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ベビーパウダーの正しい使い方を知りたい。危険だと言われるのはなぜ?

      2017/04/27

汗かきの赤ちゃんは気を付けないとすぐにお尻が赤くかぶれたり、あせもができてしまいます。そんなオムツかぶれやあせもの予防に、ベビーパウダーを使う人は多いと思います。

ベビーパウダーをつけるとサラッと肌触りが良く、春や夏には活躍する商品です。ところが「ベビーパウダーって危険じゃないの?」と言われて驚いた経験がある人もいるのではないでしょうか。

ここでは、ベビーパウダーがなぜ危険と言われているのか、使う時に注意することがあるのかを考えてみたいと思います。

ベビーパウダーってどんな成分でできているの?

ベビーパウダーは白くてさらさらした粉です。肌につけるとサラッとした感触になります。オムツかぶれやあせもの予防に効果的で、原料や成分は赤ちゃんが使うことを考えて選ばれています

原料は商品によって少し異なりますが、主成分はコーンスターチかタルクで作られていることが多いです。タルクやコーンスターチは滑りがよいので、肌につけるとサラサラした感触になるのです。

コーンスターチとは

コーンスターチとはトウモロコシから取れる植物デンプンのことです。コーンスターチは調理の材料として知っている人も多いかもしれませんね。

コーンスターチ自体には香りはほとんどありません。プリンなどの製菓に多く使われています。コーンスターチは吸水性が高く、余分な汗を吸い取り、肌の水分を適度に保ちます。

タルクとは

タルクはあまり聞かない名前ですね。ベビーパウダーや化粧品に使われている水酸化マグネシウムを含む鉱石です。タルク自体には吸水性はないのですが、水分や熱の放散が促されて、肌をサラサラした感触にしてくれるのです。

以前アスベストが問題になったとき、タルクも発がん性を指摘されました。タルクすべてに問題があるわけではなく、現在国内で販売されている主な商品は安全性を確認済のものを使用しているそうです。

各メーカーのホームページでも安全性を確認できますので、過剰に反応せず、不安な場合は調べてみましょう。赤ちゃんが使うものですので、親が納得して使えるように確認しましょう。

 

ベビーパウダーはどこにつけるの?

ベビーパウダーは吸水効果にすぐれていて、肌の汗や皮脂を吸い取るのでサラサラを持続できるのです。ベビーパウダーは乾いた肌につけてください。湿った肌につけてもサラサラになりません。

あせも予防だけではありません。太ももなどの肌と肌がこすれるところにつけると、滑りやすくなるので股ずれなどの肌トラブルを防ぐことができます。

ベビーパウダーを使うところ

  • オムツのまわりやお尻
  • 太ももなどの肌と肌がこすれるところ
  • あせもができやすいところ
  • 肌着やオムツのゴムなどがあたって赤くなりがちなところ

ベビーパウダーの使い方

肌をしっかり乾かしてから清潔な肌に使いましょうベビーパウダーを湿った肌につけると毛穴に粉が詰まりやすくなってしまいます。必ず乾かしてからつけましょう。

オムツの中は汗やおしっこでとても湿っていて、お尻が蒸れて赤くなるとヒリヒリ痛く、お尻を拭くだけでも痛がります。オムツかぶれを防ぐためにも、しっかり乾かしてあげましょう。

ベビーパウダーをつけなおす時は洗い流しましょう

赤ちゃんは汗をたくさんかくので、ベビーパウダーをつけなおす時は一度洗い流しましょう。特にあせもやかぶれができてしまった部分に付けるなら、清潔が大切です。

ふきとるだけでなく、洗い流しましょう。私はオムツ交換の時にお尻を濡れタオルで拭き、乾いてからベビーパウダーを使っていました。お尻がひどく汚れたり、たくさん汗をかいた時はシャワーで流していました。

清潔にすることでオムツかぶれを防ぐことができますが、もしかぶれてしまっても、悪化する前にケアしてあげましょう。

つけすぎないように注意しましょう

サラサラッとなれば良いのでつけすぎないで下さい。首や手足などくびれたところに固まりやすいので、うっすら白いくらいが適量です。

パフを使用してパタパタと粉をはたくと、つけすぎたり粉が舞い上がってしまうことがあります。そっと押さえるようにつけましょう

パフを使用せず大人の手にパウダーをのせて、パウダーを両手を合わせて白くなった手のひらでそっとつけてあげると、粉も舞い上がらずにうっすらつけることができます。

あせもの上にベビーパウダーをつけてもいい?

清潔に気を付けていてもあせもができてしまうことはありますよね。あせもは汗腺が詰まってできるので、その上にベビーパウダーをつけるのは更に汗腺にふたをしてしまうことになります。

触ってかきこわしてしまうとひどくなりますし、とびひになることもあり得ます。赤ちゃんの手にミトンをつけるなどして、触らないようにしましょう。

そして、ぬるめのシャワーで汗を流し、清潔にしましょう。病院で塗り薬を処方された場合、塗りなおすときはその前につけた薬を洗い流すなどし、肌を乾かしてから塗るようにしましょう。

ベビーパウダーが危険と言われる理由

ベビーパウダーについては、危険ではないのかと考えている人もいます。私も子どもにベビーパウダーをつけていたところ「危険じゃないの?」と言われ驚きました。

なぜ危険と言われているのでしょうか。また、本当に危険なのでしょうか。

ベビーパウダーとアスベスト

昭和61年頃、一部のベビーパウダーの主成分タルクにアスベストに汚染されたものが含まれており、危険性があると話題になりました。その際、安全基準が設定され、安全が確認されています。

ですが、2012年8月に、手術用手袋に粉末タルクをつける手業をしていた作業員の方がアスベストにより中皮腫(ちゅうひしゅ)となって労災認定されるということがありました。

その際に、ベビーパウダーにも使われているといった報道があったため、危険という認識が広がったのです。現在は安全基準が設定されていて、アスベストが含まれていないかの検査が義務づけられています

そのため、現在の商品にはアスベストは含まれていません。安全な商品かどうかを、購入する前ににメーカーのホームページなどで確認してみましょう。

※1「中皮腫」とは、胸膜・心膜・腹膜という膜の表面をおおっている「中皮(ちゅうひ)」から発生した腫瘍のこと

ベビーパウダーに関する石綿問題への対応
ベビーパウダーや化粧品の原料として使用されていた「タルク」に不純物として石綿が混入していた製品があることが昭和61年~62年(1986年~1987年)頃に指摘された。
また、昭和61年度(1986年度)に労働省産業医学総合研究所が市販のベビーパウダーを調査した結果、一部の製品にアスベストが検出された。
これらを受け、昭和62年(1987年)3月に「ベビーパウダー等の品質確保に関する検討会」を設置し、品質確保のための規格及び試験方法を検討し、取りまとめた結果、同年11月6日に、ベビーパウダーに用いられる「タルク」について、試験により不純物として石綿の混入が認められないことが確認された原料を用いるよう、厚生省薬務局審査第二課長から「ベビーパウダーの品質確保について」(昭和62年11月6日付け薬審二第1589号)を各都道府県衛生主管部(局)長あて発出した。
引用元:厚生労働省:ベビーパウダーに関する石綿問題

ベビーパウダーを吸い込んで呼吸器にトラブルが起こる?

ベビーパウダーをパタパタとし、粉がまい上がることによってパウダーを吸い込んでしまい、ぜんそくなどの呼吸器系の病気になる可能性があるのではと言われています

吸い込まないためにも大量の粉を一度に使わず、パタパタせずに押さえるようにしましょう。大人の手にのせて伸ばし、その手についたものをそっと赤ちゃんにつけてあげるのもいい方法です。

大量に吸い込んでしまうことが無いように、気をつけて使いましょう。

 ベビーパウダーを紹介します

実際にベビーパウダーの商品と、タルクに関する各メーカーの見解をご紹介したいと思います。やさしい成分で作られていて、商品説明の中に皮膚アレルギーテスト済と書かれている商品もあります。

ですが、全ての人に、絶対アレルギー反応が出ないと保証するものではありませんので、肌が赤くなったりかゆくなったりするようでしたら、使用しないでください。

ピジョン薬用ベビーパウダー(医薬部外品)※パフ別売り

価格:339円

製造国:日本製

成分:酸化亜鉛、タルク、無水ケイ酸、ステリアリン酸マグネシウム、流動パラフィン、スクワラン、メチルポリシロキサン

ベビーパウダーにつきましては、原料のタルクにアスベストが不純物として微量混入していたとして1987年に社会問題となりました。
ピジョンベビーパウダーに使用しておりますタルクは、その当時におきましてもアスベストは検出されておりません。

また、現在も当社ベビーパウダーは、原料段階において、厚生労働省から公表されております「天然鉱物中の石綿含有率の分析方法」(2006年8月28日付 基安化発第0828001号)、及び「タルクの品質管理について」(2006年10月16日付 薬食審査発第1016002号)に基づく品質検査を実施し、アスベストが検出されていないことを確認しております。

※ タルクは滑石(かっせき)とよばれる鉱物を粉砕加工して作られるものです。優れた白色度と滑らかな感触から、化粧品を始めとして製紙、食品添加物など 身近な製品に広範囲に使用されています。

引用元:ピジョンのベビーパウダーについて

ジョンソンベビーパウダー

価格:184円

主成分:タルク、香料

製造国:日本

ジョンソン®ベビーパウダーは、安全性のために、厚生労働省の定めた厳しい基 準全てに適合しております。また、米国化粧品工業会(CTFA)の規格を全て満た しております。数多くの専門機関や科学者らがタルクに関する学術文献を検討 し、タルクの安全性を確信しています。

引用元:ジョンソンエンドジョンソン

和光堂シッカロールナチュラル

価格:535円

成分:酸化亜鉛、コーンスターチ、植物性スクワラン、チャエキス、ステアリン酸Ca、ベンゼトニウムクロリド、香料

ベビーパウダーの原料として使用されるタルクにつきましては、昭和 62 年(1987 年)の厚 生省の通達により、アスベストが検出されないことが義務付けられました。現在は平成 18 年(2006 年)の厚生労働省の通達により、ベビーパウダーへの使用に限らず全てのタルク について、同様の基準が設けられております。 「シッカロール」シリーズに使用しているタルクは、原料ロット毎に検査を行い、アスベ ストが検出されないことを確認しております。 尚、昭和 62 年 7 月に、ベビーパウダーの原料に使用されているタルクの不純物としてアス ベストが検出されたという報道がなされ社会問題となりましたが、弊社製品につきまして は、当時の調査結果でもアスベストは検出されておりません。

引用元:和光堂

正しく使って快適に過ごしましょう

肌にやさしく、赤ちゃんをあせもやオムツかぶれから守ってくれるベビーパウダーですが、大切な赤ちゃんを守るために、そして赤ちゃんの肌を守るために、清潔と安全を意識した使い方をしましょう。

ベビーパウダーを付けたから安心ということはなく、「清潔にする」ことが一番の予防です。0歳から大人まで使えるベビーパウダーですので、赤ちゃんもスベスベお肌で汗っかきの季節を乗り越えましょう。

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