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赤ちゃんが卵アレルギーでもあきらめないで!食べられるようになるにはどうすればいいの?

      2017/07/12

「大切な赤ちゃんが、ママの作った離乳食で、強い卵アレルギーを起こしてしまった」そんな現実を目の当たりにした時、ママのショックも大きいでしょう。「もう二度と、卵を食べることはできないのか?」と思ってしまうママもいらっしゃるでしょう。

実は私もそんなママの一人でした。二人いる最初の子供が、強い卵アレルギーを起こしてしまったのです。離乳食をあげること自体もとても怖くなり、毎日、不安を抱えて過ごしていたことを今でもはっきりと覚えています。

しかし、強い卵アレルギーを起こしてしまった赤ちゃんでも、成長と共に食べられる事があります。子供と私の体験を交えてまとめてみました。

卵アレルギーを起こした場合どんな症状がでるのか?

まず始めに、卵アレルギーを起こした場合、どんな症状がでるのでしょう。

卵アレルギーの症状と症状が出るまでの時間

卵アレルギーの症状は人それぞれ違いますが、卵を食べた後に、以下の症状が出た時は、自己判断せずに医師に診察してもらいましょう。また、症状が出るまで時間がかかる人もいるので注意が必要です。

卵アレルギーの症状

皮膚の症状 赤いポツポツとした湿疹がでる・肌がカサカサする・肌がはれ上がる
粘膜の症状 目:かゆくなる・腫れる・涙が出る/鼻:くしゃみ・鼻水/口:腫れる・イガイガする
呼吸器の症状 呼吸が荒くなる・呼吸困難・喘息
消化器の症状 腹痛・下痢・嘔吐

卵アレルギーの症状が出るまでの時間

即時型反応 食後15~20分、遅くても2時間後に起こる反応の事。一番多い反応。
遅発型反応 食後6~8時間に起こる反応の事。間に食事が入るとアレルギーの特定が難しくなる。
遅延型反応 食後1~2日後に起こる反応の事。時間が経つのでアレルギーと気がつかない可能性有。一番少ない反応。
二相性反応 即時型反応が改善した半日後に、再度、症状が悪化する反応。強い卵アレルギーを起こした時に可能性有。
(1)即時型 数分以内から起こり、遅くとも2時間までに症状が現れます。
(2)遅発型 6~8時間後に、症状が現れます。
(3)遅延型 24~48時間後に、症状が現れます。
(4)二相性 即時型に続き、一度落ち着いてきた症状が、半日後に再び悪化する事があります。

このようにアレルギー反応は、様々な免疫担当細胞が、時間とともに次々と反応を起こしていく、連続した生体反応過程です。
そのために,アレルギーを引き起こす原因となる物質(抗原)と接触した時は、急性期をやり過ごした後も、1~2日は安心しないで、子どもさんの様子を観察する事が大切です。

引用元:神戸医療生活協同組合 いたやどクリニック

強い卵アレルギーの症状とは?

  • 症状が2種類以上でた場合(例:皮膚の症状と消化器の症状)→アナフィラキシー
  • 血圧が下がりぐったりして、顔色が悪くなった場合→アナフィラキシーショック(重篤)

卵アレルギーの症状が出た場合、医師に診察してもらうべきですが、このように強いアレルギー症状が出た場合は、すぐに医師に診察してもらいましょう。救急車を呼んでもかまいません!すぐに駆けつけられるよう、初めての食材の場合は、かかりつけ医があいている時間にするのがおススメです

アナフィラキシーショックを起こした子供の体験談

私の子供が生後9ヶ月の時、初めて卵の白身を小さじ1さじ食べ、30分後に卵アレルギーを起こしました。症状は嘔吐、呼吸困難、肌がはれ上がるというアナフィラキシー、そして、アナフィラキシーショックも起こしてしまいました。

すぐに子供を背負い、走って10分のかかりつけ医に駆け込みました。症状はかかりつけ医で治まったのですが、二相正反応の疑いがあり、その後、救急車で総合病院へ搬送され一泊の入院をし経過を観察しました。

強い卵アレルギーを起こした後に注意すること

それでは、赤ちゃんの時に卵アレルギーを起こした場合は、まず、赤ちゃんの体の調子を整えるように気をつけましょう。

体の調子を整えるために注意すること3つ

  1. アレルギー専門の医師に診察してもらうこと
  2. 医師がOKを出すまで、赤ちゃんに卵や卵を含んだ食品を食べさせないこと
  3. 母乳をあげている場合は、ママも卵や卵を含んだ食品を食べないこと

1.アレルギー専門の医師に診察してもらうこと

アレルギーの治療は医師の判断がとても大きくなります。その為、きちんとしたアレルギーの知識がある医師に診察してもらうことが大切です。そして、医師の指示はきちんと守ることが食べられるようになるためのカギになります。

2.医師がOKを出すまで、赤ちゃんに卵や卵を含んだ食品を食べさせないこと

卵アレルギーを起こした体は、卵を食べると敏感にアレルギーを起こしてしまいます。医師がOKを出す前は、赤ちゃんに食べさせない事が大切です。

卵以外の代用品を使った体験談

「卵が食べられないときちんと成長しないのでは?」と悩んでしまうママもいらっしゃると思います。しかし、食べさせるわけにはいきません。私の場合は、卵に代わる「たんぱく質」が豊富な食材を、意識的に食事に取り入れるようにしました。子供に卵以外にアレルギーがなかったのが救いでした。

3.母乳をあげている場合は、ママも卵や卵を含んだ食品を食べないこと

赤ちゃんが卵の摂取を止めていても、ママが卵を食べている状態で母乳をあげると、母乳に卵の成分が入り、飲んだ赤ちゃんが反応してしまいます。母乳をあげている場合は、ママも食べないことが大切です。

卵摂取の体験談

子供がまだ母乳しか飲んでいない時、悩んでいたのが子供の肌でした。カサカサしていつも赤くただれていたのです。卵アレルギーを起こして、その原因が私の母乳から出たものだと分かり、ショックを受けました。

強い卵アレルギーを起こしても卵が食べられるようになる?

強い卵アレルギーを起こしてしまうと、「一生卵が食べられないのでは?」思ってしまいます。しかし、体が成長していない赤ちゃんの場合は食べられる可能性があります。

なぜ、強い卵アレルギーを起こしても食べられるようになるのか

  • 消化器官の成長
  • 免疫機能の成長

赤ちゃんの体は未発達です。それは消化器官や免疫機能についても同じことが言えます。卵を抜いた生活できちんと体が成長していれば、消化器官や免疫機能もきちんと成長し、卵を食べてもアレルギーの反応が出にくい体になるのです。

卵の摂取は医師の指示に従うこと

とはいえ、ママが自己判断で卵をあげるのはとても危険です。医師の指示に従いましょう。食べる量・形態、細かな注意点をきちんと守りましょう。

鶏卵などのように小さいころアナフィラキシーを起こしたものでも、成長とともにアレルギー症状が出なくなる可能性が高いものもあります。また最近では経口減感作療法という新たな治療法も試みられています。しかし自分で食べられるのかどうかを判断するのは危険ですから、専門の医師に血液検査や食物負荷試験などを通してしっかり判断してもらうようにしましょう。

引用元:http://www.alle-net.com/

我が家の子供の場合

アレルギー専門の医師がいる総合病院に、子供は生後9ヶ月から6歳6ヶ月まで通いました。通うペースは医師からの指示があり、季節の変わる3ヶ月に1回でした。現在8歳ですが、一番反応が出やすい生卵も食べられるようになりました。我が家の子供の経過をまとめてみました。

我が家の子供が卵を食べられるようになるまでの経過
  • 生後9ヶ月:卵白摂取で強い卵アレルギーを起こす→卵NGの生活が始まる
  • 2歳1ヶ月:卵黄を固ゆでの状態で、耳かき1さじ程度から試す
  • 2歳4ヶ月:卵黄の固ゆでが、卵半分の量まで食べられるようになる
  • 2歳7ヶ月:卵黄だけ使った卵焼きを、卵黄半分の量まで食べらるようになる【初卵料理】
  • 2歳10カ月:卵黄だけ使った卵焼きを1個分食べられるようになる→卵白を加工品で試すように医師に支持される(パン・ラーメン・ハンバーグなど)
  • 3歳2ヶ月:卵白の摂取が可能になる→自宅で摂取が怖いなら病院で負荷試験もできると伝えられる
  • 3歳4ヶ月:卵入りのケーキを卵1/4個分食べる→少し口元がかゆかった様子
  • 3歳5ヶ月:卵入りのキッズハンバーガーを外食で食べる
  • 4歳1ヶ月:全卵半分食べられるようになる・ゆで卵の殻がむけるようになる
  • 4歳6ヶ月:マヨネーズ、アイスなど生の状態で加工された食品を食べられるようになる
  • 6歳6ヶ月:生卵と半熟卵以外は食べられるようになりアレルギー外来を卒業する
  • 7歳1ヶ月:外食でうどんにトッピングした温泉卵が食べられるようになる
  • 7歳11ヵ月:卵かけご飯が食べられるようになる→生卵が食べられるようになる

まとめ

強い卵アレルギーを起こしても、卵を一生食べられないかというと違います。我が家の子供のように、長い月日がかかっても、食べることが出来るようになります。しかし、その為にはきちんと医師の指示に従い、栄養バランスの整った生活を送ることが大切です。

私は子供が、幼稚園のお弁当に始めて入れた「卵黄だけ使った卵焼き」をとても喜んでくれたことを、今でも鮮明に覚えています。どうか一人でも多くのお子さんが、笑顔で卵を食べることができる日が来ますように。

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