狭いリビング部屋でも赤ちゃんのスペースを!1LDKや2LDKのレイアウトは?
2019/02/15
今まで夫婦二人だけの生活に今度は赤ちゃんが加わるとなると、喜びや楽しみで幸せな気分になりますね。今は赤ちゃん用品の準備を進めている頃でしょうか?ですが、物をそろえるだけでは赤ちゃんを迎える準備万端とは言えません。赤ちゃんのために、お部屋を模様替えする必要があります。
今までは夫婦二人だけでしたので、物も少なく狭い部屋でも大丈夫のことが多かったことでしょう。夫婦二人だけの生活ですと、間取りは「1LDK」「2LDK」などのアパート住まいが多く見られます。住み慣れた町で出勤や買い物などの不便を感じていないのなら、このまま今のアパートに住み続けるという人がたくさんいます。
ですが、赤ちゃんが産まれるとなると、赤ちゃんのためのスペースを作らなければなりません。「寝る場所」はもちろん、「日中過ごす場所」「収納場所」など、1人増えるだけでかなりスペースを取られます。これらのスペースを確保するためのレイアウトについて、ご紹介します。
また、「リビングで赤ちゃんが過ごすときのための注意点」「赤ちゃんのための収納はどんなものがいいか?」「マットは敷いた方がいいか」についても調べてみましたので、参考にしてみて下さい。
この記事で述べる赤ちゃんは「新生児~1歳ぐらいまで」の時期を想定しています。赤ちゃんが歩くようになって行動範囲が広がると、「やはり1LDKや2LDKでは狭い」と感じることが増えてくる可能性があります。成長に応じて引っ越しを検討するのも重要です。
このページの目次
赤ちゃんの部屋のレイアウトはどうすればいい?:1LDK編
まずは1LDKの場合からご紹介します。現段階で1LDKにお住まいの方は、LDKではない部屋を夫婦二人の寝室として使っている方が多いでしょう。下記画像をごらん下さい。この場合、洋室7畳の方を寝室として使っているケースが多いです。赤ちゃんが産まれてもその部屋は寝室のままでOKです。レイアウトの例としては以下のような場合が考えられます。
1LDKでの赤ちゃんスペースはどこに作る?
画像出典元:http://www.54-3000.jp/bukken/search8.html
- 日中赤ちゃんが過ごす場所:LDKか寝室
- 寝る場所:寝室
- 収納:赤ちゃん服や夜間のおむつ替えなどに必要なもの(おむつ、お尻拭き、着替え)などは寝室へ、おもちゃはLDK
- 夫婦の服は寝室収納
- 夫婦の私物(パソコン、本・コミックなど)はLDKに収納
現在、寝室でベッドで寝ている場合は、ベッドを撤去して夫婦・赤ちゃん3人とも布団にすることをおすすめします。日中布団をたたんでおけば、赤ちゃんが日中遊ぶ場所を寝室にも確保できます。1LDKは2LDKなどに比べて狭いので、少しでもフリースペースを確保することが重要です。布団にすることで、フリースペースをベッドのときより広げることができます。
LDKで日中過ごすならママの目が届きやすいです。寝室で日中過ごすときはママも寝室で一緒に過ごしましょう。
もしベッドを撤去することが難しい場合は、ベビー布団やベビーベッドを購入し、赤ちゃんが寝る場所を確保しましょう。狭くて寝室にもう布団やベッドを増やせないという場合は、「赤ちゃんが産まれたらママと赤ちゃんがベッドへ」「布団を一組用意してパパはLDKで寝る」といったことも可能です。
LDKでの赤ちゃんスペースの作り方や収納については後述します。
赤ちゃんの部屋のレイアウトはどうすればいい?:2LDK編
2LDKで夫婦2人で生活する場合は、LDK以外の2部屋を「寝室」と「デスク部屋(パパの部屋やパソコンルームなど)」に分けている場合が多く見られます。これを赤ちゃんが産まれた後にはこのように変更するといいでしょう。
2LDKでの赤ちゃんスペースはどこに作る?
画像出典元:http://www.roomlab.jp/s_r_2940/
- 日中赤ちゃんが過ごす部屋:LDKか寝室
- 寝る場所:寝室
- 収納:赤ちゃん服や夜間のおむつ替えなどに必要なもの(おむつ、お尻拭き、着替え)などは寝室へ、おもちゃはデスク部屋
- 夫婦の服は寝室収納
- 夫婦の私物(パソコン、本・コミックなど)はデスク部屋に収納
1LDKのときと同じく、寝るのをベッドではなく布団にして日中たたんでおけばスペースは広がります。ベッド撤去が難しい場合は、1LDKの項でも述べましたが、LDKで日中過ごすならママの目が届きやすいです。寝室で日中過ごすときはママも寝室で一緒に過ごしましょう。
1LDKの項でも述べましたが、ベッドを撤去することが難しい場合は、ベビー布団やベビーベッドを購入し、赤ちゃんが寝る場所を確保しましょう。布団やベッドを増やすのは狭いから無理という場合は、「赤ちゃんが産まれたらママと赤ちゃんがベッドへ」「布団を一組用意してパパはLDKかデスク部屋で寝る」といったことも可能です。
デスク部屋には赤ちゃんのおもちゃ、夫婦の私物を収納しましょう。デスク部屋の広さに余裕があれば、日中は赤ちゃんが過ごす部屋として活用し、赤ちゃんが眠っている夜間は夫婦でパソコンや趣味を楽しむ部屋にしてもいいですね。
LDKやデスク部屋での赤ちゃんスペースの作り方や収納については後述します。
リビングやLDK、デスク部屋で赤ちゃんが過ごす場合の注意点は?
画像出典元:http://mgmghina.hateblo.jp/entry/babyroom
リビング(LDK)で赤ちゃんのスペースを作るときは以下の点に注意が必要です。
テレビ
テレビはテレビ台を置くか、ゲートで囲うかして、配線を赤ちゃんが触れないようにしましょう。
テーブル・いす
テーブル・いすは角が丸い物を選ぶか、コーナーガードを貼って頭をぶつけてもけがしないようにしましょう。
家具コーナーガード 20セット10個L型10個丸型 両面テープ付き 赤ちゃん子供怪我防止 透明コーナークッション
透明ですので家具に貼っても目立ちません。また、柔らかくてクッション性があり、赤ちゃんが頭をぶつけても安心です。
文房具・細かい物
はさみやカッター等の刃物、赤ちゃんが飲み込んでしまうような小さい物は手が届かない所へしまいましょう。
棚
棚のドアにはストッパーをつけて開けられないようにしましょう。棚の角がとがっていて、赤ちゃんに届きそうな高さの場合は、コーナーガードを貼りましょう。
ストッパー はがせる 回転式 いたずら 地震対策 ドア/ 戸棚 /引き戸 / 冷蔵庫引き出しロック
シールで簡単に取り付けることができます。
キッチン
キッチンは赤ちゃんが入れないようにできればゲートをつけましょう。つけられない場合は、包丁などが入っている引き出しにストッパーをつけます。
タンスのゲン 【EU基準クリア!】 樹脂製 ベビーゲート
壁に突っ張って取り付けるベビーゲートです。ロックが3カ所あるので赤ちゃんが開けることができず、赤ちゃんを守ってくれます。
赤ちゃんの部屋で使う収納は?
画像出典元:https://mataiku.com/articles/snCoe
赤ちゃん用品は細々とした物が多く、放っておくとすぐに散らかってしまったりなくなったりしてしまいます。また、おむつや着替えなど、たくさん用意しておく必要があるので、こういったものもきちんと収納できるよう、収納用品を準備しておきましょう。
「お世話用」「赤ちゃん洋服用」「おもちゃ用」の収納に分けて、おすすめの商品をご紹介します。
お世話用収納のおすすめは?
お世話用の収納には、主におむつ替えで使うものを入れておきます。赤ちゃんは頻繁におしっこやうんちをするので、日に何回もおむつ替えが必要になります。その都度さっと取り出せるように、おむつ替えで必要なものはひとまとめにしておきましょう。
おむつ替えに必要なものは?
- おむつ(4,5枚入れておく)
- お尻拭き
- ゴミ袋
- 着替え(下着・服の2セットほど)
夜間のおむつ替えのときも使えるよう、部屋から部屋へ持ち運びしやすいコンパクトなものがおすすめです。
IKEA RÅSKOGワゴン
キャスター付きで自由に移動することができます。キッチンワゴンとして使われることが多いですが、「細々とした物をきちんと収納できる」とママに人気で、赤ちゃん用品の収納にもよく使われています。
特徴
- キャスター付き
- サイズが35×45cmと省スペース
良い口コミ
- キャスターの音が響かず、なめらかに動く
- 底板がメッシュになっているので、通気性が良い
悪い口コミ
- 組み立て式で、ねじが上手くはまらないことがある
赤ちゃん洋服用収納におすすめなのは?
新生児の頃は特に、おむつ替えのときに洋服にかけられるほどおしっこされたり、うんちが漏れて洋服についてしまったりします。洋服の替えは何枚も必要になります。きちんとしまうことができる引き出し収納がおすすめです。
アイリスオーヤマ チェスト キッズ ディズニー ミッキー 5段
取っ手がミッキーになっていてカラフルでかわいく、子供にぴったりの収納です。
特徴
- 天板は木でできていて汚れにくく、ぬいぐるみを飾ったりできる
- 1段あたりTシャツが約24枚入る
- 引き出しを外して丸ごと入れ替えることができる
良い口コミ
- おもちゃ、おむつなどもしまえて便利
- 開け閉めがスムーズにできる
- たっぷり収納できる
悪い口コミ
- 取っ手を強く引っ張ると取れてしまう可能性もある
おもちゃ用収納のおすすめは?
気がつけばどんどん増えるおもちゃ。そして、赤ちゃんのおもちゃは形も大きさもばらばらのものが多く、きれいにしまうということがなかなか難しいです。「きちんと片付けよう!」というのは負担になりますので、放り込み収納にした方が片付けが楽ちんです。
ちなみに我が家には4歳と1歳の子供がいて、おもちゃがたくさんあります。おもちゃが増え始めた頃、おもちゃ用の棚を買おうかと考えました。ですが、きちんとしまうのが難しいのと、「ある程度は自分で片付けできるようになってもらいたい」と考えたので、100円ショップで洗濯かごをいくつか買ってきて、その中におもちゃをしまうようにしています。
100円ショップの洗濯かご
- 「乗り物はこのかご」「音の鳴るおもちゃはこのかご」「ぬいぐるみはこっちのかご」などざっくりと分ける
- 中に放り込むだけなので、我が家の1歳の子供でもできる。4歳も面倒くさがらずにやっている
- 持ち手がついているので、持ち運びもしやすい
その他以下の収納もおすすめです。
座れる 折りたたみ 収納 スツール ボックス
ふた付き収納です。ふたをしめればいすにもなります
特徴
- 耐荷重75kgなので、赤ちゃんが乗っても安心
- 本体を広げて底板をはめ込み、ふたをかぶせればできあがり
良い口コミ
- たっぷり入る
- 大人が座っても崩れない
悪い口コミ
- おもちゃを入れすぎると底が抜けることがある
マットは敷いた方がいい?
画像出典元:https://review.rakuten.co.jp/item/1/195163_10005123/1.0/
赤ちゃんが転倒したときに頭を打ってケガしないように床にマットを敷いた方がいいのでしょうか?これに関しては「敷いた方がいい」です。寝返りやハイハイ、つかまり立ち、たっちと、赤ちゃんは成長に応じてよく動くようになります。まだ体の発達がしっかりしていませんので、しょっちゅう転んで頭を打ちます。
日中赤ちゃんが過ごすLDKには敷いておいた方がよいでしょう。寝室も日中過ごす場所として使うのなら、マットを敷いておきましょう。
また、マットを敷くことでケガ防止だけではなく、防音効果も期待できます。マットを敷けば赤ちゃんが床でおもちゃを落としたり、投げたり、転んだりと大きな音を立てても、階下の人にはあまり音が響かずに済みます。
階下の人に迷惑にならないためにもマットは敷いておきましょう。必要に応じてどんどん継ぎ足せるジョイントマットがお勧めです。以下にお勧めのマットを2つご紹介します。
CBジャパン ジョイントマット 厚め 13mm 9枚組 フチ付 抗菌 ブラウン
分厚いので防音効果が期待できます。
特徴
- 13mmで分厚い
- フチ付きなので、壁に沿ってきれいに敷ける
- 黄色ブドウ菌・大腸菌を防ぐ「抗菌作用」がある
良い口コミ
- 1年経っても劣化しなくて丈夫
- フチ付きなので隙間にホコリ・ゴミがたまらない
悪い口コミ
- 最初は滑りやすいのでぞうきんがけなどが必要
- つなげるときに少し隙間が空くこともある
アイリスオーヤマ ジョイントマット 30×30cm 9枚セット ブラウン/ベージュ 極厚1.8cm
1.8cmでとても分厚いです。
特徴
- フチ付きなので、壁に沿ってきれいに敷ける
- アイリスオーヤマは60cm×60cmの大判サイズもあり、それと組み合わせることが可能
良い口コミ
- 分厚くて弾力があり、防音効果が高い
- 赤ちゃんが転んでも安心の強度
悪い口コミ
- 表面の凹凸にゴミが溜まりやすい
まとめ
まとめると、1LDKや2LDKなどの狭い部屋でも赤ちゃんスペースを作るためには、
- ベッドではなく布団にし、日中はたたんでスペースを作る
- 赤ちゃんの物・大人の物をしっかりと分けて収納する
- リビングで赤ちゃんを過ごさせるときは、コーナーガードやゲートなどを使って安全対策をする
- ジョイントマットなどで、転倒したときのケガ防止や階下への騒音防止をする
ということが必要になります。赤ちゃん用品の収納は、
- 持ち運びしやすい
- しまいやすい
という点に気をつけて収納グッズを選ぶようにしましょう。