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スリングってどんなもの?新生児から使えるの?

      2018/06/26

いよいよ赤ちゃんを迎えるために、いろいろなベビー用品を揃えていると、「スリング」ってよく耳にしたり、先輩ママで使っている人が目についたりしますよね。

今回は、そもそもスリングって何?どんな種類があるの?新生児からいつまで使えるの?という疑問についてお答えし、スリングまるわかりのまとめをしていきたいと思います。



スリングとは

抱っこ紐の一種で、保護者が肩から斜めがけにした幅広の布で、乳幼児を包むように支える道具のことです。

発祥

1981年にアメリカの小児科の医師によって作られました。1980年代後半から普及し始め、今では米国において子育ての必須アイテムになりつつあり、多くの人に愛用されています。

しかし、世界を見渡すと、昔から様々な地域、民族の間で、赤ちゃんを抱っこするために、似た形状の布が用いられています。世界共通、時代を超えて使われているお母さんの必須アイテムなんですね。

日本での普及

ベビースリングとして日本で発売されたのは2000年から。発売されてまだ20年足らずですから、今妊娠・子育て中のママのママ、つまりおばあちゃん世代は知らない方も多いかもしれませんね。

最近は日本でも、小倉優子さんなど芸能人が愛用していたことで話題になったり、日本製のスリングが登場したりと、街なかでもよく見かけるようになってきました。 

スリングにはどんな種類があるの?

代表的な3種類をご紹介します。

  • リングタイプ

画像出典元:https://www.buyma.com/item/35313506/

  • パウチタイプ

画像出典元:https://millymilly.jp/column/51011

  • バックルタイプ

画像出典元:https://season-ninki.com/kids/babaslings

リング タイプ

【キュット ミー! 北極しろくま堂 価格:10,000円】

長い1枚の布とリングでできていて、長さの調整が可能。子どもの成長に合わせてピッタリの大きさで使用できるのはもちろん、旦那さんなど、体型の違う人とも共用可能

微調整が可能で、密着度が高いので、赤ちゃんのベストな姿勢を保つことができます。

着用、サイズ調整に慣れが必要で、中には難しくて断念する方も。そのためもあってか、ショップによっては動画で詳しい使用方法が見れるようになっていて、アフターフォローもしっかりしています。

基本的には布1枚なので畳んで持ち運びは可能ですが、90cm~×200cm~と大きな布でできていますので、パウチタイプに比べればかさばります。

パウチ タイプ

【akoako スリング akoako studio 価格:6,000円】

筒状の布でできていて、装着が簡単。使用する人の体の大きさに合わせてサイズを選んで購入するので、基本的には他人と共用はできません。

装着は簡単ですが、赤ちゃんの姿勢には注意が必要です。パウチ型のスリングの中では赤ちゃんが動いてしまったり、月齢が低く小さい時にはお母さんと赤ちゃんの間に空間ができやすいので、赤ちゃんが無理な姿勢になってしまうことがあります。

これも少し慣れとコツが必要です。

コンパクトに持ち運びでき、さっと赤ちゃんを入れられるので、手軽さといえば一番でしょう。

バックル タイプ

【ババスリング Babaslings 価格:11,000円~】

最初に使用者の体に合わせてサイズ調整をしておけば、着脱が簡単なバックルタイプ

赤ちゃんが入るポーチ部分にクッション性をもたせているものが多いので、安定感があります。

バックル、クッションのために、かなりかさばってしまうのが弱点ですが、色・柄・デザインが豊富で、ぱっと目を引く明るいスリングがほしいという方にもおすすめです。

ちなみに・・・ベビーラップ

【ボバラップ boba 価格:7,000~】

欧米を中心に流行しているベビーラップ。伸縮性のある一枚の大きな布で、お母さんと赤ちゃんを一緒にくるっと包んでしまうように巻いて使います。密着度が高く、赤ちゃんの安心感は高いようです。

一日中抱っこしていないとぐずって大変!という赤ちゃんにはぜひ試していただきたいすぐれものです。

また、片方の肩にかけるスリングとは違い、赤ちゃんの重さが分散されるため、お母さんの負担はとても少ないです。

ただし、高温多湿の日本では、夏は暑くてちょっと大変かもしれません。布の素材やよく使う時期なども念頭に検討してくださいね。

新生児から使える?いつまで?方法は?

スリングの大きな特徴の一つは、新生児期から幼児期まで長く使えるということ。

また使用する子供の成長に合わせて抱き方をいろいろと変えることができます。

新生児期

スリングは縦抱きが基本です。首がすわる前の赤ちゃんも、縦抱っこします。

新生児期の赤ちゃんをスリングで抱っこするときは、背中のCカーブM字開脚が大きなポイントです!

背中のCカーブ

画像出典元:https://toco-care.com/baby-hug/baby/smile-baby.php

スリングを使って赤ちゃんを抱っこすると、よく寝てくれる、という話をよく聞きます。これは赤ちゃんがお腹の中にいたときのような安心感があるから、などと言われています。実際に、赤ちゃんは10ヶ月の間お腹の中にいて、体が大きくなってから狭い子宮の中ではずーっと背中を丸めていますよね。だから生まれてきた赤ちゃんの背骨はCカーブが基本の姿勢なんです。そのCカーブをスリングは再現し、保つことができるんですね。

画像出典元:https://www.babywearing.jp/howToUse

でも、気をつけなければいけないことは、丸まりすぎること!

パウチタイプのスリングの説明でも書きましたが、スリングの中で顎を引いて顔が埋もれてしまうほど丸まってしまう姿勢は、お腹の中にいた時とは違って、肺呼吸をするようになった赤ちゃんには苦しい姿勢です。赤ちゃんの位置とスリングの大きさを点検してみてください。

M字開脚

寝ている時、まっすぐ足を伸ばしている赤ちゃんはいませんよね。

必ずM字開脚しています。

抱っこするときもこの状態を保つことが重要です。股や膝の関節が伸びた状態や、膝が閉じた状態(体育座りのような格好)は赤ちゃんには危険です。股関節脱臼しやすくなってしまいます

なのでスリングの中で首すわり前の赤ちゃんを横抱きしないのは、このM字開脚を保つためです。スリングの中に赤ちゃんを入れるときには必ず足の開き方に注意してください。

画像出典元:https://item.rakuten.co.jp/i-love-baby/m-3286/

首がすわったら

コアラ抱きと言われる基本の抱き方以外にも、赤ちゃんが正面を向くカンガルー抱きや、上級者になるとスリングでおんぶもできるんです!

画像出典元:http://www.petitbelly.com/howto-jyunbi.html

↑リングスリングを使ったコアラ抱き。

テールと呼ばれる垂れ下がった部分は、こんな風にリング部分に巻き付けても良いですよ!

画像出典元:http://yaplog.jp/to-shi-e28/archive/169

↑パウチタイプのスリングを使ってカンガルー抱きをするところです。

パウチタイプは赤ちゃんの姿勢を作ってあげて、スルッと滑り込ませて完成です。

実際の抱き方はインターネットや説明書でも見ることができますが、ワークショップやイベント、使い慣れた先輩ママから直接指導してもらえるといいですね。

スリングのメリット・デメリット

メリット

何より抱っこが楽!

特に新生児期、一日中抱っこしていないとぐずってしまう赤ちゃんのママにはスリングは救世主。

赤ちゃん理想のCカーブを実現できる!

赤ちゃんが一番落ち着いてしっくりくる姿勢はCカーブなんです。

赤ちゃんがよく寝る!

効果てきめん!スリングを使った多くのママが体験しています。

眠った赤ちゃんを起こさずに布団に寝かせることができる!

布団においた途端に泣き出す”背中スイッチ”。でも、スリングの中で眠った赤ちゃんは、そのスリングのまま布団に寝かせることができるので、背中スイッチを押してしまうことなく、寝かしつけに成功する確率がぐっと上がります。

手軽に着脱できて、ちょっとそこまでが楽!

ちょっとそこまでのおでかけや、ベビーカーからちょっと抱っこ、家の中でもぐずった時にすぐに抱っこ、そんな時に手軽に使えて、両手が空くスリングはママの心強い味方です。

デメリット

練習が必要

慣れるまでに少し時間がかかります。できれば実際に店舗で講習を受けたり、先輩ママにコツを教えてもらえると、上達は早いですし、これでいいのかな?という不安を解消できます。

でも慣れてしまえばこっちのもの。手軽に使えて活躍してくれること間違いなしです。

事故の可能性

正しい使い方をしないと、赤ちゃんが落下したり、無理な姿勢になって股関節脱臼になるなど事故の可能性がでてきます。

片方の肩への負担

赤ちゃんの体重が増えたり、長時間使用すると、片側の肩だけに重さがかかるので、どうしても負担が大きくなってしまいます。

時々スリングを掛ける肩を反対にするなど、工夫してみてください。

抱っこ紐との違い 購入を迷っているなら

スリングと同様に赤ちゃんを抱っこする道具として抱っこ紐がありますよね。

街なかではスリングよりも使っている人をよく見かけます。

抱っこ紐スリング、どちらを買おうか、迷いますよね。

抱っこ紐とスリング、それぞれの特性を活かして、ずばり併用がおすすめです!

スリングのメリット・デメリットは前述の通りです。新生児や低月齢の赤ちゃんの時は、それほど遠くまで長時間外出することは少ないと思うので、スリングのほうが出番が多いかもしれません。

しかし赤ちゃんの首が座って腰もしっかりしてくると、お母さんも安心して外出できるようになり、その分時間が長くなります。

そんなときは抱っこ紐のほうが、しっかりした作りで、両肩・腰で赤ちゃんの体重を支えるので、負担が少なく使えます

一方で車やベビーカー中心での移動が多い場合は、着脱の簡単なスリングだけでもいいかもしれません。

  • 赤ちゃんの月齢・年齢と、その時の自分の行動範囲
  • いつもの移動手段

なども考慮して検討してみてください!

まとめ

赤ちゃんが楽な姿勢で安心して過ごすことができて、抱っこするお母さんの腕が楽になる、育児の強い味方、スリング!

メリットとデメリットをしっかり理解した上で、自分の好みに合ったスリングを選んでください。

自宅近くでスリング講習会やサークルがあったら是非参加して、正しい使い方やいろんな抱き方のバリエーションを身につけて、より快適な育児生活を送ってくださいね。

24時間毎日赤ちゃんと向き合うお母さんの、育児の助けになってくれるアイテムはどんどん取り入れていきましょう!

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