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3歳の子が落ち着きがないのは障害なの?原因と対処法を解説!

   

うちの子、周りの子に比べて落ち着きがない気がする…。どうしてじっとできないんだろう?と悩むお母さんも多いのではないでしょうか。3歳となると幼稚園への入園も控えているころ。

このままで大丈夫かな?もしかして障害があるの?と不安になりますよね。今回は体験談も交え、説明していきたいと思います。



落ち着きがない原因は性格?障害?

昔は、子供は落ち着きがなくて当たり前!という考えでした。しかし昨今では「発達障害、ADHD」という言葉が多く知れ渡るようになり、落ち着きがないのは当たり前じゃないのかも、障害なのかな?と不安になる親が増えてたのが現実です。

障害を疑う前にまずは、次にあげる例の中に当てはまるものがないか、参考にしてみてください。

遊びたくて仕方がない!

子どもはとにかくエネルギーが満ちていますね。ご飯を食べてても、おやつを食べてても途中で遊びたがる子供はたくさんいます。これに対して「落ち着きがない」と判断する親は多いのです。

ですが、子どもは遊びを通してたくさんのことを学んでいます。いいことや悪いこと、またルールなども遊びを通して学んでいきますね。

うちの子は遊びたいばっかりで落ち着きがない…と考えるより、いろんなことを吸収したいんだなぁと前向きに考えてみると気持ち的に楽なのではないでしょうか。

自分の思い通りにならない!

子どもは物事が自分の思い通りにならないと泣いたり癇癪を起したりしますよね。まだまだ幼い子どもは「思い通りにいかないこともある」なんて理解していません。

なので、うまいこと自分の思い通りにならずに泣いたり暴れたりするのです。これを落ち着きがないととらえるお母さんも多いのですが、これは自我の発達の表れの一つなので全く問題ありません。順調に成長している証ととらえて良いでしょう。

ストレスが溜まっているのかも

家庭環境や生活環境が変わることにより、子どもがストレスを抱えることがあります。例えば以下のような例です。

  • 妹や弟が生まれてお母さんを独占できなくなった
  • 両親のけんかが多い
  • トイレトレーニングなどがうまく進まなくて叱られる
  • 保育園や幼稚園で嫌なことがある

このようなことでストレスを抱えてしまうことは特に多いようです。子どもはまだうまくストレスを発散する方法を知らないことの方が多いのです。

ストレスを抱えた子供は身体的な症状もありますが、癇癪を起しやすくなる、常に落ち着きがなく攻撃的になるなど情緒面でも症状がでてきます。特にまだ言葉があまり発達していない子ほど症状が現れやすいといわれています。

この場合日常の中で何かストレスを感じていないか?などを引き出してあげ、寄り添ってあげることが大切です。

愛情を求めている?

長男・長女にありがちですが、下の子が生まれたことにより愛情が自分だけに向かなくなったことを寂しく感じ、愛情が足りないと感じてしまうこともあります。

また、共働きであまり子どもと接する時間がない場合にも愛情が足りないと感じることもあるようです。そうすると、お母さんの気を引こうと子どもは落ち着きをなくしてみたり、わざと悪いことをしてみたりするのです。

言葉の発達がまだ十分でない場合は感情をうまく伝えることができず、このように行動で示すことしかできません。最近子どもと関わる時間が減ったな…と思うときは、子どもをぎゅっと抱きしめてあげる時間をつくってあげるといいでしょう。

声かけについては、次章にまとめてあるので参考にしてみてください。

ADHDの可能性

落ち着きがない子どもは、ADHD、注意欠陥多動性障害という脳の障害も考えられます。

ADHD/注意欠陥多動性障害の子供の特徴

  • 集中力がない
  • じっとしていられない
  • こだわりが異常に強い
  • 感情のコントロールがうまくできない
  • 行動に目的がない

ざっくりですがこのような特徴があります。上記でも述べたように、子供は多少落ち着きがないものです。ですが、ADHDの子供は「親や保育園、幼稚園の先生が手に負えないほどの多動、注意欠陥」があるのが特徴です。

また、性格によるものの場合「遊びたい!」「お母さんの気を引きたい!」などの目的が伴いますが、ADHDの子供の場合は特に目的もなく、フラフラと落ち着きがないのも特徴の一つとしてあげられます。

落ち着きがない子、対処法は?

性格によるものの場合でも、ADHDの場合でも対処法はあまり変わりません。まずはお母さんたちとのやりとりから変えていきましょう。

1.わかりやすく、ゆっくりお話ししてみる

まだ幼いと、難しい言葉で言っても理解できません。子どもが理解できる言葉で、ゆっくりはっきりお話ししてあげることが大切です。

話すときのポイント

  • 言葉は短く、わかりやすく
  • いきなり怒らず、具体的に何が悪いか、どうしたらいいかを話す(例:お店で走ったらお友だちとぶつかっちゃうね。おケガしちゃうね。ゆっくり歩こうね など)

そして、悪かったことはその場で叱ることが大切です。何が悪かったのか、その場でしっかり目で見てわからせてあげることが重要になってきます。

特にADHDの子どもは親から言われたことをすぐに判断し、行動することが苦手です。そのためいきなり大きな声で怒られてもどうしたらいいかわからず更にパニックになりヒートアップしてしまうこともあります。

思わず感情的になってしまうこともあると思いますが、なるべく冷静に、ゆっくりお話ししてあげてみてくださいね。

2.子どもの行動を受け入れ、ほめることも大事

子どもの落ち着きがないと、お母さんもついついイライラしがちで叱る場面が増えてきてしまいますね。あまり叱られたり否定しすぎると、子どもも自信がなくなり、ストレスを抱えて悪循環になることもあります。

危ないこと、悪いことを除いて、ある程度のことは受け入れてあげる気持ちも大切です。例えばですが、公園でひたすら走り回る子供に対して「あまり走らないで!」というより「○○ちゃんは足が速いね~!」という言葉に変えてみるのもいいでしょう。

認められること、受け入れられることで子供の精神面も安定してくるといえます。

3.いいこと悪いことはくり返し教える!

「言ったって聞かないから」「まだ悪いこととかわかってないから」と、いいこと悪いことの判断やルールを教えないのはよくありません。3歳にもなると物事の善悪の判断はできます。

そして落ち着きのない子というのは、理解するのに少し時間がかかるだけで脳内ではきちんと理解しようとしています。悪いことをくり返すたびに、お母さんも繰り返しわかりやすく説明してあげましょう。

4.発散できる場所に行ってみる

性格によるものの場合、成長とともに落ち着いてくる子がほとんどです。なのであまり悩みすぎず「今だけだから、とにかく走り回れるところにたくさんいってあげよう!」などと考えてみてはどうでしょうか。

筆者の場合は、遊具の多い公園より広場や芝生など走れる場所の多い公園によく行きました。娘もあれこれ注意されることが少ないからか、とてものびのびと遊んでいました。

ここで暴れちゃダメ!走っちゃダメ!とお母さんがピリピリしてしまうより、思う存分走らせられる場所で好きなだけ好きなことをさせてあげるのは母子ともに精神的にも楽ですよね。

5.嫌なこと、困らせることは反応しないこと

お母さんが困るようなことばかりしてくるということ、ありませんか?気を引こうとわざと癇癪を起こしてみたり、騒いでみたり。そんなとき、ついつい反応して叱ってしまいますよね。

そうすると「お母さんを困らせること」=「かまってもらえる!」として学習します。なので、嫌なこと、困らせるようなことをしてきたときはあえて反応しないというのも必要な行動となってきます。

6.どうにも手に負えない!と感じた場合は専門機関へ

落ち着きがなさ過ぎてどうにもならない、やっぱりADHDなんじゃないか、と心配になるお母さんも多いのではないでしょうか。そんな時は児童相談所や専門機関に相談してみましょう。

性格によるものの場合でも、専門的な療育やサポートを受けることで落ち着きのなさが改善するというパターンも多くみられるので、不安になったら早めに検討することも大切です。

 



いつになったら落ち着くの?

落ち着きのない子を抑えるの、本当に大変ですよね。一体いつまで続くんだろう?ずっとこのままなの?と不安になるお母さんも多いのではないでしょうか。

小学生までには落ち着く子がほとんど

性格によるものの場合、個人差はあれどだいたい小学校2~3年生までには落ち着くことがほとんど。幼稚園に入園し、集団生活に慣れたころにはすっかり落ち着いたなんて話もとても多いです。

少しずつでも落ち着いてくる様子が見れるのであれば、あまり気にしすぎる必要はないと言われています。

小学生になっても落ち着かないときはADHDの可能性も

小学生になっても落ち着く様子がない、学校でも先生の手に負えないなどとなった場合、ADHDの可能性が考えられます。そのまま様子見でいると学校生活を送るうえで友達とトラブルになったりと支障がでてきます。

子どもの落ち着きのない行動は、家庭環境なども大いに関わってくるので素人判断は難しいです。ADHDの治療は早ければ早いほど良いと言われているので、おかしいなと思ったら早めに専門機関などに相談しましょう。

【体験談】ADHDを疑った現在10歳の女子の話

よく寝てよく飲んで、とっても穏やかな赤ちゃん時代を過ごした筆者の長女。2~3歳のいわゆるイヤイヤ期あたりから、本領発揮と言わんばかりにおてんば、落ち着きがなくなりました。その時の体験談をお話します。

誰もが多動だと思っていた2~3歳時代

見出し通り、筆者だけではなく筆者の母や親せきも、長女はADHDなのでは?と思っていました。筆者が、長女をADHDだと疑った理由は以下のような点です。

  • とにかくずっと歩き回る、走り回る
  • じっと座っていられない
  • 集中力がない
  • すぐ母親のそばから離れる(よその人にも平気でついていく)
  • 問いかけも聞いてるのか聞いてないのかわからない

このようなものがありました。何となくですがADHDの特徴に当てはまる点もありますね。とにかく、じっと座ってられない。大好きなテレビを見ているときもとにかく動く動く…で、筆者の母も「この子ちょっと落ち着きなさすぎない?」というほどでした。

そしてネットで調べると「ADHD、多動」という言葉を見つけ、うちの子はこの障害なのかも…と疑ってやみませんでした。

幼稚園の先生に教わった、前向きにとらえること

そんな長女、いよいよ幼稚園生活が始まりました。そして初めての保育参観で長女の落ち着きのなさを相談したとき「前向きにとらえることの大切さ」を学んだのです。

  • 集中力がない → 好奇心旺盛で、色んなお友達の様子をよく見てる
  • すぐ走り回る → 体力があっていいこと!
  • すぐ誰にでも話しかける → お友達がたくさんできますね!

このように筆者のマイナスな考えをすべてプラスに変えてくれました。心配して落ち込んでばかりだったので、先生の考え方にはハッとさせられたものです。

あまり楽観的なのもよくないのかもしれませんが、まずはプラスにとらえてみることは大切だと思います。

すっかり落ち着いた現在

筆者の長女、現在10歳になりました。今となっては、言われても動かないくらいには落ち着きました。(それはそれでどうかと思いますが…笑)

筆者の長女の場合、幼稚園に入ってからグッと変わったと認識しています。目に見えて落ち着いたなと感じたのは、5~6歳頃でしょうか。ちなみに長女のお友達の男の子は小学生になって落ち着いたと聞いたので、やはり落ち着く時期には個人差があるようです。



まとめ

落ち着きがない子どもへの対処は本当に大変ですよね。どうしても、障害なのでは?と疑ってしまいがちなのですが、ほとんどの場合は成長するうえでよくある過程なのです。

あまり悩みすぎるのもよくないので、まずは成長によるものだと判断しおおらかな気持ちでいることも大切なのではないでしょうか。あまりにも手に負えず大変な場合は、一人で抱え込まずに周囲や専門機関へ相談してみてくださいね。

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