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”体験”とこあげっていつごろのこと?重要なこと?どんな風に過ごす時期なのか知りたい

      2017/02/28

「とこあげ(とこあげ)」という言葉を聞くことがありますよね。出産は体力的にも精神的にも大きな負担がかかります。そのダメージを回復させるために養生し、その期間が終わることを「とこあげ」といいます。

家事も育児もやるべきことは沢山あるし、ゆっくりなんてできるの?と思いますよね。そんなにゆっくりしなくても、私は体力に自信があるから大丈夫と思っている人もいるのではないでしょうか。

でも、ここで無理をすると身体に影響があるのです。ここでは、そんな産後のとこあげについて考えたいと思います。

とこあげってどういうこと?

出産は身体も心もとても疲れます。病院で出産した場合は産後数日入院しますが、その入院期間中だけで回復するわけではありません。

そのため、家に帰ってからもなるべく布団を敷きっぱなしにして、すぐ横になれるようにしておきます。少しずつ家事をしながら身体を慣らし、体力がほぼ回復すると布団を片づけます

布団を片づけることを「とこあげ」といい、この「とこあげ」をきっかけに、通常の生活に戻っていくのです。

最近ではとこあげを気にせず少し動きながら慣らしていくとよいと言われていますが、動けるかどうかは個人差があり、決して無理をしてもいいということではありません。

無理なく動けるようであれば、少しだけなら動くとよいですし、回復が遅くつらい場合は布団を敷きっぱなしにしてすぐに横になれるようにしてもいいのではないでしょうか。

出産が難産だった場合や帝王切開の場合は、無理に動いたりせず身体を休めるようにしましょう。

とこあげはなぜ必要なのでしょう

とこあげの意味をお話しましたが、とこあげはなぜ必要なのでしょうか。なにか影響があるのか考えてみたいと思います。

まず、理由をひと言でいうと「お母さんの身体をしっかり休めて回復させる必要があるから」です。人によっては本当に動けない場合もありますが、退院して家に帰るとやることが目について、動いてみると動けるからついつい動いてしまいますよね。

確かに動けるのです。ちょっとフラッとしたけど大丈夫だったから、痛みはまだあるけど頑張れば大丈夫なんて言いながら動いてしまいます。でも、無理を重ねると後からダメージが来るのです

「上の子の世話もある」「旦那は忙しいから」などなど、理由を作れば、どんどん出てきます。でもここは気合を入れて休みましょう。上の子にも赤ちゃんにもお母さんは一人ですよね。

子供が健全に育つためには、お母さんがまず体力を取り戻し、元気でいなければいけないのです

産後の体力回復のために

初産でも2回目でも、出産は大きな負担がかかります。どんなに疲れていても生まれてすぐに赤ちゃんとの生活がやってきます。おむつ交換や授乳、寝かしつけなど、赤ちゃんのお世話をするとき以外は、身体を休ませるようにしましょう

産後にホルモンバランスや身体の状態が大きく変化します。その時期に無理をすると何年もたってから影響が出てきてしまうことがあります

直接関係なかったとしても、一番しんどいときに無理をしてしまうということは、これから先も自分の体調を後回しにしてしまうかもしれません。その積み重ねは必ず将来の自分に跳ね返ってきます。だから今の自分を大切に」するのです。

無理を重ねて将来起こる可能性があること

  • 更年期症状が出やすくなります。産後の状態と更年期障害は直接的には関係ありませんが、無理を重ねるとホルモンバランスが悪くなったり、子宮下垂(※1)などを引き起こし後々影響が出ることがあります。

※1 子宮下垂とは、子宮が正常な位置から膣に沿って下がってとどまっている状態のことを言います。

  • ホルモンの乱れから、産後うつの症状がでることがあります。
  • 安静にせず。悪露(おろ)(※2)が出し切れないと、子宮筋腫などの女性疾患を発症することがあります。

※2 悪露(おろ)とは、子宮の中に残った胎盤や血液などが混ざった分泌物のことで、生理の出血に似ています。子宮収縮で完全に止血されるまで続きます。

産後うつにならないように

ダメージをうけた身体や心を回復させる前に無理をしてしまうと、ホルモンバランスも乱れ、情緒不安定になる可能性があります。すぐに忙しく動くと、慣れない育児や疲れた中での家事で、知らない間に身体も心も負担がかかり、産後うつになってしまう人もいるのです。最初はできる範囲でゆっくりとを心掛けましょう

会陰切開や帝王切開の跡をきちんと治すために

出産後、会陰切開や帝王切開の傷が痛くて、動くのがつらいという人も多いのではないでしょうか。傷が痛むようなら、きちんと安静にしましょう。安静に過ごすことで傷を治すことにも効果があるのです

これから育児がはじまるのです

出産して終わりではなく、ここから毎日休みなく育児が始まるのです。言い方を変えれば「今だから休める」のです。産後は疲れを取ることに集中して回復しましょう。

とこあげするまでに気をつけることは?

産後1ヶ月くらいまでは、お母さんも身体を休ませながら育児中心の生活をスタートさせます。とくに初産のお母さんは育児も初めてのことですよね。まずは無理せずはじめましょう。

私はずっとスポーツをしてきたこともあり、体力には自信がありました。ですので、産後に不安を持たず、里帰りしなくても大丈夫と思い込んでいました。

ところが、2日間かけた難産だったこともあり、貧血状態から抜け出すのに時間がかかりました。常にふわふわして力が戻らず、産後急きょ里帰りをしたのですが、授乳、おむつ交換、沐浴などの赤ちゃんのお世話以外は寝て過ごしました

それでも手のしびれや顔色、そして育児や生活に対する気力が戻るまでに1ヶ月かかりました

とこあげ期間に気を付けること5点

  • 食事は体力を回復するために必要です。赤ちゃんのためにもしっかりと食事をとりましょう。
  • 清潔にしなければいけませんが、身体の免疫力が下がっている時期です。入浴は控え、シャワーで済ませましょう。
  • 悪露で出血が続いています。身体を動かしすぎず安静を心掛けましょう。
  • 家事は最低限で、身体を休めることと赤ちゃんとの生活に慣れることに気をつかいましょう。
  • 休んでいる間は、目もしっかり休めます。スマホやテレビを見たりせずに休みましょう。

とこあげまでの家事はどれくらいしてもいいの?

どうしても家事をしてしまいがちですが、「家事はしない」くらいの気持ちでいましょう。家族に頼って協力してもらいましょう。そして、休めるときは赤ちゃんと一緒に寝てしまいましょう。

とこあげ期間にする家事

  • 台所で長時間作業をしたり水に長く触れていると、身体を冷やし体力を消耗します。なるべく長時間にならないよう、家族に手伝ってもらいましょう。
  • 洗濯や布団干しなどは、重たいものを持つと、尿漏れや悪露を増やしてしまうことがあるので、しないようにしましょう。
  • 外に出ることは気分転換になるかもしれませんが、長く立ったり歩いたりすることは疲れますので、買い物は家族にお願いするか宅配サービスを利用しましょう
  • 長く立ったり歩いたりすることは疲れますので、買い物は家族か宅配サービスを利用しましょう
  • 掃除は無理せず少しずつ出来るときにしましょう。

受けることが出来る家事サービス 2例

里帰りできず、実家が遠い場合はなかなか手助けをお願いできないですよね。そんなときは、地域で家事サービスがないか確認してみましょう。市役所が受付している場合や、ファミサポを利用する場合などさまざまです。

地域で受けられる家事サービスは、内容も料金もさまざまです。是非、住所地のサービスを出産前に確認してみてください。参考までにサービス例を2つご紹介します。但し、実際に利用したい場合は、必ず窓口に詳細をご確認ください

大阪府高槻市 産前・産後ママサポート事業(保健センター)

産前産後の体調不良などが原因で、家事や育児をすることが大変な場合や、多胎児を出産した場合に家事や育児を手伝ってくれるサービスです。料金は無料ですが、交通費などの実費は必要になります。

利用できるサービス

  • 料理や後片づけ
  • 洗濯
  • 掃除
  • 買い物(生活必需品)
  • 授乳
  • おむつの交換
  • 沐浴の手伝い
  • 健診や通院の付き添い
  • 保育所や幼稚園の送迎の付き添い

世田谷区 ふれあいサービス事業(社会福祉協議会)

事前に利用会員に登録しておくことで利用できます。産前産後以外にも、高齢者や障害がある方に向けてのサービスです。

  • 掃除、洗濯、炊事などの家事援助(700円/時間)
  • 産前産後等の援助(800円/時間)
  • ゴミ出し(200円/回)

とこあげは産後いつごろまで?

一般的には産後3週間から1ヶ月でとこあげをします。私も産後3週間で自宅に戻り、簡単な家事を行いながら元の生活に戻りました。ちょうど1ヶ月で1ヶ月検診がありますので、それを目途にするといいですね

まだ身体がしんどい場合は、無理せずゆっくり普段の生活に戻していきましょう。ただ、いつまでもダラダラすると身体が動かなくなりますので、あまりにつらい場合は医師に相談しながら戻していきましょう。

なるべく周りに甘えて回復を優先させて

とこあげ期間が大切とわかっていても、出産後は家事や育児を誰にも頼めないという人もいますよね。それでも、無理をすることはこれからの赤ちゃんとの生活にもよくない事です。

出産前に地域で何かよいサービスをうけられないか、家事サービスを利用できないかと確認して、計画しておくと安心して出産できますね。

【ここに↑「確認、計画して、安心してとこあげできた先輩ママ」の体験談!】

赤ちゃんもお母さんもリラックスしてゆっくりできる方法を、家族で考えておきましょう。

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