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化学流産を繰り返す原因ってなに?治療法はある?

      2016/12/02

妊娠検査薬の発達により、よく聞くようになった「化学流産」。

定められた日より前に検査薬を使って陽性反応が出た数日後に生理がきた、という経験はありませんか?それが何度も連続して起こる場合、何が原因で、どんな治療法があるのでしょうか。

化学流産を繰り返す確率ってどれくらい?

化学流産を繰り返す確率というのは、統計的には出ていません。なぜかというと化学流産は妊娠検査薬の発達によって認知されるようになったからです。生理予定日より前に妊娠検査薬を使うと、受精の段階で陽性反応が出ることがあります。

しかしそれが着床に至らなかった場合、子宮内のものは生理として体外に排出されるので、化学流産したと気づくことはほぼありません。このため、化学流産を繰り返す確率を把握するのは不可能なのです。

妊娠12週未満の流産の確率は高い

ただし金山レディースクリニックによると、早期流産(妊娠12週未満の流産)の確率は以下のように説明されています。

臨床的には妊娠の診断を下す以前の早期流産は、20歳までには約50%、40歳では96%にも達するのではないかと推定されています。

引用元:「金山レディースクリニック」より

かなり高い数値にびっくりしますね。40歳では妊活をしているほとんどの女性が、流産を経験していることになります。化学流産は妊娠が成立する前のことで、医学的に流産とは認められていません。

それでも激しく動揺してしまう場合は、フライング検査を避けた方が良いでしょう。

化学流産を繰り返す原因ってなに?

流産の約80%は赤ちゃんの染色体異常が原因と言われています。これは母体側の原因ではないので、防ぐことはできません。しかし何度も繰り返すようだと、以下の原因が考えられます。

母体側に考えられる原因

  • 黄体ホルモンの分泌が十分でない
  • 子宮奇形や子宮の病気(子宮筋腫、子宮頚管無力症など)
  • 感染症
  • 免疫異常
  • ストレス

黄体ホルモンは受精卵の着床を継続するために必要なホルモンです。これが不足すると子宮内膜に厚みがなく、着床しにくくなります。子宮の病気は治療すれば妊娠できる可能性があります。

化学流産を何度も繰り返すようであれば、産婦人科を受診してみましょう。

何度も繰り返す化学流産・・・一体どうしたらいい?

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妊娠検査薬で陽性が出たのに、数日後生理がきてしまった・・というのはとても辛い経験です。それが何度も続くとなると、自分の体に原因があるのではないか?と不安になりますね。

何度も繰り返す化学流産は、どう対処すれば良いでしょうか。

これって不育症なの?可能性は高い?

不育症とは、妊娠をしても流産や死産を繰り返し、お腹の中で赤ちゃんが育たない状態を指します。何回繰り返せば不育症になるのか未だに定義はされておらず、医師によって見解は異なるようです。

結婚して1年のうちに化学的流産を4度繰り返しました。そのうち1度はソウハ手術をしています。(中略)

医師によって見解は異なるが、その先生の場合は不育症の判定においては化学的流産も流産としてカウントするそうです。ですので、私の場合は習慣流産(不育症)が疑われるということで、検査を行いました。

引用元:「教えて!goo」より

一般的には2回連続で流産や死産があれば、不育症と診断されます。

病院受診の目安は?

化学流産は子宮内のものが生理と一緒に体外に排出されるので、病院で受診する必要はありません。

しかし妊娠検査薬で陽性反応が出たのに生理が来てしまった、ということが2回以上あった場合は、母体に何らかの原因があるかもしれないので、産婦人科を受診することをお勧めします。

どんな病院を受診したらいい?

化学流産を繰り返すとなると産婦人科と不妊治療専門の病院、どちらを受診すれば良いのか迷いますね。「みつまめ」さんの口コミによると、友人が不育症専門の大学病院に転院して妊娠、無事出産したそうです。

私の友人が同い年です。彼女は、6回科学流産しました。(中略)

 

大学病院に行くことをすすめて、病院を変えたら、、そちらで原因と対処法がわかり、先日女の子を無事出産しました。不育症専門の大学病院に行くと、違う話がきけるかもしれません。

引用元:「発言小町」より

一つの病院で治療を受けてもなかなか妊娠に至らない場合は、セカンドオピニオンを受けることをお勧めします。セカンドオピニオンとは、患者さんが自身の納得のいく治療法を選択できるよう、主治医以外の医師に相談したり、意見を聞くことです。

上記の口コミのように、そこで原因や対処法が見つかって妊娠できるケースもあります。転院となると医師によっては「自分の診療に不満があるのか」と気を悪くするかもしれません。

しかし結果が出なければどこかで区切りをつけることも必要です。妊娠可能な年齢には限りがあるので、後悔のないようにしましょう。

治療法はある?妊娠できる?

化学流産は通常の生理と同じなので、特に妊娠しづらくなるといったことはありません。厚生労働省研究班の「Fiku-Labo」というサイトによると、不育症だとしても80%以上は出産できるそうです。

不育症の方も、80%以上の方が出産することができます。不育症の方の多く(約半数)は、偶然、胎児染色体異常を繰り返した偶発的流産です。そのような方の場合は、特別な治療を行わなくても次回妊娠予後は良好なので、安心して妊娠できる環境が何より大切です。

引用元:「Fiku-Labo」より

不育症であればスクリーニング検査の後、必要に応じて治療を行います。スクリーニング検査とは特定の疾患を持つ人を見つけるため、集団を対象として一斉検査を行うことです。

不育症を対象としたスクリーニング検査は科学的根拠が認められる一次検査と、根拠とまではいかなくても関連性が深いとされる二次検査(選択的不育検査)があります。

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引用元:http://www.jsog.or.jp/

不育症と診断された場合の詳しい治療法については、下記リンクを参考にしてください。

参考:「不育症と着床障害について」青木産婦人科クリニック

日常生活で気をつけることってある?

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化学流産そのものは防ぎようがありませんが、妊娠しやすい体作りをすることはできます。あまり気合を入れすぎてもストレスになるので、ゆったりした気持ちで取り組みましょう。

妊娠しやすい体を作るためにできること

  • 適度な運動
  • 食生活の改善
  • 体(特に下半身)を冷やさないようにする
  • 規則正しい生活を送る
  • ストレスをためないようにする

食事は規則正しく、栄養バランスを考えて摂るようにしましょう。体(特に下半身)が冷えないように気を付けて下さい。ヨガやストレッチ、ウォーキングなど体を動かすことは血行を良くし、ストレス発散にも繋がるのでおすすめです。

自分に合ったリラックス法を見つけ、心身ともにストレスをためないようにしてください。

まとめ

化学流産の捉え方は人それぞれですが、大きな喪失感を持つ人も多いでしょう。さらにそれが何度も続くと、どうしても自分を責めてしまいます。しかし妊娠検査薬で陽性反応が出たということは、妊娠できる体であるということです。

たとえ不育症などの病気だとしても、治療によって妊娠・出産できる人はたくさんいます。希望はあるのでどうか前向きに、自分を責めないようにして下さい。

 - 妊娠初期, 妊活