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赤ちゃんが首を振るのはなぜ?やめさせなくても大丈夫?注意が必要なときはどんなとき?

      2018/07/26

赤ちゃんの行動やしぐさは、見ているだけで微笑ましく可愛いものです。ですがはじめての子育てに奮闘中のママやパパにとって、不思議に思うしぐさやときには不安や心配になってしまうしぐさもありますよね?

たとえば、赤ちゃんがある日突然首や頭を振るようになり、はじめは可愛いと思っていても、まだ首も座っていない頃だったりブンブンと激しく振り続けたりすると、大丈夫かなと心配になってしまいますよね?

今回ここでは、そんな赤ちゃんの不思議なしぐさの一つ『首振り』についてまとめました。



赤ちゃんが首を振るのはなぜ?

 

 

 

 

 

 

 

 

早い子では生後2ヶ月頃から首を振りはじめますが、生後6ヶ月から1歳頃をピークに、首を振るしぐさがよく見られるようになります。この頃の赤ちゃんは首周りの筋肉が発達してきて、首が座ってきた子はしっかりと、また首が座っていなくても左右に首を動かせるようになってきます。

基本的には『首振り』は、赤ちゃんの成長過程での遊びや癖であることが多く、心配のないものが大半ですが、中には注意が必要なものや放っておくと危険なものもあります。赤ちゃんが首を振るときの状況を注意深く観察しましょう。

どんな時に首をふるの?

 

 

 

 

 

 

 

 

ではどんなときに赤ちゃんは首を振るのでしょうか?それには大きく分けて5つの状況が考えられます。

  • 機嫌が悪い
  • 意思表示
  • 病気

一口に『首振り』といっても、その原因となる状況は様々です。赤ちゃんの機嫌が良く楽しんでいるような場合には、様子を見守っていて大丈夫ですが、激しく泣きながら首を振る場合や、熱などの他の症状を伴う場合、ぐったり力が抜けるような場合には、病気や障害の可能性が考えられます

ここからは、詳しく状況別に赤ちゃんが首を振る理由を「心配のない場合」と「注意が必要な場合」に分けて、各々ご紹介いたします。

心配のない場合

遊んでいる

仰向けになっていることが多い頃の赤ちゃんにとって、首を振ることで景色や見え方が変わることはとても楽しく感じるものです。また、枕や布団などに頭がこすれるような音や、首を振ることで右と左から聞こえる音の違いを楽しんでいることもあります。

寝返りが打てるようになったり、ハイハイやズリ這いが出来るようになった頃には、視野が広がり目に見えるいろいろなものに興味深々です。機嫌よく首を振っている様子であれば、見え方や聞こえ方の変化を楽しんでいることが考えられます

低月齢期に上に挙げたように遊びで首を振っていて、それがそのまま癖になっている可能性があります。一定期間マイブームとして首振りをしている場合は数週間~数ヶ月程でブームが去り、首振りをしなくなっていきますが、長期間続くようであれば健診などの際に専門家に相談してみることをおすすめいたします

眠いのにうまく眠れない

大人でも寝つきが悪い時には布団の中でゴロゴロしたり、『寝る体制』を探して寝返りを繰り返すことがあります。赤ちゃんは体温調節がうまく出来ずに眠りに入る際に暑さを感じたり、汗ばんで蒸れた後頭部の熱を逃がそうと首を振っていることが考えられます。

眠そうにぐずりながら首振りをしているときは、室温や布団、着せている服の枚数などを調整してあげるといいです。

気分・機嫌が悪い

機嫌が良くないようすで首振りをしている場合には、イライラを発散させる為の生理現象による行動であることが考えられます。また「おなかがいっぱい」「おいしくない」「欲しくない」「気持ち悪い」など『嫌』という気持ちの意思表示であることも考えられます。

オムツを交換したり、ミルクや離乳食の与え方など、首振りの直前の行動を思い返して観察してみましょう。

耳垢で痒い・お腹が張っている

耳垢が溜まって耳がかゆかったり、便秘でお腹に違和感を感じていたりすることも考えられます。耳垢が見えている場合にはそっと取り除いてあげましょう。耳の奥に耳垢が見える場合には無理に取ろうとすると、逆に押し込んでしまうこともあるので、耳鼻科に行くようにしましょう

また耳を頻繁に手で触っていたり、耳垂れで枕や布団が汚れている場合は耳垢だけが原因ではないことが考えられますので注意してください。便秘が続いているときには、マッサージなどの対処法をためしてみましょう。

注意が必要な場合

次にあげる首振りは、機嫌が悪く激しく泣いたり、突然大声で泣き出したり、ぐったりとしたようすで首を振るなどの場合で、病気や障害によるサインであることが考えられます重症化する前にすぐに医師の診察を受けましょう

中耳炎

先に挙げた耳垢の部分でも少し触れましたが、耳をしきりに触っていたり、機嫌が悪く泣きながら首を振っている場合には中耳炎の疑いがあります。中耳炎による痛みで首を振る場合には、他に耳垂れや発熱をともないますので、赤ちゃんの体温や枕・布団などの汚れに注意を払ってください。

頭を打っている

突然大きな声で泣き出し首を激しく振り続けているときには、どこかで頭を打っている可能性が考えられます。赤ちゃんは頭の痛みを紛らわせるために頭を振ります。赤ちゃんの周り、頭や額などを注意深く観察し、傷や出血・うちみやたんこぶなどがないか確認してください。

打ちどころが悪い場合も考えられますので、首を振っている赤ちゃんのあたまを両手でそっと包み込み、急に抱き上げたり揺さぶったりしないように注意しましょう。

点頭てんかん(ウエスト症候群)

突然うなづくようにカクンと頭を前屈させ、腕や足をビクンと振り上げるような動作を繰り返すときには、点頭てんかんの可能性が疑われます。この場合の首振りは、ここまでに挙げた首を横に振るものとは明らかに違っていて、数秒間隔で何度も繰り返します

点頭てんかんとは、通常生後3~11ヶ月の乳幼児に発症する可能性のある悪性てんかんの一つですが、早期発見・治療を開始するほうが予後が良かったと報告もあります。救急車を呼ぶような緊急性はありませんが、少しでも疑われる場合は医師の診察を受けましょう

動画を撮影する

 

 

 

 

 

 

 

 

気になる赤ちゃんの首振りは動画を撮影しておきましょう。専門家や医師の診察を受ける際にも口頭による説明だけでなく、首を振っている最中の動画があれば一目瞭然です。また、後から見た時にも日付や時間も一緒に残せるので便利です。

体験談

 

 

 

 

 

 

 

 

ここでは、筆者である私の体験談とママ友から聞いた子供の首振りについてご紹介いたします。

可愛らしいしぐさ…気付けば後頭部が…⁉

私の息子は3ヶ月を過ぎた頃に突然首を振るようになりました。仰向けになっている状態のときに、枕がわりに頭の下に敷いていたタオルと頭がズリズリと左右に擦れるような振り方でした。はじめは驚き「なんだろうこれ?」と不思議に思っていましたが、1日のうちに何度も振ったり、長く1分以上も振り続けることがあったので段々心配になってきました。

ちょうど乳幼児健診の頃だったので診察の時に相談してみると、「機嫌が良ければ様子見てもらって大丈夫ですよ。」と言われ安心しました。よくよく観察してみると、私の息子の場合、首を振っているときは機嫌良く口角を上げて笑っていることが多く、頭が擦れる感覚や音を楽しんでいるように見えました

そのしぐさはとても愛らしく、私もいつも微笑みながらマネをして一緒に首を振って遊んでいました。今思えば私のこの行動により、彼はさらに楽しくなって首振りがマイブームになっていたのかもしれません。気付けば息子の後頭部は、真ん中部分だけ横一直線にハゲてしまいました。

髪の量は多い方ではなかったのでかなり気にはなりましたが、「ハイハイやつかまり立ちをする頃には治っているだろう」と息子の成長と髪が増えてくるのを待つことにしました。1歳になる頃、眠りに入るときに少し頭のポジションを探るように首を振る他は、気付けばあのときのような首振りはなくなっていました。髪も伸び、気になっていた後頭部のハゲもすっかり治りました。

段々とエスカレートする首振りで…

生後6ヶ月の頃、はじめは少しぐずりながら「イヤイヤ」と言っているかのように首を振っていました。夏の初めの頃だったので部屋の温度調整にエアコンをつけるかつけないか迷っていたこともあり、「暑いのかな」と室温を調整してみたり、肌着を薄手のものに変えてみたりしていました

はじめの頃はすぐにおさまることも多くあまり気にもしていませんでしたが、日を追うごとに抱き上げても暫く首振りをやめなかったり、機嫌が悪く耳のあたりを気にするように手を持っていくようになり、耳の病気を疑いました

「もしかして中耳炎?」と耳鼻科を受診すると、「耳垢が奥の方にけっこう溜まっている」といわれ、耳垢を掃除してもらいました。するとすぐに首振りはほとんどなくなり、耳を気にするようなそぶりも見られなくなりました。お風呂上りに毎日綿棒で耳掃除をしていたつもりだったけど、耳垢を奥に押し込んでしまっていたようです

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回ここでは赤ちゃんの首振りについてご紹介いたしましたが、首振りのしぐさには様々な理由と原因があることがおわかりいただけたのではないでしょうか。大人にとって不可解な赤ちゃんの行動やしぐさも、赤ちゃんからのSOSであったり、赤ちゃんの正常な成長の過程であったりします。

首の振り方を注意深く観察することで、赤ちゃんが今どういう状態なのかを知るヒントになります。とくに潜んでいる病気や障害による赤ちゃんからのサインは、見逃さないように気をつけましょう

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