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3歳になったのにまだ夜泣きが治らない。何が原因なの?様子を見ていて大丈夫?

      2017/01/16

授乳期が終って「やっと朝まで静かに寝てくれるようになった」とほっとしたのもつかの間、また夜泣きが再開してしまい「愛情不足なの?」「どこか病気なの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

乳児期とは違って、幼児になると声も大きく戸惑ってしまいますよね。お友達の子は夜泣きがないと聞くと「なぜうちの子だけ」と焦ったり、泣き声にイライラしてしまって自己嫌悪になったりします。

ここでは、幼児期の夜泣きについて考えてみたいと思います。

どんな状態を夜泣きっていうの?

寝ていた子供が、夜中に突然泣き出すことを夜泣きといいます。熱があるわけでも、お腹が痛いわけでもなく、原因がわからず、抱っこしても泣き止みません。

同じ夜泣きでも乳児期と幼児期では理由も少し違ってきます。多くの場合、夜泣きは1歳半くらいには落ち着いてきます。ところが3歳を過ぎても夜泣きをする子や、一旦治まったのにまた始まってしまう子もいます。

夜泣きをされると大人も寝不足になってつらいですが、子育ての中でも一時期だけのことですので、幼児の夜泣きを理解して、あたたかく見守りましょう。

乳児期の夜泣きはなぜ起こるの?

乳児期の夜泣きは、生活のリズムが狂ったり、昼間にいつもと違うことがあってストレスを感じると起こります。それとは関係なくただ目が覚めてしまっただけということもあるようで、正確にはわかっていません。

幼児期の夜泣きはなぜ起こるの?

生活リズムが乱れて、夜の眠りが浅くなってしまったり、昼間の出来事がストレスとなって夜泣きが起こります。いろいろな気持ちや環境の変化を経験して、成長していくうちの一部で起こるのです

トントンとたたいてみたり、いつも眠りにつくときにしていることがあれば、同じようにしてみてください。目をつぶっていても完全に眠れていないとまた泣いてしまうので、完全に眠るまで見守ってあげましょう。

3歳になって夜泣きをしても、大丈夫なの?

3歳を過ぎても夜泣きをすることは、珍しいことではありません。大丈夫です。多くの場合は子供の成長の一部なのです。声も大きくて大変ですが、寄り添ってあげましょう

生活の変化や感情の刺激

幼児期の夜泣きは、いつもと違うことがあったり、環境が変わったりすると起こることが多いようです。毎日ではなく、時々夜泣きが起こる場合、夜泣きをした日のことを思い出してください。

昼間に怖いことや不安なこと、嫌なことが起きたり、とても疲れることがあったり、緊張することがあったりはしませんか?悪いことだけでなく、とても楽しくていつも以上にはしゃいだことはないですか?

良くも悪くも、感情を大きく動かす出来事があった場合が多いのです。昼間にあったことを頭の中で消化しきれず、脳がパニックを起こしているのです。といっても、これは脳が正しく動いていることなので、心配ありません。

夜泣きをする出来事の例

  • 保育園・幼稚園に通いはじめた
  • 園でお友達とけんかした
  • 園で、強く印象に残る行事があった
  • いつもと違う遊びをして、思いっきりはしゃいだ
  • 昼間に怖い本を読むなどして、怖い夢をみた
  • きつく叱られた
  • 昼間に運動で発散できず、眠りが浅くなって目が覚めてしまう
  • 部屋が明るかったり、寝る前にゲームをしたりテレビを見て、脳が覚醒状態のまま寝てしまった
  • 引っ越しをして、環境が大きく変わった
  • 兄弟姉妹が生まれて、甘えたい気持ちが大きくなっている
  • お昼寝がずれて、夕方に1~2時間以上寝てしまい、夜の睡眠が浅くなっている
  • お昼寝せずに疲れ切った状態で眠った
  • 風邪などが原因で鼻が詰まって寝苦しい

我が家の夜泣きの原因は、保育園のクラス替えと、節分の鬼でした。鬼の正体は先生とわかっていても、鬼のツノが段ボールとわかっていても、激しく夜泣きをしていました。大人にとっては些細なことでも、それが夜泣きの原因になるのですね

また、風邪をひいて鼻が詰まっている時に夜泣きすることもありました。その場合は、頭を高くして寝かせるとスッと寝ることが多くありました。

治療は必要ないの?

多くの場合は治療は必要ありませんので、眠りやすい環境を作り、心のケアをしていくと、自然に治っていきます

ただ、あまりにも時間が長かったり、長期間になると家族もしんどいですよね。夜泣きをしているのを無視して寝てしまおうにも、眠れません。また、「視線が合わない、言葉が遅い、多動傾向がある」など、夜泣き以外に気になることはありませんか?

夜泣きで家族が疲れてしまっていたり、夜泣きの他にも気になることがある場合は小児科で相談してみてください。

病気ということはないの?5つの睡眠障害

子供の成長にとって、正しい睡眠はとても大切なことです。ただの夜泣きではなく、その原因が睡眠障害ということもあり得ますので、注意しなければなりません。

夜中に目が覚める、昼間にはげしい眠気があるなどが続くと、生活に支障がでますし、肥満などの生活習慣病につながることもあります。5つの睡眠障害をご紹介しますので、思い当たる場合は医師に相談してみましょう。

小さな子供だから、症状を上手く伝えられず「病院に行ってもいいのか」と悩みますよね。でもいつも一緒にいる大人が何かおかしいと感じるなら、それは相談すべきタイミングです。

大切なお子さんの成長のためですので、異変や不安を感じたら医師に相談してください。

1.夜驚症(やきょうしょう)

3歳~6歳くらいまでの子が発症しやすい睡眠障害です。夜中に突然叫んだり、泣いたり、身体をバタバタさせたりしますが、5分程でスッと眠りにはいることが多いです

呼びかけても反応せず、翌朝に「なぜ泣いたの?」と聞いても覚えていません。気持ちが落ち着くように生活すると、症状が改善しやすくなります

忙しい毎日ですが、お子さんの話をゆっくり沢山聞いてあげてください。安心感を持てるだけでも、症状が改善していきます。叱るだけでなく褒めることも忘れずにしてください。認めてあげることも大切です

一般的には成長するにつれて治まっていくのが夜驚症ですが、10分以上続いたり、外に出て行こうとする場合は小児科で相談してみても良いでしょう

夜驚症の症状

  • 寝ていて突然叫んだり、泣いたりする
  • 身体をバタバタさせる
  • 声をかけても反応がない

2.睡眠不足症候群

3歳の子は11~12時間の睡眠が必要です。この睡眠時間が不足しておこるのが睡眠不足症候群です。ひどい眠気が一日続いたり、夜中に何度も目を覚まして夜泣きにつながるのです。

ぜんそくやアトピーをもっている子供は、発作やかゆみによって起きてしまい、睡眠不足につながることがあります。夜眠れるよう、医師に相談してみましょう。

睡眠を妨げる原因となる病気がない場合でも、ゲームのしすぎや生活習慣のみだれによって睡眠不足になることがありますので、注意が必要です。夜はスマホを触ったり、ゲームをしたりせず過ごしましょう。

より良い心身の成長のためにも、早寝早起きを心掛けましょう

睡眠不足症候群の症状

  • 夜中に何度も目が覚めてしまう
  • ぼんやりしていることが多い
  • イライラしていることが多い
  • 情緒不安定なことが多い
  • 寝起きが悪い

3.悪夢障害

悪夢障害とは、悪夢を見て何度も起きたり、寝つきが悪くなる睡眠障害です。見た夢の内容もしっかり覚えています。悪夢は成長とともに見ることもなくなるので、おびえているときは抱きしめてあげましょう

原因は、昼間に嫌なことがあったり、怖い気持ちになったりすることで起こるのではないかと言われています。成長とともに自然になくなりますので、治療の必要はありません

ただ、悪夢障害によって眠れないことが続き、生活に支障が出るようなら、小児科で相談してみると良いでしょう。

気になる場合は、スキンシップをしたり安心できる生活を送りましょう。夜間もゲームをさせたりせず、ゆったりした気持ちで過ごしましょう。

4.睡眠時無呼吸症候群

子供がいびきをしていたり、無呼吸の症状がある場合には、睡眠時無呼吸症候群を疑ってみてください。アレルギー性鼻炎で鼻が詰まっていたり、アデノイド肥大(※1)が原因で呼吸によって十分な酸素が脳にいかず、睡眠をとることができなくなります。

成長や発達に必要な十分な睡眠をとれないということは、成長ホルモンの分泌を妨げ、成長の遅れにつながることもあります

いびきの他、昼寝が長時間になったり、集中力がないと感じたり、昼間にだるそうにしていると感じたら、一度医師に相談してみましょう。

※アデノイド肥大とは、鼻の奥のつきあたりにあるアデノイドが肥大し、空気の通り道が塞がれてしまうこと。

睡眠時無呼吸症候群の症状

  • いびきが続いている
  • 無呼吸の症状がある

5.むずむず脚症候群

脚がむずむずするなど、不快感がある病気です。動いていると気にならなくても、静かにしていると症状が出やすくなります。その不快感で寝付けず、夜中に目が覚めてしまうのです

ドーパミンがきちんと作用していないことや、鉄分が不足していることが原因などと言われていますが、この病気は原因がまだよくわかっていない病気です。痛みや違和感があるようなら、医師に相談しましょう。

むずむず脚症候群の症状

  • じっとしていると足がむずむずして、不快感がある
  • かゆい
  • 虫がはっているような感覚
  • チクチクした痛み

夜泣きをしはじめたら、どうしたら泣き止むの?

夜泣きをすぐ止める方法というのはありません。落ち着くまで、優しく声をかけるなどして見守ってあげてください。

抱き上げられる場合もあれば、暴れて抱き上げられないこともあるかもしれません。日によっても落ち着く方法は違うことが多いので、その日お子さんが一番落ち着く方法を探してみてください。

落ち着かせ方の例

  • 「大丈夫よ」など、安心させる声を掛けながら抱きしめる
  • 一度身体を起こして落ち着かせる
  • 起き上がらせて少量でもお茶を飲ませてみる

夜泣きを予防する方法はある?

夜泣きに対して予、直接的な防法はありません。生活が落ち着いたり気持ちが成長したりすると、自然と治まります。予防法はありませんが、昼間の生活に気を付けることで、気持ちを落ち着けることはできます

生活リズムを整える

しっかり寝るためには、規則正しい生活が必要です。朝は早く起きる、昼寝をダラダラさせない、夜は決まった時間に寝かすなど、生活のリズムを整えましょう。

入浴後すぐに寝るよりも、1時間程後に寝た方が寝つきが良くなります。

大人のライフスタイルも見直してみましょう

大人が週末だからと遅くまで起きていたり、朝もゆっくり寝ていたりすると、子供のリズムも同じように崩れてしまいます。子どもが規則正しい生活を送るために、大人の生活も見直しましょう

日中は外遊びをしましょう

日中は太陽の日を浴びて元気に遊びましょう。元気いっぱいの子供ですので、じっとしているとパワーが余ってしまいます。思いっきり遊んでストレスを発散させましょう。

雨の日でも、部屋の中に自然の光がはいるようにカーテンを開けて遊ばせましょう

昼寝をしよう

お昼寝をしたがらなくても、カーテンなどで部屋を暗くし、一緒にごろごろしてみましょう。たとえ眠れなかったとしても、落ち着いた時間を過ごすことで脳を休めることができます。

昼寝をせず夕方に寝てしまっても、1時間以上も昼寝をさせると夜に眠れなくなります。生活のリズムを崩さないためにも、夕方寝てしまったら10分程で起こしてみるようにしましょう。

昼間にスキンシップをする

弟妹が生まれてから夜泣きが始まったという場合、大人が赤ちゃんに気を取られてしまうので、甘えたいという気持ちが強くなり、それが思ったように叶えられず不安になっているかもしれません。

赤ちゃんが眠っている間に、スキンシップをしたり遊ぶ「自分だけの時間」を作ってあげましょう

その他、環境の変化など、子供が不安に感じる場面は多くありますので時間を見つけて、ゆっくり一緒に過ごす時間を作ってみましょう

就寝前の環境を整える

暑すぎないように、明るすぎないように環境を整えましょう。就寝前にテレビやゲームをすると、ディスプレイの光が脳を覚醒させてしまい、良い眠りにつくことができません。

就寝前はテレビを見たりゲームをしたりせず、落ち着いた時間を過ごしましょう。特に夜泣きをしている間は、「絵本を読んでみようね」などと誘ってみると良いですね。

家族もイライラせず落ち着いた気持ちで見守りましょう

3歳ともなれば力も強く、泣き声も大きいので、夜泣きも毎晩となると家族もしんどいですよね。でも夜泣きは必ず落ち着きます。すぐに「そういえば夜泣きしなくなったな」と思うようになるでしょう。

家族のイライラを子供は察知して、それが夜泣きにつながるなど悪循環も考えられます。夜泣きは子育ての中でも短い期間のことですので、深呼吸してあたたかい気持ちでつきあってみてください。

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