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高齢出産が母体に与える3つのリスク

      2017/04/15

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高齢出産の場合の母体に与えるリスクは、妊娠から産後までを通して現れます

妊娠中は、「妊娠高血圧症候群」を発症しやすいこと。
出産時には「帝王切開」が行われることが多いこと。
産褥期は心の病気にかかりやすくなること。

この3点が主なものです。

それぞれの時期のリスクについて、しっかり理解しておきましょう。

リスクその1:妊娠高血圧症候群が母体に与える3大リスク

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高齢出産の場合、妊娠中に「妊娠高血圧症候群」を発症しやすくなります。

「妊娠高血圧症候群」は、赤ちゃんの発育が悪くなったり早産を引き起こしたりしやすいなど赤ちゃんへも大きなダメージを与えるものですが、母体も大変危険な状態に陥ることのある病気です。

その主なものは次の3つです。

子癇

「妊娠20週以降に初めて起きたけいれん発作で、てんかんや脳炎、脳腫瘍、脳血管障害、薬物中毒を原因としないもの」です。

子癇が起きる人のほとんどが「妊娠高血圧症候群」の妊産婦さんです。

妊娠中、分娩中、分娩後のいずれでも起こる可能性があります。

子癇がおさまらない場合は、赤ちゃんのみならず母体の命も危険に陥ります。

HELLP症候群

妊娠後半からお産のあとに起こりやすく、診断が遅れると血液の凝固障害が起き全身の臓器がダメージを受けて命が危険な状態に陥ります。

全妊産婦では0.2~0.6%、「妊娠高血圧症候群」を発症している場合4~12%、子癇を起こしている場合50%の人に起こります。

常位胎盤早期剥離

正常な位置についている胎盤が、出産前にはがれてしまう病気です。

起こる確率は全妊婦の0.5~1.3%で、妊婦の死亡率は5~10%、赤ちゃんも30~50%の確率で死亡します

原因は不明で全ての妊婦に起こる可能性がありますが、「妊娠高血圧症候群」の場合起こりやすいといわれています

また、高齢出産場合は「妊娠高血圧症候群」でなくても起こる確率は高くなり、高齢出産でない場合の1.5倍の増加率です

リスクその2:帝王切開の合併症「血栓症」

Medical students practicing surgery on model at the university

高齢出産の場合、難産になりやすいです。
赤ちゃん、母体双方の負担を軽くするため「帝王切開」による出産を選択することが多くあります。

また、「妊娠高血圧症候群」や「前置胎盤」など、高齢出産で起こりやすくなる病気のために「帝王切開」をせざるを得ない場合もあります。

「帝王切開」は手術による出産のため、母体にリスクを与えるものです

その主なものは「肺血栓寒栓症」で、1000人に1~2人の確率で起こっています

「肺血栓寒栓症」とは、血液が固まってできた「血栓」が肺の動脈に詰まることによって起きるもので、肺が壊死するなどし、命にかかわる病気です

帝王切開による血栓症を防ぐには?

対策としては次のようなものがあります。

  • 弾性ストッキングで血液の凝固を予防する
  • 経過が順調なら出産の翌日からでも歩行を開始したりする

リスクその3:産褥期は「産後うつ」に注意

Mother In Nursery Suffering From Post Natal Depression

高齢出産の場合、産褥気に「産後うつ」になりやすいという調査結果があります。
産褥気とは、分娩が終わって体型が元の状態に戻っていく過程の時期を言います。

年齢別の産後うつの発症の確率

年齢別の産後うつの発症の確率は次のようになっています

  • 25歳~29歳:14%
  • 30歳~34歳:11%
  • 35歳以上:19%

また、経産婦の場合は11%に対し、初産では19%となっていて、
特に高齢初産で産後うつのリスクが高まることが分かります。

原因はホルモンバランスの著しい変化といわれていて、
出産後1~2週間以降に発症し、1年に及ぶこともあります

産後うつの主な症状

産後うつの主な症状は以下の通りです。

  • イライラしたり突然泣いてしまったりと感情が不安定
  • 食欲不振
  • 不眠
  • 疲れやすい
  • 自分は価値がないと感じる

受容的な受け答えや具体的な手助けなど、家族の理解と支えが大きなサポートとなります。

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