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【助産師直伝!】母乳をやめるには?卒乳・断乳のための3つの手順やり方

      2016/03/29

おっぱいをあげるのが、そろそろつらくなってきたな…そう感じたら、そろそろ卒乳の準備かもしれません。

赤ちゃんによっては、1歳前後でさらにおっぱいへの執着が強くなり、時間や場所を構わず服をめくりあげておっぱいを飲みたがる子もいます。

そんな赤ちゃんの様子はとってもかわいい反面、約1年間、寝不足や慣れない育児に奮闘しながらおっぱいをあげ続けてきたママの中にはそろそろ気力・体力の限界という方もいるかもしれません。

ここではそんなママのために、卒乳・断乳の方法について解説します。

卒乳と断乳の違いは?

卒乳と断乳、どちらも母乳をやめることには変わりがありませんが、「卒乳」は最近出てきた言葉です。ママのお母さん世代は皆一律「断乳」と言っていました。

昭和50年代の「母子健康手帳」には、1歳健診のページに「断乳が完了しているか」を記載するページがあります。このことからも、かつては1歳前後で「断乳」を推奨されていたことがわかります。

卒乳・断乳は明確な定義はありません。大体のニュアンスとしては…

  • 「卒乳」:赤ちゃんが自然におっぱいを欲しがらなくなるように導いていくこと
  • 「断乳」:ママのタイミングでスパッとやめること

私たちのお母さん世代では、「断乳」のためにおっぱいに塩を塗ったり、怖い顔を書いたり、などというエピソードを聞くことがしばしばあります。昔はなかなかスパルタだったのですね。

卒乳はいつから考えればいい?

ママは体力的・精神的にそろそろ授乳がつらいけど、赤ちゃんはおっぱいをやめても大丈夫?

離乳食は始まっているけれど、豊富な栄養を手軽に赤ちゃんに与えることができる母乳をやめるのはなかなか勇気がいるもの。

今が卒乳の時期に適しているのかどうかは、こちらの記事「母乳、いつまであげる?卒乳の疑問、すべて答えます!」をご参照ください。

卒乳の具体的プロセス

スクリーンショット 2016-03-25 13.02.59今卒乳しても大丈夫、と安心できたら、卒乳の準備を始めていきましょう。

授乳をいきなりやめてしまうのは、赤ちゃんの精神的負担だけでなくママの身体にも負担がかかります。

卒乳にかかる期間は2~3日という人が多いですが、長いと1ヶ月以上かかる人も。赤ちゃんによっておっぱいへの執着度合いはさまざまなので、人と比べず焦らずに進めていきましょう。

いきなり授乳をやめるとママの身体にはこんな負担が!

特に母乳がよく出ているママは、授乳を急にやめると行き場がなくなった母乳が乳腺にたまってしまい、乳腺炎を起こします。乳房が張って激しく痛み、高熱や悪寒が出ることもあります。

そのような症状が出た場合は、我慢せず受診しましょう。

卒乳のプロセスその1:徐々に日中の授乳回数を減らす

まずは日中から、徐々に授乳回数を減らしていきましょう

赤ちゃんのおっぱいへの執着を減らしていくためには、おっぱい以外に興味を向けることが必要なので、しばらくの間はこれまで以上に関わってあげなければいけない場合もあります。

授乳して間もない時間に赤ちゃんがおっぱいを欲しがったら、外に出て遊んだり、絵本を読んだり、お気に入りのおもちゃで遊んであげたりしましょう。

遊んで疲れているようであれば麦茶や湯冷ましで水分補給をしましょう。

卒乳のプロセスその2:夜間の授乳をやめる

日中授乳回数を徐々に減らすように夜間も徐々に減らすことは難しいので、夜間は一度にやめてしまうことになります

もともと朝までぐっすり寝てくれる赤ちゃんならばいいのですが、夜中に度々起きるのであればまずは起きないように日中たくさん刺激を与えましょう。

天気の良い日はなるべく外遊びをして適度に身体を疲れさせましょう。

夜中に起きたら、少し大変かもしれませんが枕元に麦茶か湯冷ましを置いておき、それを飲ませて抱っこやトントンで寝かしつけましょう。

どうしてもだめな場合は、旦那さんに協力してもらい、旦那さんと赤ちゃん2人で寝てママは別室で寝るという方法もあります。実はこれが一番効果的

赤ちゃんもママがいなければ「おっぱいはない」と理解することができるので、諦めて寝てしまうでしょう。

卒乳のプロセスその3:赤ちゃんに理解してもらう

卒乳をする頃には、赤ちゃんもある程度言葉の理解が進んでいるので、「おっぱいさんさようならだよ」と言い聞かせてあげましょう。

赤ちゃん自身に、「成長している」ことを感じさせてあげられるように、「おっぱいさんがいなくても大丈夫だね」と優しく語り掛けてあげましょう。

赤ちゃんが無事に理解でき、おっぱいがなくても楽しく元気に過ごせるようになったら、晴れて卒乳が完了です!

卒乳後のおっぱいケア

卒乳をしても1年ぐらいは母乳が出るので、卒乳後はしばらくおっぱいが張りがち。放っておくと乳腺炎を招くので、少し搾乳してあげましょう。

でも卒乳後3日間は搾乳を我慢してください。痛い場合は冷やすと少し楽になります。入浴も血行が良くなり、母乳の分泌が増えてしまうのでしばらくはシャワーですませるのが良いでしょう。

卒乳後3日経過したら、おっぱいが楽になる程度に搾乳をしましょう。詰まっている感じがなくなる程度に絞ります。初乳のような黄色っぽい母乳が出るようになれば、卒乳後のケアも完了です。

母乳外来で卒乳するメリットは?

母乳外来での一番のメリットは、搾乳の手技が受けられることです。

卒乳後は乳腺炎の予防のために搾乳をしなければいけませんが、母乳がからっぽになるまで絞ってはいけません。

そうすると母乳はまた分泌されてしまい、赤ちゃんが卒乳できてもママの身体が卒乳できません。

搾乳の加減が難しいので、最適な搾乳を受けられるのは母乳外来ならではです。費用は、1回3,000円~4,000円というところが多いようです。

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