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6ヶ月の離乳食の量はどれくらい?気をつけることは?開始から1ヶ月のメニュー例

      2017/04/02

赤ちゃんが生後6ヶ月を迎えると、そろそろ離乳食を始めなくてはとそわそわしているママもいることでしょう。離乳食は、赤ちゃんがミルクや母乳以外のものから栄養を摂ることができるようにする練習のための食事です。しかし、始め方や進め方が分からず、どのようにしたらよいか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

離乳食は、使う食材やその形状、食べさせる量など気をつけることが多々あります。ここでは離乳食の量に着目し、開始から1ヶ月間の進め方を、具体的なメニューを元にまとめました。

離乳食を始めるときの注意点

生まれてからミルクや母乳だけを飲んできた赤ちゃんが、大人と同じような食事をとれるようになるために「食べる」練習をしていくことが離乳食の目的です一般的に、生後5、6ヶ月~18ヶ月(1歳半)までを離乳食期と呼びます。この離乳食期は、赤ちゃんの月齢によって以下の4つの時期に分けられます。

離乳食期の4段階

生後5ヶ月~6ヶ月 離乳食初期 ゴックン期
生後7ヶ月~8ヶ月 離乳食中期 モグモグ期
生後9ヶ月~11ヶ月 離乳食後期 カミカミ期
生後12ヶ月~18ヶ月 離乳食完了期 パクパク期

段階を踏むごとに使える食材や調味料が増えていきます。食べ物の形状も、トロトロの液状から固形へと徐々に変えていきます。ちなみに、18ヶ月以降は幼児食と呼び、まだ大人とまったく同じ食事というわけではありません。

離乳食は、次の事柄に気をつけながら進めます。これは離乳食初期だけでなく、どの段階であっても同じです。

離乳食期全体を通して気をつけること

  • 初めての食材は小さじ1杯から与える
  • 初めての食材は、病院が開いている平日の昼間に与える
  • アレルギーが出やすい食材は、食後2時間は様子を見る
  • ハチミツを使わない
  • きちんと加熱してから与える

1歳未満の乳児にハチミツを与えると、ボツリヌス菌に感染して「乳児ボツリヌス症」を引き起こす危険性があります。これは、1歳未満の赤ちゃんの腸はまだ未熟で、体内に入ったボツリヌス菌を死滅させることができないためです。1歳を過ぎると腸内の環境が整うため、発症する心配はありません。

ボツリヌス症は神経麻痺症状が主で、対称性に麻痺が起こり、呼吸筋の麻痺にまで進行することがあります。突然の発症から、数日かかって徐々に発症する場合もあります。
乳児ボツリヌス症はボツリヌス芽胞を摂取し、腸管内で産生された毒素による発症で潜伏期間が3~30日と長いのが特徴です。
原因として菌または芽胞に汚染されたハチミツを飲み込むことで起こります。初期に便秘、活気がない、哺乳不良、泣き声が弱い、さらに筋緊張性低下、よだれが多い、首のすわりが悪くなった、眼球運動の麻痺、無呼吸などがでてきます。

引用元:妹尾小児科 乳児ボツリヌス症

次に、離乳食を始めたばかりの初期に気をつけることをまとめました。

離乳食初期に気をつけること

  • 与えるのは一日に一回
  • どの食材もなめらかなポタージュ状にしてから与える
  • 味付けはしない
  • 授乳はそれまでどおりに

初期の目的は、「ゴックン期」という名称からも分かるように、食べたものをゴックンと飲み込むことができるようになることです。赤ちゃんは、呼吸をしながらミルクや母乳を飲んでいます。しかし、食べ物を飲み込むときには気道に蓋をして、食べたものが食道にだけ行くようにしなくてはなりません。

そのため、飲み込みやすいなめらかな状態にしておくことは非常に重要です。

最初は液体に近いトロトロ状。少しずつ水分を減らし、後半はマヨネーズ程度のなめらかさに。あまりサラサラすぎると、どうしても母乳やミルクを飲むのと同じ動作が引き出されてむせてしまうことがあります。口の中に入ってからゆっくり移動するように適当なトロミをつけることが必要です。

引用元:原田小児科クリニック 離乳食ガイド

開始から1ヶ月間の献立

ここでは、離乳食を始めてから1ヶ月(30日間)の進め方を、献立をもとに見ていきます。これは、私が第一子のときに用意した離乳食を、当時の育児日誌の記載もとに表にしたものです。一例として参考にしてください。

1週目はお粥だけを

まず、赤ちゃんの機嫌のよい時間に離乳食タイムを設けます。午前中の授乳時間の1回に離乳食をプラスする形が良いでしょう。できるだけ毎日同じ時間にあげられるようにして、食事のリズムを整えていきましょう。最初の1週間は、なめらかにすりつぶした10倍粥(米:水=1:10で炊いたお粥)だけを与えます

1日目~7日目のメニュー

1日目 すりつぶした10倍粥 小さじ1杯
2日目  10倍粥 小さじ1杯
3日目  10倍粥 小さじ2杯
4日目  10倍粥 小さじ2杯
5日目  10倍粥 小さじ3杯
6日目  10倍粥 小さじ3杯
7日目  10倍粥 小さじ3杯

初めての「食べ物」にびっくりして、べぇーっと吐き出してしまう子も少なくありません。でも気にしないでください。離乳食初期の段階では、スプーンに慣れることが第一目標です。栄養はミルクや母乳からしっかり摂っていますので、量を食べなくても大丈夫です。

逆に、もっともっとと欲しがる様子を見せても、規定量を超えて与えないようにします。今までミルクしか飲んだことのない赤ちゃんにとっては、お粥でも多すぎると体に負担がかかってしまいます。

2週目はお粥と野菜

お粥を食べることに慣れてきたら、2週目からは野菜もプラスします。ニンジンやカボチャなどの甘みのある野菜や、鉄分の豊富なほうれん草などが人気です。柔らかく茹で、すりつぶすか裏ごしをしてお粥と同じようになめらかにします。

毎日同じ食材だと飽きてしまうので、2~3日ごとに変えて食べさせます。

8日目~14日目のメニュー

8日目  10倍粥小さじ4杯 ニンジン小さじ1杯
9日目  10倍粥小さじ4杯 ニンジン小さじ2杯
10日目  10倍粥小さじ4杯 ほうれん草小さじ1杯
11日目  10倍粥小さじ5杯 ほうれん草小さじ2杯
12日目  10倍粥小さじ5杯 かぼちゃ小さじ1杯
13日目  10倍粥小さじ5杯 かぼちゃ小さじ2杯
14日目  10倍粥小さじ5杯 かぼちゃ小さじ3杯

ほうれん草は繊維が多く、なめらかなペースト状にするのが難しい食材でもあります。そんな時は市販のベビーフードを活用するといいですよ。一度に食べる量が少ないこの時期は、お湯に溶かす粉末タイプのものがおすすめです。

粉末タイプのベビーフード

1.ピジョン かんたん粉末野菜スープ

画像出典元:https://www.amazon.co.jp

5ヶ月ごろから離乳食完了期まで、長く使えるスープです。着色料や保存料、化学調味料などは一切使用されていないので、安心して赤ちゃんに食べさせることができます。風味付けに使ったり、調理のバリエーションが広がります。同じシリーズで、和風だしやホワイトソースなどもあります。

2.和光堂 手作り応援緑黄色野菜3種パック

画像出典元:https://www.amazon.co.jp

お湯で溶くだけでなめらかなペースト状になります。ペーストにしにくい青菜や堅くて切りにくいカボチャなど、支度は手間だけれど赤ちゃんに食べさせたい緑黄色野菜がしっかり取れます。少量ですが小麦粉が使用されているので、アレルギーの心配がある人は避けたほうがいいでしょう。

3.とうもろこしフレーク

画像出典元:https://www.amazon.co.jp

甘みが強いので好きな子どもがおおいとうもろこしは、離乳食にしようとするととても手間がかかる食材の代表格ですが、これを使えば簡単に食卓に出せます。北海道産の野菜を茹でて裏ごしし、乾燥させたフレークで、添加物なども使われていないので安心して使用できます。

同じシリーズで、にんじん、かぼちゃ、じゃがいものフレークも販売されています。

3週目にはたんぱく質も

離乳食を始めて3週間目には、さらにたんぱく質も増やします。この時期に使えるたんぱく質は以下の通りです。

離乳食初期で使えるたんぱく質

  • 豆腐
  • 白身魚(鯛、ヒラメ、カレイ)
  • 黄な粉
  • しらす

黄な粉はお粥やつぶしたジャガイモなどと混ぜ、粉っぽさのない状態にして食べさせます。急いでいるときでもさっと足すことができるので、常備しておくと便利です。しらすは一度熱湯で茹で、塩抜きをしてから使います。

15日目  10倍粥小さじ6杯 ニンジン小さじ3杯 豆腐小さじ1杯
16日目  10倍粥小さじ6杯 ニンジン小さじ2杯 キャベツ小さじ1杯 豆腐小さじ1杯
17日目  10倍粥小さじ6杯 かぼちゃ小さじ1杯 キャベツ小さじ2杯 豆腐小さじ1杯
18日目  10倍粥小さじ6杯 キャベツ小さじ3杯 小さじ1杯
19日目  10倍粥小さじ6杯 かぼちゃ小さじ2杯 玉ねぎ小さじ1杯 鯛小さじ1杯
20日目  10倍粥小さじ6杯 かぼちゃ小さじ1杯 玉ねぎ小さじ2杯 鯛小さじ1杯
21日目  10倍粥小さじ6杯 玉ねぎ小さじ3杯 鯛小さじ1杯

主食(お粥)を小さじ6杯、野菜を大さじ3杯、たんぱく質を小さじ1杯というのが3週目の目安量です。もしもっと食べたがるようなら、お粥か野菜の量を少し増やしてあげてもいいでしょう。たんぱく質は多すぎると消化しにくくなり、体に負担をかけてしまうので増やさないでください。

4週目、味のバリエーションを出そう

22日目  ジャガイモ粥小さじ7杯 ほうれん草小さじ3杯 豆腐小さじ2杯
23日目  ジャガイモ粥小さじ7杯 ほうれん草小さじ2杯 リンゴ小さじ1杯 豆腐小さじ2杯
24日目  シラス粥小さじ8杯 キャベツと人参小さじ2杯 リンゴ小さじ1杯
25日目  シラス粥小さじ8杯 大根小さじ1杯 リンゴ小さじ2杯
26日目  シラス粥小さじ9杯 大根小さじ2杯 ブロッコリー小さじ1杯
27日目  10倍粥小さじ8杯 ブロッコリー小さじ2杯 ニンジン小さじ2杯 ヒラメ小さじ1杯
28日目  10倍粥小さじ8杯 トマト小さじ1杯 かぼちゃ小さじ3杯 ヒラメ小さじ2杯
29日目  黄な粉粥小さじ9杯 トマト小さじ2杯 ほうれん草小さじ2杯
30日目  黄な粉粥小さじ9杯 ニンジンと玉ねぎ小さじ4杯

4週目の終わりには、主食が小さじ8杯、野菜を小さじ4杯、たんぱく質を小さじ2杯ほどを目安に与えます。ただし完食させることは二の次で、口に入れたものを上手にゴックンできているかどうかを注意して見てください。

例では毎日新しい食材を試していますが、今まで食べたものを組み合わせて与えるのでも大丈夫です。離乳食のほかに、ミルクなら1日5回、母乳は赤ちゃんが欲しがるだけ飲ませましょう

開始から1ヶ月経ったら2回食へ

離乳食を始めて1ヶ月経ち、全部で大さじ3杯ほどの量が食べられるようになったら食事の時間を増やします。それまでの離乳食タイムはそのままに、それから4時間以上あけてもう1回離乳食タイムを設けましょう。2回目に食べさせる量はそれまでの1食の半分くらいからスタートします。

2回目の離乳食タイムについて

  • 1回目から4時間以上あける(1回目が10時なら2回目は14時以降)
  • 食事量は、1回目の1/2~2/3程度(慣れてきたら徐々に1回目と同量へ増やす)
  • 新しい食材は1回目の離乳食タイムで食べさせる

ゴックンが上手になってきたら、お粥のつぶし加減を少し粒が残る程度にし、モグモグ期への移行を心がけましょう。

まとめ

離乳食は、赤ちゃんが子どもへと成長していく段階の重要な1ステージです。初めのころは茹でる→すりつぶす→裏ごしする、というように準備にとても手間がかかる上、赤ちゃんがなかなか食べてくれなくて泣きたくなることもあるでしょう。

しかし、焦らず続けていくことが大切です。食べる量は個人差がありますので、本に書いてある通りでなくても大丈夫。それよりも笑顔を忘れず、楽しい雰囲気で食卓を囲みましょう。

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