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離乳食を食べない9ヶ月の赤ちゃんを持つママへ。我が子のトリセツ作りのススメ

      2016/12/15

自分の子が9ヶ月になっても離乳食を食べてくれないと、ママは心配ですよね。どうしたら食べてくれるのか、栄養面は大丈夫か、など悩みが尽きません。

しかし、離乳食を食べないと相談しても、「そのうち食べられるようになる」と言われたり、「生活のリズムをきちんと整える」や「その都度、離乳食を手作りする」などと言った模範的な回答しか得られなかったりしませんか?

そこで、我が子に合った解決策を知る為に、我が子の取扱説明書(トリセツ)を作りましょう!この記事では、トリセツの作り方や使い方、目的を紹介します。

トリセツの作り方1~原因のデータを集める~

b0b2173d450d03de87f866d07a160fcc_s赤ちゃんが離乳食を食べない原因はたくさんあります。また、我が子の離乳食を食べない原因が1つとは限りません。したがって、何を食べないのか、なぜ食べないのか、どんな時に、どんな状況で食べないのか、まずはデータを集めてトリセツを作りましょう。

ここでは、チェック項目の主な例を発達原因環境的原因に分けて紹介します。

発達的原因

9ヶ月の赤ちゃんが離乳食を食べない主な発達原因は、以下の点が挙げられます。

離乳食を食べない主な発達原因

  • 味覚の発達により、好き嫌いができた。
  • 大きさ・固さが発達段階に合っていない。
  • 自分で食べたいという欲求が出てきた。

一般的に赤ちゃんは甘い味が好きで、苦い味酸味は嫌いです。しかし、甘みを感じる程度は人それぞれです。野菜の甘みを感じられる赤ちゃんもいますし、果物程度の甘さでないと嫌がる赤ちゃんもいます。

また、9ヶ月の赤ちゃんは5~7mmの大きさで、スプーンの背でつぶせるくらいの柔らかさが目安になっています。しかし、9ヶ月の赤ちゃんの中には、歯が生えてきている赤ちゃんもいればまだ舌を上手に動かせない赤ちゃんもいて、食べ物をつぶす力に個人差があります。

他にも、赤ちゃんは成長するにつれて、自分でしたいという欲求を持つようになります。しかし、すぐに手で食べ物をきちんとつかみ、口に持っていくことはできません。最初はぐちゃぐちゃかき回したり、容器をつかんではポイと捨てたりします。

発達的原因に関するチェック項目の作り方

したがって、以下のチェック項目を作っておきましょう。

発達的原因に関するチェック項目の例

  • 何を食べて、何を食べないのかメモする。
  • どんな形状だと食べる(または食べない)のかメモする。
  • どのような離乳食だと手づかみしようとするのかメモする。

例えば、食べる物、食べない物の項目を作ってメモすることができます。他にも、食材をメモしていき食べたら○、食べなかったら×と書いておくこともできますよ。また、形状に関しては食べた(または食べなかった)時の粒の大きさ、柔らかさ、ドロドロなどの状態をメモするといいですね。

さらに、手づかみ用のメニューはいろいろあります。お焼きだったら食べる、スティックなら食べる、ぐちゃぐちゃできるものなら食べるなど、いろいろ試してチェックしておくといいですよ。

環境的原因

9ヶ月の赤ちゃんが離乳食を食べない主な環境的原因は、以下の点が挙げられます。

離乳食を食べない主な環境的原因

  • お腹が空いていない。
  • まだ遊びたい。
  • テレビやおもちゃ、ミルクなど離乳食に集中できない物がある。
  • ママの顔が怖い。

生活リズムがバラバラだったり授乳の頻度が1~2時間おきだったりすると、お腹が空いておらず食べないことがあります。また、離乳食を食べる気分でない時は、離乳食に集中しません。

他にも、食べさせようというママの真剣な顔を怖く感じて、離乳食タイムを不快に感じて食べない場合もあります。

環境的原因に関するチェック項目の作り方

したがって、以下のチェック項目を作っておきましょう。

環境的原因に関するチェック項目の例

  • 離乳食を食べた(食べなかった)時の時間帯
  • 赤ちゃんの様子
  • ママの気持ち

離乳食の時間帯に加えて、余裕があれば前の授乳(または離乳食)から何時間経っているかもメモしておきましょう。また、赤ちゃんの機嫌は良いか悪いか、離乳食に集中していたかどうかチェックしておくと良いですね。

ママの気持ちは、赤ちゃんに影響します。食べた(もしくは食べなかった)時のママの気持ちを一言メモしておくと、対策のヒントになるかもしれません。

赤ちゃんが離乳食を食べない発達的原因や環境的原因は他にもあります。これが原因かなと思うものはメモしておきましょう。トリセツには、離乳食を食べない原因だけでなく対策も書くといいですね。次は、対策をトリセツにどのように書くか紹介します。

トリセツの作り方2~対策結果を記録する~

62e3778b113787967826bff9b7b12f7e_s我が子が離乳食を食べない原因がわかってきたら、取った対策もトリセツに含めましょう。どのように対策結果をトリセツに含めるか、説明しますね。

マニュアル通りに試した結果を記録する

赤ちゃんの発達や状況に合わせた離乳食を、と言いながら「このようにしましょう。」というマニュアルのような離乳食の進め方がありますよね。例えば、以下のようなマニュアルがあります。

離乳食の進め方のマニュアル例

  • 食事と食事の間は3~4時間空ける。
  • あまり味付けはせず、素材の味で離乳食を作る。
  • 離乳食の後にミルクやおっぱいを与える。
  • 食事の間はテレビを消す。 など

こうしたマニュアルは基本的に、赤ちゃんに負担がかからないように、また赤ちゃんが離乳食を食べやすいように考えられたものです。したがって、まずはマニュアルに従ってみましょう。

そして、自分の子にどのマニュアルは効果があり、どのマニュアルは効果がなかったのか、メモしておきましょう

マニュアルを無視して試した結果を記録する

赤ちゃんはそれぞれ個性がありますから、マニュアルが当てはまらない可能性は十分あります。例えば、以下の方法で離乳食を与えているママやパパもいます。

マニュアルとは異なる離乳食の与え方例

  • ミルクをあげてから離乳食を与える。
  • おもちゃで遊ばせながら、離乳食を与える。
  • 味付けをした離乳食を与える。 など

実は、ミルクをあげてから離乳食を与えているママは私です。うちの子は、離乳食タイムはお腹が空きすぎているのか機嫌が悪く、離乳食を食べようとしません。そこで、先にミルクをあげてから離乳食を与えたところ、機嫌良く食べてくれるようになりました。

ただし、マニュアルを無視すると言っても限度はあります。以下のような例は危険です。

危険な対策例

  • 大人と同じ味付けの離乳食を与える。
  • 発達段階に合わない食材を与える。

赤ちゃんの消化器官は、未発達な面があります。したがって、大人が好むような濃い味付けは避けましょう。また、牛乳はちみつなど1歳を過ぎてから与えるようすすめられている食材を与えるのも、危険です。

赤ちゃんの体調や様子を見ていろいろな対策を試し、結果をトリセツに書いてくださいね。原因と対策を書けば、我が子のトリセツ作りは完了です。ただ、原因のデータを集めたり、いろいろな対策を取ると時間がかかります。

したがって、トリセツを作る為に子どもの栄養面を無視するのか、と思われる方がいるかもしれません。次は、9ヶ月の赤ちゃんの離乳食が占める栄養について確認しましょう。

栄養面が気になるママへ

0416f5007c26cbcff3592f3cd822360b_s確かに9ヶ月の赤ちゃんは、ミルクや母乳だけでは全ての栄養を補えません。したがって、どれくらい補うことができていないのか知っておくのは大事です。そこで、ミルクの場合、母乳の場合、9ヶ月の赤ちゃんが不足しがちな栄養素について確認しましょう。

ミルクの場合

赤ちゃんが離乳食やミルクから受け取る栄養の割合は以下の通りです。

9ヶ月の赤ちゃんの栄養源の割合

  • 2回食の場合…ミルク60~70% 離乳食30~40%
  • 3回食の場合…ミルク30~40% 離乳食60~70%

3回食の場合は離乳食から栄養を摂る割合が高いですが、2回食であればミルクから栄養を摂る割合が高いです。

母乳の場合

完全母乳で育てているママは、離乳食を食べない場合、母乳だけで本当に足りているのか不安ですよね。WHOのガイドライン(和訳)には母乳に関してこのように述べています。

月齢6カ月から12カ月の子供:必要なエネルギーの半分以上と、さまざまな質の高い栄養素を与えることができます。

引用元:母乳を2歳以上まであげるべき4つの理由より

このように、6ヶ月以降からは全栄養を補うことはできませんが、母乳で半分以上のエネルギーと栄養素を与えることができます

鉄不足の対策を

ただし、9ヶ月以降からは鉄不足になる赤ちゃんが増えます。赤ちゃんは生後6ヶ月以降から体内の貯蔵鉄を消費していき、9ヶ月頃には貯蔵鉄が底をつきやすくなる為です。したがって、以下の対策を取る必要があります。

鉄不足の対策でできること

  • 赤身の魚や肉レバーを与える。
  • フォローアップミルクを与える。

もし赤身の魚や肉、レバーを食べるならば、赤ちゃんが食べる分だけ与えてください。しかしレバーなどの食材を食べず、離乳食から鉄分を補えない場合はフォローアップミルクを与えることができます。

フォローアップミルクとは、鉄分やカルシウム、タンパク質など9ヶ月以降の赤ちゃんが不足しがちな栄養素が消化しやすい形で入った粉ミルクのことです。育児用の粉ミルクと違い、亜鉛は入っていません。

したがって、離乳食をあまり食べない赤ちゃんに、育児用ミルクと同じ感覚でフォローアップミルクを与え続けると、亜鉛欠乏銅欠乏になる恐れがあります。

9ヶ月の赤ちゃんにとって、離乳食は大切です。だからこそ、我が子のトリセツ作りをすすめるのです。なぜ、時間がかかったとしてもトリセツ作りをすすめるのか、トリセツ作りの目的を次でご説明します。

トリセツを作る4つの目的

383936我が子のトリセツを作るのは、4つの目的があります。それぞれの目的について、以下で詳しく説明しますね。

1.離乳食を食べさせる

トリセツ作りの最大の目的は、離乳食を食べてもらうことです。我が子のトリセツ作りをすれば、我が子への理解が深まります。理解が深まれば、その子が食べやすい離乳食は何かを見つけやすくなります。

2.食べないことを認める

離乳食を食べさせる目的と矛盾しているように思うかもしれませんが、食べないことを認めることもトリセツ作りの目的です。

なぜ食べないことを認めるのか

  • 食べないことを個性として捉える為。
  • 食べないことを過度に心配しない為。

食べないことを個性として捉える=離乳食を食べさせるのを諦める、という意味ではありません。食べないことをその子の個性と捉え、その子の個性に沿った形で離乳食を与えるよう工夫するという意味です。

食べないことを過度に心配しないとは、食べないことがあってもいいや、と思うことです。栄養面は確かに心配です。しかし、普段の様子が元気な限り、栄養は足りているのです。

心配しすぎて無理に離乳食を与えてしまうと、逆効果になってますます離乳食を食べなくなる場合があります。したがって、食べないことを認める必要があるのです。トリセツ作りをすれば食べないことを前向きに捉え、その上で離乳食をどうすれば食べるのか考えることができます。

3.悩みを具体化する

我が子のトリセツを作れば、自分が何に悩んでいるのかが具体的にわかるようになります。「離乳食を食べない」と一口に言っても、程度や状況は赤ちゃんによって様々です

例えば、どんな離乳食でも食べない子もいますし、好き嫌いが激しくて好きな物しか食べない子もいます。その場合、離乳食自体が嫌いな子への対策と、嫌いな物を食べてくれない子への対策は変わってきますよね?

したがって解決策を探る為には、何を食べないことに悩んでいるのか、またどのような状況で食べないことに悩んでいるのか、具体的に知っておく必要があるのです。

4.思い出を作る

9ヶ月のころの記憶を持つ子どもは、ほとんどいません。したがって、大きくなった時にトリセツを見せてあげれば、ママの愛情が伝わって喜びますよ。また、育児に疲れた時にママ自身が見てもいいですね。頑張った自分を思い出して、また前に進めるかもしれません。

トリセツ作りの目的をご理解いただけたら、作ったトリセツをどのように使うのかを最後に確認しましょう。

トリセツの使い方

3f9901001fc7085233bf89182abd81b6_s我が子のトリセツを作ると、我が子の個性やパターン、離乳食を食べない具体的な原因がわかりやすくなります。したがって、以下のことができるようになります。

ママ以外の人も離乳食を用意しやすくなる

ミルクを作ったりオムツを替えたりは手伝ってくれますが、離乳食に関してはノータッチというパパは多いのではないでしょうか。それは、離乳食に関する情報が多すぎて、どの方法であげたら良いのかパパにはわからないからです。

したがって、トリセツを見せて我が子の情報を共有しましょう。トリセツには子どもの好きな物や食べる時間などが書かれていますから、パパもどんな離乳食を用意し、いつ食べさせれば良いのか確認できます。

解決策をピンポイントで探す

例えば、以下の方法で解決策をピンポイントで探せます。

解決策をピンポイントで探す方法

  • インターネットで食べない原因や悩みを具体的に記入して、検索する。
  • ヤフー知恵袋などで、解決したい悩みを具体的に書き込み、質問する。

例えば「離乳食 食べない」だけで検索するよりも「離乳食 ほうれん草 食べない」で検索したほうが、より知りたい答えに近い情報を引き出せます。ただし、あまりに具体的すぎると検索結果に引っかからない場合もあるので注意してくださいね。

解決したい悩みを質問すれば、同じような悩みを抱えて解決したママから答えをもらえる時があります。中には、無責任な答えや心ない答えが返ってくることもありますが、トリセツ作りを通して我が子の理解が深まっているママなら、その子に合った答えかどうかを判断することができますよ。

保健師や小児科の先生に具体的に相談する

健診や乳児相談などで、離乳食を食べないことを相談するのはママ失格のようで抵抗がある方がいます。しかし、相談しないのはもったいないですよ。なぜなら、健診や乳児相談ではインターネットと違って子ども本人を直接見てもらえるからです。

もちろん、「離乳食を食べない」とだけしか言わなかったら、ありきたりな答えしか返ってきません。しかし、例えば「裏ごしした離乳食しか食べない」と相談すれば、子どもの舌の動きを確認してくれる場合があります。

具体的な悩みを相談すれば、具体的な答えが返ってきます食べないことはその子の個性ですので、引け目を感じることなくどんどん保健師や栄養士、小児科の先生に頼ってくださいね。

まとめ

赤ちゃんが離乳食を食べない原因はたくさんあるので、トリセツを作って我が子が食べない原因をまとめましょう。原因が特定できれば、その原因に対する対策結果もトリセツに書くことで、どのような対策が有効かが確認しやすくなります。

母乳やミルクから栄養を摂れる今だからこそ、トリセツを作ってその子に合った離乳食を見つけてあげましょう。トリセツを作れば、パパが離乳食タイムに協力しやすくなったり、ピンポイントで解決法を探しやすくなりますよ。

ぜひ我が子のトリセツを作って活用してくださいね。

 

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