赤ちゃんがお風呂を嫌がる?!手順を追ってお風呂にいれてあげよう!
2017/03/22
赤ちゃんをお風呂に入れるときに泣かれたり暴れられたりと大変な事って多いですよね。赤ちゃんをお風呂に入れるときにきちんと準備をしていないと上がってからもあたふたと慌てるハメになりますので、きちんと手順を踏んでお風呂に入れられるようにしましょう。
赤ちゃんはまだ自分で自由に身動きが出来ないためお母さんやお父さんがしっかりと支えてあげないといけません。自分たちの入れやすい方法が一番ですが、ここでは病産院や母親学級で習ったお風呂の指導をベースにおさらいとして赤ちゃんのお風呂方法についてご紹介します。
このページの目次
赤ちゃんをお風呂に入れる前に
新生児期の赤ちゃんはとってもデリケート。免疫力があまりないのですぐに風邪を引いてしまったり病気に罹る可能性も。そんな新生児期のお風呂は特に注意したい時期でもあります。では、お風呂に入る前に赤ちゃんの表情や体調をチェックしてみましょう。
赤ちゃんに変わりはありませんか? 表情や体調をしっかりとチェックしよう!
お風呂に入る前にまず赤ちゃんの体調チェックをしましょう。元気な時と比べて表情がぐったりとしていませんか?また身体を触っていつもより熱い…なんてこともありませんか?
赤ちゃんの体調・表情チェックポイント
- 表情がぐったりとしている
- 熱がある
- 授乳・おむつ・抱っこをしたけど泣き止まない
といったことがあればお風呂に入るのを控えましょう。赤ちゃんの生活リズムを作るためにはいつも同じ時間にお風呂に入れることは重要なことです。しかし赤ちゃんの体調が第一優先なので、焦らずに体調が悪いときは赤ちゃんの心配をしたり、病院へ行きましょう。
また、お風呂の前後30分までには授乳を終わらせておきましょう。お腹が空いていればお風呂で赤ちゃんが暴れる原因になり、お腹がいっぱいだと吐く原因になります。
赤ちゃんをお風呂に入れてみよう!
入院中や母親学級で新生児のお風呂の入れ方について指導があったと思いますが、いざ自分のお家に帰ってお風呂に入れるとなると意外と大変なもの。自宅でのお風呂で慌てないためにも、ここでは自宅での赤ちゃんのお風呂の手順についてご紹介します。
赤ちゃんをお風呂にいれる手順6つ
- ベビーバスにお湯を張る・浴室を温める
- 赤ちゃんの身体を洗う
- 泡を落とす
- お湯に浸かる
- 身体をしっかり拭いてあげる
- お風呂上がりのケアはしっかりと
1.ベビーバスにお湯を張る・浴室を温める
新生児の場合はベビーバスを使いましょう。免疫力がない赤ちゃんが大人とおなじ浴槽を使ってしまうと感染症にかかってしまう恐れがあるためです。生後1か月後を超えてしまえば大人と同じ浴槽でも構いませんが、心配な場合は1か月検診の際にお医者さんに聞いてみましょう。
赤ちゃんにとって最適な湯温は夏場は38~39℃、冬場は40℃くらいが良いでしょう。冷たすぎては風邪を引いてしまいますし、熱すぎれば火傷の可能性も。浴室も事前に温めておくようにしましょう。特に冬場は大人でも温度差によるヒートショックなどの危険が伴うのがお風呂です。
なるべく浴室と浴槽の温度差がない方がよいので、ベビーバスにお湯を溜めるときはシャワーで溜めるようにして浴室に温かい空気を溜めたり、赤ちゃんより先に浴槽にお湯をためて蒸気を浴室に充満させておきましょう。
赤ちゃんはまだ自分で体温調節ができないので、お母さんとお父さんがきちんと温度設定を行ってあげましょう。
ヒートショックとは、家の中の急激な温度差がもたらす身体への悪影響のことです。
急激な温度変化により、血圧が大きく変動することで、失神や心筋梗塞、脳梗塞などを起こすことがあります。
2.赤ちゃんの身体を洗う
泡を付けて洗っていきます。液体タイプを使うのであればよく泡立てて使いましょう。泡の方がよく目に見えて洗い残しがないかがわかります。
赤ちゃんの身体を赤ちゃんをしっかりと抱っこして洗いましょう。特に耳の後ろの骨を片手で持ち膝にのせて洗うと洗いやすいです。首やわきの下など肌と肌が触れ合っている部分は特に入念に洗いましょう。汚れが溜まりやすい場所になっています。
3.泡を落とす
湯船の外で洗っている場合も湯船の中で洗っている場合も赤ちゃんについている泡をよく落としましょう。洗い残しがあると肌荒れの原因になります。
ガーゼなどを使ってお湯を含ませ洗い流してあげましょう。もちろんシャワーでもかまいません。泡を落とすときは赤ちゃんの耳や目、口に泡や水が入り込まないようにしましょう。
首などの肌と肌が触れ合っているところも良く泡を落としましょう。この際赤ちゃんがよく動く可能性がありますのでシャワーの勢いが強すぎたり、湯船に浸かり過ぎていると耳や目に水が入ってしまうので注意しましょう。
4.お湯に浸かる
耳の後ろの骨をしっかりと持ち安定させましょう。赤ちゃんの身体が軽いのでどうしても湯船に浮いてしまうときはガーゼなどにお湯を含ませて、浸かっていない部分にお湯をかけてあげましょう。
泡の洗い落としが不十分な時はここでよく泡を落としてあげましょう。泡が身体に残っていると肌荒れの原因になります。湯船から上がるときは湯船のお湯をすくってかけ湯をしてあげるかシャワーをかけてあげましょう。
5.身体をしっかりと拭いてあげる
赤ちゃんの身体に水滴がついていたり、よく拭けていないと風邪を引く原因になってしまいます。見えるところだけでなく首やわきの下なども良く拭いてあげましょう。また、お臍もよく乾燥させてあげなければいけません。
赤ちゃんによっては湯船から上がった途端に泣いてしまう赤ちゃんもいますが、慌てずにきちんと身体を拭いてあげてなるべく手早く洋服を着せてあげましょう。お風呂に入る前に洋服の準備をしておくと上がった時に慌てずに済みますし、赤ちゃんが風邪を引く心配も低くなります。
6.お風呂上がりのケアはしっかりと
- お臍の消毒
- 耳・鼻そうじ
- 保湿
といったケアが新生児には必要になります。新生児のお臍はまだ消毒をしなければ膿んでしまいますし、保湿を行わなければ肌が荒れてしまうことがあります。
耳と鼻はきちんと汚れを取ってあげましょう。鼻の奥まで綿棒を突っ込んでしまうと赤ちゃんが嫌がり泣いてしまうので取れないときは無理に取るのはやめましょう。鼻が詰まっているときは吸引機で吸い取ってあげましょう。
赤ちゃんがお風呂を嫌がって入れにくい…。そんなときはどうする?
赤ちゃんをお風呂に入れたいのにお風呂が嫌なのか暴れる・泣き止まない…。そんなときどうしたら良いのでしょうか?
無理に入れる必要はありません! 赤ちゃんが嫌がるのには理由があります
赤ちゃんの生活リズムを作るために同じ時間にいれることは重要ですが、赤ちゃんの様子がいつも同じとは限りません。
赤ちゃんが嫌がるポイントとは
- お腹が空いているからお風呂を嫌がる
- 体調が悪い
- お湯の温度が熱い、または冷たい
- 目や耳に水が入って気持ち悪い
といったことが考えられます。お腹が空いていれば赤ちゃんはミルクや母乳を欲しがりますし、体調が悪いのであればお風呂に入れるべきではありません。
またお風呂に入っている最中に嫌がるようであれば、お風呂の温度が嫌だとか目や耳に水が入って気持ち悪くて泣いているという場合があります。赤ちゃんはまだ意思の疎通が難しいのでお母さんが赤ちゃんの変化に気づくといったことが必要になります。
赤ちゃんをお風呂に入れるときの注意点
新生児の赤ちゃんはまだ首が座っていないためお母さんがしっかりと支えてあげないと溺れてしまったり、膝から落ちて頭を打つなどのケガをする恐れがあります。
赤ちゃんをお風呂に入れるときは、移動は最小限で済むようにベビーバスの近くに必要なモノを置くなどして赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。お風呂のドアを開閉するときも赤ちゃんの身体が濡れていて滑りやすいのでしっかりと抱いてケガのないように気を配りましょう。
入れやすい!おすすめベビーバス3選
新生児期の生後1か月までは赤ちゃん専用のベビーバスを使用しましょう。大人と同じ湯船にお湯を張ってしまうとどうしても細菌が少なからずわいてしまうためです。また専用ベビーバスの方が赤ちゃんのサイズにあっているためお風呂に入れやすいです。では、おすすめのベビーバスをご紹介します!
ネットでも人気のベビーバス3選!
- 永和 新生児用ベビーバス
- リトルプリンセス フォールディングバス
- リッチェル ふかふかベビーバスW
1.永和 新生児用ベビーバス
Amazon価格は1,918円です。赤ちゃんの頭を置くところにクッションがついているため滑りやすいお風呂でも安心して使えます。お腹くらいまでお湯に浸かることができるので耳に水が入ってしまう心配もなし。
ベビーバス以外の用途としても、脱衣所でお母さんが用意しているときに水を張らずにイスとしても使えます。赤ちゃんのお風呂に慣れていない新米お母さんやお父さんには使いやすいベビーバスになっています。
2.リトルプリンセス フォールディングバス
Amazon価格は4,143円です。我が家でも使っているベビーバスになります。広げるとかなり大きいですが、止水栓の部分が37℃以上になると色が変わるので湯温計要らずで助かります。
また、使わないときはコンパクトに折り畳めますので収納が楽です。バスタブの縁にベビーソープなどを置けるのでお母さんが動き回る必要もありません。ただ、イスになる部分がないので首が座っていない赤ちゃんを入れる場合は常に支えてあげる必要があります。
3.リッチェル ふかふかベビーバスW
Amazon価格は2,100円です。空気を入れて使いますのでふかふかのクッションで赤ちゃんにとっても優しい作りになっています。使用後は乾かしやすいようにフックもついていますし折り畳めますので収納にも困りません。
背中部分がカーブになっていたりストッパーがついているので安心して使えます。大きさも見た目より大きく感じるので狭いといったこともありません。
まとめ
赤ちゃんのお風呂って不慣れだととても大変ですよね。我が家も毎日お風呂にいれるときは2人がかりで入れています。慣れないと赤ちゃんを落とす危険もありますし、何より慌てないことが大切です。
事前の準備をすることで心の余裕も違いますし、だんだんと回数を重ねることでお風呂にも慣れてきて楽しみを見出すことも出来てきます。少しでも赤ちゃんをスムーズにお風呂に入れてあげられるようにお母さんとお父さんの腕前もあがるといいですね。