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一人で抱え込まないで!職場で行われるモラハラの特徴と解決法

      2018/06/11

気持ちよく仕事をするためには、職場の人間関係が良好であることが大切です。しかし、企業によっては相手を傷つけるような言葉を吐く人や特定の人だけをのけ者にする人も存在します。このような意図的に相手を傷つける行為をモラハラと言います。

職場の方からの言葉に傷つき、働くのが憂鬱になってしまうことはありませんか?もしかしたら気づかないうちにモラハラを受けている可能性があります。

今回は、職場で行われるモラハラの特徴やモラハラに対する対策についてご紹介します



1.職場で行われるモラハラの特徴とは?

モラハラとは

モラハラとはモラルハラスメントの略です。暴力ではなく、言葉や態度によって相手を意図的に傷つけることを指します。職場においてはその人の能力を過小評価したり、仕事には関係ないプライベートな部分を引き合いに出して相手を悪く言ったりすることなどがモラハラにあたります。

モラハラとパワハラの違い

パワハラは権力を持つ者から受けるものですが、モラハラは権力に関係なく相手を傷つける行為を指します。

パワハラ モラハラ
上司や経営者など職場で権力を持つ者から受けるハラスメント 役職に関係なく、相手から受けるハラスメント
仕事に対する嫌がらせ、理不尽な要求など 仕事以外のことに関する嫌がらせ、悪口、態度など
精神的な嫌がらせだけでなく、暴力も含まれる 言葉や態度による精神的な嫌がらせ

モラハラの特徴

モラハラを受けている方のなかには、「仕事ができない自分が悪いんだ」と自分を責めてしまう方がいます。しかし、内容によってはモラハラを受けている場合もあります。モラハラの特徴をチェックし、自分が受けているものがモラハラでないか確認してみましょう。

  • 仕事には関係ない悪口を言う
  • 特定の人の能力だけを過小評価する
  • 相手の人格を一方的に否定する
  • 特定の人だけに仕事を振らない
  • 組織やチームから除外しようとする

2.モラハラの具体的なケース

2.1仕事に関係ない悪口を言う

仕事には関係のないプライベートな部分に対する悪口はモラハラにあたる可能性があります。内容によってはモラハラだけでなく、セクハラやマタハラなどに該当する場合もあります。また、悪口を言うことで有給を取らせない雰囲気や残業を強いるようなことをするのも立派なモラハラです。

具体的なケース
  • 「仕事も終わってないのに休日はしっかり休むんだね」
  • 「子どもが熱出したとか言って、本当はあなたが休みたいだけでしょう」
  • 「ちょっと化粧が濃いんじゃないの?老けて見えるよ」
  • 「二人目はつくらないの?早くつくっちゃった方がいいよ」

2.2特定の人の能力だけを過小評価する

実際に与えられた仕事をしっかりとこなしているにも関わらず、小さなことにも難癖をつけてくる人もいますよね。特定の人をターゲットにし、その人だけを過小評価することもモラハラのひとつです。わざと大勢の前で相手を貶めることはもちろん、密室に呼び出してぐちぐちと小言を言い続けるのもハラスメントにあたります。

具体的なケース
  • 「その程度の仕事で給料をもらっているなんて信じられない」
  • 「どうせなにもできないんだから、お茶くみでもしていれば?」
  • 「その程度のことは仕事のうちにも入らないよ」
  • 「いつもヒマそうだよね。仕事する気ないの?」

2.3相手の人格を一方的に否定する

モラハラの大きな特徴として相手の人格を否定する言動が挙げられます。職場においては仕事の能力値は高いにも関わらず、人格的な部分を否定されて自信を失ってしまう方も多くいらっしゃいます。仕事に真面目な方ほど言われたことを真に受け、自分に原因があるのだと自身を責めてしまいがちです。

具体的なケース
  • 「根性が足りないから仕事も上手くいかないんだよ」
  • 「仕事に対する意欲が感じられない」
  • 「あなたの顔を見ているだけでイライラする」
  • 「あなたのそういう考え方が組織をダメにしている」

2.4特定の人だけに仕事を振らない

過剰な仕事を押し付けることもハラスメントにあたりますが、仕事を与えない環境をつくることも立派なハラスメントです。相手を傷つけるためにわざと仕事を振らない、回さないというのはプロ意識という観点からも非常に悪質です。仕事をしていないことが後に悪口の種になることもあるので十分に注意しましょう。

具体的なケース
  • わざと会議の時間を知らせない
  • 特定の人の資料だけを用意しない
  • 仕事に必要なものを用意しない
  • 電話番やお茶くみなど能力値より低い仕事ばかりを与える

2.5組織やチームから除外しようとする

モラハラは精神的に相手を傷つける場合が多く、暴力とは異なり傷やアザが残りません。そのため日頃の蓄積がストレスとなり、あなたの心をむしばんでいる可能性があります。組織やチームから除外しようとするモラハラも形に残らないハラスメントのひとつです。音声などにも残しづらいため、誰にも相談できずに悩んでいる方が大勢います。

具体的なケース
  • 会話や挨拶を無視する
  • 会話に入り込めないように話を遮る
  • 特定の人だけを社内イベントに呼ばない
  • 「私だったら気まずくて会社来られないな」などと退職を促す

3.職場のモラハラ被害者は女性に多い

職場のモラハラ被害者が女性に多い理由

職場のモラハラの被害者には女性が多い傾向があります。「仕事は男の世界」と考えている男性のなかには、女性の活躍をよく思っていない人もいます。仕事ができる女性の出現により、自分の立ち位置に危機感を感じると自分を守るために攻撃的になる男性もいます。

また仕事ができる女性は同性にもひがまれてしまうケースが多々あります。特に仕事と家庭を両立している女性は公私ともに充実していると思われ、それを妬ましく思う方もいるでしょう。モラハラの原因の多くは被害者側に落ち度があるのではなく、加害者側の一方的な思い込みやひがみである傾向が高くあります。

モラハラ被害に気付かない人の特徴

  • 仕事に対して真面目
  • 責任感が強い
  • 人を悪く言わない
  • 素直な性格

自分がモラハラの被害者であると気づかない人の多くは、真面目で素直な方々です。まっすぐな性格なため、相手から悪く言われても「自分が悪いのでは?」と考えてしまい、どんどん自分を追い込んでしまう傾向にあります。モラハラは必ずしも被害者側に原因があるとは限りません。そのため誰にでもモラハラ被害に遭う可能性はあるのです

職場での居心地が悪い、特定の人からの当たりが強いなどの違和感があるようであれば、職場モラハラを疑ってみてもよいでしょう。

4.職場のモラハラ被害への対処法

4.1モラハラには真っ向から立ち向かわず、証拠を集める

職場のモラハラに対して真っ向から立ち向かうのは効果的ではありません。モラハラの加害者の多くは悪気がなく、ほんの軽い気持ちでいじわるをしてしまったという程度しか認識していないこともあります。その場合、真っ向からやめてほしいとお願いしても流されてしまう可能性が高く、人によっては逆ギレをされてモラハラに拍車がかかってしまうこともあります。

モラハラに対抗する際は感情的にならず、冷静にモラハラの証拠を集めるようにしましょう。

会話を録音する

悪口によるモラハラを受けている場合は、その会話内容を録音するようにしましょう。音声データで残すことで相手の声色や言い方などを明確に記録することができるため、「冗談だった」「そんなつもりはなかった」という言い逃れをされにくくなります。

音声データで残す場合はファイル名に日付や人物の名前を記入するなどし、いつ、だれから受けたものなのかを明確にすることも大切です。

日記に記録する

相手から受けたモラハラを記録する手段として日記も効果的です。特に無視やのけ者にされるなど録音できないモラハラは証拠に残りづらいため、日記やメモに書き記しておくなどしておきましょう。その際は5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)を抑えておくことが大切です。

より具体的に記録することで信ぴょう性が増し、相手に言い逃れされにくくなります。日記帳に限らず、手帳やノートに記したものにも同じ効果を期待することができます。

メールに保存する

メールの下書き機能を活用するのもおすすめです。メールであれば周囲に怪しまれることなく、リアルタイムでモラハラの被害を記録することができます。保存した日時も自動で残るため、非常に効果的です。ただし、記録していることを不用意に知られないように十分注意しましょう。

心配な場合は私用のアドレス宛に送り、送信履歴を削除すれば社用のパソコンにはデータが残らないので安心です。私用のメールには送信元、送信日時がきちんと残るため、後から偽装したものでない証拠になります。メールに残したデータは上司や人事部に相談する際に有力な証拠となります。

4.2信頼できる上司に相談をする

信頼できる上司に相談することでモラハラを解消できることもあります。上司に相談する際は事前に時間を調整し、会議室やミーティングブースなどほかの人に聞かれない環境で相談するようにしましょう。相談する際にこれまで集めてきた証拠データを提示すればよりことの深刻さを理解してもらえるでしょう。

優秀な上司であればあなたを別のチームに配属したり、モラハラ加害者にそれとなく注意をしてくれたりと一緒に解決策を探してくれるでしょう。しかし、相談する相手を間違えてしまうと悪いうわさが立ってしまったり、自分の意としていないところでトラブルが勃発するなど事態が悪化してしまう可能性もあります。相談する際は十分に注意しましょう。

4.3人事部に異動願いを提出する

職場の環境が悪い場合は思い切って部署を異動するのもひとつの方法です。特にチームや部署単位でモラハラが横行している場合、それを解決するのは非常に難しい傾向にあります。いち早くモラハラを解決したい場合は異動し、新地で心機一転頑張ってみるのも良いでしょう。

人を陥れることばかりしか考えていないチームであれば、いくら頑張ってもそれ以上の成長を期待するのは難しいでしょう。チームや部署を異動することでモラハラから解放されるだけでなく、より能力値の高い仲間と巡り合える可能性もあります

5.モラハラを理由に転職するときの注意事項

5.1転職理由の伝え方に注意する

職場のモラハラを理由に転職するのは悪いことではありません。しかし、それをそのまま面接官に伝えてしまうと「協調性がないのかな?」「我慢ができない人なのかな?」といらぬ不信感を与えてしまう可能性があります。転職理由を伝える際は、なるべくポジティブな理由に置き換えるようにしましょう。

スキルアップ、キャリアアップのため

ポジティブな転職理由のひとつとして、スキルアップやキャリアアップが挙げられます。どちらも自分の成長を目標にしており、仕事に対して熱い意欲が感じられます。スキルアップやキャリアアップを理由にする場合は自身のキャリアビジョンを明確化しておきましょう。

取得したい資格や成し遂げたい仕事、会社にどう貢献したいかなどを明確化することで、仕事に対する熱意を相手に伝えやすくなります。また、企業にとっても求める人物像とのマッチング度をはかるための貴重な情報となります。

新しい環境に挑戦したいため

異業界、異業種に転職する場合は少しハードルが上がります。実務経験がないため、ポテンシャルが注目されるケースが多い傾向にあります。新しい環境に挑戦したいという理由の場合、目標を成し遂げるために必要な経験やスキル、目標達成までの道筋などを具体的に伝えられるようにしましょう。

単純にチャレンジ精神だけを貫いても、企業側はあなたが活躍している姿を上手く想像することができません。未経験でも仕事に対する意欲があり、きちんとビジョンを持っているという姿勢を示し、相手を納得させることが大切です。

5.2入社前に社内見学をする

可能であれば入社前や選考途中で社内見学をさせてもらいましょう。職場でのモラハラ問題を解決するために転職をするのに、転職先でもモラハラが横行していては転職する意味がありません。仕事内容や事業内容だけでなく、働く環境にもミスマッチがないように事前確認をしましょう。

社内見学の際はオフィス全体の雰囲気はもちろん、デスク周辺がきちんと整理されているか、罵声などがないか、挨拶ができているかなどをチェックしましょう。明らかに暗い表情をした社員が多かったり、覇気のない雰囲気が蔓延していたりする際は注意が必要です。

企業によっては実際に働いている社員と面談の時間を設けてくれるところもあります。面談を設けていただける際は、会社の雰囲気や上司に相談しやすい環境かなど働く環境について質問するとよいでしょう。対応できる範囲は企業によって異なるため、無理のない範囲でお願いしてみましょう。

まとめ

職場で行われているモラハラの多くは被害者側に原因があるものではありません。加害者からひどく責められても「自分が悪い」と自身を追い詰めないでください。職場でモラハラを受けている可能性があれば、その内容を録音したり日記に書いたりするなどして証拠をおさえておきましょう。そのときの言葉や雰囲気を明確に記録しておくことは自身を守ることにも繋がります。まずはあなたの心と体の健康を第一に考えましょう。

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