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妊娠安定期の旅行。国内旅行の注意点は?海外旅行は行ってもいい?

      2018/09/28

妊娠初期までは急激な体の変化に戸惑ったり、つわりがひどかったりして思うように動けませんよね。そのつらい時期を乗り越えたら、「安定期」と呼ばれる時期に入ります。

安定期に入ったらやりたいことをあれこれ考えている人も多いのではないでしょうか。実際に安定期に入ったら気分転換の運動やショッピングなど妊娠初期よりも行いやすいこともたくさんあります。

その中の一つが旅行です。しかし、妊娠中の旅行は気をつけなければいけないこともたくさんあります。そこで、妊娠中の旅行について注意点やおすすめの過ごし方を紹介します。



妊娠安定期はいつから?

安定期とは、妊娠中期の妊娠16週目からのことを指します。この時期になると、胎盤もできあがり流産の危険性が減ります。また、つらかったつわりから解放される人も多く、心身ともに安定する時期です。

妊娠5ヶ月は今までは妊娠していることが周りに気づかれなかった人も、だんだんとお腹がふっくらしてきて妊婦らしい体型になってきます。ただ、まだまだその大きさは小さく動きまわるのが苦ではない時期なので、積極的に動き回りたいと思う人も多いでしょう。

そんな時期の旅行について、国内・海外旅行に行くときの注意点や過ごし方について紹介します。

旅行の計画を立てる前に

旅行の計画を立てる前に、まずかかりつけの医師に旅行に行っていいかどうか確認をしましょう。妊娠が正常に続いている場合は、国内旅行の場合はよほどのことがない限り止められることはないでしょう。

実際に私も医師に確認したところ「あ、いいよ。気をつけてね」くらいの反応でした。海外旅行については医師の考えもあるので確認してください。

切迫流産を経て安定期に入っていたり、そうでなくても出血などの異常がある場合は注意が必要です。必ずかかりつけの医師に相談しましょう。

安定期に入って色々したいのはわかりますが、一番はお腹の赤ちゃんとママの健康です。旅行に行けばすぐにはかかりつけの病院を受診できないということを忘れないでください。

安定期の国内旅行

安定期に行く国内旅行について紹介します。

まず大前提として、安定期とはいえ妊婦であるということを自分もパートナーも念頭に置くようにしましょう。安定期で流産の危険性が減るとはいえ、ゼロになったというわけではありません。絶対に無理はせず、体調が悪くなったらすぐに休憩するようにしましょう。

旅行の持ち物

妊娠中の旅行の持ち物で、妊娠前の旅行の持ち物に加えて持っていく必需品は

  • 母子健康手帳
  • 健康保険証
  • 生理用ナプキン

これらはもしものときに備えて持っていくものです。もしも旅行先で体調が悪くなったり出血したりしたときに備えて、この3つは必ず持っていくようにしましょう。特に母子健康手帳と健康保険証は忘れないように。

行き先

国内旅行の場合も、日本の端から端へ行ったら何時間もかかりますよね。妊婦さんにとって長時間の移動は負担が大きいです。なるべく国内旅行でも移動時間は6時間以内に収めましょう。

スケジュール管理をしっかり

妊娠中の旅行は行き当たりばったりの旅行ではなく、事前にスケジュールをしっかりと立てておきましょう。スケジュールは、十分に休憩時間があること、予定がつまりすぎていないことを念頭に置いて。

スケジュールを立てていないと、「やっぱりここも行きたい、早く移動しなくちゃ。休憩なんてしている暇はないよ」というように、体に負担をかける可能性があります。必ず時間に余裕があるスケジュールを立てましょう。

移動手段の注意点

旅行に行く時の移動手段は、

  • 新幹線・電車
  • 飛行機

が挙げられます。それぞれの注意点を紹介します。

車で移動するとき

車での移動は、なるべく自分ではなくパートナーに運転してもらうようにしましょう。なぜかというと、妊娠中はお腹が大きくなるので、ハンドルとお腹の距離が短く急ブレーキを踏んだときにお腹が圧迫されて危険だからです。どうしても運転しなければいけないときは、こまめに休憩を取るようにしましょう。

助手席に乗るときも、シートベルトがお腹を圧迫しないように注意してつけるようにしましょう。同じ姿勢が長時間続くと血行が悪くなり、むくみを感じるときもあります。

2時間に1回は休憩するようにし、高速道路に乗る場合はサービスエリアなどを事前に調べておくようにしましょう。

新幹線・電車で移動する場合

新幹線や指定席がある電車の場合、旅行の日程を考えて早めに指定席を取るようにしましょう。指定席を取るときは、

  • 禁煙席
  • 移動がしやすい通路側

この2点を押さえて予約してくださいね。妊娠中は頻繁にトイレに行きたくなる人も多いので、通路側が安心ですよ。

また、新幹線や特急電車には多目的ルームがあります。多目的ルームは体調が悪くなったときに休める部屋です。車掌さんに申請して利用する必要がありますが、お腹が張ったり気分が悪くなったときには遠慮せずに使用させてもらいましょう。

飛行機で移動するとき

飛行機で移動するときは、航空会社によっては妊婦向けのサービスがあります。予約をするときに、妊婦であることを必ず伝えるようにしましょう。週数によっては医師の診断書が必要になりますが、航空会社によって何週以降に必要かは違いますので確認するようにしてください。

妊婦向けのサービスは航空会社によって違いますが、たとえばANAの場合は、

  • 事前改札サービス(先に機内へ移動できる)
  • マタニティタグの配布
  • 手荷物収納の手伝い

これらのサービスが受けられます。羽田空港では搭乗口まで電動カートで移動もできます。

妊娠中の飛行機での移動は意外に負担がかかりますので、妊婦向けのサービスが充実している航空会社を選ぶのも一つの手ですよ。

妊娠中の旅先での過ごし方

大前提として、前述したとおり頻繁に休憩ができる過ごし方をしましょう。時間いっぱいに予定をつめるのではなく、時間が余るくらいの余裕を持って過ごすのがおすすめです。

温泉は行ってもいい?

妊婦は温泉に入ってはいけないという話を聞いたことはありませんか?実はこれは温泉に入ると胎児に影響があるなどという理由ではありません。温泉の泉質によって胎児に影響があるということはまずありません

温泉は床が滑りやすく転倒の危険があること、のぼせて体調不良の危険があることが理由です。温泉に入るときは、足元に十分に注意して長くつかりすぎないようにしましょう。

それだけ注意すれば、心身ともにリラックスできるのでおすすめですよ。

大きいお腹を見られたくないときは?

人によっては大きくなったお腹を見られたくない人もいるでしょう。妊娠5ヶ月はまだお腹が目立たず、タオルで隠しておけば妊婦だとわかることも少ないです。

ですが、どうしても気になるときは、家族風呂や部屋つき温泉がある旅館やホテルを探しましょう。人目を気にせずゆっくりできて安心ですよ。

テーマパークは行ってもいい?

テーマパークに行く際は、ジェットコースターなど「妊娠している人は乗れません」と表示がある乗り物には乗らないようにしましょう。安定期だから大丈夫だろうとは思ってはいけません。

また、妊婦でも楽しめる乗り物に乗る場合でも、長時間立ちっぱなしで並んだり人ごみでお腹が圧迫されたりすると、体調を崩すときがあるので注意してください。

テーマパークではショーを見るなどゆったりと過ごすのがおすすめです。もしも体調が悪くなったらすぐに休んでくださいね。

安定期の海外旅行

海外旅行ははっきり言って妊娠中はおすすめできません。何故かというと、以下の理由です。

  • 飛行機による移動でエコノミークラス症候群を妊婦は発症しやすい
  • 時差や環境の違いによるストレスで体調不良に陥る危険性
  • 海外での病院の受け入れが拒否される可能性がある
  • 海外での治療をした場合、治療費が高額になる

エコノミークラス症候群の危険性

エコノミークラス症候群は、飛行機などの長時間の移動でずっと同じ体勢をとっていると、血管の中で血液が固まってしまう血栓症のことです。これが肺動脈でつまってしまうと、最悪の場合死に至る可能性もあります。

妊婦はこの血栓症になる危険性が妊婦ではない人と比べて高いのです。

飛行機の機内で水分をあまり摂らずに長時間じっと座ったままでいると、下肢の静脈に血栓(血の塊)ができて、飛行機から降りて歩き出した時に血栓がとんでいって肺動脈に詰まって呼吸困難に陥るものです。

この血栓症が産婦人科領域でもたいへん問題になっています。以前は妊産婦死亡原因として、出血や妊娠中毒症などが多かったのですが、今や血栓症によるものがその第一位(全体の約20%)となっています。妊婦さんは一般のひとに比べて5倍も血栓症が起こりやすいといわれているのです

引用元:レディースクリニックまぶち(http://www.lc-mabuchi.or.jp/info/kessen.html)

体調不良のときの病院の問題

海外の病院では日本語が通じない上に、妊婦の状態がまったくわからない状態ですので、万が一旅行中に体調不良になっても受け入れさえ拒否される場合があります。

また、受け入れてもらえたとしても海外ではもちろん健康保険は適用されませんので、膨大な治療費を請求されるおそれがあります。妊娠22週未満の場合は妊娠に関する海外旅行保険もありますが、それ以降は妊娠・出産に関する治療は保険適用外になりますので注意してください。

海外旅行に行く場合

上記のように海外旅行はおすすめできませんが、どうしても行きたい。行かなければいけないときがありますよね。そのような場合は、

  • 時差が5時間以内の場所にする
  • 妊婦向けサービスがある航空会社を選ぶ
  • 感染症のおそれがない旅行先を選ぶ
  • 緊急のときに備え日本語の通じる病院を調べる
  • 旅先では無理なくゆっくりと過ごせるプランを立てる

このようなことに注意して、プランを立てましょう。

おすすめの海外旅行先

海外旅行先で、時差が少なくゆったりと過ごせる場所としておすすめなのはバリ島やセブ島などのリゾート地です。この二つの島は日本との時差がわずか1時間と少なく、かつゆったりと過ごせるからです。

また、日本からの観光客も多く日本からのツアーがたくさん組まれているところも安心できる点です。現地に行って日本語が通じないのはやはり妊婦さんとしては不安なところですからね。

ただ、飛行時間はバリ島は約7時間、セブ島は約5時間とやや長めなので、思い切って普通席より上のクラスの席を予約するのも一つの手ですよ。

おすすめできない海外旅行先

逆におすすめできない海外旅行先ですが、上記のとおり感染症の恐れがあり、病院などの施設が整っていない場所はもちろんおすすめできません。

それ以外に日本人には人気ですがおすすめできないのがハワイです。ハワイは日本語も通じやすいですし、病院などの施設も整っています。

ですが、何より時差が19時間もあり、飛行時間も長いのです。いくらハワイの居心地が良くても飛行時間が長く時差が多いと、妊婦さんにとっては体に負担がかかってしまいます。ストレスが溜まり体に負担がかかると、やはりお腹の赤ちゃんにも影響が出やすいです。

そのことからハワイはおすすめできません。行き先は病院のパートナーや病院の先生と相談しつつ、慎重に決めましょう。

まとめ

妊娠中期の安定期は、今まで我慢していたことができるようになって妊娠中では楽しい時期です。出産後はなかなか旅行にも行けないので、この時期に旅行に行くのもいいでしょう。

ですが、移動中や旅先での無理は禁物です。疲れたりお腹が張ったらすぐに休憩することを心がけて、旅先ではゆったりとリラックスして過ごしましょう。過密スケジュールはなるべく避けるようにしてくださいね。

また、海外旅行はあまりおすすめできませんが、どうしても行く場合には行き先や旅先での過ごし方を十分に注意して計画を立てるようにしましょう。

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