赤ちゃんの衣類の洗濯は大人と分けたほうがいいの?洗剤は何を使えばいいの?いつまで注意したほうがいいの?
2018/10/18
毎日洗濯する赤ちゃんのお洋服。衣類は赤ちゃんの肌に直接触れるものですので、洗濯や洗剤は大人と分け方がいいのか、どんな洗剤を使えばいいのか、分からないことが多いのではないでしょうか。また、洗濯を分ける場合、いつまで分ければよいのか気になりますよね。
今回は赤ちゃんの洗濯にまつわる気になることをまとめてご紹介します。
このページの目次
赤ちゃんの服の洗濯は大人と分けたほうがいいの?
赤ちゃんの服の洗濯は大人と分けたほうがいい?
赤ちゃんの服を洗濯する際は、大人と分けることをおすすめします。
なんで赤ちゃんの服の洗濯は大人と分けたほうがいいの?
大人の衣類の中には、「ホルムアルデヒド」という有害な物質がわずかに含まれているものがあります。ホルムアルデヒドは水に溶けやすいので、洗濯により溶け出したホルムアルデヒドが赤ちゃんの衣類についてしまう可能性があります(※1)。
また、ホルムアルデヒドは家具にも含まれていることがあります(※1)。例えばたんすの中に大人の衣類を入れておくことで、たんすのホルムアルデヒドが衣類に付着する可能性があるのです。
ホルムアルデヒドを吸い込んだり肌に触れることで、アレルギーや皮膚炎を引き起こすことがあります(※2)。赤ちゃんは大人よりも肌が敏感ですので、わずかな量でも衣類にホルムアルデヒドを付着させないよう注意が必要です。
衣類へのホルムアルデヒドの付着を防ぐためにも、赤ちゃんの服は大人の服と一緒に洗濯しないようにしましょう。
(※1)参考:東京都福祉保健局 家庭用品の安全
(※2)参考:東京都福祉保健局 ホルムアルデヒドの毒性
赤ちゃんの服にはホルムアルデヒドは含まれていないの?
赤ちゃんの服には、以下の理由からホルムアルデヒドを含まないよう規制されています。
ベビー用繊維製品については、
- 赤ちゃんがなめると予想されること
- ホルムアルデヒドに対するアレルギーを起こす可能性が高いこと
- 赤ちゃんの皮膚感受性が高いこと
という理由から、販売時には、ホルムアルデヒドの残留規制があり、ホルムアルデヒドは原則検出されないこととなっています。(出典:東京都福祉保健局 家庭用品の安全)
赤ちゃんの服を洗濯する時に洗剤はどうすればいいの?
赤ちゃんの服を洗うときの洗剤はどうすればいいの?
では、赤ちゃんの服を洗う際の洗剤について気を付けることはあるのでしょうか。赤ちゃんの服を洗濯する際の洗剤を選ぶ際は、洗剤に含まれる成分に気を付けるようにしましょう。
市販されている多くの洗剤には、界面活性剤や蛍光増白剤という成分が含まれています。界面活性剤は汚れを綺麗に落とすために、蛍光増白剤は衣類を白く見せるために科学的に作られた成分です。
赤ちゃんは肌が敏感ですので、これらの成分が赤ちゃんの肌に刺激となって肌トラブルを引き起こす可能性があります。洗剤の成分表示を確認して、界面活性剤と蛍光増白剤が含まれていないものを選ぶようにしましょう。
赤ちゃんにも使えるおすすめの洗濯用洗剤について、次の章でご紹介します。
赤ちゃんにも使えるおすすめの洗濯用洗剤は?
おすすめの赤ちゃんの衣類用洗剤 その1 arau 洗たく用せっけん
筆者も、娘の衣類の洗濯に、友人の先輩ママのすすめでarau 洗たく用せっけんを愛用しています。ラベンダーの優しい香りすること、赤ちゃんの肌に優しいところが気に入っています。
arau 洗たく用せっけんの特徴
- 植物生まれの無添加せっけんを使用しており、赤ちゃんの肌にも優しい
- ラベンダーとミントの天然精油成分配合
- 合成界面活性剤、蛍光剤、漂白剤、合成香料、着色料、保存料全て無添加
arau 洗たく用せっけんの口コミまとめ
良い評価
- 敏感肌の子どもにはなくてはならない洗剤
- 汚れ落ちが不安だったが、しっかり落ちているように感じる
- 香りが優しく、洗濯の時にリラックスできる。
悪い評価
- せっけんのカスが洗濯機内に溜まりやすく、洗濯機の手入れが大変
- 赤ちゃんに優しい成分でできている分、汚れ落ちが大人用に使っている洗剤よりは弱く感じる
おすすめの赤ちゃんの衣類用洗剤 その2 ミヨシせっけん お肌のためのせっけん
ミヨシせっけんも、自然由来の成分が主成分ですので、赤ちゃんにも安心して使うことができます。
ミヨシせっけん お肌のためのせっけんの特徴
- パーム核油という自然由来の成分が主原料で赤ちゃんの肌にも優しい
- 蛍光増白剤・漂白剤不使用
ミヨシせっけん お肌のためのせっけんの口コミまとめ
良い評価
- 肌荒れがなかなか治らないときにこの洗剤に変えたら状態が良くなった
- 洗いあがりがふんわりとして気に入っている
- 洗浄力も十分で肌にも優しい点がいい
悪い評価
- 香料を使っておらず、成分そのものの香りがするためか、子供が香りを嫌がってしまう
- 特に黒い衣類の時に、せっけんのすすぎ残しが目立ってしまう
赤ちゃんと大人の洗濯はいつまで分ければいいの?
赤ちゃんと大人の洗濯はいつまで分ければいいの?
赤ちゃんと大人の洗濯を分けることについて、忙しいお母さんの中には大変に感じる方も多いのではないでしょうか。赤ちゃんと大人のお洋服の洗濯はいつまで分けたほうがいいのでしょうか?
赤ちゃんと大人の洗濯は、「〇歳まで必ず分けなくてはならない」等の明確なルールはありません。赤ちゃんの肌は以下のような特徴があります。
- 赤ちゃんの皮膚の厚さは、大人の約半分の薄さ
- 皮脂の分泌量が少なく、皮脂量は大人の約1/3
- 保湿成分(アミノ酸、セラミドなど)が少なく水分をためておく力も弱いので乾燥しやすい
- 代謝が高いので汗をかきやすく、皮脂のph(ペーハー)が上昇しアルカリ性になりやすい
(出典:富山市民病院 こどものスキンケア)
赤ちゃんの肌は、大人に比べて皮膚が薄く、肌の表面を守ってくれる皮脂や保湿成分が少ないため、少しの刺激で肌トラブルにつながりやすくなります。一般的に肌トラブルが落ち着いてくる一歳を過ぎるころまでは、大人の衣類と赤ちゃんの衣類は分けて洗濯したほうがよいでしょう。
筆者は娘が一歳を過ぎた頃から洗濯物を分けずに大人のものと一緒に洗濯しています。ただし、赤ちゃんの肌トラブルが多い場合や、アレルギーがある場合は、一歳を過ぎても洗濯物は分けたほうが安心ですよ。
赤ちゃんの洗濯用洗剤はいつまで使えばいいの?
赤ちゃんの洗濯用洗剤はいつまで使う?
赤ちゃんの洗濯用洗剤についても、いつまで、という明確なルールはありません。こちらも、一歳を過ぎるころまでは洗剤を分けておいたほうがよいでしょう。
洗剤を大人用の界面活性剤や蛍光増白剤入りのものと一緒にした場合は、しばらくは赤ちゃんの肌に湿疹やかゆみが起きていないかを観察してあげるようにしましょう。もしそのような肌トラブルが出た場合は、無添加の洗剤にしてあげることをおすすめします。
赤ちゃんの洗濯用洗剤は、無添加で肌に優しく、洗浄力や仕上がりも満足のいくものです。おうちの洗濯用洗剤を、赤ちゃんの洗濯用洗剤に統一する、というのも一つの方法ですよ。筆者は、娘用に使っていたarauを気に入って、洗濯ものを一緒にした今でもarauを愛用しています。
まとめ
赤ちゃんはちょっとした刺激が肌トラブルにつながりやすいです。大人の衣類やたんすには有害なホルムアルデヒドが含まれていることがあるため、赤ちゃんの衣類と分けて洗濯したほうがよいでしょう。
また、一般的な洗剤には添加物が多く含まれていますので、赤ちゃんの衣類を洗濯する際は、無添加のものを選ぶようにしましょう。