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妊娠中のインフルエンザ感染を防ぎたい!あなたは、予防接種を受ける?受けない?

   

冬になると、地域別に警報まで発令されるインフルエンザ。

妊娠中に、自分が住んでいる地域が大流行と警報が発令されていたら、気が気じゃありませんよね。

最近はしかが流行した際、妊娠中にはしかに罹ると胎児に影響が出ることがニュースで流れていました。

では妊娠中にインフルエンザに罹ってしまったら胎児に影響はあるのでしょうか?妊娠中の予防方法は?妊娠中に予防接種は受けられるの?と、様々な疑問に答えていきたいと思います。

風邪とインフルエンザの違いって何?

ee75e9d6e58eb53212927021957cfba1まず、風邪とインフルエンザの違いは何でしょうか?

風邪とインフルエンザの区別を理解し、感染した時の体調の変化についても見ていきましょう。

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染して罹る疾患です。風邪は、その他のウイルスに感染して罹る疾患になります。ウイルスの種類によって風邪とインフルエンザが区別されています。

次に、インフルエンザと風邪に感染した時の症状の違いをそれぞれ見てみましょう。

インフルエンザ 普通感冒
発熱 急激 緩徐
悪寒 強い 弱い
優勢症状 全身症状 上気道炎
発熱 高い しばしば39℃~40℃ ないか、あっても37℃
腰痛・関節痛・筋痛 強い なし
重病感 あり なし
鼻・咽頭炎 全身症状に後続する 先行する・顕著
経過 一般的に短い 短いが長引くことあり
合併症 気管支炎・肺炎 少ない・中耳炎・副鼻腔炎
発生状況 流行性 散発性

※一般的に「かぜ」と呼ばれているのは、「普通感冒」を意味している場合が多い。

引用:https://www.astellas.com/jp/health/healthcare/influenza/basicinformation01.html

インフルエンザの方が症状が強く表れ、体への負担が大きいのが分かりますね。

妊娠中にインフルエンザに罹ってしまったら、妊婦さんはとても辛い思いをしてしまいます。

また、胎児への影響も気になるところです。実際、胎児への影響はあるのでしょうか?

もし、妊娠中にインフルエンザに罹ったら母体への影響と注意点・胎児への影響は?

36220666f3e9162b1f87a72c34f17976普段の体とは違う妊娠中。妊娠中は、体力面・免疫面で普段よりも低下しています。

そんな中、インフルエンザに罹ってしまった時の母体の対処法と胎児への影響の可否を紹介します。

インフルエンザに罹った時の母体への影響と注意点・胎児への影響は?

  1. 母体への影響と注意点
  2. 胎児への影響

1.インフルエンザに罹った時の母体への影響と注意点は?

妊娠中にインフルエンザにかかると、症状としては上記の表のインフルエンザの症状が出てきます。

妊娠中は普段より体力面・免疫面が低下していることで、インフルエンザの症状をさらに強くを感じます。

また、お腹の赤ちゃんは大丈夫なのかと不安が大きくなるのではないでしょうか?

無理はせず、水分をしっかりとって、脱水症状を防ぎましょう。

また、お母さんが体調を崩している間も赤ちゃんはしっかり成長していきます。

体調に合わせて飲料やウィダーインゼリーなどで鉄分の補給もされてみてください。

また、熱や脱水症状による「めまい」や「ふらつき」などでの転倒によるお腹の強打なども気を付けてください。

2.妊娠中にインフルエンザに罹った時の胎児への影響は?

大切な命を育んでいる妊婦さんにとっては、インフルエンザに感染してしまうことで胎児への影響はないのかと気になるところだと思います。

新型インフルエンザおよび季節性インフルエンザのいずれに母親が感染しても、ウイルスそのものが胎盤を通って胎児に影響することはないと考えられています。ただし、季節性インフルエンザで非常にまれにウイルスが胎盤を通って胎児に影響することがあるとの報告もあります。

引用:http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/pdf/ninpu_1217_2.pdf

上記のように、妊娠中にインフルエンザに感染しても胎児への大きな異常は見られないようですが、稀なケースもあるというのは心配ですね。

妊娠中にインフルエンザに感染しないことが一番の安心に繋がります。

規則正しい生活・栄養のある食事・手洗い・うがい・マスク等でしっかり感染予防していきましょう。

基本的な感染予防とともに、インフルエンザには感染予防のためのワクチンがあります。

おそらく、多くの方が子供のころに1度は接種されたことがあるのではないのでしょうか?

では、インフルエンザ感染を防ぎたい妊娠中にインフルエンザの予防接種を受けることは出来るのでしょうか?

妊娠中にインフルエンザ予防接種は受けられる?ワクチンの保存剤への影響は?

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基本的な感染予防とともに、インフルエンザ予防接種で感染を防げたら冬を過ごすのも安心ですね。

しかし、お腹の赤ちゃんへの影響も気になるところです。インフルエンザ予防接種を受けるにあたって気になる2点を説明します。

インフルエンザワクチン接種による母体・胎児への影響は?ワクチンの保存剤の影響は?

  • 妊娠中のインフルエンザワクチンの接種は可能?
  • ワクチンに含まれる保存剤の影響は?

1.妊娠中のインフルエンザワクチンの接種は可能?

インフルエンザワクチンは、不活化ワクチンになります。生ワクチンと違って重篤な副作用が起こりにくいとされています。

よって、インフルエンザワクチンによる母体・胎児への影響は考えにくいです。

インフルエンザ予防接種は他の予防接種同様、副作用がみられることがあります。

2.ワクチンに含まれる保存剤の影響は?

ワクチンに含まれる保存剤であるエチル水銀に由来する防腐剤のチメロサールも妊娠中は気になるところですね。

2016年に発生した熊本地震により、保存剤を使用していないインフルエンザワクチンの製造をしていた化血研が被災しました。

化血研が被災したことを受けて2016年は保存剤を含まないインフルエンザワクチンが入手困難になりました。

今まで、妊娠中の方は接種する際に保存剤を含むインフルエンザワクチンと、保存剤を含まないインフルエンザワクチンを選択することが出来ましたが、それが出来なくなってしまいました。

1990年代には、保存剤であるチメロサールは、自閉症などの発達障害に関係しているのではないかと問いただされていました。

厚生労働省によりますと、最近の研究でチメロサールと発達障害の関係性は示されないとされています。

よって、妊娠中の方でも保存剤の含まれるインフルエンザワクチンの接種は問題ないとされています。

不安な点・疑問な点等をかかりつけの産婦人科の先生にご相談の上、説明をしっかりと聞いてご納得された上での接種をおすすめします。

妊娠中のいつからインフルエンザ予防接種は可能なの?

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では、実際インフルエンザ予防接種は妊娠中のいつから接種可能なのでしょうか?

厚生労働省では、妊娠初期のインフルエンザ予防接種による流産・先天性異常のリスクが上がるといった報告はないため、妊娠初期からインフルエンザ予防接種は可能とされています。

しかし、妊娠初期は様々な理由から流産の可能性が一般的に高い時期にあります。

そのため、インフルエンザ予防接種の時期について妊婦さんの体調に合わせて医師によって見解が異なります。

かかりつけの産婦人科の担当の先生と、よくご相談ください。

なぜ、その週数での接種を担当医がすすめるのか等しっかり納得した上での接種をおすすめします。

お母さん1人の体ではない大切な体です。担当医にご相談の上、お母さんが納得する選択をされてください。

妊婦さんのインフルエンザ予防接種はどこで受けられる?

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まずは、かかりつけの産婦人科でインフルエンザ予防接種についてお話を聞いてみましょう。

インフルエンザワクチンは他の予防接種同様にアレルギー・副作用がでる場合もあります。

問診票の裏のワクチンの説明書をきちんと確認してください。

ほとんどの産婦人科でインフルエンザの予防接種を受けることが出来ます。

接種後の万が一の体調変化においても、かかりつけ産婦人科で接種することをおすすめします。

家族にもインフルエンザワクチンの接種をお願いしましょう!

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妊娠中のお母さんがインフルエンザ予防接種をしたり、マスク・手洗い・うがい等で感染予防をしても大流行の時期は常にウイルスと隣り合わせになってしまいます。

保育園・幼稚園・小学校等で集団生活をしている上のお子さんがいる家庭では、集団生活の中でインフルエンザが流行ると上のお子さんがインフルエンザに罹る可能性が高くなります。

また、ご主人が外出先で感染し発症してしまうこともあります。

そうなると、お母さんは妊娠中の体で家族の看病をすることになります。

上のお子さんやご主人自身がインフルエンザに感染してもインフルエンザ予防接種を受けていると、発症した時の全身の症状が軽く済むことが多いので、ご家族一緒に予防接種をしてはいかがでしょうか?

アレルギー・副作用については、お子様に関しても同じです。

きちんと理解した上での接種をおすすめします。

妊娠中のお母さんと赤ちゃんを守るため、一緒に住んでいる家族の協力も必要です。

家族みんなで予防接種を受けるとともに感染予防のマスク・手洗い・うがいをしっかりと習慣づけましょう。

加湿器・暖房器具を使って、室内の湿度・温度の管理にも気を付けましょう。

予防接種後、もしインフルエンザに罹ってしまったら?

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もし、急な高熱等のインフルエンザの症状が表れたら、まずはかかりつけの産婦人科に電話で相談しましょう。

インフルエンザ症状が出てる中、いきなり直接産婦人科に行くのは控えましょう。

産婦人科は、同じ妊婦さんがたくさんいます。

産院によっては院内感染を防ぐため、インフルエンザに感染している妊婦さんの来院を入口・待合室から別にしていることがあります。

まずは、症状を電話で伝え今後どうしたらいいのか聞いてみましょう。

妊娠中にインフルエンザに罹った時の治癒までの過ごし方は?

  1. 妊娠中にインフルエンザ治療薬は使えるの?
  2. 発症してしまったら、どう過ごしたらいい?

1.妊娠中にインフルエンザ治療薬は使えるの?

全身症状が強く出てしまうインフルエンザは、お腹の大きな妊婦さんには負担が大きいですね。

妊娠期以外で使っていたタミフルやリレンザといったインフルエンザ治療薬は使えるのでしょうか?

タミフルは胎児に悪影響を及ぼさないことが最近報告されました。リレンザも、局所で作用するため母親の血中に移行する量もごくわずかで、胎児に重大な影響を及ぼす可能性は少ないとされています。

引用:http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/pdf/ninpu_1217_2.pdf

厚生労働省では、妊娠中にタミフルやリレンザを使うことは、薬による副作用のデメリットよりも重症化を防ぐメリットの方が大きいとされています。

かかりつけの産婦人科での診察の場合は、お薬について医師と薬剤師からの説明を直接聞いて安心できます。

もし、内科を受診された場合は母子手帳を持参の上、妊娠中であることを伝えてください。

また、内科で処方された薬を飲んで大丈夫か、念のためかかりつけの産婦人科に問い合わせをしましょう。

体調不良による体への負担・赤ちゃんは大丈夫かという不安を少しでも減らしていきましょう。

2.妊娠中にインフルエンザに罹ってしまったら、どう過ごしたらいい?

まずは、水分をしっかりとって、暖かくして体を休めましょう。

熱の上がりはじめは、寒気がして体に力が入ってしまうことが多いので、お腹に力を入れないように注意しましょう。

熱の上がりはじめは、足元・首元・手首もしっかりと温めて体の震えを防ぎましょう。

温かいお茶を飲んで体の中から温めるとこも良いでしょう。

熱が上がり切ったら、体温に合わせて一枚ずつ着衣を減らして調整していきましょう。

インフルエンザの症状の一つとしてあげられる、治りかけに長引く咳は妊婦さんにとっては一番辛い症状かもしれません。

咳をするたびにお腹に力が入ってしまうので、お腹が普段より固く張りすぎていないかよく確かめましょう。

また、「お腹に力を入れないように」と意識をしてお腹と違う部分に力を入れてしまい、他の部分を痛めてしまうことがあります。

無理をせず、かかりつけの産婦人科に妊娠中に飲める咳止めが使えないか相談してみてください。

まとめ

年によっては、大流行してしまうインフルエンザと予防接種について紹介しました。

妊娠中は、お母さん1人の体ではないので冬は心配事も多いですね。

感染を防ぎたい思いは妊婦さん皆さん同じです。

妊婦さん自らが行う感染予防と共に、妊婦さんへの周囲の配慮も大切ですね。

感染予防をしながら、栄養と睡眠をたっぷりとって元気に妊娠中の冬を乗り越えていただきたく思います。

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