ベビスマonline

妊活・出産・育児子育て・生活の知恵に特化した専門知恵サイト

芸能人にも多い?!トゥレット症候群の症状・治療ってどんなもの?

      2017/09/28

無意識に体の一部が動いてしまう、意味もなく声を発したり、悪気がないのに汚い言葉を吐いてしまう・・・

昔から親や周囲の人たちに指摘されることがあるけど、自分ではどうしようもない悪い癖だと思い込んでいませんか?

あなたが長年「自分の癖」だと思い込んでいた症状は、もしかしたら単なる癖ではなくトゥレット症候群という病気かもしれません。

この病気は広く知られていないだけで実は意外と身近であり、自分自身気づかぬうちにトゥレット症候群であったという可能性もあります。

そしてあなたのお子さんも知らず知らずのうちにトゥレット症候群予備軍に入っているかもしれません。

トゥレット症候群って一体どんな病気?

%e7%94%bb%e5%83%8f%ef%bd%88-2

無意識に素早いまばたきや物や人に触るなど身体的な動作をしてしまう運動チック意味もなくため息をついたり唸り声をあげてしまうなどの音声チックなど、本人の意思とは関係なく繰り返し出てしまうこれらの症状はチック症と呼ばれています。

トゥレット症候群とは、運動チックと音声チックの両方を1年以上継続して発症することを言います。

トゥレット症候群(TS)は、音声チックを伴い複数の運動チックが、一 年以上持続する精神神経疾患である。

引用元:難病情報センター トゥレット症候群(平成22年度)より

トゥレット症候群の発症率は1万人に4~5人といわれており、4~11歳で発症することが多く、その男女比は3:1で男の子の方が多くなっています

また、運動チックは7歳頃までに現れ、音声チックは11歳頃までに現れるといわれています。

[発症年齢]

* 発症年齢は18歳以下とされますが、4~11歳で発症することが多く、特に7歳前後に最もよく認められます。

引用元:NPO法人トゥレット協会-トゥレット症候群とはより

そもそもチック症とは?

%e7%94%bb%e5%83%8f%e2%91%a1

自分の意思とは関係なく身体の一部が動いたり、声を発することを繰り返す症状を言い、発症年齢が18歳未満で4週間以上持続することをチック症と呼びます。

子どもの10人に1人に何らかのチック症状が出るといわれていますが、その多くが一過性で、年齢を重ね思春期までに症状が消えることがほとんどです。

しかし一部の人は慢性化する場合もあります。

  • 一過性チック・・・1年未満に4週間以上毎日持続する運動・音声チックのいずれか、もしくはその両方
  • 慢性チック・・・1年以上毎日持続する運動・音声チックのいずれか、もしくはその両方

チック症の症状は運動チックと音声チックに分類され、それぞれ単純チックと複雑チックがあります。

tic1

一過性、慢性、単純、複雑チックの種類より

単純運動チックの主な症状例

  • 足をバタンとする
  • 腕をピクンとする
  • 口を開けたり曲げたりすぼめたりする
  • 首を振る
  • 鼻をヒクヒクさせる
  • 目をパチパチとまばたきする
  • おなかをヒクヒクさせる

複雑運動チックの主な症状例

  • 人や物に触る
  • においを嗅ぐ
  • 顔の表情を何度も繰り返し変える
  • 飛び跳ねる

単純音声チックの主な症状例

  • 咳払いをする
  • 「ああ」「おお」など奇声を発する
  • ため息をつく
  • 舌打ちをする
  • コンコンと咳ばらいをする
  • 鼻をクンクン鳴らす

複雑音声チックの主な症状例

  • 「バカ」「死ね」など汚い言葉を言う
  • 卑猥な言葉を発する

トゥレット症候群の原因ってなに?遺伝するの?

%e7%94%bb%e5%83%8f%e2%91%a4

これまではチックやトゥレット症候群の原因は心理的なものが作用すると考えられており、子どもが異常行動をするのは親の責任と言われることも少なくありませんでした。

わが子の異常な行動が自分のしつけのせいであったと周囲に咎められ傷つけられ、患者だけではなく、その家族も辛い時間を過ごしていました。

しかし現在ではそうした心理的要因は否定され、未だにはっきりとした原因は明らかになっていないものの、6~9割に家系発症がみられることから遺伝的要因が強いのではないかと考えられています。

また、ドーパミン神経の異常も示唆され、単なる精神疾患ではなく精神神経疾患であることがわかってきています。

トゥレット症候群の原因

原因は完全には解明できていませんが、トゥレット症候群の65~90%に家系発症がみられることから、遺伝的要因があると考えられています。

また、一卵性双生児の場合、一致率が53%と顕著に高く、二卵性双生児の場合は8%というデータも報告されています。

さらに、原因として、大脳基底核のドーパミン神経受容体の異常が示唆されています。

ドーパミン神経とは情動、注意、意欲、報償、依存、歩行運動などをつかさどる重要な神経です。

このドーパミン神経系の活性低下にともなう受容体の過活動が、トゥレット症候群を引き起こすと考えられています。

引用元:遺伝の可能性も?重度のチック症「トゥレット症候群」の原因と症状より

トゥレット症候群の症状・特徴は?

lgf01a201408211200

成年期には多くの人が改善するチック症ですが、一部の人は年月を追うごとに悪化・慢性化していくことがあります。

トゥレット症候群は運動チックの中の複雑運動チックと音声チックの両方を一年以上毎日持続する状態をいいます。

時の経過により体が動く箇所が移動したり、音声チックの症状に変化があったり、それらの症状が軽度になったり重度になったりと波がある場合もあります。

中でも音声チックは社会生活の中で困った事態になる可能性が高いといえます。

例えば学生時代であれば授業中に奇声を発し授業妨害をしてしまったり、社会人になっても症状が改善しない場合大切な商談の場で卑猥な言葉を発してしまうなどが考えられます。

集団の中で段々孤立していき、自分ではどうしても止められないストレスで抑うつ状態や引きこもりになってしまうこともあります

家族や周囲の人から咎められ精神的に追いつめられると余計にチックの症状が悪化する恐れもあり負の連鎖に繋がってしまいます。

トゥレット症候群はそれ自体が生死にかかわる病気ではありませんが、その症状が引き金となり精神的疾患を併発する可能性が高いといえます。

トゥレット症候群の合併症例

  • 強迫性障害

※ある事柄・行為に対して不安や不快感を感じ、それらを払拭するために何度も同じ行動を繰り返してしまう障害

  • 注意欠陥・多動性障害(ADHD)
  • 学習障害
  • 抑うつ
  • 自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群(ASD)
  • 睡眠障害
  • 学習障害
  • 怒り発作

トゥレット症候群にしばしば合併する障害には、多動症候群と強迫性障害がある。

多動症候群は、約30~70%に合併するとされている。

多動症候群の治療には中枢刺激薬がしばしば用いられるが、その使用によってトゥレット症候群の発症が促進されたり増悪することがあると言われている。

強迫性障害、または強迫症状・傾向は、約30~80%に合併するという報告が最近は多い。

この他にも、不安・抑うつ気分、衝動性、自傷行為などが認められることが多く、それに伴って不適応を生じやすいとされている。

また、自閉症との合併もかなり高率であることがわかってきている。

引用元:トゥレット症候群の概要より

トゥレット症候群の診断方法は?

%e5%8c%bb%e8%80%85

他人から注意をされても自分自身ではやめようとしてもやめられない行動や言動が幼少期から今まで継続している場合、それは癖ではなくトゥレット症候群の症状の一つである場合が考えられます。

その場合、神経科・精神科・心療内科の専門医に診察してもらう必要があります。

子どもに発症しやすい「チック症」。チック症を発症しているのか、していないのかは、現在は、DSM-5(米国精神医学界編集による『精神障害の診断と統計マニュアル』第5版)の診断基準にのっとって診断されます。

この診断基準では、チック症は症状の種類と継続時間によって3つに分類されますが、実際には一過性チックからトゥレット症候群まで連続性があるため、必ずしも3つに分類されるわけではありません。

DSM-5におけるチックの診断基準を以下で紹介します。

(中略)

トゥレット症/トゥレット障害

A.多彩な運動チック、および1つまたはそれ以上の音声チックの両方が、同時に存在するとは限らないが、疾患のある時期に存在したことがある

B. チックの頻度は増減することがあるが、最初にチックが始まってから1年以上は持続している

C.発症は18歳以前である。

D. この障害は、物質(例:コカイン)の生理学的作用または他の医学的疾患(例:ハンチントン病、ウイルス性脳炎)によるものではない

引用元:チック症の診断と治療法より

トゥレット症候群の治療法って?どんな薬を使うの?

gatag-00012373

トゥレット症候群の治療には大きく分けて薬物療法と心理療法があります。

薬物療法に使用される薬例

ハロペリドール 中枢神経・自律神経の抑制。興奮・幻想・不安・妄想・緊張などの症状を落ち着かせる働きがある。
リスペリドン 中枢神経のドーパミン受容体を強力にブロックする抗精神病剤。
ピモジド 神経の昂ぶりや不安感を鎮め、気持ちを穏やかにする働きがある。
クロルプロマジン ドーパミン2受容体を遮断、ドーパミン系神経の過剰な活動を抑制。寝つきがよくなる効果もあり。
抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ) 顔や目の痙攣や手足が勝手に動いてしまう状態を抑える漢方
芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう) 発作的な痙攣に対し、頓服的に使用されることが多い漢方

この他にもその人の症状にあった薬を処方してもらうことで症状が改善する場合もあります。

紹介された大学病院の一室でのちに今もお世話になっている先生から「トゥレット症候群ですね、お薬出しましょうか。辛かったね」と言われました。

やっと正式に自分を侵している病名を聞いた瞬間でした。
そして私の場合、常にテンションが高くて奇声をあげてるので気持ち?を抑える粉薬(主に眠くなるお薬です)を処方され、1,2回薬の量を調節がてら変えると・・・

ある日

ある日本当に気付いたら普通の人間になっていました。
あの時、自分が声を発していないと気付いた一週間、(ホントにいつの間にやらでなくなってて気付かなかったのです)目の前がキラキラしててまぶしかったのを今も鮮明に覚えています。

引用元:☆闘病記~ジル・ドゥ・ラ・トゥレット症候群~(チック症)☆より

心理療法

gahag-0030341683-1

トゥレット症候群の治療法として実はもっとも効果的であるとされているのが家族や周囲の人たちの理解とサポートです。

他人から見ると悪意のように感じるトゥレット症候群の音声チック症状は、本人が一番やめたいと強く思っているけれどそれができずに辛い日々を送っているのです。

そうした患者の気持ちに寄り添い、長い目でサポートしていくことで、本人のストレスを軽減し症状が緩和され合併症を引き起こす可能性を下げることができます。

特に今、お子さんにチック症状が現れて困っている親御さんは、その行動や発言をお子さん自身意図してやっていることではないので決して叱らず見守ることが重要です。

チック症状の多くは思春期頃までに消えるので、それが重症化してトゥレット症候群にならないよう初期段階から温かい目で受け入れてあげましょう。

それで本題の治す方法にまずは悪化の最もな原因のストレスをあまり与えない
完全にとは絶対無理ですができるだけ与えない

ストレスの解消(好きなことをすればいい、趣味、ゲーム、時間なんて気にしなければいい)

動くのを意識しない

過ごしやすい環境を作ること、安心できる環境、一番落ち着ける所、そこで動けばいい好きなだけ、落ち着くまで子にできるだけ愛情を

叱らない、症状の事に関してあまり触れない(動いてるときは絶対ダメ)

小遣いUPとかもいいかもw
という感じ、う~ん、まぁこれやってると自然に治るかも
実際に体験して今も症状あるけど、感じたことを書き込みました
あとこのチック症は子供のうちには普通に治せるようです
大人になってからでも発症はあって、すぐに治せば良いそうです
発症して長期間続けば固定化されて治らなくなるようです

引用元:チック症の治し方これだと思うこと載せますより

トゥレット症候群が治療できる有名な病院ってどこ?

hospital_out01_day

「瀬川小児神経学クリニック」有名です。
先生方も信頼のおける先生方でトゥレット症候群に関しては全国1番だと思っています。

引用元:トゥレット症候群(チック症)で良い病院をご存知の方教えてください。より

小児神経学クリニック

その他、トゥレット症候群を診察できる全国の医療機関一覧をNPO法人トゥレット協会が公開しています。

NPO法人日本トゥレット協会-医療機関

あの芸能人も?!トゥレット症候群の有名人

ビートたけしさんが多くの人にものまねをされている肩を回す動作(運動チック)や石原慎太郎さんや松田宣浩選手が目をぱちぱちさせる動作(運動チック)、プラス・マイナス 岩橋良昌さんは子どもの頃から音声チックや複雑運動チックの症状が出ていると告白しています。

%e3%81%9f%e3%81%91%e3%81%97

ビートたけし

石原慎太郎

石原慎太郎

%e6%9d%be%e7%94%b0%e5%ae%a3%e6%b5%a9

ソフトバンク 松田宣浩選手

岩橋良昌

プラス・マイナス 岩橋良昌

まとめ

多くの親は子どもが高熱を出したら慌てて病院に駆け込むでしょう。

でも、まばたきや咳払いを繰り返すからと言ってすぐに病院へ連れて行こうと思う親は少ないのではないでしょうか。

むしろ「この子の個性」と楽観的に捉えていたばかりに、お子さんのSOSを見逃してしまうこともあるかもしれません…。

そうしたことにならないよう、トゥレット症候群の正しい知識を身につけることは重要なことではないでしょうか。

 - 病気