVや雑誌、SNSなどを通して、収納にこだわりキッチンをおしゃれに演出する方をたくさん見かけるようになりました。でも”自分で実践するしたいけど上手くできない!どうすれば良いのか分からない!”と思っている方も多いのではないでしょうか。
今回は醤油やみりんなどの液体調味料を美しく、使いやすくなる収納方法をまとめました。液体調味料の収納場所、おすすめの保存容器、おしゃれに収納できるアイディアを紹介します。ぜひ参考になさってください。
このページの目次
液体調味料の収納場所はどこがオススメ?
液体調味料は種類によって最適な収納場所が異なります。液体調味料を収納する前に、まずはどの調味料をどこで収納するのか確認しましょう。ここでは料理でよく使う「醤油・みりん・酒・お酢」の4つの調味料について紹介します。
1.醤油
醤油は開封前は冷暗所にて保存し、開封後は冷暗所の保存もしくは冷蔵庫での保存が推奨されています。開封後は冷暗所での保存を最適とし、キッチンの引き出しや床下に収納することも一つの方法です。
しかし、シンクの下は湿気や熱がこもりやすい場所になり、湿度・温度が一定ではないため保存場所にはおすすめしません。
醤油には塩分を多く含んでいるため、冷蔵保存でなくても腐敗はしにくい調味料です。しかし開封すれば酸化によって醤油が黒ずみ、風味が劣化していくため、開封後は一ヶ月で使い切ることが目安です。そのためキッチンの引き出しに比べて一定の温度を管理できる冷蔵庫での保管の方がおすすめになります。
冷暗所とは?
直射日光が当たらない、室内で温度が低めに一定で保てる場所のことです。厳密には1℃~15℃以下の場所を示します。場所としては冷蔵庫が最適ですが、それ以外ならコンロ下、キッチン上などの収納戸棚もおすすめです。
※但し家の間取りによっては温度が異なるため、温度計で気温を確認してから保管しましょう。
醤油の保存方法・保存場所
醤油は「温度、空気、光」の3つに注意して保存しましょう。使い終わった後は、栓をしっかりとしめて、空気と触れるのを防ぎましょう。
開封前 | 冷暗所 |
開封後 | 冷暗所もしくは冷蔵保存がベスト |
※開封後の使用目安:1ヶ月 《参考URL》ヤマサ「よくお寄せいただくご質問」<https://www.yamasa.com/info/products/>
2.みりん
アルコール分を多く含む本みりん・みりんタイプの発酵調味料は開封前は常温で保存します。直射日光は風味に影響を与えるため高温での保存は避けましょう。開封後は冷蔵庫に入れると糖分が結晶化して固まってしまいますので、キャップをしっかり閉めて、冷暗所に保管します。またアルコール分をほぼ含まないみりん風調味料は開封前は冷暗所で保存し、開封後にに冷蔵保存します。
常温保存とは?
常温保存とは15~25℃(で外気温を超えない温度)目安にした温度で、直射日光が当たらず、湿気が少ない場所で保存することをいいます。
みりんの保存方法・保存場所
アルコール分を含む量によって異なります。アルコール成分は本みりんは12.5%〜14.5%、みりんタイプ調味料は8〜20%、みりん風調味料は1%未満です。
本みりん・みりんタイプの発酵調味料 | 開封前 | 常温保存 |
開封後 | 冷暗所で保存 |
みりん風調味料 | 開封前 | 冷暗所で保存 |
開封後 | 冷蔵保存 |
※開封後の使用目安:1~2ヶ月《参考URL》クックパッド「みりんの保存方法」<https://cookpad.com/cooking_basics/12075>
3.酒
お酒には種類がたくさんありますが、ここでは料理によく用いられる「料理酒」と「日本酒」について紹介します。お酒の保存は光と高温を避けることがポイントです。光と温度変化はお酒の品質と風味を劣化させる原因になるからです。
料理酒の保存方法・保存場所
まず料理酒は開封前では冷暗所で保存します。そして開封後は冷蔵庫で保存し、アルコールが飛ばないように蓋をしっかりと閉めましょう。
開封前 | 冷暗所で保存 |
開封後 | 冷蔵保存 |
※開封後の使用目安:2ヶ月 《参考URL》おいしいメモ帳「料理酒の保存場所」<https://www.oishii-memo.net/save-sake>
日本酒の保存方法・保存場所
次に日本酒も開封前は冷暗所で保存します。このときお酒を化粧箱に入れたまま、化粧箱が無ければ新聞紙などで包んで光を遮断して保存します。開封後は小さな瓶などに移しかえて空気と触れる面積を減らて酸化を防ぎましょう。風通しの良い冷暗所保存もしくは冷蔵庫で保存します。
※但し低温殺菌していない「生」の日本酒については開封前、開封後も冷蔵庫で保存します。生の日本酒は通常のお酒(生以外)に比べて品質の劣化が進みやすいため、早めに使い切りましょう。
日本酒(生以外) | 開封前 | 冷暗所で保存 |
開封後 | 冷暗所で保存もしくは冷蔵保存 |
日本酒(生) | 開封前 | 冷蔵保存 |
開封後 | 冷蔵保存 |
※開封後の使用目安:賞味期限はないが、開封後は劣化していくためなるべく早めに使い切ること 《参考URL》おさけと「日本酒の賞味期限はどれくらい?日本酒の保存方法で重要なポイント!」<http://www.osaketo.jp/blog/expiration-date/>
4.お酢
米酢や穀物酢などの純粋酢は殺菌効果や漂白効果があるため、開封前は直射日光を避けて常温保存します。ただし30度前後の常温で保存した場合、酢酸菌が発生し品質が落ちてしまうため、夏場は冷蔵庫での保存がおすすめです。開封後は冷蔵庫で保存します。
ポン酢のようにお酢の成分が100%ではないお酢は、殺菌効果が弱く、常温での保存は酸化や発酵の原因となってしまいます。そのため開封前は冷暗所で、開封後は冷蔵庫で保存します。
米酢・穀物酢 | 開封前 | 常温保存(夏場は冷蔵庫での保存を推奨) |
開封後 | 冷蔵保存 |
ポン酢 | 開封前 | 冷暗所で保存 |
開封後 | 冷蔵保存 |
※開封後の使用目安:米酢・穀物酢は1年、ポン酢は1ヶ月 《参考URL》ミツカン「お客様相談センター」<http://faq.mizkan.dga.jp/faq_detail.html?page=1&category=22&id=1009>,ミツカン「お客様相談センター」<http://faq.mizkan.dga.jp/faq_detail.html?page=1&category=22&id=1105>
保存容器に移し替えるメリットとは?
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液体調味料を収納する場合には「保存容器に移し替える」と「市販品の状態のまま」の二種類があります。”市販品のまま収納すれば楽で良いのでは?”と思う方も多いとおもいます。保存容器に移し替えることで、一体どんなメリットがあるのでしょうか。
ここでは液体調味料を保存容器に移し替えるメリット、市販品のままの使うメリットについて紹介します。これを知れば自分が描く理想の収納方法がイメージしやすくなります。
保存容器に移し替えるメリットとは?
液体調味料の「醤油・みりん・酒・お酢」を全て同じサイズ・形の保存容器に移し替えた場合、統一感が生まれ見た目がすっきりとキレイになります。市販品のままでは、醤油とみりんのサイズが異なり見た目がばらつく、生活感が溢れるといった問題もありません。
また移し替えることで一つ一つの容量をコンパクトにすることができます。限られた収納スペースに調味料が収納できるのは嬉しいですよね。
コンパクトに収納するにはもう一つメリットがあります。例えば醤油を1~1.8Lサイズで購入した場合、大さじ1を軽量しようと思ったらこぼしてしまった!という経験はありませんか?持ちやすいサイズの保存容器に移し替えれば、軽量もしやすくなり、料理の準備もスムーズになります。
メリット
- 統一感が生まれて、見た目が美しくなる
- 大きなサイズの容器を小さな保存容器に移し替えることで、コンパクトに収納可能
- 持ちやすいサイズの保存容器に移し替えることで、軽量がスムーズになる
※液体調味料(醤油・みりん・酒・お酢等)はどれも同じサイズ・形の市販の保存容器に移し替えます。
市販品の状態のまま使うメリットとは?
市販品の状態で使う場合は、保存容器を購入する必要はありません。例えば「醤油・みりん・酒・お酢」の4種類を揃えようと思うと4つの保存容器を購入しなくてはいけません。
また市販品なら保存容器に移し替える必要もありません。使い終われば処分するため、洗剤を使わずに軽く洗うだけで大丈夫です。
でも市販品の状態のまま、きれいに収納したい!という方は液体調味料のサイズをなるべく同じサイズで購入すると良いでしょう。1.8Lサイズや0.8Lサイズが混ざっている状態に比べて1L 前後で統一することで見た目がすっきりします。
メリット
- 保存容器を選ぶこと・購入する必要がない
- 保存容器を移し替える必要がない
- 使い終われば洗剤を使わず、見た目がきれいになるよう軽く洗うだけで大丈夫
液体調味料のおすすめ保存容器3つを紹介!
おしゃれにキレイにキッチンの収納をしたい場合は、液体調味料は保存容器に移し替えることがおすすめです。ここでは液体調味料におすすめの保存容器を厳選して3つ紹介します。
1.iwaki オイル差し
特徴
注ぎ口のデザインは注ぎやすく、オイルが戻る構造になっているので、液ダレやボトルがべたつく心配がありません。耐熱ガラス製だから熱湯消毒ができ、蓋は密封タイプとなっているためデザイン性、機能性に優れています。食洗機には対応していません。
※醤油の場合は空気穴を押さえて量が調整できる”iwaki 密閉醤油差し 250ml”がおすすめです。
- 容量 :250ml
- 素材 :耐熱ガラス /ステンレス /ポリプロピレン /シリコーンゴム
- サイズ:20×径5cm
- 重さ :250g
- 予算 :2000円
口コミまとめ
- 油を満タンに入れても片手で問題なく持てる重さです!
- 液だれの悩みがなくなり、使うたびに嬉しくなります!
- スリムで持ちやすい!オイル用や調味料用におすすめです!
- 蓋を開けるのに少し力が入ります
2.セラーメイト これは便利調味料びん
特徴
液ダレしにくいシリコン製の注ぎ口が特徴で、フタがしっかり密封されるので風味を長く保つことができます。パーツは全て分解して洗えるので衛生面も安心です。食洗機には対応していません。
- 容量 :300mlと500mlの2サイズ
- 素材 :本体/ソーダライムガラス、フタ/ポリプロピレン、中栓/シリコンゴム、金具/18-8ステンレス
- サイズ:300ml:胴径6.8×高さ14.5cm /500ml:胴径7.8×高18.3cm
- 重さ :300ml:240g /500ml:335g
- 予算 :1000円(300ml・500mlどちらも)
口コミまとめ
- シリコンの注ぎ口も大きめなので、注ぐときの加減はやや難しいです
- 注いだ時の液ダレもなく、「使いやすく・見やすく・洗いやすい!」
- パーツが細かいので紛失しないように注意は必要ですが、全て洗えるので清潔に使えそう
- 醤油、みりん、料理酒、お酢、ポン酢、麺つゆ、全てこちらに入れ替え、冷蔵庫に収納したらすっきりしました!
3.HARIO (ハリオ) ドレッシング ボトル スリム
特徴
ネジ口密封ボトルなので、ドレッシング振って作って、そのまま保存できます。ボトルは耐熱ガラス製なので熱湯消毒なので衛生面も安心です。食器洗い乾燥機の使用もOKなところも嬉しいポイントです。カラー展開はグリーンとブラックの二色から選べます。
- 容量 :240ml
- 素材 :本体/耐熱ガラス、フタ/PCT樹脂、注ぎ口/シリコーンゴム
- サイズ:径5.5×高20.3 ,口径3.7cm
- 重さ :240g
- 予算 :1300円
口コミまとめ
- スリムなので冷蔵庫のポケットに立てておいても邪魔にならず、便利です!
- 醤油・油・めんつゆなどの液体を入れています。液だれはまったくありません!
- キャップを閉めすぎて使うとそのうちにひびが入り割れそうで、注意が必要です。
おしゃれに収納するコツとは?
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キッチンに立ったとき、ふと目に付くオープンな部分だけでなく、引き出しの中まですっきりと整理できたら嬉しいですよね。液体調味料を同じサイズ・形の保存容器に移し替える方法以外にも、ブログで見かけるようなおしゃれにキレイに収納するにはどんなアイディアがあるのでしょうか。ここでは「分かりやすい・使いやすい・美しい」収納の2つのコツを紹介します。
1.ラベリング
ラベリングをすることで、まるでオシャレなカフェのような雰囲気を演出することができます。ラベルシールは100円ショップやネットショッピング、文具店などで様々な場所で購入することもできますし、自作すればオリジナルラベルもできます。
ラベリングは、保存容器を取り出すとき目に付きやすい場所に付けましょう。例えば引き出しに収納して上から取り出す場合は蓋の上に、キッチンラックに収納して横から取り出す場合は容器本体の真ん中などがおすすめです。
ラベリング参考①
冷蔵庫のドアポケットに収納した方法です。蓋にラベリングしてあるので、手前だけでなく奥に収納してある調味料も一目で分かります。
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ラベリング参考②
コンロ周りにキッチンラックを使った収納方法です。ラベルを保存容器の側面に貼ることで、横から調味料を取り出したいとき一目で場所が分かります。
画像出典元:https://junkonishikawa.com/?attachment_id=45415
2.書類ケースを活用する
保存容器を引き出しに収納する場合は書類ケースを使ってみましょう。液体調味料の保存容器は縦長の形状をしています。書類ケースに収納することで、引き出しの開け閉めにも倒れにくく安定性を確保することができます。
書類ケースの活用参考
書類ケースを引き出しに並べることで、コンロ下に収納したいフライパンや鍋、調味料をまとめて分かりやすく収納することができます。書類ケースなら100円ショップでも購入することができるので、リーズナブルにすっきりと収納できるのも嬉しいですよね。
画像出典元:https://junkonishikawa.com/?attachment_id=45414
まとめ
毎日の料理に欠かせない調味料をおしゃれに美しく収納できれば、キッチンに立つときや料理をするときの気分が前向きに楽しくなります。きれいに整理整頓することで“どこに何があるのか”分かりやすくなり、ママもパパも子供も家族みんなが使いやすいキッチンになります。
家の間取りやデザイン、理想とする収納のイメージは一人ひとり異なりますので、ぜひ自分に合った調味料の収納方法を見つけてくださいね。