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3歳児の赤ちゃん返りの原因とは?赤ちゃん返りの特徴と解決法

      2018/08/01

二人目が生まれると突然、上の子どもがワガママになったり、かんしゃくを起こすようになったりと赤ちゃん返りをすることがあります。今までいい子だった我が子がいきなり赤ちゃん返りをしてしまうと驚いてしまいますよね。二人目の育児も大変なのに、上の子どもも赤ちゃん返りをしてしまってはお母さんもイライラしたり、落ち込んだりすることがあるでしょう。今回は3歳児の赤ちゃん返りの原因と対処法をご紹介します。


1.赤ちゃん返りの特徴

まずは赤ちゃん返りの主な特徴を知ることからはじめましょう。子どもの赤ちゃん返りにはいくつか特徴があります。単なるワガママに見える行動でも、実は赤ちゃん返りのひとつであるケースも少なくありません。赤ちゃん返りの一般的な特徴について詳しく説明します。

1.1赤ちゃん返りの定義

赤ちゃん返りとは、1~6歳頃の幼児期の子どもがおっぱいを欲しがったり、頻繁にかんしゃくを起こしたりするなど、赤ちゃんのような行動をすることを指します。単なるワガママな行動に見えますが、赤ちゃん返りをしている子どもは大人の気を引こうとわざと周囲を困らせる行動を取っているのです

子どもの赤ちゃん返りは下の兄弟が生まれた時期によく見られます。これまで一身に浴びていた両親からの愛情を兄弟に取られてしまったように感じ、寂しさや甘えたいという欲求が赤ちゃん返りを引き起こしているのです。

2.1 3歳児の赤ちゃん返りの特徴

子どもの赤ちゃん返りには、いくつか共通する特徴があります。赤ちゃん返りの特徴を知ることは、子どもが発しているメッセージを適切にキャッチしてあげることにも繋がります。子どもの欲求を満たしてあげるためにも、赤ちゃん返りの特徴を押さえておきましょう。

2.1.1頻繁に抱っこを求める

ひとりで歩けるのに、頻繁に抱っこを求める行動が見られるようになります。「疲れた」「歩きたくない」というのは抱っこをしてもらうための口実であり、実際は甘えたい気持ちの表れであることが多くあります。また、下の兄弟が抱っこされているのを見て、自分も抱っこしてほしいという気持ちを表現している可能性もあります。

抱っこ以外にもお母さんやお父さんの後ろを追って歩いたり、どこに行っても離れようとしないこともあります。子どもにとっては大好きなお母さんやお父さんともっとスキンシップを取りたいという思いからの行動なので、なるべくスキンシップを取るようにしてあげましょう。

2.1.2着替えや食事の手伝いを求める

今までひとりで着替えや食事をできていた子どもが、急に手伝いを求めるのも赤ちゃん返りの特徴のひとつです。やっとひとりでできるようになったと思ったのに、いきなり「着替えさせて!」「ご飯を食べさせて!」と赤ちゃん返りをしてしまうと、お母さんもがっかりしてしまいますよね。しかし、このような赤ちゃん返りはできるけど、わざとやらないだけで完全にできなくなってしまったわけではないので心配ありません。

できることをあえてやらないという行動は、お母さんやお父さんに構ってほしいという気持ちの表れです。このような行動が見られる場合は、子どもの欲求を突き放すのではなく、着替えや食事の一部を手伝ってあげるなどしてコミュニケーションを取るように心がけましょう。

2.1.3自己主張が強くなる

自己主張が強くなるのも赤ちゃん返りの特徴のひとつです。簡単にいえばワガママになるということですが、子どもがワガママな性格になってしまったというわけではありません。赤ちゃん返りをした子どもは大人の気を引くためにわざとワガママを言うようになります。この行動も大好きなお母さんやお父さんに構ってほしいという気持ちの表れであり、本当に親を困らせようとしているわけではありません。

子どものワガママにうんざりしてしまうこともありますが、子どもはワガママを言うことで「寂しい」「甘えたい」という気持ち伝えようとしているのです。すべてのワガママを聞き入れなければならないわけではありませんが、可能な範囲で子どもの欲求を叶えてあげるようにしましょう。

2.1.4かんしゃくを起こす

自分の主張やワガママが受け入れられないと、激しいかんしゃくを起こすようになります。大声で泣いたり、手足をばたつかせて暴れまわったりすることもあるでしょう。一度火がついたかんしゃくは鎮火するのが難しく、お母さんやお父さんを困らせる最大のタネでもありますよね。

しかし、かんしゃくを起こすということは子どもの甘えたい、構ってほしいという強い気持ちの表れでもあります。それまで小さなワガママで大人の気を引こうとしてきましたが、それが受け入れられないと自分自身を拒絶されたと勘違いしてしまうことがあります。どうにか気持ちを繋ぎ留めようとするあまり、激しいかにゃくを起こしてしまうのです

かんしゃくの対処法については後ほど詳しく説明しますね。

2.赤ちゃん返りの原因

それではなぜ子どもは赤ちゃん返りをするのでしょうか。赤ちゃん返りの原因を知ることは、適切な対策を取るためにも非常に重要なことです。前項でも少し触れましたが、より詳しく赤ちゃん返りの原因について説明します。

2.1 3歳児の赤ちゃん返りの原因

赤ちゃん返りをする原因は、兄弟ができたことだけにあるわけではありません。幼稚園への入園、お母さんの職場復帰など家庭環境の変化によって赤ちゃん返りをするケースもあります。特に3歳児は理解力も高まり、環境の変化に敏感な時期でもあります。赤ちゃんを大切にしなければいけない、お母さんを困らせてはいけないと理解しているからこそ、甘えたい気持ちや寂しい気持ちを上手く言い出せずに我慢をしてしまうのです

しかし、本当はまだまだお母さんに甘えたい時期ですし、気持ちを割り切れるほど成熟していません。ふとした瞬間にこれまでが我慢してきた感情が一気にあふれ出し、赤ちゃん返りをしてしまいます。そのため、必ずしも環境の変化があってすぐに赤ちゃん返りをするわけではありません。赤ちゃん返りの特徴が表れるのに時差が生じることもあります

2.2赤ちゃん返りをする子どもの気持ち

それでは、赤ちゃん返りにはどのような子どもの思いが込められているのでしょうか。子どもが赤ちゃん返りをする背景には、子どもの言葉では上手く表現できない気持ちがたくさん込められています。赤ちゃん返りの原因を理解し、子どもの気持ちを汲み取ってあげることで問題解決への一歩を踏み出すことができます。

2.2.1甘えたい

ひとつは「甘えたい」という気持ちの表れです。3歳になって自分でいろいろなことができるようになっても、まだまだ甘えたい時期です。その時期に十分な愛情を感じられないと甘えたい気持ちを表現するために赤ちゃん返りをすることがあります。

子どもは自分の感情を冷静に分析し、適切な言葉を選ぶことができません。甘えたいという気持ちから赤ちゃん返りをしている子も、実際に自分が甘えたいと思っていると理解できている子は多くありません。自分でもどうすればいいのかわからないからこそ、突発的な行動に出てしまうのです。

2.2.2愛情を確認したい

子どもがワガママを言う背景には「愛情を確認したい」という気持ちが込められています。お母さんやお父さんが困るような行動を取ったり、ワガママを言ったりすることでどれだけ自分の欲求を満たしてもらえるかを確認しているのです。自分が欲求が満たされれば愛されていると実感できますし、欲求を満たしてもらえなければ愛されていないと感じてしまいます。

好きな子ほど意地悪をして気を引きたくなるという心理のように、本当の目的は親を困らせるのではなく、自分に対する愛情や関心があるかをはかることにあります。子どもが突然ワガママを言うようになったら、その裏に隠された子どもからのメッセージに耳を傾けてあげましょう。

2.2.3注目や関心を得たい

子どもが困った行動を取る背景には「注目や関心を得たい」という気持ちが込められています。兄弟ができる前や幼稚園に入園する前は大人からの愛情を一身に受けられる存在でした。しかし、環境が変わったことで注目度や関心度が下がることで不安を感じてしまいます。その不安を払拭するためにも周囲を困らせる行動を取り、再び自分に注目が集まるようにしているのです

これも愛情を確認するためのワガママと同じ確認行動の一種です。関心を得たいがためにしている行動を無視したり、否定したりすることは子どもにとっては自分自身を拒絶されたとイコールになってしまうことがあるので注意が必要です。

3.赤ちゃん返りの対処法

赤ちゃん返りの特徴と原因を理解したところで、赤ちゃん返りの具体的な対処法について説明していきます。赤ちゃん返りの対処法を間違えてしまうと、無意識に子どもを傷つけてしまうことがあります。子どもときちんと向き合うためにも、ポイントを押さえておきましょう。

3.1叱らない

基本的に赤ちゃん返りに対しては叱らないようにしましょう。前項でも述べたように、子どもは親を困らせるためにワガママを言っているのではありません。ワガママを言うことで大好きなお母さんやお父さんの気を引きたい、構ってほしいという気持ちからワガママを言ってしまうのです。つまり、子どものワガママを叱るということは、子どもの甘えたい気持ちを拒否することになってしまいます。

子どものワガママには一方的に叱らず、なぜワガママを言うのか、困るような行動を取るのかを優しく聞いてあげましょう。諭すだけでなく、子どもと向き合うことで気を引きたい、構ってほしいという欲求を満たしてあげることができます

3.2ワガママを受け入れる

赤ちゃん返りをしている子どものワガママは、できるだけ受け入れてあげるようにしましょう。前項でも述べたように、子どもはワガママを言うことで自分に対する愛情や関心の量をはかっています。自分のワガママを拒否されるということは、それだけ愛情や関心が少ないということだと認識してしまう可能性があります。

家事や育児に追われているお母さんにとってはイライラしてしまうこともあると思いますが、子どもも自分が愛されているかどうかを確認するのに必死です。ワガママを受け入れてあげることで自分は愛されている、関心を持ってもらえているという安心感を与えてあげましょう

ワガママを受け入れたからといって、子どもがワガママに育つというわけではありません。むしろ無視をしたり、叱りつけてしまったりする方が子どもは自己肯定感を育みづらくなってしまいます。

3.3スキンシップを取る

スキンシップは愛情表現のひとつです。手を繋いだり、ハグをしたりとスキンシップを取ることでお母さんやお父さんから子どもへ愛情を伝えることができますし、子どもも自分は愛されていると実感することができます。短時間でも構いませんので、小まめにスキンシップと取るように心がけましょう。

スキンシップの方法はさまざまです。手を繋いだり、ハグをしたりするほかにも一緒に遊んだり、テレビを見たり、ご飯を食べたりするなかでもスキンシップを取ることができます。大切なのはスキンシップを取ることではなく、愛している、あなたが大切だという気持ちをスキンシップを通じて伝えることです

3.4甘えられる時間をつくる

思い切り甘えられる時間をつくってあげることも大切です。下の兄弟が生まれると育児に追われ、上の子とのコミュニケーションが不足しがちです。特に下の兄弟の世話をしながら、上の子とご飯を食べたり、遊んだりしていませんか?育児が忙しいとながらコミュニケーションになってしまいがちですが、上の子にとってはお母さんを独り占めできずに寂しい思いをしてしまっている恐れがあります。

毎日1時間くらいは上の子と一対一で遊んだり、上の子の欲求を満たしてあげる時間をつくってあげるようにしましょう。きちんとメリハリを持って節してあげることで寂しさや不安を解消してあげることにも繋がります。

3.5褒めてあげる

承認欲求を満たしてあげるためにも、積極的に褒めてあげましょう。赤ちゃん返りをしている子どもは寂しさや愛されていないのではないかという不安を持っています。つまり、承認欲求が満たされていないという状態です。褒めてあげることによって「ちゃんと頑張っていることを知っているよ」「あなたのことが大切なのよ」という気持ちを伝えることができ、子どもの承認欲求を満たしてあげることができます

承認欲求が満たすということは愛情を確認するだけでなく、自信や安心感にも繋がります。このように前向きな気持ちが持てる環境をつくってあげることで、赤ちゃん返りから少しずつ卒業できるようになります。

4.赤ちゃん返りの注意点

3歳児の赤ちゃん返りはイヤイヤ期を脱出した頃にあたるため、ようやく子どものかんしゃくから解放されたのに…とイライラしてしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、誤った対応をしてしまうと、自分が意図しない部分で子どもを傷つけてしまう恐れがあります。次は赤ちゃん返りに対処法に関する注意するべき点を説明していきます。

4.1子どもを無視する

子どもがワガママを言ったからといって、無視するのはやめましょう。赤ちゃん返りをしている子どもがワガママを言うのは大人の気を引き、構ってほしいからです。そのワガママを無視するということは、子どもに対する愛情や関心も無視してしまうことに繋がってしまいます。無視された子どもはワガママを言う自分を無視されたのではなく、自分自身を無視されたのだと勘違いしてしまうことも多々あります。

赤ちゃん返りは不安や寂しさを埋めるための行動です。子ども自身ときちんと向き合い、欲求を満たしてあげるように心がけましょう。

4.2子どもを強く拒否する

イライラしていると、ワガママや困った行動を取る子どもに対して「ワガママを言う子は嫌い」「そんな子は知らない」と子どもを否定する言葉を使ってしまうことはありませんか?このような強い否定の言葉は時に子どもの心を傷つけることがあります。特に愛情不足を感じている赤ちゃん返りの子どもにとって、強い否定の言葉は自分自身を否定されているようにとらえてしまう可能性があります。

自分自身がイライラしている際は子どもに強くあたる前に一呼吸置き、冷静さを取り戻しましょう。そして赤ちゃん返りをしている子どもが何を求めているのか考えれば、強く拒否することが適切でないと気づけるはずです。

4.3お兄ちゃん・お姉ちゃんらしい行動を強いる

下の兄弟が生まれると、ことあるごとに「お兄ちゃんでしょう」「お姉ちゃんでしょう」と年上らしい行動を強いてしまうケースが多々あります。しかし、兄弟が生まれたからといってお兄ちゃんやお姉ちゃんらしい行動を理解できるわけではありません。特に3歳児はまだまだ甘えたい時期です。下の兄弟が生まれても自分だってお母さんに甘えたいですし、自由にやりたいことだってたくさんあります。

自分から年上らしい行動を取るようになるまでは、周囲の大人がお兄ちゃん・お姉ちゃんらしい行動を強いるのは避けましょう。気持ちに余裕が生まれ、下の兄弟を可愛がれるようになれば自然と年上らしい行動も身についていきます。

5.赤ちゃん返りから得ること

赤ちゃん返りをすることは、決して悪いことだけではありません。もちろん、寂しさや不安を感じずに過ごせることに越したことはありませんが、なにもかもを完璧にこなすのは難しいことです。赤ちゃん返りを否定的にとらえず、赤ちゃん返りから得ることにも目を向けてみましょう。

5.1愛情を再認識できる

赤ちゃん返りは愛情不足のSOSです。ワガママやかんしゃくを起こすことで貴重なメッセージを受け取ることができます。子どもが赤ちゃん返りをしているときちんと認識することができれば、愛情不足を補ってあげることができますし、今よりも気を配ってあげることができます。

適切に対応してあげれば子どももお母さんやお父さんからの愛情を再認識することができ、愛情不足の回避にも繋がります。最初から子どもの気持ちをなんでも知っている親はいません。少し寂しい思いをさせてしまっても、フォローをしてあげれば十分な愛情を認識することができるのです

5.2自己肯定感が育まれる

人間の土台には自己肯定感があります。自己肯定感とは自分の存在を肯定的にとらえるためのもので、0~3歳頃までに育まれていきます。自己肯定感が低いと自分の存在価値を見いだせず、自分に対して否定的になってしまいます。この自己肯定感を育むためには十分な愛情やコミュニケーションが重要です。

赤ちゃん返りにきちんと気づいてあげることで、自己肯定感を育むための愛情を注いであげることができます。自己肯定感を育むためにも子どものワガママや欲求はなるべく前向きにとらえ、可能な限りで叶えてあげるようにしましょう

5.3子どものストレス解消になる

子どもは環境の変化によって少なからずストレスを感じています。赤ちゃん返りをするのも、そのストレスを緩和するためのひとつの方法なのです。なかにはとても我慢強く、寂しさや不安を抱えていてもなかなか態度で示せない子どももいます。そのような場合は子どもがストレスを抱えていないか細心の注意を払ってあげなくてはなりません

もちろん、ワガママを言うだけでストレスが解消されるわけではありません。子どもが抱えているストレスをいち早く感知し、赤ちゃん返りをしていることに気付いてあげることが大切です。赤ちゃん返りの特徴と子どもの行動を照らし合わせ、赤ちゃん返りを理解してあげることで子どもから発せられるメッセージを正しく理解してあげることができるのです

まとめ

赤ちゃん返りは子どもから発せられる「寂しい」「構ってほしい」「甘えたい」という貴重なメッセージです。子どもの気持ちを汲み、欲求を満たしてあげることで赤ちゃん返りから卒業させてあげることができます。特に3歳児はできることをやらないという行動が多く見られます。しかし、いきなりできなくなったわけではないので焦る必要はありません。きちんと子どもと向き合う時間をつくり、愛情表現をしてあげることで自然と自立できるようになっていきます。

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