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妊娠中のストレスが胎児に与える影響は?早産や切迫早産・発達にリスクを与える可能性とは

      2018/08/27

妊娠中は色々なことが心配になるものですが、ストレスの影響についてもその一つではないでしょうか。妊娠中でなくても、ストレスを感じることで人間の体に色々な悪影響を与えてしまうと言われています。妊娠中の場合は胎児に影響を与えてしまうものなのでしょうか。

妊娠中の女性は、つわりなどの体調の変化や精神的な不安などから、妊娠前と同じような生活ができないことも多いです。そうしたことがストレスとなることで、胎児に悪影響を与えてしまうことはないかについて調べてみました。

今回は、妊娠中にママが感じたストレスが胎児に与える影響についてお伝えします。



妊娠中のストレスで早産や切迫早産になる可能性がある

妊娠中にママがストレスを感じると、切迫早産や早産になってしまう可能性があります。ストレスに弱いママがストレスを感じて過ごしていると、早産や切迫早産のリスクを与えてしまうこともあるのです。

ですが、ストレスを感じるのは妊婦さんだけではありません。大人も子供もストレスを感じながら生活をしていますが、特に妊娠中の女性は、つわりやお腹が大きくなることで感じる背中や腰の痛みなどでもストレスを感じやすくなります。

また、出産への不安や生活の変化でもストレスを感じやすくなってしまうことがあります。

早産について

早産とは、妊娠22週~36週までの間に赤ちゃんが産まれてしまうことを言います。妊娠37週~妊娠41週に生まれてくることを正期産といいますが、これよりも早い時期に生まれてしまうことを早産というのです。

早産とは正期産(妊娠37週0日~妊娠41週6日まで)以前の出生をいいます。日本では妊娠22週0日~妊娠36週6日までの出産を早産と呼びます。

引用元:日本産科婦人科学会

早産で生まれてしまった赤ちゃんは体の発達が未熟なことが多く、生まれた後にNICUと呼ばれる新生児集中治療室に入院して治療をすることがあります。

早産の兆候としては、お腹の張りや出血、破水、下腹部の痛みがあります。安静にしていて症状が良くなるようであれば心配な場合が少ないですが、症状が悪化するようであれば病院を受診してください。

切迫早産とは

切迫早産は、早産になりそうな状態になっていることをいいます。正期産の前に、破水や子宮収縮・子宮口が開くなどの状態になってしまうことです。妊娠22週~妊娠36週の頃にこういった症状が起きてしまうことを切迫早産といいます。

 早産になりかかっている状態、つまり早産の一歩手前の状態を切迫早産といいます。子宮収縮が頻回におこり、子宮の出口(子宮口)が開き、赤ちゃんが出てきそうな状態や破水(子宮内で胎児を包み、羊水が漏れないようにしている膜が破れて、羊水が流出している状態)をしてしまった状態のことです。

引用元:日本産婦人科学会

子宮収縮や子宮口の開大があまり進んでいない場合は通院治療で対応できることもありますが、症状が進んでいる場合は入院治療が必要になる事もあります。

胎児が栄養不足になる可能性がある

妊娠中にママがストレスを感じると、胎児が栄養不足になってしまうことが心配されます。

人はストレスを感じるとアドレナリンが分泌されて敵から身を守ろうとします。この時、人間の体を守る上で大切な心臓や脳に優先的に血液が送られるようになり、そのほかの部分への血液の運搬量が少なくなって血流が低下してしまいます。子宮への血液の運搬も後回しにされてしまうため、胎児に栄養が行かなくなってしまう可能性があるのです。

胎児への栄養はママの血液によって運ばれます。ママの血液が胎盤を通ることで栄養が運ばれていくため、ストレスを感じて血流が悪くなることで子宮に運ばれる血液の優先順位が下がり、栄養が届きにくくなってしまうようになります。このような状態が長く続くことで、胎児が栄養不足になってしまうことも考えられるのです。

妊娠中のストレスでアレルギー体質になる?

妊娠中にママがストレスを感じて過ごすと、赤ちゃんがアレルギー体質になってしまう可能性があります。

ママがストレスを感じると分泌されるストレスホルモンが胎児に送られてしまうと、まだ未熟な免疫システムが影響を受けて免疫力が低下し、赤ちゃんが産まれた後にアレルギー体質になってしまう可能性があるといわれています。

妊娠中のストレスで赤ちゃんが精神疾患になるの?

妊娠中にママがストレスを感じると、赤ちゃんの精神疾患のリスクを高めてしまう可能性があるといわれています。

妊娠初期~妊娠中期の頃は、胎児の神経細胞を作る大切な時期であるため、ストレスを強く感じてしまうことで胎児の発達に悪影響を与える可能性があるといわれています。

ストレスを感じると「コルチゾール」というストレスホルモンが分泌されます。このストレスホルモンは胎盤で防がれるため、胎児に影響が出ることはないとされていますが、まだ胎盤の発達が未熟な時期や胎盤が機能していない状況の場合は、胎児にストレスが伝わってしまう可能性があり、神経系の発達に悪影響を与えるとも考えられています。

考えられる精神疾患

  • 統合失調症
  • ADHD(注意欠陥多動性障害)
  • 自閉症
  • 発達障害

妊娠中にママがストレスを感じることと、赤ちゃんの精神疾患の因果関係ははっきりしていません。あくまでも「可能性がある」というもので、確実にそうなってしまうというわけではありませんので、神経質になって考えすぎないようにすることが大切です。

妊娠中の女性は体調や体形の変化、出産に対する不安などからストレスを感じやすいことがあります。こうした事とうまく付き合っていくことで、妊娠中に感じるストレスを少なくすることができるといいですね。

美味しいものを食べたり自分の好きなことをするなどして、上手に発散をしながら妊娠中のストレスを乗り切りましょう。

私が体験した妊娠中のストレスとお腹の張り

私も二児の母ですが、上の子の妊娠のときは切迫流産の危険があると言われ、絶対安静の日々を過ごした経験があります。絶対安静の日々が終わりすぐにつわりに悩まされ、日々の家事もままならなくなってきたのですが、なるべく夫に負担をかけないようにと頑張って家事をしていました。

私は食器洗い洗剤の匂いがダメで、その匂いを嗅ぐと嘔吐していました。ある日、どうしても気持ちが悪くて洗い物を溜め込んでしまい、夫に「今日だけ洗い物をしてほしい」とお願いをしたところ、返ってきた答えは「イヤだ」でした。

なぜ嫌なのかを尋ねると「今やってあげたらこの先もやらなきゃならなくなるから」との返事が・・・。とてもショックでしたが夫も仕事で忙しくしていましたし、お腹の赤ちゃんのことを考えて極力気にしないように努めた記憶があります。

ですがこの言葉を言われて以降、体調が悪くても家事を頼むことができなくなり、そのことに強いストレスを感じたからか、お腹の張りに悩まされた経験もあります。

この妊娠の時、36週で破水。出産したのは37週に日付が変わった頃だったので早産にはなりませんでした。早産とストレスにはっきりとした因果関係はないにせよ、妊娠中のストレスは妊婦さんの心にも体にも大きな悪影響を与えると感じました。

現在妊娠中の妊婦さんに言えることは、お腹の赤ちゃんと自分の心身を何よりも大切にしてほしいということです。私のこの経験は、無事に出産を終えて時間が経過した今では、思い出として振り返ることができるようになりました。

まとめ

妊娠中にママがストレスを感じると、胎児に色々な悪影響を与えてしまう可能性があります。

妊娠中のストレスが原因で早産や切迫早産になってしまうリスクがあるほか、ストレスによって血流が悪くなり、胎児に届く栄養が少なくなることで栄養不足になる可能性も考えられます。

このほかにも、アレルギーや精神疾患のリスクを高めてしまうとも考えられているため、妊娠中はストレスを感じないようにして生活することが大切です。

また、ストレスはお腹の赤ちゃんだけでなく、ママの心にも悪影響を与えます。できるだけゆったりとした気持ちで過ごして無理をせず、ママも赤ちゃんも健康的な状態で過ごせるようにしましょう。

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