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生理痛での痛み止め!頻繁に服用すると効かなくなるって本当?その理由と正しい薬の服用方法教えます!

   

生理痛がひどい時に、ついつい頼ってしまいたくなるのが痛み止めです。

しかし毎回痛み止めを飲んでいると、効きにくいような気がする人も多いのではないでしょうか。

そこで、痛み止めを飲み続けるとどうして効きにくいと感じるのか、効果的な痛み止めの飲み方はあるのか等まとめました。

毎回服用すると効かなくなるとは本当なのか

効かなくなることはありません

現在販売されている鎮痛剤は、飲み続けると薬が効かなくなるという事はありません。

痛い時は我慢しないで、用量と回数を正しく守って服用しましょう。

しかし、痛み止めの薬は胃に負担がかかる成分で出来ていることが多いです。

長い間飲み続けると、薬の副作用で胃が痛くなる場合もあります。

あまり継続して服用せず、2~3日くらいの服用でようすをみるといいでしょう。

毎回服用しても痛みが続くのはなぜ?

薬が合っていない可能性もあります

もしかすると薬が自分に合っていないのかもしれません。その場合は市販薬ではなく、一度受診して適切な鎮痛剤を処方してもらいましょう。

効かないときは他の病気のサインかも

薬を服用しても「効かない=効かなくなった」ではなく、他の婦人科系の病気が原因で痛い場合もあります。

薬を飲んでも変わらない場合や、あまりに痛い場合は婦人科を受診しましょう。

効果が薄くなったと感じる2つの原因

1.生理痛の症状がひどくなった

生理痛の症状が前よりもひどくなったことで、薬を服用しても効きめが薄い、効きにくいと感じる事があるようです。

主な原因として婦人科系の病気の場合では、子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣嚢腫などがあげられます。

病気以外では冷えや食生活の原因で生理痛がひどくなることがあります。

生理痛が酷くなる6つの原因

1.子宮内膜症

通常、生理とは厚くなった子宮の中の内膜(子宮内膜)が妊娠していないと不要になるため、剥がれて体の外に出されていくものを言います。

この子宮内膜と似ているものが骨盤や卵巣などに出来ることがあります。

子宮以外の場所にある子宮内膜のようなものは、体の外に排出することが出来ないので体の中でかたまりになっていきます。

かたまりが大きくなっていくと、周囲の臓器と癒着してしまうために腹痛や腰痛などの症状が出ます。

下腹部にズキズキとした痛みを感じる時や、出血の量が多くダラダラと続く時は子宮内膜症の可能性があります。

子宮内膜症になる原因はまだ解明されていないのですが、子宮内膜の一部が逆流して体の中で増える為に起こるという説が有力のようです。

子宮内膜症の治療法は、症状や年齢などで変わります。

症状が軽い場合は、薬で生理を止めてホルモン状態を閉経時と同じようにする方法などホルモン治療をします。

閉経時と同じ状態になりますので、更年期障害のような症状が出る事もあります。

また、症状が重い場合は子宮、卵巣、卵管を全摘出する手術になることがあります。

2.子宮筋腫

子宮の壁や中、入口などに発生する良性の腫瘍の事で、3人に1人は出来ているというものです。

卵巣から分泌される女性ホルモンの影響で出来るので、閉経すると小さくなります。

良性なので命にかかわることはありませんが、大きくなるにつれて不正出血や不妊症の原因になる事があります。

生理が長くダラダラと続く、生理痛がひどくなる、貧血の症状がある場合は子宮筋腫が大きくなっている可能性があります。

子宮筋腫の治療法も子宮内膜症と同じく、薬によって生理を閉経の状態にするホルモン治療が行われます。

この場合、閉経時と同じ状態ですので更年期障害のような症状がある事があります。

大きくなった筋腫については摘出手術になります。

3.卵巣嚢腫

卵巣の中に出来る腫瘍の事で、卵巣嚢腫のおよそ9割が良性腫瘍と言われています。

主に分泌液が溜まった柔らかい状態のものと、細胞が増えて出来る硬い状態のものがあります。

卵巣嚢腫の治療法は、小さいうちは経過観察がほとんどです。

大きくなると摘出手術になりますが、のう腫だけの切除、のう腫と出来ている方の卵巣を摘出、卵管と卵巣、のう腫を摘出する場合に分けられます。

生理中に今まで以上の痛みがある場合や、生理中以外にも同じような痛みがある場合は、卵巣嚢腫の可能性があります。

4.痛みの物質(プロスタグランジン)の大量分泌

プロスタグランジンとは?

プロスタグランジンは子宮を収縮する作用があるので、分娩時に陣痛促進剤などで使われる物質です。

子宮を収縮する働きをするので、子宮の中のものを体外に出す為の生理中にも必要な物質です。

この物質には痛みを感じやすくさせる作用と、炎症を引き起こす作用があります。

そのため通常より多く分泌されると、生理痛や腰痛、頭痛などが起きやすくなります。

5.食生活が原因

プロスタグランジンが多くなる原因の1つが脂質を多く摂ってしまうという事です。

プロスタグランジンという物質は油で作られる物質です。

食生活でアイスクリームやケーキなど乳製品、揚げ物などの動物性の油を多く摂っている場合、プロスタグランジンのもとになります。

たくさん増えた分、生理中に分泌されるので痛みが強くなってしまいます。

6.冷え性が原因

冷え性で体の血液の流れが悪くなると、子宮の収縮もスムーズにいかなくなります。

子宮の収縮の働きをするプロスタグランジンは、子宮の収縮をスムーズにしようとしてたくさん分泌します。

余計に分泌量が増えてしまう為に痛みが強くなってしまいます。

2.飲むタイミングが遅い

痛みがピークになってしまい、我慢できなくなって薬を服用しても十分な効果がでません。

薬を効果的に服用するタイミングについては後ほど紹介します。

痛みは痛みの物質(プロスタグランジン)が出ることで起きるので、分泌を抑えることで子宮収縮を少なくして緩和します。

痛みの物質がたくさん増えている状態で薬を飲んでいる場合は、効きめを薄く感じる事があります。

市販薬と処方薬の違い5つ

1.価格の違い

処方薬は健康保険の対象で3割負担になります。市販薬は保険適用外ですのでその分割高になります。

2.入手のしやすさ

処方薬は医師の診断がないと処方されません。市販薬はドラッグストアやネット通販でも購入できます。

3.誰が選ぶか

処方薬は医師が診断し患者の状態にあった薬が処方されますが、市販薬は自分の症状を見極めて薬剤師等と相談し、自分で決めます。

市販薬を買う場合は、自分の症状を把握しておくことが大切です。

4.成分の強さ

処方薬は市販薬より成分が強いです。

処方薬は、医師が症状や体調などを診察して患者に対して適した用量で処方する薬です。

市販薬は、成分の違いなどに応じて薬剤師に相談して購入できるもの、登録販売者が注意を確認することで購入できるもの、そのどちらも該当しないものがあります。

市販薬でも十分ですが、痛みの症状によって有効性の薄いものもあります。

痛みの原因が生理以外の場合もありますので、長く服用している場合や市販薬ではあまり効果が得られないと感じる人は、一度病院を受診しましょう。

5.成分の含有量

市販薬は副作用を少なくする為に、薬の中に含まれている成分の安全な範囲の量で作られています。

1つの薬で色々な症状に作用するように出来ていて、1つの薬の中にいくつかの成分が入っているのが特徴です。

処方薬は1つの症状に対して作用するようになっています。その為、痛い場合はそこだけに効く鎮痛剤など状況によって薬が変わります。

中には、処方薬のロキソニンと市販薬のロキソニンSのように同じ成分の薬もありますが、成分は同じでも処方薬と市販薬の1日に服用できる回数の違いがあります。

どんな痛みか、どういう風に痛いか等きちんと理解している場合は市販薬でも十分でしょう。

生理痛に作用する市販薬と処方薬

市販薬

1.ロキソニンS

ロキソプロフェンナトリウムという成分で出来ています。効きめが強いので短期間の服用になります。

喘息の疾患がある人やアレルギーがある人、腎臓や肝臓など内蔵疾患のある人は服用できません。

2.イブA

イブプロフェンという成分で出来ています。痛みのもとであるプロスタグランジンの分泌を抑えて痛みを和らげます。

アセトアミノフェンよりも鎮痛効果が高いです。作用として眠気が出る場合があります。

3.ノーシンピュア

イブプロフェンという成分で出来ています。アリルイソプロピルアセチル尿素という緊張やイライラを鎮める成分も入っています。

服用後に眠気が出る場合があります。

4.バファリン

イブプロフェンとアセトアミノフェンが同じ量含まれています。

イブプロフェンよりも効きめが穏やかです。副作用で眠くなる場合があります。

5.ケロリン

主な成分はアスピリン(アセチルサリチル酸)です。イブプロフェンよりも穏やかに効きます。胃に対する負担が少ないのですが、喘息の疾患がある人は服用できません。

処方薬

1.ロキソニン

市販薬のロキソニンSと同じく、ロキソプロフェンナトリウムという成分で出来ています。効きめは強いです。

2.カロナール

アセトアミノフェンという成分で出来ています。比較的安全性の高い薬の1つですが、喘息の疾患がある人は服用できません。

正しい薬の服用の方法とは

痛み始めに飲む

生理痛で痛くなり始めた時に服用すると一番効果があります。

生理痛を抑える薬は、痛みの物質プロスタグランジンを大量に分泌しないようにする必要があります。

痛みの物質を消すわけではなく抑える働きという事と、効くまでに時間がかかる理由から「痛いかも」と思った時に、早めに服用しましょう。

生理の場合は、あらかじめ何日目に痛みがひどいか分かることが多いので、その日の朝などに飲んでおくと良いですね。

効きにくくなった時は服用量を増やしてもいいのか

薬が効かないからと、飲む回数を増やしたりするのは絶対にやめましょう。

過剰摂取を行う事と、胃炎や胃潰瘍などの原因になる可能性があります。

効きにくいと感じた場合は、薬が効かない場合はその薬が自分に合っていない事や、他の病気の可能性がある場合があります。

飲むタイミングが痛くなってから服用していても、効きにくく感じる事があります。

用法や用量など薬には記載されていますので、自己判断で増やしたりしないようにしましょう。

まとめ

薬を飲み続けて効きにくいのではなく、痛みのどの部分で服用するかが大切です。

生理痛の痛みには、子宮の収縮というちゃんとした理由があります。

その際に分泌されるプロスタグランジンという物質の過剰分泌によって生理痛が起こります。

生理痛の薬は痛みの物質を増やさないという成分なので、痛みが我慢できない時に飲むのではなく、痛くなりそうな時に飲むのが効果的です。

用量など正しく守って服用しているにも関わらず、痛みが強い場合は婦人科系の病気が潜んでいる場合もありますので、病院を受診しましょう。

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