ベビスマonline

妊活・出産・育児子育て・生活の知恵に特化した専門知恵サイト

小児の肺炎の症状は?原因ってなに?予防法はあるの?

   

子供が熱が何日も続いたり、咳がなかなか治らないと「肺炎じゃないのか?」と脳裏に浮かびます。ですが、肺炎の詳しい症状や原因を理解している人が少ないのが現状です。肺炎と気づかず大事になってしまうこともあります。

では一体小児の肺炎の症状や原因はどのようなものなのか、肺炎は入院が必要なのか?そして親と一緒にできる予防法についてもまとめました。肺炎を理解し、普段の生活から肺炎の予防をしましょう。

そして子供が肺炎になったときには慌てず病院へ行き対応できるようにしましょう。

小児の肺炎ってどんなもの?

小児の肺炎とは?

肺炎とは、肺に病原体が入り炎症を起こし発症する病気です。風邪やウイルスによって傷ついた粘膜に細菌が増え、その細菌が肺で二次感染を起こしやすくなります。

小児は大人より免疫力が弱いため、肺で炎症を起こしやすく肺炎を発症しやすくなります。小児のかかりやすい肺炎を種類別に詳しくまとめました。症状や原因を理解し、子供の熱や咳が治らないとき様子をチェックしましょう。

小児のかかりやすい肺炎の種類

  1. ウイルス性肺炎
  2. 細菌性肺炎
  3. マイコプラズマ肺炎

1.ウイルス性肺炎

ウイルス性肺炎は、ウイルスが原因となって起こる肺炎です。ウイルスが感染し起こるので、集団生活をしている幼稚園児や保育園児がかかりやすい病気です。

ウイルス性肺炎の原因は何なのか、どのような症状なのか、そして治療法についてまとめました。

ウイルス性肺炎の原因

  • RSウイルス
  • インフルエンザウイルス
  • 麻疹ウイルス
  • アデノウイルス

ウイルス性肺炎の症状

  • 熱が下がっても咳が長期間続く
  • 37度~39度の熱の風邪から始まる
  • 頭痛や倦怠感を伴う
  • 肺炎が悪化するとせきが激しくなる

ウイルス性肺炎の治療法

原因がインフルエンザ菌の場合、抗ウイルス剤のタミフルなどが処方されます。ですが、原因がインフルエンザ菌以外の場合ウイルスに対して直接的な治療薬はありません。

咳を抑える薬や、解熱剤など症状を緩和する薬を処方されあとはウイルスがいなくなり自然治癒するのを待つしかありません。ウイルス性肺炎での入院治療は必要ありません。

月齢の低い赤ちゃんや症状がひどく呼吸困難になってしまう場合には、入院を勧められることがあります。

2.細菌性肺炎

肺炎のほとんどは、上記で説明したウイルス性肺炎ですが約20パーセントはこの細菌性肺炎です。ウイルス性肺炎より症状は重く重症化することがあります新生児から2歳の子供がかかりやすくなります。

細菌髄膜炎や急性中耳炎などの後遺症を残すことがあります。病状が悪化する前に、細菌性肺炎ではないか病院へ一度受診することが大切です。

細菌性肺炎の原因

  • 肺炎球菌
  • インフルエンザb菌型
  • 黄色ブドウ球菌

細菌性肺炎の症状

  • 咳や淡が長期間続く
  • 高熱が出る
  • ひどい場合だとチアノーゼや呼吸障害が起こる

チアノーゼとは、血液中の酸素が足りなくなり、顔や全身、特に指先や唇が紫藍色になってしまうこと。

リンク元:東京女子医科大学

細菌性肺炎の治療法

抗生物質が処方されます。軽い症状ならば自宅で抗生剤を飲み、安静することで治癒していきます。抗生剤を飲んでも高熱が続いたり、脱水症状を起こしてしまっている場合には1~2週間の入院が必要となります。

特に月齢の低い赤ちゃんは、急変の場合があるため入院をすすめられることがあります。

3.マイコプラズマ肺炎

マイコプラズマ肺炎は幼児が特にかかりやすい肺炎です。症状は他の肺炎と比べると軽いため、マイコプラズマ肺炎だと気づかず風邪として完治してしまうこともあります。マイコプラズマ肺炎は一度かかっても免疫ができないため何度でもかかります。

急性中耳炎や重症の場合、髄膜炎まで発症してしまうので注意してください。

マイコプラズマ肺炎の原因

マイコプラズマ細菌が肺に感染することが原因で起こります。マイコプラズマは飛沫感染をするため、幼稚園や保育園での咳やくしゃみで飛沫感染していきまます。

マイコプラズマの細菌がついた場所を手や口で触れるだけでも、大人数で生活をする場面がある小児は感染してしまいます。

マイコプラズマとは、自己増殖可能な細菌で細胞壁をもたないため、マイコプラズマの抗菌薬以外は効かない。

リンク元:国立感染症研究所

マイコプラズマ肺炎の症状

  • 頭痛や倦怠感
  • 頭痛の症状から2日ほど遅れて咳が出る
  • 咳がひどくなり、長期間続く
  • 夜や明け方に症状がひどくなる

マイコプラズマ肺炎の治療法

マイコプラズマに効く抗生物質を処方されます。症状が軽いため、入院する必要はありません。ですが髄膜炎など合併症を起こした場合や月齢の低い赤ちゃんは、入院をすすめられる場合があります。

熱が下がっても咳が出続けることはあります。激しい運動は控えましょう。

小児の肺炎の予防法

肺炎の予防法はある?

肺炎の予防法は風邪を予防と似た方法です。風邪が悪化し、様々な場面で他の細菌やウイルスが入り二次感染になります。小児が上手に予防できるように促してあげましょう。

たかが風邪だと思っていても、肺炎へとなってしまうことを理解し子供の様子をチェックしてておきましょう。

予防の方法

  1. 手洗い、うがい
  2. マスクの着用
  3. 人混みを避ける
  4. 予防接種

1.手洗い、うがい

基本中の基本です。病原体を触った手で食べ物に触れること、口を触ってしまうことは感染が起こる可能性が高くなります。毎日のことで、我が子の手洗いうがいをチェックし忘れていませんか?小さいうちから習慣づけることが大切です。

外から帰ったら、手洗いうがいをする習慣を覚えさせましょう。まずが、親が一緒に手洗いうがいをし、正しい方法を見て覚えさせるようにします。

手洗いうがいをさせるポイント

  • 親も一緒に手洗い、うがいをする
  • 手洗いチェックシートを作る
  • できたらシールを貼っていく
  • 小学生高学年の子は話を理解できるので、手洗いうがいの大切さを話しておく

2.マスクの着用

感染者が咳やくしゃみをしたとき飛沫感染を防ぐことができます。もちろん子供自身が少しでも風邪の症状があるのならば、マスクは着用させてください。周りへの感染を防ぐことができます。

マスクを嫌がる子供は多く、親は困ってしまいます。自ら子供がマスクを着用できるようにポイントをあげました。

マスク着用のポイント

  • 幼児には2枚持たせる
  • 好きなキャラクターや柄もののマスクを渡す

幼児だと噛んでしまいすぐマスクが濡れてとってしまいます。そして、子供がつけたがるような好きなマスクをつけさせてあげると、進んでマスクをつけるようになります。

3.人混みを避ける

幼稚園や保育園などの通所は仕方がないことですが、風邪は流行っている、流行りやすい時期に人混みへ行くことは大変危険です。誰が病原体を持っているかもわかりません。どこを触ったかもわかりません。

人混みへ行く頻度を少なくすることで、肺炎を予防することができます。

4.予防接種を受ける

小児肺炎球菌ワクチンを接種してください。生後2か月~5歳までに接種をするようにしましょう。子供の肺炎球菌が原因で重症な肺炎を起こします。細菌性髄膜炎や菌血症、そして重症な肺炎を予防することができます。

小児肺炎球菌ワクチンは公費負担となり実費負担がありません。必ず期間内に接種をさせてください。

まとめ

止まらない咳や、熱は親としてはとても不安になってしまいます。いつもの風邪と少し違うな、咳や熱が続いて少しでも肺炎の症状があったら病院へ行くことが大切です。たかが、咳と思っていると肺炎になってしまっていることもあります。

肺炎症状について理解し、子供の様子を普段からよくチェックしてあげましょう。対処が遅れると症状が悪化すると後遺症や二次感染を起こしてしまいます。そして一緒に肺炎予防をし、健康な生活を送ってください。

 - 病気, 育児