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妊娠すると鼻づまりするって本当?薬は飲んでもいいの?効果的な解消法は?

      2018/04/11

妊娠すると、多くの変化が体に表れます。

「妊娠してからどうも鼻が詰まる」

「鼻風邪をひいたみたいに鼻水がとまらない」

そのような鼻のトラブルも、妊娠による症状の一つかもしれません。

鼻づまりや鼻水、くしゃみといったまるで鼻風邪や花粉症のような症状も、妊娠によるホルモンバランスの変化で引き起こされる可能性があるのです。

「どうやって風邪と見分けたらいいの?」「薬を使っても大丈夫?」と悩んでいる妊婦さんも多いことでしょう。そこで、この記事では、妊娠中の鼻づまりの原因と効果的な解消法をしっかりと解説します!


妊娠すると鼻がつまるの?

妊娠すると、くしゃみが止まらない、鼻がつまる、鼻水が出るなどの症状が表れる妊婦さんは多くいるようです。妊娠2〜5ヶ月ごろに症状が表れる人が多く見られますが、妊娠初期から鼻づまりに悩まされる人や、妊娠後期になっても症状が続く人もいます。出産が終わると、症状がピタリとおさまります。これらの症状は「妊娠性鼻炎」と呼ばれ、以下のようなことが原因と考えられています。

自律神経の乱れ

妊娠により自律神経が乱れると、埃や花粉などに敏感に反応し、アレルギーのような症状が起こりやすくなります。

通常は交感神経と副交感神経のバランスが整っています。しかし、妊娠を機にバランスが崩れ、副交感神経が優位に働いてしまうことがあります。副交感神経はウイルスなど体にとって害のあるものから身を守る「リンパ球」の働きを高めます。その結果、妊娠前は反応しなかった、ハウスダストやタバコの煙などにも敏感に反応しやすくなるのです。

(参照 自律神経が原因で発症するアレルギー疾患:自律神経と病気の関係http://rehabilizyoho.com/category21/en463.html)

妊娠前から鼻炎を患っていた妊婦さんは、特に症状が重くなりがちなため、注意が必要です。

ホルモンバランスの変化

妊娠をすると女性ホルモンの分泌量が増えます。女性ホルモンの働きによる体の変化が、鼻づまりの原因になることもあるのです。特に体に作用しているのは、エストロゲンとプロゲステロンというホルモンです。

エストロゲン

エストロゲンは、子宮を大きく膨らませたり、母乳を生成することに関わるホルモンです。このホルモンには血管の収縮を抑える働きがあります。そのため、血管が膨らんだままになり、鼻の穴が狭くなるので、鼻が詰まりやすくなるのです。

プロゲステロン

プロゲステロンは胎盤を形成するときに働いたり、赤ちゃんを育てられるように子宮の状態を保つ働きがあります。このホルモンには、体の中に水分をためやすくする働きもあります。そのため、血管がむくんだような状態になりやすく、鼻の穴が狭くなり、鼻づまりを引き起こしてしまうのです。

他の症状や鼻水の色によっては、鼻風邪の場合も!

鼻水の色や状態で、妊娠によるものなのか、風邪なのか見分けることができます。鼻水に黄色や黄緑などの色がついていたり、ドロッとしているときは風邪のウイルスによる鼻づまりの可能性が高くなります。妊娠による鼻づまりのときの鼻水は、透明でサラサラしています。花粉症やアレルギー性鼻炎の症状と似ているように感じられるでしょう。

咳が出て、喉が痛む

妊娠による鼻づまりは、鼻水やくしゃみといった鼻炎症状が目立ちます。喉が腫れたり、咳が続いたりということは多くありません。強い咳が出たり、喉が激しく痛む場合は風邪の可能性があります。

熱がある

妊娠の初期症状として微熱(37〜37.5℃程度)が続くことはありますが、高熱(約38℃以上)が出ている場合、病気の可能性があります。鼻づまりだけでなく、高熱も同時に発症している場合は、風邪を疑いましょう。

妊婦が使える鼻づまりの薬は?

妊娠中の薬の服用は、赤ちゃんに影響が出る場合があるので、医師に相談しましょう。産婦人科や耳鼻科に相談することで、以下のような鼻づまりの症状を軽くする薬を処方してもらえるでしょう。

1.点鼻薬

鼻の炎症を抑えたり、鼻の血管を収縮させる点鼻薬は、妊娠性鼻炎にも有効です。内服薬よりも、薬の成分の血中濃度が上がりにくく安全性が高いと考えられています。

しかし、点鼻薬に含まれる、プラノプラフェンという成分は、陣痛の促進作用あるため、妊婦は使用を控える必要があります。市販薬を購入する時は、注意が必要です。医師に診てもらい、処方してもらうのがより安全です。

2.内服薬

症状によって、抗ヒスタミン剤や抗生物質などが処方されます。医師に妊娠していることを伝えると、妊婦でも服用可能な種類の薬を処方してもらえます。同じような効果がある薬でも、種類によっては胎児に悪影響を与える可能性を持つものもあるため、独断で薬を使用するのは危険です。

妊婦が食べてもOKな鼻づまりに効果のある食べもの・飲みもの

血行をよくする食べものや粘膜を守る働きを高める食べ物は、鼻づまりを解消に効果的です。妊娠中には食べものにも気を使うもの。そこで、鼻づまりに効果的かつ妊婦が積極的に摂取したい食べもの・飲みものを紹介します。

しょうが

しょうがに含まれているショウガオールが体を温めて血行をよくします。血行がよくなると、鼻づまりや鼻水に効果的です。また、妊婦に冷えは大敵です!しょうがを積極的に摂取して体を冷やさないようにしましょう。

納豆

ネバネバ成分のムチンが、鼻の粘膜の働きを助けます。納豆に含まれているイソフラボンは、妊娠中に重要な女性ホルモンの増量にも効果的です。

ブロッコリー

ブロッコリーに含まれているβカロテンが鼻の粘膜の保護や修復を助けます。また、ブロッコリーは妊娠初期に摂取することが推奨されている葉酸が多く含まれています。妊娠初期の妊婦さんは積極的にブロッコリーを食べるとよいでしょう。

ヨーグルト

ヨーグルトの善玉菌が腸内環境をよくして、アレルギーによる鼻水・鼻づまりを抑えます。ヨーグルトにはカルシウムも多く含まれています。赤ちゃんを育てるのにカルシウムは大切な栄養素の一つ。食事のデザートやおやつとして取り入れてもいいですね。

りんご

りんごは、粘膜の働きを助けるビタミンCが多く含まれています。つわりでしんどくても果物なら食べれる!といった妊婦さんも多くいるのではないでしょうか。つわりの時期に鼻づまりが苦しい場合は、りんごがおすすめです。

モロヘイヤ

モロヘイヤに含まれるβカロテンとムチンが鼻の粘膜の保護と修繕を助けます。妊娠初期に特に必要な葉酸もモロヘイヤには豊富に含まれています。

ゆず茶

ゆずに多く含まれるビタミンCが鼻の粘膜の保護に役立ちます。ビタミンCには妊娠中に欠かせない鉄分の吸収を助ける働きもあります。飲み物からもビタミンCが摂取できるといいですね。

甜茶

甜茶にはいくつかの種類がありますが、鼻づまりに効果的なのは、バラ科のテンヨウケンコウシという種類の歯が使われているものです。アレルギー症状を抑え、鼻水鼻づまりの改善に役立ちます。甜茶にはカフェインが含まれていないので、妊娠中でも安心です

妊婦でも安心!手軽にできる!薬を使わない鼻づまりの解消法6つ

妊娠中に薬を使うことに不安を感じる妊婦さんも多いことでしょう。薬を使わずに鼻づまりを解消できると赤ちゃんにも安心です。

薬を使わない鼻づまりの解消法

  • 掃除をしてホコリや花粉を取り除く
  • 鼻うがい
  • 鼻拡張テープ
  • 鼻をあたためる
  • 脇にペットボトルを挟む
  • 鼻づまりに効果のあるツボを押す

それぞれについて詳しく解説します。

1.掃除をしてホコリや花粉を取り除く

自律神経の働きで、ハウスダストや花粉などに過敏に反応している場合は、その原因となっているものを取り除くことで症状の軽減・予防になります。こまめに掃除をして、部屋に埃を溜め込まないようにしましょう。

部屋の湿度が高くなると、埃に水分が吸着し、床に落ちるため、吸い込む量が減るため、加湿器を使うのもおすすめです。

2.鼻うがい

鼻うがいは、食塩水を鼻から吸って、口から吐き出す方法です。鼻の中が洗い流されスッキリする即効性のある方法です。鼻うがいをやりすぎると、中耳炎を引き起こす可能性があるため、適度な洗浄を心がけましょう。

個人差はあるかと思いますが、筆者が妊娠中、つわり時期にも試したのですが、問題はありませんでした。喉の奥に鼻水が落ちる症状が改善され、気分の悪さが軽減されました。

鼻うがいのやり方

  1. 生理食塩水を洗面器に用意する。(100ccあたり9gの塩をぬるま湯に溶かす)
  2. 片方の鼻の穴を指で塞ぎ、顔を洗面器につけて、食塩水をゆっくり鼻から吸い込む。
  3. 吸い込んだ食塩水が鼻の奥まで届いたら、洗面器から顔を上げ、口から食塩水を吐き出す。
  4. もう片方の鼻も同様に行う。
  5. 軽く鼻をかんで、鼻に残った食塩水を出す。

3.鼻拡張テープ

鼻拡張テープは、鼻の上に直接貼って使用します。テープの真ん中にあるプラスチックの部分が反発する力によって鼻腔を広げ、鼻の通りをよくします。睡眠時に鼻が詰まって寝苦しいときなどには、特におすすめです。鼻をつまんで両穴が閉じる高さにテープを貼ると、より効果的があります。

4.鼻をあたためる

鼻をあたためると、血行がよくなり、鼻づまりが解消されることがあります。温めたタオルを鼻にあてたり、温かい湯気を吸い込んで、鼻の付け根を温めるようにすると、より効果的です。

濡らしたタオルを電子レンジであたためると、簡単にホットタオルができるので、手軽に試してみることができますよ。

5.脇にペットボトルを挟む

500mlのペットボトルをつまっている鼻と反対側の脇に挟むと、一時的に鼻づまりが解消されます。ポイントは、中身がしっかり詰まったペットボトルを脇でしっかりと挟み込むことです。

ペットボトルを脇で挟むことによって、交感神経が刺激され、鼻の血管が収縮するので、鼻づまりに効果があるのです。

6.ツボを押す

鼻づまりに効果があるツボを刺激することで、症状が軽くなる場合があります。即効性があり、道具などが必要なく、どこでもできるので、外出先など鼻がつまったときでも気軽に試すことができます。

 

迎香(げいこう)

小鼻(左右の鼻の膨らみ)のすぐ脇にあるツボです。鼻水、鼻づまりに効果があります。鼻を両脇から挟むように押すと効果的です。ゆっくり3秒押したら6秒休むくらいのテンポで、3回ほど繰り返します。

睛明(せいめい)

目頭のやや上のあたり、鼻の付け根にあるツボです。親指と人差し指でつまむように刺激するとよいでしょう。5秒×3回程度、気持ちよく感じる強さで押します。目の奥に押し込むのではなく、鼻の方へ力をかけるようにすると、眼球に負担がかかりません。

鼻通(びつう)

鼻の通りをよくするツボです。小鼻の上の少しくぼんでいるところにツボがあります。両手の人差し指で、左右のツボを同時に刺激します。少し強めに1~2秒押して、離してを2~3分繰り返すとよいでしょう。

 

まとめ

妊娠が原因の鼻づまりは出産し、ホルモンバランスが落ち着くと解消されます。しかし、鼻水が止まらなかったり、息苦しくて寝不足になったりと、妊娠中症状が続くのは辛いものです。鼻づまり以外にも、妊娠は体に様々なトラブルが表れやすくなるもの。自分でできる解消法を試したり、病院を受診して、不快な症状を少しでも取り除きましょう。

 - 妊娠中期, 妊娠初期