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出産後に子宮が痛む! 辛い後陣痛はいつまで続くの?

      2016/12/29

壮絶な痛みを乗り越えてやっと会えた可愛い我が子。これで赤ちゃんのお世話に専念できる!と思ったら今度は子宮や身体が痛くて悲鳴をあげている…。

この痛みは一体なに?と初めて出産した人なら思うはず。実はその痛み、”後陣痛”なんです。出産後にも陣痛があるの?とうんざりしてしまうかもしれませんが、後陣痛は出産後の身体にとても大切なモノなんです。

ではなぜ出産後も痛みを感じなければならないほど、後陣痛がどうして私たちの身体にとって大切なんでしょうか?

後陣痛ってなに? どんな痛みなの?

後陣痛とは出産後に大きくなった子宮が元の大きさに戻ろうとする、子宮復古のときに感じる痛みのことを「後陣痛」といいます

産後すぐの時期は胎盤が剥がれ落ちた部分から出血があり、それを止めようと子宮が収縮します。子宮収縮により血管が縮み、その部分を止血しようとするので後陣痛は重要な役割をもっているのです。

痛みを感じる=きちんと身体が元に戻ろうとしている、という証拠なのです。

後陣痛は例えるとどんな痛み?

後陣痛は人によって痛みの感じ方がさまざまですがその痛みを例えてみると、

  • 生理痛のような痛み
  • 下腹部がキューっとしたりズキズキと痛む
  • 陣痛に似た痛み

産後の子宮は約6~8週間かけて元の大きさに戻り、最初のうちは痛みが強く感じますが次第に痛みも引いてきます。痛みの感じ方としては個人差があり生理痛程度の痛みに感じる人もいれば歩くのが辛く感じる人までさまざまです。

実際に私が体験した後陣痛は下半身がズキズキと痛み薬を飲まないと歩けないほどでした。身体全体に痛みを感じるのではなく、下半身に痛みが集中して骨にまでズキズキとした痛みが続くのでベッドから降りるのも辛かったです。

後陣痛はすべての分娩方法に起こります

後陣痛はどんな分娩方法で出産しても起こるものです。どんな方法であれ大きくなった子宮を元に戻そうとするので痛みの感じ方はさまざまですが、後陣痛は出産を経験したすべての人に起こるのです。

帝王切開で出産した人は傷の痛みと後陣痛を両方感じることになるので、無痛分娩や自然分娩のひとよりも後陣痛が辛く感じることがあります。陣痛を経験していないから後陣痛も起きない、のではなく子宮復古が起こるために後陣痛を感じるのです。

授乳中に子宮が痛む…。 後陣痛と授乳の関係とオキシトシンについて

授乳中に子宮がズキズキと痛み、授乳に集中できない…。そんなことありませんか?

赤ちゃんに乳首を吸われるとお母さんの体内でオキシトシンというホルモンが分泌されるのですが、このオキシトシンが実は後陣痛のキーとなります。

オキシトシンの役割とは?

オキシトシンは筋肉を収縮させる働きをもつホルモンで、このオキシトシンは脳の視床下部で作られ「下垂体」から分泌されます。このオキシトシンは陣痛や出産で、

  1. 子宮を収縮させて分娩を促進させる役割(陣痛を起こす)
  2. 母乳の分泌を促進させる役割

という役割をもっています。

1.子宮を収縮させて分娩を促進させる役割(陣痛を起こす)

オキシトシンには子宮を収縮させる働きがあるので陣痛を引き起こして子宮から赤ちゃんを押し出そうとするのです。出産予定日を過ぎても生まれる気配がなかったり、陣痛が行き詰まったときに使用される陣痛促進剤にもオキシトシンは使用されています

オキシトシンは出産後も大量に分泌され続けるので、オキシトシンの働きにより子宮が収縮して血管が縮み胎盤が剥がれて出血した部分を止血しようとします。その際に感じる痛みが後陣痛です

しかし痛みの感じ方には個人差があるので痛みを感じない人もいますし、歩けないほどの強い痛みを感じる人もいます。

2.母乳の分泌を促進させる役割

赤ちゃんがお母さんの乳首を吸うと母乳が出ますが、この母乳の分泌を促すためにオキシトシンが分泌されます。つまり赤ちゃんが乳首を吸うとオキシトシンが分泌されて子宮収縮を引き起こすので後陣痛が起きるというわけです。

母乳は赤ちゃんが吸うたびに分泌量が増えるのでオキシトシンも合わせて分泌され痛みを感じてしまうのですが、赤ちゃんにおっぱいをあげないわけにはいきませんので、どうしても痛んで仕方がないという人はお医者さんに薬をもらったりミルクと合わせて授乳を行うなどしましょう。

処方してもらえる薬は主に痛み止めになります。お医者さんによりますが、強い痛みを訴える人にはロキソニンが処方されるときもあります。産科のお医者さんに言えば授乳中でも飲める薬を処方して貰えるので、退院後も痛んで仕方ないときは産科へ行きましょう。

辛い後陣痛はいつまで続くのか

子宮復古の期間は約6~8週間です。しかし痛みを感じる期間は人によって個人差があり、1週間程で感じなくなってしまう人もいればもっと痛みを感じ続ける人もいます。ですが大抵の場合は出産後から約4~5日くらいで後陣痛のピークを迎え、退院時にはほぼ痛みを感じなくなる人が多いです。

痛みが続いてしまう人でも子宮復古の終わりと共に感じなくなるでしょう。痛みを感じる大まかな期間としては1週間から約1か月続くと考えて良いですが、辛い後陣痛は1日でも早く無くなってほしいものですね。

辛い後陣痛を和らげることはできるの?

辛い後陣痛は子宮が元に戻ろうとしている際に感じる痛みなので基本的に治療をするといったことはありません。しかし辛い後陣痛をただ我慢するだけというのは産後の体力のない身体にとっては酷なもの…。

ではそんな辛い後陣痛を少しでも和らげるために何ができるのでしょうか?

辛い後陣痛を和らげるためにできる4つのこと

対策がないわけではありませんので、辛いときは次のようなことを試してみましょう。

  1. 身体を温める
  2. リラックスをする
  3. お医者さんに薬を処方してもらう
  4. 痛む子宮や腰あたりを優しくマッサージする

1.身体を温める

血流が悪いと痛みを強く感じてしまいます。身体を温めると血流が良くなるので痛みを和らげることができます。出来れば温かい飲み物や身体を温める効果のある食べ物を摂ったり、身体を冷やさないようにカイロを貼ったりして芯から身体を温めるようにしましょう。

血流が悪いと血が滞ってしまい神経を圧迫してしまい痛みを感じてしまいます。なので温めてあげることにより血の流れを良くすると滞っていた血が流れだし痛みが緩和されるのです。

またきつい衣服や靴下を履いていると血流が悪くなる恐れがあるので、ゆったりとした服装で過ごしましょう。

2.リラックスをする

強い痛みを感じると身体は緊張状態になってしまいさらに痛みを強く感じてしまう場合も。なるべくお気に入りの音楽を聴いたりアロマを嗅ぐなどしてリラックスしましょう。

おすすめのアロマはカモミールローマンで安らいだ気持ちにさせてくれるのでリラックスして眠ることができます。また身近なモノとしてラベンダーもリラックス効果があるので試してみてはどうでしょうか?

身体に余計な力が籠っていると痛みを逃そうとしてもうまくいきません。痛みを感じたら陣痛時のように息を思いっきり吐いたりして痛みを逃してみましょう。産後は赤ちゃんのお世話で大変な時期ですがリラックスを心がけることで痛みを和らげることができます

3.お医者さんに薬を処方してもらう

授乳をするから薬は良くないのでは?と心配になる人もいると思いますが、産科のお医者さんに薬を処方してもらうようにすれば心配はありません。

私も産後の授乳時は痛み止めがないと歩けなくなるくらい後陣痛が酷かったので、痛みに耐えられないときは我慢をしないで薬を処方してもらいましょう。もちろん薬は強い痛みを感じる時だけ飲むなど、なるべく薬に頼らないようにすることも大事です。

4.痛む子宮や腰あたりを優しくマッサージする

痛む子宮あたりを優しくマッサージすることで血流を良くし痛みを和らげることができます。

温かい飲み物を飲んだ後シャワーを浴びているときに行うとより効果的です。円を描くように優しく撫でたり腰周りを揉んだりしてみましょう。あまり身体を動かしすぎると産後の身体にとって酷なので軽くマッサージする程度にしましょう。

まとめ

産後のは赤ちゃんのお世話や環境の変化についていくのがやっとなのに痛みまであり大変な時期ですよね。

いくら子宮復古の証拠だからといっていつまで続くのか不安になると思いますが終わらないということはありません。少しでも痛みを和らげつつ赤ちゃんのお世話や産後の自分の身体のケアができるようにリラックスを心掛けたいものですね。

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