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9か月の赤ちゃんってどんなようす?発育のめやすやかかわり方のポイント

      2018/05/23

生後9か月頃の赤ちゃんは動きが活発になり、発育や発達に個人差が出てくる時期です。これまで順調に増えていた体重が急に増えなくなったり、順調に進んでいたはずの離乳食をなかなか食べてくれなくなったり、人見知りや後追いが始まってママから離れたがらなかったり、子育ての悩みも赤ちゃんによってさまざまです。

それぞれ赤ちゃんの個性とは言うけれど、発育や発達の目安は知っておきたいですよね。ここでは9か月の赤ちゃんの平均的な身長や体重と発達のようすについて解説します。



9か月の赤ちゃんの体の発育 身長や体重の平均はどれくらい?

9か月の赤ちゃんの発育の目安

厚生労働省が平成22年に調査した乳児の身体発育値によると、9か月の赤ちゃんの成長の目安は次のようになります。

身長 体重
男の子 67.4㎝~76.2㎝ 7.16㎏~10.37㎏
女の子 65.5㎝~74.5㎝ 6.71㎏~9.85㎏

ただしこれはおおまかな目安と考えましょう。乳児の体の成長は、発育曲線のカーブに沿ってその子なりに発育しているかを見ることが大切です。

母子手帳などに記載されている発育曲線のグラフに、一か月ごとに身長や体重を記入しておくと、横ばいのままとか、体重が減っている、急激に増えているなどの変化を知ることができます。

数カ月単位で成長の様子を観察し、気になる様子があれば健診などで相談することで、何か病気があった時にも早く見つけることができます。発育曲線からはずれていても、カーブに沿って増えているようなら「その子なりの成長」ととらえて大丈夫です。

9か月の赤ちゃんの食事 授乳や離乳食はどれくらい?

離乳食の硬さはバナナが目安

9か月ごろになるとバナナくらいの硬さのものを歯ぐきでつぶして食べられるようになります。スプーンでつぶせるくらいの硬さや大きさに食材を調理して、噛む練習ができるようにしましょう。

食材の調理の目安

  • ご飯は5倍がゆくらい
  • ニンジンなど根菜類は柔らかく茹でて、小さな角切り
  • ほうれん草などの葉物は茹でて、粗みじん切り
  • タイなどの白身魚やカツオなどの赤身魚は骨と皮を除いて茹で、身をほぐす

1日3回栄養のバランスを考えて

9か月頃になると離乳食も1日3回食べるようになり、栄養の半分以上を離乳食から摂る赤ちゃんも増えてきます。炭水化物、ビタミン・ミネラル、たんぱく質の3つのグループから食材を選んでバランスの良い食事を心がけましょう。

ただこの時期の赤ちゃんは食べムラがあったり、これまで食べていたものを急に食べなくなったりすることもあります。せっかく作った食事を食べてくれなかったり、なかなか体重が増えてくれなかったりすると心配になりますね。

その時は一食ですべての食材をバランスよく食べられなくても、一週間くらいのトータルでバランスよく食べられていたか考えてみましょう。毎日の食事作りはとても大変なので、一食一食がストレスになりすぎないように考えることも大切ですよ。

授乳やミルクは食後に

この頃の赤ちゃんは栄養の半分以上を離乳食から摂るとはいっても、まだまだ授乳やミルクも欠かせません。

特に母乳は栄養面だけではなく鎮静効果もあるとされ、赤ちゃんの心の安心になるものです。無理に減らそうとするのではなく、欲しがるときはしっかり飲ませてあげましょう。ただし授乳やミルクは離乳食の妨げにならないようにできるだけ食後にあげましょう。

急に食べなくなっちゃった!先輩ママの体験談

 9か月を過ぎたころ、それまで食べてくれていたおかゆを全然食べてくれなくなりました。
味を付けてもダメ。おかゆを見るだけで嫌がるように…。
私が食べていたおにぎりののりに一生懸命手を伸ばすので、ためしに少し分けてあげると喜んで食べ、おかゆも口に入れてくれました。
それからは、大人が食べているものの中から食べられそうなものを少し分けながら一緒に食べる楽しさも味わうようにしています。
手づかみで食べたがるこの時期におすすめのメニューがパンケーキです。
スプーンであげてもなかなか口をあけてくれないことが増えてきて困っていた時に、茹でた野菜と米粉を混ぜてパンケーキにしてあげるとパクパク食べてくれました。

9か月の赤ちゃんの発達 どんなことができるようになるの?

ずりばいからはいはいへ

9か月ごろの赤ちゃんはずりばいからだんだんはいはいを始めるようになり、行動範囲がさらに広がります。

はいはいには探究心や集中力を発揮することができるという良さがあります。赤ちゃんが十分に動けるように部屋のスペースを確保してあげましょう。そして部屋のところどころに、赤ちゃんが興味を持つような積み木や、新聞紙、段ボールの箱など置いてあげると夢中になって遊ぶ姿が見られますよ。

つかまり立ちで視野も広がる

はいはいができるようになってくると、テレビ台や椅子など高さのある場所につかまって立ち上がろうとします。つかまり立ちをするとさらに視野が広がって嬉しいのか赤ちゃんはにこにこします。

でもつかまり立ちを始めたばかりのころはまだ不安定でとても転びやすいです。赤ちゃんが転んでも大丈夫なようにクッション性の高いマットを敷いたり、家具の角にコーナーガードを付けたりして安全対策をしましょう。

小さいものも「つまめる」ように

9か月ごろの赤ちゃんは、親指と人差し指の二つの指で小さなものを「つまむ」ことができるようになってきます。床に落ちている糸くずやティッシュのかけらなどをつまんではまじまじと眺めたり、口に入れようとしたりして、見ているこっちはハラハラしてしまうかもしれません。

誤飲事故につながらないように、赤ちゃんがはいはいできるようになったら危ないものが落ちていないかこまめにチェックしましょう。

赤ちゃんが誤飲しやすいもの

  • たばこ
  • 医療品
  • 化粧品
  • 洗剤
  • コイン など

9か月の赤ちゃんの行動 人見知りや後追いはするの?

後追いや人見知りは心の成長のあかし

「人見知り」は早い子は4か月頃からみられるとされていますが、9か月ごろの赤ちゃんにもよくみられます。人見知りが起こるメカニズムはさまざまな研究がありますが最近の研究では、「相手に近づきたい」気持ちと「怖い」気持ちが葛藤している状態だと言われています。

人見知り傾向の強い赤ちゃんは、「接近」と「怖がり」の両方の気質が強く、「近づきたいけど怖い」という「心の葛藤」を持ちやすいことが推察できました。

https://www.jst.go.jp/pr/announce/20130606/index.html

また「後追い」はママやパパなど一緒に過ごす時間が長い相手に対して愛着や信頼感が生まれ、特別な存在だと認識しているため起こるとされています。つまり「人見知り」や「後追い」は赤ちゃんの心が成長した証ともいえるのです。

トイレにも行けない?激しい後追いにこんな対策

とはいえ後追いが始まると、家事はおろかトイレに行くことさえままならなくなり、ストレスに感じる人も多いはずです。後追いはある時期を過ぎるとだんだんとなくなっていくものですが、大変なこの時期を上手に対策をして乗り切りましょう。

対策1.赤ちゃんへの声かけ

大好きなママ、パパが急にいなくなると赤ちゃんはとても不安になります。その場から離れるときは「トイレに行ってくるよ」「すぐ戻ってくるから待っててね」と声をかけてあげましょう。

もちろん赤ちゃんは言葉をすべて理解することはできませんが、声かけがあるとすぐに戻ってきてくれるということを徐々に学んでいきます。赤ちゃんは声をかけてもらうことで言葉と行動のつながりを理解できるようになるので、積極的に言葉かけをしてあげましょう。

対策2.おんぶ

家事などどうしてもやらないといけないことがあるときには、おんぶをしてみましょう。おんぶは両手が空くので赤ちゃんと一緒に居ながら家事をこなすことができます。

おすすめは赤ちゃんが肩越しに何をしているのか見えるように高い位置でおんぶしてあげることです。「包丁で玉ねぎを切るよ」や「フライパンでお野菜を炒めるよ」など料理の解説をしてあげると家事の時間も親子のコミュニケーションの時間になりますよ。

対策3.近くで遊ばせながら一緒に家事

赤ちゃんはママが近くにいてくれると安心して一人遊びをしてくれます。赤ちゃんと一緒にキッチンに入り、ボウルやお玉、お鍋などで遊ばせながら家事をすれば意外とご機嫌で過ごしてくれるということもあります。

赤ちゃんは好奇心が旺盛で、何でも触って試したくなるものです。そして不思議なことに「おもちゃ」よりも「本物」に興味を持ちます。触ると危険なもの以外はある程度目をつぶって自由に触らせてあげるというのもいいかもしれませんね。

9か月の赤ちゃんの成長を促すかかわり方や遊び方

ここまで9か月の赤ちゃんができるようになることを紹介してきましたが、できないからと言って過度に心配したり、練習させたりする必要はありません。

赤ちゃんはママやパパとの日々のかかわりや遊びの中で成長していくので、忙しい毎日の中でもぜひ赤ちゃんとの遊びの時間をとってあげてください。9か月ごろのの赤ちゃんとのおすすめの遊び方をいくつか紹介します。

いないいないばあ

9か月ごろの赤ちゃんは目の前にあるものを布などで隠しても、そこに隠れたものが存在しているということが分かるようになってきます。さらに隠れているものを想像したり、どんなものが出てくるか期待したりという気持ちも芽生えてきます。そんな時期だからこそ、「いないいないばあ」はピッタリの遊びです。中にはカーテンやタオルで自分の顔を隠して「ばあ!」と出てくる赤ちゃんもいます。

自分の働きかけでパパやママが笑顔になってくれたら、楽しくてもっとやろう!と何度も繰り返したりします。赤ちゃんの心の成長はそういったやりとりを日常的に行うことで促されています。いないいないばあ遊びを通してぜひ赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しんでみてください。

はいはいで追いかけっこ

はいはいができるようになったら、パパやママが「まてまて~」とはいはいで追いかけてみるのもおすすめです。いつもは高い位置にあるママやパパの目線が同じになることも嬉しいのか、声を上げて笑う赤ちゃんも多いです。

お布団で坂道を作って登ったり、ちょっと隠れてばあ!とおどかしてみたり、追いかけっこをしながらいろいろなアレンジをして楽しんでみてください。

まとめ

ここまで9か月の赤ちゃんの発育についておおよその目安について紹介しました。一生懸命子育てをしているとうちの子はこんなことができてない…。平均的な体の大きさじゃないけど大丈夫かしら…。などどうしても「違い」に目がいきがちです。

でも大人にもいろんな人がいるように、赤ちゃんも一人一人違います。それぞれの赤ちゃんがその子らしく成長しているところに目を向けてぜひ子育てを楽しんでください。

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