4歳の男の子、もしかして反抗期?対処法を紹介!
2018/07/05
2歳のイヤイヤ期がやっと終わった!と思ったら、4歳になって突然またイヤイヤ期が始まったということはありませんか?4歳のこのイヤイヤ期は、2歳のそれとはまったく違い、反抗期とも言われます。
体が大きくなり、言葉が多くなった分、ママのイライラも同時に増えたのではないでしょうか。なんでうちの子だけ?と思うかもしれませんが、ほとんどの子はこの状態になっていますので安心してください。
私も知り合いの子は外ではとてもいい子なので、きっとこんな苦労していないんだろうと思ったことがあります。しかし、その子のママに聞くと「うちの中じゃ大変だよ」とのこと。
そんな4歳の子供、特に男の子のイヤイヤ期、反抗期についての対処法を紹介します。
このページの目次
ママのイライラの原因
4歳の男の子の反抗期ですが、とにかく毎日怒ってイライラしているというママも、まずは落ち着いて自分の子に対して何にイライラしてしまうのかを考えてみましょう。
それを冷静に考えることで、その心との向き合い方や対処法を考えることができます。
- 話を聞かない、返事をしない
- 生意気なことを言う、乱暴な言葉を使う
- すぐに泣く
- 何度も「なんで?どうして?」と言う
- 同じことを何度注意しても繰り返す
いかがですか?イライラの原因が、この中にあるのではないでしょうか。または、全部当てはまるということもあるかもしれません。ちなみに、我が家の4歳の男児は全部当てはまります。さらに弟がいるので、弟に意地悪をするという項目も増えます。
それぞれの家庭でまだ他にもあるでしょうが、この5つのイライラの対処法を考えていきましょう。
反抗期の対処法
まず、反抗期全体の対処法として念頭においておきたいのは、4歳の子供は言葉が通じるということです。難しい言葉はわかりませんが、大人が言っていることを理解して行動に移せる年頃です。また、自分の考えも「~だから○○」という風に伝えることができるようになってきます。
それを頭に入れて、それぞれの対処法を考えましょう。
話を聞かない・返事をしないときの対処法
男の子が遊びに集中していると、話しかけても何も返事をしないし何も聞いていないときはありませんか?実はこれはわざとママに反抗して無視しているわけではありません。本当に聞こえていないのです。
脳のつくりが男女で違う?
参考にですが、男性の脳は右脳と左脳をつなぐ脳梁という場所が棒状になっており、女性よりやや小さいのが特徴です。どういうことかというと、この脳梁の形態によって男性は右脳と左脳を上手に使い分け、一つのことに集中することができます。
対して女性は右脳と左脳の情報をバランスよく行き来させて色々なことを一度に考えることができます。これは子供でも同じです。
対処法は?
話しかけても返事をしないときは、遊びに集中していて聞こえていない可能性があります。「聞いてよ!返事しなさい!」と突然怒られては、聞こえていなかった子供が突然怒られて萎縮してしまいます。
子供が何かに集中しているときに話しかけるときは、まず名前を呼び意識をママのほうに向けさせましょう。そしてできるときは子供の顔を見て話します。
子供が集中する方向を遊びではなく、ママの話に向けさせましょう。
生意気なことを言う・乱暴な言葉を使う
4歳といえば、保育園や幼稚園に入る子が大多数です。その集団生活の中でやはりお友達に影響されて今まで使ったことのないような言葉を使うようになります。
また、親や周りの言葉を真似するようになり、大人にとっては生意気なことを言うようになってきます。言葉を使えるようになったんだと成長が喜ばしい半面、変な理屈をこねられるとついイラっとしてしまいますよね。
生意気なことを言うときは?
生意気なことを言うときは、子供が何か自分の意見を通したいときではないですか?おもちゃを買ってほしい、どこかへ連れていってほしい、何かが食べたいなど。それだけならいいのですが、そこに「だって○○くんも持ってるんだもん」「今日はまだ○時だから行けるよ」「ママだって食べてたじゃん」など、こちらの都合も考えずに言われるとイラっとしますよね。
そんなときは、頭ごなしに「駄目!」の一言を言わず、とりあえず子供の話を聞いてあげましょう。そして、そのあとにママの都合をきちんと話します。
たとえば、おもちゃの話だったら「そっか、○○くんは持ってるんだね。でも君はあの新幹線を持ってるでしょ?新しいおもちゃを買ったら、新幹線はもう遊んでもらえなくなって悲しいんじゃない?どう思う?」というふうに、最後には子供に意見を求めます。子供自身に「買わない」と決めさせると、諦めも早いですよ。
4歳の小さいうちは、何がよくて何が悪いか、まだ見極めが子供にはできません。話をじっくりと聞いて、子供に答えを出させての繰り返しになりますが、根気よく話をしましょう。
乱暴な言葉を使うときは?
幼稚園のお友達の影響や、テレビの影響で乱暴な言葉を使うときに絶対にしてはいけないのが、お友達やテレビのキャラクターを悪く言うことです。子供の世界は狭く、ママに言われたことは絶対です。お友達のことをママが悪く言えば、子供自身もそのお友達のことを悪く思ってしまい、もしかしたら幼稚園や保育園での関係が悪くなるかもしれません。
また、キャラクターも大好きだったのに悪く言われたらショックを受けますよね。お友達やキャラクターが嫌いなんじゃなくて、言葉が嫌なの、と言っても子供には通じません。「○○君はそんな言葉使って悪い子だね」などの声かけは絶対にやめましょう。
ではどんな風に声をかけるかですが、例としては「そんな言葉を使って話かけられたら、ママ悲しくなっちゃうな」という風に、「ママ」が「悲しい」と伝えましょう。
そのときも、「もうやめてよー」と流すのではなく、子供の目を見て穏やかにしかし毅然とした態度で伝えましょう。
汚い言葉を使うときは?
汚い言葉とは「バカ」「うんち」「ちんちん」などの外で大きな声で言ってほしくない言葉です。子供がこのような言葉を言うときは、大人の反応を見て面白がっているときです。
「もう!やめて!恥ずかしい!」とママが慌てている様子を見て、面白がっています。面白いので、何度も何度も繰り返します。こちらも恥ずかしいですし、それはなるべく避けたいですよね。
こういうときは、さらっと流しましょう。汚い言葉を言われても、「はいはい、そうだね」と一言返して相手にしなくていいのです。そうすると、こんな言葉を言っても面白い反応がないとわかって、だんだん言わなくなってきます。
男の子なので、しばらくは汚い言葉を使ってしまう時期がありますが、そのたびに怒らずに流してしまいましょう。自分のストレスも減りますよ。
すぐに泣く
男の子に限ったことではないですが、子供はすぐに泣きませんか?たとえば、遊んでいたところから帰るときや、思い通りにいかなかったとき、うまくできなかったときなどです。
4歳で大きくなったとはいえ、まだまだそういった感情のコントロールはうまくできません。だから心の処理が追いつかず、泣いてしまうのです。
そんなときは「もう泣かないでよ!男の子でしょ!」とは言ってはいけません。「男の子」だから泣いてはいけないというのは、ママや世間の意見であって、子供自身は関係ないですよね?じゃあこの悲しい気持ちはどうすればいいの?と混乱してしまいます。
まだ4歳ですから、泣きたいときは泣けばいいのです。体だけは大きいのでイラっとしてしまうかもしれませんが、泣いているときは抱きしめてあげましょう。それで「悲しかったんだよね」「悔しかったね」と子供の気持ちに寄り添ってあげてください。
我が家の場合ですが、私も泣くたびにイライラして「もうやめてよ!」と言ってしまいがちです。しかし、それでは子供は泣き止むどころかもっと泣いてしまいます。最後にはやっぱり抱っこをして優しく語りかけないと、泣き止みません。
悲しいときや悔しいときは、子供はママに優しくしてもらいたいものなのです。
「なんで?」「どうして?」を繰り返す
普段の生活から「なんで空は青いの?」「どうして雷は鳴るの?」というなんで?どうして?は3歳ごろから始まりますよね。その中で反抗期になってママをイラっとさせるのが、「なんで片付けなきゃいけないの?」「どうしてやめなきゃいけないの?」といった言葉ではないでしょうか。
我が家も「片付けなさい」「なんで?」や「そろそろテレビやめなさい」「どうして?」という会話を毎日のようにしています。大人からしてみれば、つべこべ言わずにさっさとしてよと思う場面ですよね。
しかし、そこはグッと抑えてください。なんで?と聞かれたらちゃんと理由を教えてあげてください。また、子供に考えさせるのもひとつの手です。
たとえば部屋を片付ける理由は「周りをよく見てごらん。今どうなってる?」と聞いてみたり、テレビをやめる理由は「何時からテレビ見てるかな?今なんの時間かな?」と聞いてみたりします。
上記の通り、子供はもう言葉も話せますし、それを考えるくらいの知能はついています。自分で考えて理由を出させ、そして自分で行動に移させるといいですよ。
同じことを何度注意しても繰り返す
「昨日も同じことで怒ったんだけど聞いてなかった?」こんな言葉を私は毎日のように使っています。本当になんで?と思うくらい子供は同じことを繰り返しますよね。
もちろんわざとママに反抗しようと思ってやっているわけではありません。ただ単に忘れているのです。我が家の場合はきちんと理由をつけて注意しても忘れます。
対処法としては、毎日繰り返すことです。その際に、「昨日同じことを言ったけど、理由はなんだっけ?」と子供に考えさせましょう。
ある日、我が家の次男が以前長男が注意されたことをしようとしていました。そのときに、長男が「駄目だよ、これは~~だからね」と弟に注意していました。ああ、わかってくれてたんだなと少し感動したものです。
繰り返していくうちに、だんだんと子供も理解して覚えていくようになっていきますよ。
叱るときはどのようにすればいい?
反抗期のときはどうしても叱る回数が増えてきますよね。そのときに注意したいのが、
- 怒鳴らず、目を見て淡々と話す
- 長くても10分で終わらせる
- 言うことをコロコロ変えない
この3点です。私もつい感情的に怒鳴ってしまうことがあります。しかし、子供はそういうときの話をほとんど聞いていません。ママが怒っていて大きな声出して怖いという感情が先にきてしまうのです。叱るときは、冷静に短くを意識しましょう。
また、ママの気分によって叱る内容をコロコロ変えてはいけません。昨日はよかったのに今日は駄目、というのは子供を混乱させます。きょうだいがいる場合、下の子はよくて上の子は駄目というのも避けましょう。
手が出てしまいそうなときは?
ママも人間ですから、イラっとしてつい手が出そうになる人もいるかと思います。実は私もそんなときがあります。そんなとき手を出さないために、
- 深呼吸をする
- 相手はまだ4歳なんだと自分に言い聞かせる
- 一旦子供と離れる
こんな方法があります。特に一番下の一旦離れることは大切です。4歳ですので同じ家の中にいれば放っておいてもよほど大丈夫です。どうしても感情が抑えられないときは、隣の部屋やトイレに篭って一旦落ち着きましょう。
そして少し落ち着いたなと思ったら、子供と話をしにいきましょう。そのとき怒った態度をとって無視するのはやめてくださいね。子供はしばらくするとママが怒っていることなど忘れて普通に話しかけてきます。それでは何がママを怒らせて、自分が何が悪かったのかまるでわかりません。
落ち着いて話ができるなと自分で思えたら、子供の目を見て冷静に「ママは~~がとても嫌で悲しかったから怒ったんだよ」と伝えましょう。
まとめ
4歳の反抗期は2歳のイヤイヤ期と違い、言葉や行動が伴っています。それでママをますますイライラさせるでしょう。ただ、子供は子供で考えていることがあるということを忘れないでください。
2歳のときとは違い、こちらの言葉も理解し、考えることができます。そして自分の意見も言えます。子供とよく言葉でのコミュニケーションを取り、できるだけ穏やかな気持ちでお互いに反抗期を乗り越えられるように努めましょう。