赤ちゃんの冬の室内・外出時の服装は?肌着や服は何を着せるの?靴下は室内で必要?
寒い冬の日。赤ちゃんがいるご家庭では、赤ちゃんに風邪を引かせたくないので暖かい格好で過ごさせてあげたいですよね。ですが、赤ちゃんの体温は大人よりも高いことが多いんです。あまりに厚着をさせると逆に汗をかいてしまい、それが冷えて風邪を引かせてしまうということもあります。室内では赤ちゃんにどのような格好をさせればいいのでしょうか?
また、寒い日の外出はなるべく避けたいところですが、買い物や病院など赤ちゃんとどうしても行かなくてはいけないときもあります。外出するときにはどのような格好で行けば赤ちゃんが快適に過ごせるのでしょうか?
冬の赤ちゃんの服装について、「肌着」「室内での服装」「外出するときの服装」について、ご紹介します。私は出産前、アカチャンホンポに行きベビーグッズを用意しましたが、そこで「出産準備リスト」を頂きました。そちらに赤ちゃんに用意する服の種類・枚数などが載っていましたのでそちらを参考にしてみました。
このページの目次
赤ちゃんの冬の肌着は何を着せる?
月齢に応じて着せる肌着の種類や枚数が変わってきます。肌着の種類は主に4種類ありますので、まずはそちらをご紹介していきます。
肌着の種類
- 短肌着
- コンビ肌着
- 長肌着
- ロンパース
短肌着は腰までの長さで、紐で結んで着るタイプの肌着です。
画像出典元:https://www.bellemaison.jp/ep/srvlt/EPFB00/EPFB0005/dProdDtlShow?BELN_SHOP_KBN=100&KAT_BTGO=B63017_441_2013_O
コンビ肌着は、丈が長めで、股の部分にスナップボタンが付いています。足をバタバタと動かしてもはだける心配がありません。短肌着と同じく前部分に紐が付いていて、結んで着ます。
画像出典元:https://feature.cozre.jp/71292
長肌着は、短肌着の丈を長くしたタイプです。
画像出典元:https://feature.cozre.jp/71254
ロンパースは股の部分がスナップボタンになっています。上から被るタイプのものや前ボタンがあるタイプのものがあります。
画像出典元:https://onlinestore.barneys.co.jp/shop/baby/item/view/shop_product_id/70416
上記4枚を単独で着せたり組み合わせて着せたりします。以下を参考にしてみて下さい。
1.新生児期(生後2ヶ月くらいまで)
この頃の赤ちゃんはねんねの時期で、体をほとんど自力で動かしません。なので、体温が上がりにくいことがあります。着せる服の枚数(肌着と服を合わせた枚数)は、大人より1枚多い枚数を心がけ、室温や掛け布団の厚さによって調整してあげましょう。
新生児期の肌着の組み合わせ
- 短肌着+コンビ肌着
- 短肌着+長肌着
足をバタバタさせることが多ければ、長肌着よりもコンビ肌着の方がおすすめです。
2.生後3ヶ月~8ヶ月頃
首がすわり、寝返り→ずりばいやハイハイなどができるようになって自分で盛んに動くようになります。そうなると体温が上がりやすく、大人よりも高い体温のことが多くなってきます。着せる服の枚数は、大人と同じ枚数か1枚少なく着せましょう。
生後3ヶ月~8ヶ月の肌着の組み合わせ
- 短肌着
- コンビ肌着
- 長袖ロンパース
- 短肌着+コンビ肌着
- 短肌着+長袖ロンパース
お座りやハイハイが増えてくると、短肌着ではお腹まで肌着がまくれ上がってしまうことがあり、お腹が冷えてしまう可能性があります。動きが盛んになってきたら、短肌着は卒業しましょう。
肌着が太ももで重なりあって上手く足が動かせないことがありますので、コンビ肌着+ロンパースの組み合わせは避けましょう。コンビ肌着がロンパースを単独で着せて、寒いようでしたらあとは服の厚さや羽織り物で調整しましょう。
3.生後9ヶ月~1歳頃
つかまり立ちや伝い歩き、一人歩きなどで動きがますます盛んになります。体温が高めになりますので、大人より1枚少ない格好にしましょう。お腹を冷やさないようにシャツタイプの肌着ではなく、お腹を覆える長袖ロンパースを用意しましょう。
赤ちゃんの冬の室内での服装は?
前述したように、肌着は月齢に応じて1~2枚着せてあげるようにしましょう。今度はその上から着る服について、ご紹介していきます。
1.新生児期
画像出典元:https://item.rakuten.co.jp/r-vaca/16203200/
「2WAYオール」という服がおすすめです。この服はボタンの留め位置によって、2通りの形の服になります。自力で動くことが少ない生後まもない時期は、前のボタンを全て留めてベビードレスの形にして着せます。
足をばたばたさせてはだけるようになってきたら、股のボタンを留めて足が分かれる形にして着せます。
2.生後3ヶ月~8ヶ月頃
画像出典元:https://wowma.jp/item/275732335
「カバーオール」という服を用意します。こちらは先ほどの2WAYオールで、スナップボタンを股のところで留めた状態と同じ形の服になります。2WAYオールとの違いは、カバーオールはベビードレスにはならないというところです。
3.生後9ヶ月~1歳頃まで
つかまり立ち、伝い歩き、1人歩きなどが始まっていて、立ったままおむつ替えをする機会が多くなります。上下分かれた服の方がおむつ替えがしやすくなります。
トップスはトレーナーやセーター、ボトムスはズボンやレギンスなどを用意しましょう。
月齢に応じて1~3で説明した服を着せて、それでも赤ちゃんが寒いようでしたらベスト、カーディガンなどで調整します。赤ちゃんが寒いかどうかを手足の冷たさで確認するママが多いですが、服の中に手を入れて「背中が冷たかったら寒いのでさらに着せる」「背中が汗ばんでいたら肌着を1枚減らす」というように確認しましょう。
室内で靴下は履かせた方がいいの?
「足が冷たくなってしまうから靴下を室内でもはかせたい」と考える人はたくさんいます。ですが、赤ちゃんは足の裏で体温調節をして、熱を逃がしています。靴下をはかせると熱がこもって上手く体温調整できないことがあります。また、靴下をはくことで滑りやすく、赤ちゃんが転んでしまうこともあります。
足が冷たくて青くなっているのでなければ、靴下をはかせる必要はありません。冷たくて青くなっているようでしたら、部屋の温度が寒いということですので、室温が22~23度になるように暖房器具で調整をしましょう。
抱っこ紐で外出するときの赤ちゃんの服装は?
続いて冬の外出時の服装についてご紹介します。まずは抱っこ紐で外出するときの赤ちゃんの服装です。
寒いからといって厚着をさせて抱っこ紐に入れると、赤ちゃんが窮屈に感じることがあります。また、「窮屈そうだから」と紐を緩めにしてしまって、かがんだ拍子に赤ちゃんが抱っこ紐から落ちそうになるという心配もあります。
かといって薄着のまま抱っこ紐に入れると、ママと密着しているのでお腹や背中は温かいのですが、抱っこ紐からはみ出ている腕、足などは寒いままになってしまいます。
抱っこ紐で外出するときは、赤ちゃんは以下のような格好をさせて防寒しましょう。
抱っこ紐で外出するときは・・・
- 前述した肌着と服を着せ、薄手のパーカー・カーディガンなどを上に着せる
- 頭が寒そうだったら毛糸の帽子をかぶせる
- 靴下をはかせ、寒そうだったらレッグウォーマーも履かせる
- 抱っこ紐に入れて抱っこし、ママコート・ケープ・防寒カバーなどで、抱っこ紐ごと赤ちゃんを覆う
ママコートって何?
ママコートとは、ママが羽織るコートで、大きめにできているので抱っこやおんぶした状態で赤ちゃんも一緒に羽織ることのできるコートです。ファスナーで大きさを調整できるので、赤ちゃんを抱っこしないときもママが普通に羽織ることができます。
赤ちゃんを覆うカバー部分を取り外し、ベビーカーに乗せたときの膝掛けとしても使うことができます。
良い口コミ
- 普通のコートとしても使えて便利
- ママも赤ちゃんも暖かい
- 取り外してベビーカーに乗せるときの膝掛けに使えて便利
- 風の強い日にも隙間がないので、赤ちゃんを寒がらせることがない
悪い口コミ
- 赤ちゃんの頭ははみ出るので、帽子は必要
ベビーカー・歩きなどで外出するときの赤ちゃんの服装は?
続いて赤ちゃんをベビーカーに乗せるときや、歩いて外出するときの格好です。ベビーカーは風を遮ることができないので、まともに赤ちゃんに風が当たります。しっかりと防寒してあげることが重要です。
ベビーカー・歩きで外出するときは・・・
- 厚手のジャンプスーツやコートを着せる
- 頭が寒いので帽子をかぶせる
- ベビーカーに乗せるときは、膝掛けや毛布、防寒ケープ、フットマフなどで、赤ちゃんの体を覆う
フットマフって何?
ベビーカーに取り付けて寝袋のように赤ちゃんの体を覆います。すっぽりと覆ってくれるので、寒い冬でも安心です。
良い口コミ
- 暖かくて赤ちゃんが寝てくれる
- 取り付けが簡単
- 服を脱がせたり着せたりの手間がなくて楽
悪い口コミ
- ベビーカーのメーカーによっては、ベルトとの位置が合わなくて取り付けに時間がかかることがある
まとめ
まとめると、赤ちゃんの冬の肌着は、
- 新生児期は「短肌着+コンビ肌着」か「短肌着+長肌着」
- 生後3~8ヶ月は「短肌着」か「コンビ肌着」か「長袖ロンパース」か「短肌着+コンビ肌着」か「短肌着+長袖ロンパース」
- 生後9ヶ月~1歳は「長袖ロンパース」
がおすすめのことがわかりました。また、服装については、
- 新生児期は「2WAYオール」
- 生後3~8ヶ月は「カバーオール」
- 生後9ヶ月~1歳は、「トップスはトレーナーかセーター」「ボトムスはズボンかレギンス」
を用意し、寒いようでしたらカーディガン・ベストなどで調整します。室内では靴下は必要ありません。
外出時は抱っこ紐のときは、室内での服装にプラスしてパーカーやカーディガン、靴下・レギンスを着用させ、ママコートやケープ、防寒カバーなどで赤ちゃんの体を覆いましょう。ベビーカーや歩いて外出するときは、ジャンプスーツやコートを着せます。ベビーカーに乗せるときには、膝掛けや毛布、フットマフなどを使って赤ちゃんの体を覆ってあげましょう。