赤ちゃんにパジャマって必要?どうやって着せるの?ベビーパジャマに関するあれこれまとめ
2018/03/19
大人は毎日眠るときに着るパジャマ。しかし、寝る子は育つという言葉もあるように、赤ちゃんは大人に比べて眠る時間がながいですよね。特にねんね期の赤ちゃんの場合、パジャマって必要なの?と気になるママは多いのではないでしょうか。
また、パジャマを着せているけれど、着せ方がいまいち分からない……なんて人もいるでしょう。ここでは、赤ちゃんにとってのパジャマの必要性や着せ方、選び方について紹介しています。
赤ちゃんの睡眠を質の良いものにするためにも、上手なパジャマ選びができるようになりましょう。
このページの目次
赤ちゃんにパジャマは必要?
画像出典元:http://baby.lovetoknow.com/wiki/Baby_Pajamas
パジャマで生活リズムを整えよう
朝起きたら部屋着や仕事着に着替え、夜寝る前にはパジャマを着る。大人にとって当たり前のこの行動は、赤ちゃんにとってはもう少し大切な意味もあります。着替えをすることによって、昼夜の区別がはっきりし、生活リズムを整える助けになるのです。
生まれてすぐは寝てばかりいた赤ちゃんも、成長するにつれ起きている時間が増えてきます。赤ちゃんは外の明るさや音などに加え、着替えるという行為を繰り返すことでも、昼と夜の違いを次第に理解していきます。
昼夜の区別をつけるという目的がありますので、お昼寝の時間は部屋着のままで構いません。赤ちゃんの成長に伴って、夜寝る時にはパジャマを着せることを習慣づけていきましょう。
パジャマは毎日洗濯を
自分のパジャマを毎日洗濯している人は、あまり多くないと思います。汗をたっぷりかく夏は別として、大人のパジャマの洗濯頻度は週に1度くらいではないでしょうか。しかし赤ちゃんは、小さくても汗腺の数が大人と同じこともあり、大人よりもずっと汗をかきます。
汗を吸ったパジャマを何日もそのままにしておくと、菌が発生する原因になります。赤ちゃんのパジャマは、できれば毎日洗濯をして清潔に保ちましょう。少なくとも2日に1度は洗ってあげるよう心掛けてください。
パジャマの下に肌着は着せる?
画像出典元:http://us.thewhitecompany.com/Lumi-Polar-Bear-Baby-Pajamas/p/LUTBP
パジャマの下に肌着を着せるかどうかというのは、家庭ごとに考え方が異なるようです。パジャマの下に肌着を着せる派と着せない派の意見を次にまとめてみました。
パジャマの下に肌着を着せたいという考え
- 肌着が汗をしっかり吸ってくれる
- ロンパースタイプの肌着を着せると、お腹が出る心配がない
- 薄い素材を重ねることで温かさが増す(冬の場合)
- スウェット素材のパジャマだと肌触りが悪そうに感じる
パジャマの下に肌着はいらないという考え
- パジャマ自体に汗を吸う機能がある
- 汗をかいて夜中に肌着だけ着替えさせるのは大変
- 大人が着ないので、子どもにも着せない
どちらが正しいということはありません。それぞれのメリットとデメリットをよく理解して、自分の考えで決めましょう。季節によって、赤ちゃんの月齢によってなどで肌着のあるなしを使い分けてもいいでしょう。
いつからパジャマを着せるの?
画像出典元:http://coolmompicks.com/blog/2011/12/09/hanna-andersson-pajamas-serena-lily-prints/
部屋着とパジャマを分ける時期
新生児期の赤ちゃんは、とにかく寝ている時間が長いもの。この時期は3時間ごとの授乳が生活リズムの要であり、昼と夜の区別はほとんどありません。しかし生後3ヶ月を過ぎると、少しずつ夜まとめて寝るようになってきます。
部屋着とパジャマを分け始めるのはこの頃が良いでしょう。とはいえ、「パジャマ」という名前にこだわらず、ママが着せやすく、赤ちゃんが眠りやすいものなら何でもOK。夏ならばコンビ肌着でもいいですし、冬場でも普段着と同様のカバーオールで十分です。
大切なのは、夜寝る前(お風呂上り)に着替える、ということです。特に、「ベビーパジャマ」として売られているのは、70センチからとなっているものがほとんどです。赤ちゃんのお世話をするママ・パパが「これをパジャマにしよう」と決めて、着替えさせてあげましょう。
部屋着とパジャマを分け始める目安
- 夜にまとめて眠るようになった
- 首が座り、着替えが楽になってきた
- 昼間出かける機会が増えてきた
いわゆる「パジャマ」を着せる時期
パジャマは、ママが着せやすく、赤ちゃんの眠りの妨げにならないものなら何でも構いません。ただやはり、市販されているパジャマは汗をよく吸うなど、寝間着としての機能をよく果たします。そのため、ある程度成長したら、赤ちゃんにもパジャマを購入する方が多いようです。
先ほども述べたように、市販のパジャマは70センチから展開されているものが多くなっています。ですから、寝間着としてのパジャマを用意する時期としては、赤ちゃんが70センチもしくは80センチになったら、と考えることができます。
ちなみに私は、子どもの1歳の誕生日に初めてパジャマを購入しました。それまでは手持ちの服の中で、ボタンや飾りの少ないものを選んでパジャマにしていました。
ベビーパジャマを購入する目安
- 赤ちゃんの服のサイズが70~80センチになった
- 腰がすわり、セパレートタイプの衣服を着せやすくなった
- ママやパパのパジャマに興味を持っている
身長の話はあくまで目安であり、パジャマだから少し大きめでも問題ないと考える方もいるでしょう。
もちろん、パジャマを着て動いたり遊んだりすることはないので、少し大きくても眠りを妨げることはありません。しかし、赤ちゃんは眠りが浅いときなど手足をばたばたとよく動かします。
するとセパレートタイプのパジャマの場合、裾がだんだんとずれて、お腹や背中が出てきてしまうことがあります。赤ちゃんにパジャマを購入するときは、サイズだけでなく形にも着目しましょう。
市販のパジャマを着せるときの注意点
- 赤ちゃんが小さいうちは、できるだけピッタリのサイズを着せる
- 寝ている間にお腹が出ないようになっているものを選ぶ
- 手足をよく動かす赤ちゃんは、セパレートタイプではズボンが脱げてしまうことがある
ベビーパジャマの選び方
画像出典元:http://www.wholesale-in-china.org/Wholesale-Baby-Product/Wholesale-Baby-Pajamas/page-10.html
パジャマのデザイン
パジャマには、カバーオールタイプとセパレートタイプがあります。どちらを選ぶかは、赤ちゃんの月齢や着替えやすさから考えます。それぞれのタイプについて以下にまとめました。
カバーオールタイプのパジャマ
画像出典元:http://www.bellemaison.jp/ep/srvlt/EPFB00/EPFB0005/dProdDtlShow?BELN_SHOP_KBN=100&KAT_BTGO=151055_312_2016_C&DM2_KBN=ggl&SHNCRTTKKRO_KBN=GP&ef_id=WHV9nwAAAAXUAShs:20170111003439:s&ML_CHS_KYU_KBN=
- 60センチ~90センチまでのサイズ展開(メーカーによって異なります)
- 腰がすわっていなくても着せやすい
- 手足を動かしても、お腹が出ることがない
- ボタンが多いので、夜中のオムツ替えが面倒
- 売っているメーカーが少ない
カバーオールタイプのパジャマは着せやすく、お腹が出ないので安心ですが、90センチまでしか作られていないことがほとんです。また、売っているメーカーも少なく、選びにくいかもしれません。
セパレートタイプのパジャマ
画像出典元:http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/181006-62
- 70センチ~のサイズ展開(メーカーによって異なります)
- つかまり立ちができるようになっていると着させやすい
- 腹巻付きタイプと上下をボタンで留めるタイプがある
- 赤ちゃんに対して大きすぎると、上記のタイプでもずれてお腹が出ることがある
- 色やデザインのバリエーションが豊富
セパレートタイプのパジャマは、ベビー服を扱っている店舗ではほとんどおいてあります。ズボンに腹巻がついていたり、上下を留めるボタンがあったりと、寝ている間にお腹が出ないようになっています。
しかし、赤ちゃんの足がズボンのすそにかくれていると、足を動かすのに合わせてだんだんとずれてくることがあります。大き目のセパレートタイプを着せる場合には、寝る前にすそをしっかり折り返すなどして、赤ちゃんが足を動かしても脱げないようにしておきましょう。
おすすめのベビーパジャマ
画像出典元:http://babyblueandpink.com/lullaby-sleep-training/
ここでは、セパレートタイプのパジャマについて、おすすめのものを紹介していきます。
腹巻付きタイプ
画像出典元:http://www.bellemaison.jp/ep/srvlt/EPFB00/EPFB0005/dProdDtlShow?KAT_BTGO=C60275_312_2017_A&SHNCRTTKKRO_KBN=R6&BELN_SHOP_KBN=100
商品名:ニットキルト腹巻付きパジャマ(ジータ/GITA basic) 販売元:ベルメゾン
男の子用にはグレーとイエロー、女の子用にはグレーとピンクの全4色です。ニットキルト素材なので、冬でも温かく着ることができます。腹巻は柔らかく伸びる仕様なのでお腹を締め付ける心配もなく、袖と裾がリブになっているのでずれ防止にもなります。
画像出典元:http://www.toysrus.co.jp/s/dsg-530785600
商品名:半袖腹巻付きパジャマ 販売元:ベビーザらス
男の子用には汽車の柄、女の子用には花柄があります。暑くて重ね着を嫌がる夏も、腹巻付きパジャマなら冷えることもなく安心です。天竺編みの綿100%なので、さらりと快適に着ることができます。サイズ展開は80、90、95です。
上下をボタンで留めるタイプ
画像出典元:http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/181020-00
商品名:BABYマイクロフリースセット 販売元:UNIQLO
冬に嬉しいフリースのパジャマです。柄は雪、ハート、クマ、シカ、チェックの5種類。上のすそをズボンに入れて、腰のあたりでボタンで留めることができます。柔らかい生地なので、子どもが自分で着替える練習にもちょうどいいですよ。
季節にあったパジャマを準備しよう
画像出典元:http://www.marionrose.net/help-a-baby-sleep-the-aware-parenting-approach/
赤ちゃんは、暑い・寒いということをまだこちらに伝えらえないので、毎日どのようなパジャマを着せたらいいか迷ってしまうこともあるかと思います。そこで、季節ごとのパジャマの選び方を簡単にまとめました。
これはあくまで一例ですが、季節に合わせていくつかパジャマを準備するようにしましょう。
春・秋のパジャマ
日によって気温の差がありますので、ニットキルトなどの温かい素材のものと、薄手のものと二種類準備して使い分けましょう。基本的に長袖・長ズボンでOKですが、気温が20度を超えるようなときには七分袖のものがあると便利です。
夏のパジャマ
半袖・半ズボンで通気性の良いものがおすすめです。中に肌着を着せる場合は、薄くて吸水性のよいものを選びましょう。夏場でも寝冷えが怖いので、腹巻付きだと安心です。もし夜中に汗をかいてパジャマが濡れているようであれば、おむつを替えるタイミングで着替えさせましょう。
冬のパジャマ
ニットキルトやフリースなど、温かい生地のパジャマを用意しましょう。寒いようならば中に肌着を着せて調節します。肌着を着せない場合は、腹巻付きタイプでもズボンの中に上のすそを入れておくといいでしょう。
布団を蹴ってしまうときは、パジャマの上からベストやスリーパーを着せておくと安心ですよ。
まとめ
赤ちゃんにとって、パジャマは寝間着であると同時に、昼と夜の区別をはっきりさせるためのツールでもあります。赤ちゃんによっては、パジャマが合わないと眠りが浅くなる子もいるほどです。
そのため、肌触りの良いパジャマを着せてあげることで、赤ちゃんの眠りを助けることにもつながります。一日の半分近くを眠って過ごす赤ちゃんですから、パジャマ選びも大切にしたいですね。