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妊娠12週頃の出血や腹痛・・・病院に行くべき?出血や腹痛の原因を紹介

      2018/09/08

妊娠12週といえば、まだまだ初期で不安なことも多いですよね。お腹が痛かったり張ったり、もし出血などがあったら心配になるのは無理はありません。

そこで、妊娠12週頃の心配な出血や腹痛、あまり心配はいらない出血の原因について説明します。

ただ、心配いらない出血もありますが、素人では判断できないものが多いですので、出血があった場合は念の為かかりつけの産婦人科に相談してくださいね。



妊娠12週ごろの出血

まず妊娠初期の出血の原因として、一番注意しなくてはいけないのは子宮外妊娠や胞状奇胎です。ですが、これは12週以前の初診でわかり処置するものですので、12週ごろの原因としては考えられません。

妊娠12週ごろの出血は、

  • 流産・切迫流産
  • 膣部びらん
  • 子宮頚管ポリープ
  • セックス・内診後の出血

これらの原因が考えられます。この中ですぐに対処すべきなのは流産・切迫流産のみですが、自分で出血の原因を特定するのは難しいことです。妊娠12週ごろに出血があった場合、出血の量に関わらずかかりつけの産婦人科に連絡し指示を仰ぎましょう。

妊娠12週の流産

妊娠12週をすぎると胎盤ができてくるので、流産の確率はぐっと減ってきます。しかし、それでもまだまだ流産の危険性はあり、12週以降は母体側の原因が多くなります。

流産の原因

母体側が原因、といっても過度な運動をしてしまった・無理をしてしまったということではなく、子宮の形態異常など子宮が原因のものや、子宮頸管無力症(子宮の一口が開きやすい症状)という体質的な原因が考えられます。

流産の原因になる子宮形態異常には、重複子宮、双角子宮、中隔子宮、単角子宮などの子宮奇形と子宮粘膜下筋腫や後天的なものがあります。特に、中隔子宮は流産率が高いといわれています。流産を繰り返す場合は手術療法の対象になります。

(左から正常子宮,弓状子宮,中隔子宮,双角子宮)

引用元:日本医科大学附属病院(https://www.nms.ac.jp/hosp/section/female/guide/cure002/cure004.html

流産を繰り返す場合は、このような体の原因が考えられますので、検査をして原因を確かめることも大切です。

流産の症状

流産は出血がある場合と、出血がないが胎児がお腹の中で死亡してしまっている場合があります。出血がある場合、その量は人によって違いますが、大出血になることはほとんどありません。

その上、腹痛に関してもお腹が張る人もいれば、下腹部痛を伴う人、鈍い痛みを感じる人、そもそも痛みを感じない人もいて様々です。

出血があった場合は自己判断せずに、かかりつけの産婦人科に連絡をしましょう

切迫流産

まず切迫流産は流産とは違います。切迫流産は、流産の兆候はありますが、子宮口は閉じていて、胎児の心拍が確認できれば赤ちゃんは元気に育つ可能性があります。

切迫流産の症状

切迫流産の症状は、出血があることです。下腹部痛を伴うこともありますが、人それぞれです。出血の量も流産と同様に人それぞれです。暗褐色やピンクのおりものがある場合もあります。

また、出血がなくても一日に10回以上お腹の張りを感じたり、張りが周期的になったりしたらすぐに受診をすることが大切です。

あまり心配のいらない出血

心配のいらない(胎児には影響のない)出血は、上記の流産・切迫流産以外の原因が考えられます。少し詳しく紹介します。

子宮頸管ポリープ

子宮頸管ポリープとは、子宮の入口できるポリープのことで、99%は良性のものです。

ほとんどの人は無症状ですが、おりものに血が混じったり出血したりすることがあります。早急な治療はしなくても良い場合が多く、出産時にポリープがとれる人もいます。

膣部びらん

子宮の入口のただれが原因で、少量の出血やおりものに血が混じるときがあります。痛みはありません。

多くの人に見られる症状で、治療の必要もありません。

セックス・内診後の出血

妊娠中は膣の粘膜が充血しているので、膣内への刺激によって出血したりおりものに血が混じることがあります。

こちらも心配はいりませんし、治療の必要もありません。

正確には膣から出血しているわけではないですが、血がついていると間違える場合もありますよね。特にいぼ痔の場合は痛みがないので間違えやすいです。

妊娠中は特に便秘になる人も多く、それに伴って痔になる人もいます。痔だとわかったら、便通をよくして肛門を清潔に保ちます。症状が酷い場合は医師に相談して軟膏などを処方してもらいましょう。

妊娠12週ごろの腹痛の原因

妊娠12週頃に、出血はなくても腹痛だけがある場合の原因としては、

  • 便秘
  • 卵巣嚢腫
  • 子宮筋腫
  • 虫垂炎
  • 靭帯のつれ(子宮を支える靭帯が引っ張られるため、体をひねったときに左右どちらかの下腹部が痛む)

これらのものが考えられます。

治療が必要な腹痛の原因

腹痛の中には、便秘や靭帯のつれ、子宮筋腫など治療は特に必要ないものもあります。その一方で治療が必要なものもあります。

卵巣嚢腫

卵巣嚢腫は卵巣に水や死亡が溜まって大きく腫れたものです。嚢腫が初期のものは自然と小さくなりますが、大きいものや痛みを伴う場合は手術で取り除くこともあります。

また、子宮が大きくなると動きやすく、卵巣の茎の部分がねじれると下腹部に激痛が起こり緊急手術になる場合があります。

卵巣嚢腫のなかでもデルモイドは、若年に多いため、妊婦が合併する頻度が高いです。ある程度の大きさがあり典型的なものであれば診断は容易です。しかし、自然軽快することはありませんので、妊娠初期に手術をするのかどうかのinformed consentが重要となります。
デルモイドは硬さがありますので、大きくなくともダグラス窩にはまってしまった場合、経腟分娩の妨げとなり帝王切開を余儀なくされるかもしれません。また、子宮増大によって動きやすく、妊娠中の茎捻転による緊急手術となるかもしれません。

引用元:公益社団法人 日本産婦人科医会(http://www.jaog.or.jp/lecture/10-%E5%BF%85%E3%81%9A%E5%A6%8A%E5%A8%A0%E5%88%9D%E6%9C%9F%E3%81%AB%E7%A2%BA%E8%AA%8D%EF%BC%81%E3%80%80%E5%90%88%E4%BD%B5%E7%95%B0%E5%B8%B8%E3%81%AE%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%AF/

虫垂炎

いわゆる「盲腸」です。右の下腹部に引っ張られるような痛みが走ります。それとともに、発熱・嘔吐・下痢などの症状も出るので、右の下腹部に痛みが出たらすぐにかかりつけの産婦人科に連絡しましょう。

虫垂炎は妊娠中は見つけにくく、放っておくと腹膜炎になり命の危険もあるので、単なる腹痛や風邪として自己判断しないことが大切です。

まとめ

妊娠中の出血や腹痛は、もし赤ちゃんに何かあったら・・・と心配になりますよね。紹介した通り、特に心配のいらない出血や腹痛もありますが、それは自分では判断は難しいです。

妊娠12週に出血したり、腹痛やお腹の張りが続くようならば「こんなことくらいで迷惑じゃないかな」とは考えずに、すぐにかかりつけの産婦人科に連絡をしましょう。

私も妊娠初期に少量出血して連絡をしたら、時間外でしたが念の為といって丁寧に診てもらったことがありました。何故出血したのかわければ安心ですし、その後どうすればいいかも教えてもらえるので、迷わずに産婦人科に相談してみてくださいね。

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