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赤ちゃんに歩行器は必要?メリットは?歩行器はよくないの?いつからいつまで使えるの?

      2018/06/08

赤ちゃんが立ったり歩いたりする練習をするために、歩行器を使おうと考えるお母さんは多いのではないでしょうか。しかし中には赤ちゃんに歩行器がよくないという話を耳にして不安に思っているかたもいるでしょう。

そもそも赤ちゃんに歩行器は必要なのか、歩行器のメリットは何か、歩行器を使う場合はいつごろから使わせてもいいのか、なぜ歩行器がよくないという意見があるのか、赤ちゃんと歩行器にまつわる気になることを徹底解説します。



赤ちゃんに歩行器は必要?

歩行器ってどんな目的で使われているの?

個人差もありますが、赤ちゃんは生後七か月過ぎごろから、ズリバイやハイハイで部屋中を動き回ります。また、同じくらいの時期になると、両脇を抱えて立たせるとしっかりと足で踏ん張る様子を見せる赤ちゃんもいます。

「そろそろ歩行器を使って、立ったり歩いたりする練習をする時期かな?」と考えるお母さんは多いのではないでしょうか。

元々歩行器は、赤ちゃんが早く歩けるよう、歩く練習をサポートするために使われていました。しかし最近、歩行器はそのほかの目的でも活用されています。

歩行器の使い道

  • 立ったり歩いたりする練習をサポートする道具として
  • 遊び道具として
  • 離乳食を食べさせるテーブルとして

立ったり歩いたりする練習をする目的のほかに、赤ちゃんの遊び道具として、また離乳食用のテーブルとして歩行器が使われているケースも多くあります。

遊び道具として活用できるよう、音が鳴る仕掛けやおもちゃが付いているものや、離乳食用のテーブルとして活用できるように車輪にストッパーや取り外し可能なテーブルが付いているタイプの歩行器もあります。

歩行器って必要なの?

様々な用途で使われている歩行器ですが、新品で買うと一万円前後かかりますし、大きいので場所もとります。「果たして本当に必要なのだろか?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

歩行器は、絶対に必要なわけではないけれど、あると便利な育児グッズの一つです。立ったり歩いたりする練習をするうえで歩行器があるのは確かに便利です。

ただし、お母さんやお父さんが支えてあげたり、低いテーブルやソファ等を使うことで、歩行器を使わなくても、赤ちゃんが立ったり歩いたりする練習をすることはできます

また、歩行器を使わなくても他に遊ぶ手段はたくさんありますし、食事も歩行器がなければ食べさせられない、なんてことはありません。では、歩行器を使うとどのような面で便利なのでしょうか。そのメリットをご紹介します。

歩行器を使うメリット

歩行器を使うメリットは?

  • 安全な環境でつかまり立ちの練習をすることができる
  • 赤ちゃんの視線が高くなったり行動範囲が広くなったりすることで、好奇心を刺激することができる
  • 赤ちゃんが歩行器を気に入れば、機嫌が悪い時にあやす道具として重宝する

例えば低いテーブルでつかまり立ちの練習をさせるとなると、赤ちゃんがバランスを崩した際に顔をテーブルで打ってしまったり後ろに倒れてしまったりする可能性があります。

しかし歩行器は中が椅子のようになっていますので、足の力が抜けてしまっても前後に倒れる心配がありません安全な環境でつかまり立ちの練習をすることができるのです。

次に、歩行器を使うことでこれまでハイハイやズリバイをしていた赤ちゃんは視線が高くなり、行動範囲も広がります。赤ちゃんは好奇心旺盛です。歩行器によって自分の行動範囲がどんどん広がりますので、好奇心を刺激することができます。

更に、歩行器には手元に音が鳴ったりハンドルが付いていたりと仕掛けがついているものが多いです。自分で移動して周囲の景色の変化を楽しんだり、手元の仕掛けを触ったりと、赤ちゃんがご機嫌になる要素がたくさんあるのもメリットの一つです。

筆者の娘も生後7か月過ぎから、歩行器を利用していました。娘は歩行器が大好きで、ぐずったときに歩行器に乗せるとご機嫌で遊んでくれました。娘が泣いてどうしようもない時に、歩行器に助けられたことが何度もあります。

ただし、歩行器による事故の危険性や、発達面からみて歩行器は使用すべきでない等、歩行器の使用については様々な意見が出ています。詳しくは後ほどご紹介します。

歩行器はいつから使えるの?

歩行器はいつから?

では、歩行器はいつごろから利用することができるのでしょうか。一般的に、歩行器は腰がしっかりすわってから使用できます。赤ちゃんによって個人差がありますが、腰がすわるのは生後7か月~8か月前後です。

歩行器の多くはパッケージや商品説明、取扱説明書に対象月齢が記載されていますが、一般的に生後7か月以降が対象となっています。

生後4か月、5か月、6か月は歩行器に乗せてはいけないの?

歩行器の椅子はしっかりとサポートしてくれそうなので、腰がすわる前、生後4か月~6か月ごろから歩行器に乗せても大丈夫なのではないかと考えるお母さんもいるかもしれません。

しかし、自分で立ったり、立った状態で移動するのは、腰に負担がかかる動作です。しっかりと腰がすわるまでは歩行器に乗せないようにしましょう。

赤ちゃんに歩行器はよくないの?

歩行器が赤ちゃんによくないと言われるのはなぜ?

歩行器が赤ちゃんによくないという意見を耳にしたことがあるお母さんも多いのではないでしょうか。どのような理由で赤ちゃんに歩行器がよくないと言われているのでしょうか。

歩行器が赤ちゃんに良くないと言われる理由

  • 歩行器による事故やケガの危険性があるため
  • 歩行器を使うことで発達に影響がある可能性があるため

それぞれについて以下で説明します。

歩行器って事故やケガの危険性があるの?

消費者庁は、歩行器による事故について以下のように警告しています。

消費者庁には、歩行器による階段や玄関などからの転倒・転落などの事故情報が多数寄せられ、中には頭がい骨を骨折してしまった赤ちゃんがいます。また、進行方向におもちゃなどの障害物があると、歩行器は転倒しやすいという、医療機関からの報告もあります。

事故はほんの一瞬のすきに起きてしまいます。常に見守れる環境での使用を心がけ、特に階段や段差のある場所や床に物を置いてあるような場所での使用は避けるようにしましょう。 (出典:消費者庁 子ども安全メール

歩行器に乗った赤ちゃんが、高いところから転倒・転落したり、ものにつまづいて転倒したりすることでケガにつながる危険性があります。歩行器を赤ちゃんに乗せる時は、周囲にものが落ちていないか、段差等がないかを確認したうえで、大人が目を離さないようにすることが大切です。

歩行器を使うと発達に影響があるの?

赤ちゃんは周囲に対する興味や関心から自然と寝返りやハイハイ、つかまり立ちや歩くことができるようになっていきます。歩行器は赤ちゃんの興味関心によってではなく、人工的につかまり立ちや歩くことができる状況を作り出すことになります。

赤ちゃんが高いところからの景色を見たいと立ち上がったり、興味のある方向に進んで興味のあるものをつかみたいと歩きだすのが自然な発達の過程です。しかし、歩行器はそれを妨げる可能性があるのです。

また、歩行器はつま先で軽く蹴るだけで前後左右に動くことができます。しかし、実際に歩く際は足の裏でしっかり地面を踏みしめる必要がありますし、身体全体を上手に使う必要があります。歩行器で歩くことと実際に歩くことは身体の使い方や力のかけ方が違うのです。

これらのことから、歩行器に長時間乗せて遊ばせたり、ハイハイもまだ上手にできない段階から歩行器に乗せて歩く練習をさせたりするのはおすすめできません

歩行器はどのように活用すればいいの?

しかし、前半でご紹介した通り、歩行器によるメリットもあります。では、歩行器はどのようなタイミングで、どのように活用すればいいのでしょうか。

まず、歩行器を使うタイミングについてご紹介します。赤ちゃんがハイハイをするようになって、自分で立ち上がろうとしはじめた時期が歩行器を使い始めるタイミングとしておすすめです。

また、自分の足で立つ感覚がどのようなものかを赤ちゃんに体験させるために、歩行器を活用させることをおすすめします。大人がそばに行くとよじ登ろうとしたり、低いテーブル等に手をのばして立ち上がろうとするのは、赤ちゃんが立ちあがった景色を見たがっているサインです。

そんな時に、歩行器を使って安全な環境で自分の足で立つ感覚や立った時の景色を体験してもらうとよいでしょう。

つかまり立ちが上手になってきたら、赤ちゃんは興味の範囲が広がり、自然と自分で歩き出そうとします。先ほど述べた通り、歩行器を使って歩くのと実際に歩くのは身体の使い方や感覚が異なります。

歩く練習をする際は、歩行器に全てを任せるのではなく、基本的にお父さんやお母さんがスキンシップを兼ねて赤ちゃんの手をとりながら行うことをおすすめします。歩行器は赤ちゃんを短時間遊ばせる遊び道具、または離乳食を食べさせるテーブルとして活用したほうがよいでしょう。

歩行器はいつまで使わせていいの?

歩行器はいつまで乗せることができるの?

歩行器のパッケージや商品説明、取扱説明書には生後15か月、一歳と三か月までが対象月齢と記載されているものがほとんどです。

筆者の娘は歩けるようになった1歳過ぎくらいから、歩行器よりも自分の足で動き回ることのほうが好きになり、自然と歩行器を卒業していきました。ママ友の話を聞いていると、同じようなお子さんが多いようです。

対象月齢を過ぎて歩行器を使用すると、自分で歩行器から出ようとして転倒してしまったり、歩行器で進むスピードや勢いが付きすぎて転倒してしまう危険性があります。必ず対象月齢を守るようにしましょう。

歩行器で離乳食を食べさせているお母さんは、歩行器を卒業した時のことを考えて、少しずつ他の場所で赤ちゃんが離乳食を食べることに慣れさせるようにしていきましょう。

おわりに

歩行器はもともと歩く練習をするために活用されてきましたが、今はその目的以外に、赤ちゃんの遊び道具として、離乳食用のテーブルとして利用されています。便利な一方で歩行器による事故の危険性や正常な発達に対する影響も指摘されています。

歩く練習をするのを全て歩行器に任せるより、お父さんやお母さんが手を取って練習をする方がよいでしょう。歩行器の使用期間は生後7か月~15か月です。使用期間を守り、事故やケガのないよう、安全に使用するようにしましょう。

 

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