ベビスマonline

妊活・出産・育児子育て・生活の知恵に特化した専門知恵サイト

乳腺炎の原因が食事にあるって本当?授乳中のママにおすすめ!乳腺炎に効果のある食事とは?

      2018/06/21

「ケーキや甘いものを食べると乳腺炎になる」「揚げ物を控えないと乳腺炎になる」妊娠中や出産後にそんなことを聞いたことはありませんか?乳腺炎になると、「おっぱいが張って痛い」「おっぱいの詰まりが取れなくて焦るイライラする」「他のことに集中できない、落ち着かない」「熱が出た」などママにとっては避けたいトラブルですよね。

そんな痛くて辛い乳腺炎を予防するために食事について見直すママも多いかと思います。今回は授乳育児で頑張るママに、乳腺炎と食事の関係性や乳腺炎に効果が期待できる食材・食事について説明します。ぜひ参考になさってください。



食事が原因で乳腺炎になるの?

乳腺炎になると、「もしかして食事が良くなかったのかも」と不安になることがありますよね。出産先の病院でも入院中に「この食材はおっぱいにとても良いのよ」と食事のアドバイスを受けたことがあるママも多いのではないでしょうか。食事と乳腺炎には何か関係があるのでしょうか?ここでは食事と乳腺炎の関係について説明します。

1.食事と乳腺炎の関係とは?

WHO(世界保健機関)によると、乳腺炎と食べ物の関係にはっきりした根拠がない。しかし、高塩分・高脂肪の食事が原因で乳腺炎になる可能性がある。」と見解しています。また公益社団法人の日本助産師会「乳腺炎2015」においても「ヒトでは特別な食事が乳腺炎のリスク因子であるエビデンス(根拠)はない」と書かれてあります。

つまり、乳腺炎の原因は食事ではない可能性があり、特定の食べ物を食べたからといって乳腺炎になることはありません。しかし、食事と乳腺炎の関係においては未だ調査としてはっきりとした結果が出ておらず、食事と乳腺炎の関係に何もないと言いきれないのも事実です。

ただし高塩分・高脂肪においては乳腺を詰まらせて乳腺炎のリスクがあると懸念されているため、食べ過ぎないように気を付けると良いでしょう。

WHO(世界保健機関)の見解

食事と乳腺炎の関係性において、明確な事実はまだ明らかになっていません医学的に根拠はないとされているものの、食事と乳腺炎に何か関係があるではないかと推測もされています。

  • 乳腺炎と食べ物の関係しているかもしれないが、根拠がない
  • 高塩分・高脂肪の食事が乳腺炎の原因となる可能性がある

2.食事以外にもある!乳腺炎になる原因とは?

乳腺炎になる原因は食事以外にも様々な可能性があります乳腺炎の原因として大きいのは授乳間隔や授乳姿勢であるといった考えがあります。食事以外に気を付けるべきことを理解しておくことで乳腺炎になるリスクを減らすことができます。

乳腺炎になる主な原因

母乳の分泌量に対し、赤ちゃんが飲み残すと乳房内に母乳が残ってしまうことで乳腺炎につながる可能性あります。他にも授乳するときに左右均等にバランスよく授乳できてるか、姿勢が悪くなって赤ちゃんが飲みにくくなっていないか、など原因は多数あります。乳腺炎を予防するためにも授乳を行うときは母子ともにリラックスした状態が理想といえます

  • 哺乳量
  • 下着・抱っこ紐の締め付けによる圧迫
  • 授乳姿勢や授乳方法
  • 肩こり
  • 疲労・ストレス
  • 乳首の傷

乳腺炎になりやすいと言われている食べ物とは?

先ほども述べたように高塩分・高脂肪の食事が原因で乳腺炎になる可能性があります。高塩分・高脂肪とは具体的にどのような食事があるのでしょうか。「食べてはいけない」ではなく「食べ過ぎに注意する」食事として確認しておきましょう。

1.高塩分・高脂肪のもの

塩分・糖分・脂質の多い食事は授乳中ではなくても健康的な食事とはいえません。母乳は血液から作られています食事で血流を良くすることは母乳にとって大切なことです。脂質や糖質のコレステロール(脂)の取りすぎはドロドロ血の原因となり、乳腺が詰まりやすく乳腺炎の可能性となりますので注意しましょう。

揚げ物

  • フライドポテト
  • フライドチキン
  • 天ぷら

デザート

ケーキを食べてご飯が食べられない!とならない範囲で摂取する量を調整しましょう。ケーキなら1個、多くても2個までに抑えましょう。

  • ケーキ
  • チョコレート
  • アイスクリーム

乳製品

チーズや牛乳に比べて生クリームやバターは乳製品においても特に脂肪分が高い食材です。チーズたっぷりのピザを食べたら、デザートにアイスやケーキは控えるなど取りすぎに注意しましょう。

  • チーズ
  • 牛乳
  • 生クリーム
  • バター

その他

ピザやステーキは脂肪分が多い食事になります。ステーキだけ食べる、ピザだけ食べるとするのではなく、野菜も一緒に取りながら極端な食事を控えるよう心がけましょう。

  • ピザ
  • ステーキ

2.食べたいときは適量ならOK!

食事はバランス良く摂取することが大切です時には甘いものや脂っこいものが食べたくなる時は、食べ過ぎに注意して楽しむようにしましょう。ただバランスの良い食事と聞いてもイメージが分からないという方もいるかと思います。バランスの取れた食事に関しては次の章で詳しく紹介します。



乳腺炎を予防できるような食材とは?

バランスの良い食事の合言葉である「まごわやさしい(まごはやさしい)」を聞いたことはありませんか?「ま」は豆を、「ご」はごまを意味しており、それぞれの食材の頭文字を表しています。まごわやさしい」には一日の中で摂取したい食材が含まれており、この食材を献立に取り入れることで、誰でも簡単にバランスが取れた食生活を実践することができます

そのため「まごわやさしい」というキーワードは、「食生活を見直したい、手軽にバランスの良い食生活をしたい方」と願う妊婦さんや授乳中のママさんににおすすめの合言葉です。ここでは「まごわやさしい」の食材について紹介します。

1.「まごわやさしい」の食材とは?

  1. 「ま」・・・まめ(豆製品) 豆腐、納豆、大豆など・・たんぱく質が豊富、栄養価も高く低カロリー
  2. 「ご」・・・ごま(種実類) ごま、ナッツ、クルミ、アーモンドなど・・ミネラルや脂質、たんぱく質が豊富
  3. 「わ」・・・わかめ(海藻類) わかめ、ひじき、海苔など・・鉄分やミネラル、カルシウムが豊富で栄養価も高い
  4. 「や」・・・やさい(野菜類) 葉野野菜、根菜など・・ほうれん草や小松菜、トマトにはビタミン類が豊富
  5. 「さ」・・・さかな(魚類) 切り身、小魚など・・アジやイワシのような青魚にはDHAやEPAも豊富
  6. 「し」・・・しいたけ(きのこ類) しいたけ、しめじ、まいたけなど・・食物繊維やミネラル、ビタミンが豊富
  7. 「い」・・・いも(根菜類) じゃがいも、れんこん、かぼちゃなど・・食物繊維を多く含み、血流を良くする効果がある

2.バランスガイドを参考にしてみよう

画像出典元:https://junkonishikawa.com/?attachment_id=48085

バランスの取れた食生活を目指すには、厚生労働省が発表した「妊産婦のための食事バランスガイド」を参考にするのもおすすめです。出産して母乳育児をする場合は、赤ちゃんが大きくなるために妊娠していない期間よりも多くのエネルギーを摂取する必要があります

そのため18~29歳の女性の場合だと、非妊娠時におけるエネルギー摂取基準が1750~2350kcalに対し、授乳期には基準量にプラス450kcalしたエネルギーが摂取が理想となります。

表を見てみると主食・副菜・主菜・牛乳や乳製品・果物とすべてにおいて「プラス1」の付加量があることが分かります。日頃からバランスの取れた食事を心掛け、授乳期にはそのままの食事から全体的に量を少し増やすとイメージしてみましょう。

授乳期の食事バランスのポイント

表を見てみると、ハンバーグステーキ1つは冷奴と焼き魚の2つ分と同じ値となっています。お肉ばかりでなく、魚を取り入れた食事をすることで品数が増えるだけでなく、ヘルシー食材を取り入れることで脂質を抑える効果にも繋がります。

  • 授乳期の摂取カロリーは2200~2800kcalが目安
  • 高脂肪の過剰摂取は避け、バランスの良い食事を心掛ける
  • おかずをヘルシーにして品数を減らさないように注意する

乳腺炎に効果がある食事とは?

「まごわやさしい」のような体に優しい食材を使った献立とはどんなものがあるのでしょうか?ここでは授乳中のママに食べてほしい食材を使った献立を紹介します。

和食がおすすめ

授乳中には洋食より和食がおすすめです洋食は油脂を多く含むメニューなりやすく、バターや牛乳を使ったパンよりは白米や玄米のほうが良いでしょう。調理方法としては油をあまり使わないようなホイル焼きや煮物がおすすめです。

おすすめの献立①(温かい根菜メニュー)

汁物は、ごぼうや大根、ニンジン、芋など根菜が手軽にたくさん食べられるおすすめメニューです。汁物以外にもお鍋、筑前煮などは野菜が多いだけでなく、温かいメニューは体の血行を良くするため母乳の出も良くなる効果があります。

  • 温かい汁物(根菜スープ、みそ汁)
  • 筑前煮
  • お鍋

おすすめ献立②(常備菜におすすめ!)

産後は忙しくてご飯を作る時間がない!というママも多いはず。そんなときは作り置きできるメニューおすすめです。一度にまとめて作っておけば子育てで忙しいときにも冷蔵庫から取り出すだけで手軽に食事のバランスを確保することができます。

  • 切り干し大根
  • 五目豆
  • ほうれん草の白和え
  • ひじき煮

おすすめ献立③(ちょい足しメニュー)

毎日の食事に、同じメニューばかりで飽きてしまう、もっと手軽にできる方法が知りたい人におすすめなのが「ちょい足しメニュー」です例えば納豆を食べるときは、同じネバネバ素材のオクラと海苔をプラスしてみる。トッピングにゴマをかけてみる。そんなちょい足しなら、同じメニューでもバリエーションができ、楽しく気軽にバランスの良い食生活を続けることができます

  • 納豆にオクラ、海苔をプラスしてみる
  • ゴマやナッツなどトッピングしてみる


まとめ

乳腺炎と食事の因果関係は無いと言われているものの、バランスの取れた食生活が良質な母乳育児に効果があることに否定はできません。産後の授乳期間である主に一年は、毎月大きな成長を続ける赤ちゃんのお世話にママは大きな体力を必要とします。

筆者本人も三人の子供がいますが、授乳するたびに栄養を吸い取られたかのようにお腹が減りました。授乳期間は食欲が増え、ついたくさん食べ過ぎてしまうこともあるかもしれません。長期休暇は外食が増えて、栄養が偏ることもあるかもしれません。

乳腺炎に対して「〇〇を食べすぎたらダメ!」と偏ったイメージを持つのではなく、健康的な生活を目指すうえでバランスの良い食生活を心掛けよう」と意識するだけで食生活は変わってきます。考えすぎてストレスを抱え込むのではなく、リラックスした気持ちで楽しく食事と向き合ってみてくださいね。

 - 出産, 育児 ,