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子供に粉薬を飲ませるにはどうすればいい?上手な飲ませ方と注意点

      2018/07/25

「薬を飲んでくれない!」無理に飲ませても「すぐに吐き出してしまう」など、病気の子供に少しでも早く良くなってもらいたいのに、嫌がってなかなか薬を飲まない子供に苦労している人は多いのではないでしょうか?

子供にとっても親にとっても、お薬タイムは憂鬱な時間になってしまいますよね。病院で処方されるお薬には、シロップ・粉薬・錠剤など様々な形状がありますが、中でも特に飲ませにくいのが粉薬ではないでしょうか。

今回は1歳前後の子供が薬を飲んでくれない理由、粉薬の上手な飲ませ方と注意点についてご紹介いたします。



子供が薬を嫌がる理由とは?

 

 

 

 

 

 

 

 

大人は薬を飲めば体調不良などの症状が改善されることを知っていて、苦い薬や飲みづらい薬でも我慢して飲むことが出来ます。しかし、子供は薬を飲まなければならない理由がわからず、欲しくないものを我慢して飲むことは出来ません

薬を飲まなければならないときはほとんどの場合体調が悪く、子供自身が気分や機嫌も悪い状態なので、なおさら薬を飲むことに抵抗を感じるのです。さらに粉薬はザラザラとした舌ざわりや味に不快感を感じやすく、1歳前後の子供にとって粉薬を飲むということは簡単なことではありません

処方された薬をしっかり飲ませたいと嫌がる子供に無理に飲ませようとすると、子供はさらに抵抗を示し、薬を飲むことを強く拒絶してしまいます。

病院で子供に処方される薬は、なぜシロップや粉薬なの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大人も子供も体調不良などで病院を受診すると、症状によっていろんな薬を処方されますよね。薬といってもその形状は様々ですが、内服薬(飲み薬)の場合、錠剤・粉薬(散剤)・シロップ(液剤)・カプセル剤などがあげられます。

飲む人の年齢や病状、効果があらわれるまでの時間や効果が持続する時間などによって使い分けられています。赤ちゃんや低年齢の子供の場合、錠剤やカプセル剤は飲み込みにくく、体重や年齢に合わせた量の調整のしやすさからも、1歳前後のお子さんに処方される薬のほとんどは粉薬かシロップになります

病院によっては処方される際に、「粉薬とシロップどちらがいいですか?」と聞いてくれることもあります。では粉薬とシロップはどう違うのでしょうか? ここでは粉薬とシロップの違いをメリット・デメリットの観点から比較してみました。

粉薬(散剤)

メリット

  • 持ち運びしやすい
  • 常温で保存できる
  • 1回分ずつ小分けされているので量が正確

デメリット

  • ザラザラしていて飲ませにくい
  • 苦みを感じるものがある

シロップ(液剤)

メリット

  • オレンジやイチゴなど甘い味をつてけあるので飲ませやすい

デメリット

  • 保存できる期間が短い
  • 冷蔵庫で保存しなければならない
  • ボトル容器で処方されるので1回分だけ個別に持ち歩けない
  • ボトル容器から飲ませる分量を量り取る際誤差が生じる

薬の成分が同じでどうしても粉薬が飲ませられない場合にはシロップで処方してもらうことができる薬もありますが、このように比較してみると、粉薬の方が使いやすいことがわかります。

これから紹介する方法で上手に飲ませられるようになれば、粉薬を処方してもらうことの方がメリットが多くあります

粉薬の上手な飲ませ方

 

 

 

 

 

 

 

 

ではここから、1歳前後のお子さんに粉薬を飲ませる方法をご紹介いたします。いくつかの方法がありますので、いろいろ試してみて子供や飲ませる側の人に合った飲ませやすい方法を見つけてください。

少量の水に溶かす

少量の水に粉薬を溶かして、シロップを飲ませるときのようにスポイトかスプーンで口に運びます。このとき気をつけていただきたいのは溶かす水の量です。水の量が多すぎると飲み残してしまい、どれだけ薬を飲むことが出来たのかわからなくなってしまいます

また口に入れるときには、えずかない程度になるべく舌の奥の方に流してあげると苦みを感じにくく飲み込むことが出来ます

練ってペースト状にする

水に溶かすよりももっと少量の水を加え、ペースト状にして与えます。口にいれるときには、清潔な指で子供の上あごに塗り付けるようにし、すぐに水を飲ませてあげてください

他のものに混ぜる

ゼリーやアイス、ヨーグルトなど他の食べ物に粉薬を混ぜて食べさせます。アイスやヨーグルトなどの冷たいものに混ぜると苦みなどの味を感じにくく飲むことが出来ます。最近では小児用の服薬ゼリーなども市販されています。病院の処方薬をだしてもらう調剤薬局やドラッグストアにも取り扱いがあり、200g入り350円前後で購入できますので活用してみてください。ジュースなど溶かして与える際には少量の水で溶かして与えるときと同様に溶かす液体の量に注意が必要です。また混ぜてはいけないものもありますので注意してください

混ぜてはいけないもの

  • 牛乳・・・体への薬の吸収が悪くなることがあります
  • グレープフルーツジュースなどの柑橘系のもの・・・薬が苦くなったり、成分が変わってしまうことがあります
  • スープなどのあたたかいもの・・・薬の成分が変わってしまうことがあります。(※白湯などは人肌程度にさましてからであれば大丈夫です。薬を混ぜてからさますのではなく、薬の成分に影響しないようにさましてから混ぜるようにしてください。また白湯を使用するときは先にご説明したように、少量で溶かすように注意してください。)
  • ミルク・・・ミルクがきらいになってしまうことがあります
  • おかゆやうどん・・・離乳食の主食をきらいになって食べなくなってしまうことがあります

吐いてしまったときの対処法

 

 

 

 

 

 

 

 

ここでは薬を飲ませても吐き出してしまったときの対処法をご紹介いたします。飲ませた直後や、全量吐き出してしまったことがわかる場合には飲みなおしをさせて大丈夫ですが、吐いた直後に飲ませるとまたすぐに吐き出してしまうことがあるので、30分程様子を見て落ち着いてから飲ませるようにしましょう

『少し時間をおいてもう一度飲ませましょう』(解説:草川功さん)
薬の種類にもよりますが、薬を吐くということは、薬がからだに入っていないということなので、もう一度飲ませましょう。ただ、吐いた後すぐに飲ませても、また吐いてしまうかもしれないので、少し時間をおいてから飲ませると良いですよ。

『吐きそうになったら時間をおいてもう一度』(解説:日沼千尋さん)
薬を飲ませてから、吐くまでの時間にもよります。
飲ませてからすぐに吐いてしまった場合は、もう一度飲ませてあげてください。
飲ませてから時間が経って吐いてしまった場合は、次に飲ませるタイミングを待って大丈夫でしょう。

引用元:NHK育児番組「すくすく子育て」の解説より

飲ませた量に対して吐き出した量がわからないときや、飲ませた後30分以上経ってから吐き出した場合は、いくらかの薬の成分が体内に取り込まれている可能性があるので、次の飲ませるタイミングまで見送りましょう

どうしても飲まないときには?

 

 

 

 

 

 

 

 

薬を早く飲ませたいと焦ってしまう気持ちもありますが、子供が激しく泣いて嫌がるときにはおもちゃなどで気をそらし、時間をおいてチャレンジしてみてください。それでもどうしても飲まない場合には、処方された病院で医師に相談しましょう。

薬の成分や効果などを考慮した上で、シロップなど他の形状の薬に変えてもらうことが出来る場合があります

まとめ

いかがでしたでしょうか? 1歳前後のお子さんにそのままの粉薬を飲ませることは簡単なことではありませんが、苦みやザラザラとした不快な舌ざわりを感じさせない工夫次第で、簡単に飲ませることが出来ます。

また薬を飲ませる際には、薬を飲むことの意味を子供に説明するようにしましょう。1歳を過ぎれば子供は言葉の意味を少しずつでも理解しようとします。「お薬飲んで早く元気になろうね」などと声掛けをし、ちゃんと飲めたら大げさなくらい褒めてあげましょう

がんばって薬を飲んだら褒めてもらえると学習できれば、回を重ねるごとに楽に薬を飲んでくれるようになります。

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