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チーズはいつから赤ちゃんに食べさせてもいいの?食べさせるときに気をつけることは?

   

ママは赤ちゃんにいろいろな食材を美味しく食べてほしいですよね。しかし、新しい食材を食べさせるときには、アレルギーのことを考えて慎重になるでしょう

今回はママたちが食べさせるときに慎重になる食材の一つ、チーズを離乳食で使うときの疑問にお答えします。

「チーズっていつから食べさせてもいいの?」

「いろいろな種類があるけど、どれなら食べさせてもいいの?」

「食べさせるときに気をつけることってある?」

そんな赤ちゃんとチーズについてのママの疑問を解消するために、チーズをいつから食べられるのか、どの種類のチーズが離乳食に使えるのかをまとめています。


離乳食でチーズを使う前に知っておきたいこと

チーズはカルシウムが豊富に含まれていて手軽に使えるので、離乳食を作るときにとても便利な食材です。チーズを使えるようになると離乳食のメニューやアレンジも広がります。

しかし、赤ちゃんに食べさせる前にママたちに知っておいてほしいことがあります。チーズについての正しい知識を身につけて離乳食づくりに役立てましょう。

チーズを離乳食に使う前に知っておきたい2つのこと

  1. チーズの種類によって食べさせてもいい時期が異なる
  2. ナチュラルチーズとプロセスチーズの違い

1. チーズの種類によって食べさせてもいい時期が異なる

チーズは種類によって含まれている塩分や脂肪分が異なります。赤ちゃんの離乳食は最初は調味料を使わずに作りますよね?それと同じように、チーズも最初は塩分や脂肪分が低いものから食べさせる必要があります。

そのため、チーズの種類によって食べさせてもいい時期が異なるのです。

2. ナチュラルチーズとプロセスチーズの違い

スーパーに行くと様々なチーズを見かけますが、大きく分けるとナチュラルチーズとプロセスチーズの2種類があります。

ではナチュラルチーズとプロセスチーズはどう違うのでしょう?

また、モッツァレラチーズ、カマンベールチーズなどはどちらの種類のあてはまるのでしょうか?

ここでは、2種類のチーズについて詳しくまとめています。

ナチュラルチーズとプロセスチーズの違いと見分け方

  1. プロセスチーズはナチュラルチーズを加工したもの
  2. 原材料でどちらのチーズか見分ける

1) プロセスチーズはナチュラルチーズを加工したもの

ナチュラルチーズは生乳に乳酸菌などを加えて固め、水分を除いて発酵、熟成させたものです

それに対してプロセスチーズは1種類または数種類のナチュラルチーズを加熱して溶かし、再び固めたものです。

また、ナチュラルチーズに比べてプロセスチーズの方が加熱をしているため保存期間が長いという特徴があります。

つまり、プロセスチーズはナチュラルチーズをもとにして作られた加工品ということです。添加物を避けたいというママにはナチュラルチーズがオススメです。

2) 原材料でどちらのチーズか見分ける

ナチュラルチーズとプロセスチーズを見分けるには、商品の原材料名を確認しましょう。

原材料名に「ナチュラルチーズ」が含まれていたり、乳化剤などの添加物が含まれているものはプロセスチーズです。

同じ粉チーズでも商品によってナチュラルチーズのものも、プロセスチーズのものもあります。スーパーなどで購入する際は原材料名を確認しましょう。

一部の種類のチーズと分類を紹介しておきます。参考にしてくださいね。

チーズの種類と分類

ナチュラルチーズ
  • カッテージチーズ
  • モッツァレラチーズ
  • カマンベールチーズ
  • ゴルゴンゾーラチーズ
  • ゴーダチーズ
  • チェダーチーズ
  • パルメザンチーズ
  • パルミジャーノ・レッジャーノチーズ
プロセスチーズ
  • スライスチーズ
  • キャンディチーズ

離乳食でチーズを使うときの3つのNG行動

どの時期にどのチーズを食べさせてもいいのかを知る前に、赤ちゃんにチーズを食べさせるときに気をつけてほしい3つのことをご紹介します。

赤ちゃんの健康のためにも是非知っておいてくださいね。

赤ちゃんにチーズを食べさせるときの3つのNG

  1. 離乳食初期のチーズはNG
  2. 最初からたくさん食べさせるのはNG
  3. 塩分のとりすぎはNG

1. 離乳食初期のチーズはNG

チーズは乳製品の一つのため、アレルギーに注意が必要な食材です。離乳食初期(5か月~6か月)はアレルギーの心配があるため、この時期にはまだどの種類のチーズでも食べさせないようにしましょう。

2. 最初からたくさん食べさせるのはNG

アレルギーを引き起こさないためにも、初めて食べさせるときには小さじ1程度を他の食材と混ぜずに食べさせるようにしましょう。

また、もしアレルギーが起こった時に病院で診察してもらえるように、平日の午前中に食べさせるようにしましょう。

特にいつもと変わりないようであれば、徐々に量を増やしたり、他の食材と一緒に食べさせてみてください。

3. 塩分のとりすぎはNG

厚生労働省の『日本人の食事摂取基準(2015年版)』によると、1日の食塩の摂取量の目安は5か月までの赤ちゃんは0.3g、6か月から11か月の赤ちゃんは1.5gです。

食塩はチーズだけでなく、肉や魚などほかの食材にも含まれています。チーズを離乳食に使うときには塩やしょうゆなどの調味料の量に気をつけましょう。

離乳食中期からチーズデビュー

離乳食中期(7か月~8か月)になるといよいよチーズデビューができる時期です。初めてのチーズには低脂肪なカッテージチーズがオススメです。でもカッテージチーズと聞いてピンとこないママもいるでしょう。

ここでは離乳食中期に使えるカッテージチーズについてご紹介します。

赤ちゃんのチーズデビュー!カッテージチーズの2つの特徴と粉チーズの使い方

  1. カッテージチーズは低脂肪でヘルシー
  2. カッテージチーズは日持ちしなくて高価
  3. カッテージチーズに慣れたら粉チーズにチャレンジ

1. カッテージチーズは低脂肪でヘルシー

カッテージチーズは生乳から脂肪分を取り除いて作られるチーズなので、脂肪分が少なく、離乳食中期から食べることができます。

さわやかな酸味とくせのない味が特徴で、野菜や果物と一緒にあえて食べさせるのがオススメです。カッテージチーズは加熱をすると食べにくい食感になるため、加熱をせずに使うようにしましょう。

2. カッテージチーズは日持ちしなくて高価

市販のカッテージチーズの賞味期限は約3ヶ月ですが、熟成させないチーズなので開封後はあまり日持ちしません。

また、価格も300円~500円と高めのため、自分で作るというママも多いです。牛乳とレモン汁さえあれば、レンジで簡単に作れるので、興味があるママは是非試してみてくださいね。

3. カッテージチーズに慣れたら粉チーズにチャレンジ

カッテージチーズに慣れたら粉チーズも離乳食中期から試してみましょう。

ただし粉チーズは塩分が多いため少量にし、塩の代わりに使うなどして塩分のとりすぎに気をつけましょう。

離乳食後期以降のチーズとの付き合い方

離乳食後期(9か月~11か月)以降になるとモッツァレラチーズやクリームチーズ、プロセスチーズなど、ほとんどのチーズを食べることができ、より離乳食の幅が広がります。

ここでは離乳食後期に使えるチーズと食べさせるときのポイントについてまとめました。

離乳食後期に使えるチーズと食べさせるときのポイント

  1. 種類によって食べさせていい量が変わる
  2. カマンベールチーズなどのカビタイプのチーズは使わない

1. 種類によって食べさせていい量が変わる

最初にお伝えした通り、チーズは種類によって含まれる塩分や脂肪分が異なります。そのため、チーズの種類によって1日に食べてもいい量が異なります。

例えば、スライスチーズは1枚あたり塩分が0.5g含まれています。厚生労働省によると、離乳食後期の赤ちゃんが1日に摂取してもいい食塩の量は1.5gなので、スライスチーズ1枚で1日の3分の1の塩分を摂取してしまいます。

あまり神経質になる必要はありませんが、どのチーズが特に塩分や脂肪分が高いのか知っておくと、より赤ちゃんに優しい離乳食を作れますよ。

チーズの種類と塩分、脂肪分

100gあたりに含まれる脂質(g) 100gあたりに含まれる食塩相当量(g)
カッテージチーズ 4.5 1.0
モッツァレラチーズ 19.9 0.2
クリームチーズ 33.0 0.7
プロセスチーズ 26.0 2.8

2. カマンベールチーズなどのカビタイプのチーズは使わない

カマンベールチーズやブルーチーズなど、カビタイプのチーズは塩分や脂質が高く、大人向けの味のため離乳食には不向きです。

離乳食期の赤ちゃんには食べさせないようにしましょう。

チーズは加熱して食べさせた方がいい?

チーズは発酵食品のため、基本的には加熱をせずにそのまま食べることができます。しかし、離乳食にチーズを使うとき、加熱をして食べさせた方が良い場合があります。

ここでは加熱が必要なチーズについてご紹介します。

加熱が必要な2つのチーズ

  1. とろけるチーズとピザ用チーズは加熱が必要
  2. 冷凍したチーズはどんな種類でも加熱して使おう

1. とろけるチーズとピザ用チーズは加熱が必要

とろけるチーズやピザ用チーズのような加熱用チーズはシュレッドチーズといってナチュラルチーズを短冊状に切ったものです。

これらのチーズは作られる過程で加熱をされていないため、リステリア菌という細菌に汚染されている可能性があります。

リステリア菌とは河川水や動物の腸管内など環境中に広く分布する細菌で、感染すると悪寒、発熱、筋肉痛などの症状を引き起こします。また、リステリア菌は加熱に弱いため、加熱をすることで感染を防ぐことができます。

リステリア菌による感染症を防ぐため、とろけるチーズやピザ用チーズのような加熱用チーズは加熱をして食べさせるようにしましょう。

加熱用チーズはパッケージに「加熱用」と表記されています。パッケージをよく確認してみてくださいね。

2. 冷凍したチーズはどんな種類でも加熱して使おう

チーズに限らず、すべての冷凍品は解凍されるときに雑菌が繁殖します。そのため、どの種類のチーズであっても一度冷凍したものを使うときには必ず加熱をして使うようにしましょう。

参考:ひよこクラブ(特別編集)「月齢ごとに「見て分かる」離乳食新百科」株式会社ベネッセコーポレーション、厚生労働省『授乳・離乳の支援ガイド』、雪印メグミルク チーズクラブ 『チーズの定義』、明治の食育 『チーズの種類』、厚生労働省 『日本人の食事摂取基準2015年版』、雪印メグミルク 『雪印北海道100 カッテージチーズ』、雪印メグミルク 『スライスチーズ(7枚入り)』、厚生労働省 『リステリアによる食中毒』、雪印乳業株式会社 『お客さまモニター第1回対話会』、明治 『とろけるスライスチーズは、加熱しないで食べることができますか?』

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